ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2018年8月31日 埼玉西武vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 今日はルーキーの山本選手が未成年なのにも関わらず飲酒をしていたとして、ベイスターズ球団から発表がありました。

 未成年の飲酒に関しては人によっておおらかな解釈をする事もあるようですが、しかし法律で禁止されているものですから、ダメなものはダメだと、本人には猛省を促したいと思います。

 

 

 それにしても、山本選手は関西出身で今年初めて生活の拠点を関東に移したばかりの筈です。

 ですから、球団以外で一緒に飲み歩けるような知人友人が身近にいたのだろうか?という疑問がどうしても浮かんでしまいます。

 球団としては、もしも山本選手と飲み歩いたのが球団内部の人物であるならば、その人物にも何らかの形で処分を課すべきではないかと、そんな風に僕は考えます。

 

 

 それと、このタイミングで書くのもなんですが、実はベイスターズの某選手が親しいファンに自分の登板予定日(予告先発発表前)を喋っている、という情報を小耳に挟みました。

 

 ファン心理としては、自分が選手とそういった込み入った話をできる間柄なのだとつい自慢したくなるものらしく、TBSベイスターズの時代にもそういう話を聞いた事がありました。

 

 今は予告先発制度がありますから某桑田さんが処分されたような頃と比べて事前に登板予定日を外部に漏らす事の重大さは評価の難しい所がありますけれども、しかしあんまりよろしくない状況に思えますので、ベイスターズ球団には、とりわけ若手選手の綱紀粛正により一層の注意を払って頂きたいものだと、申し上げる次第です。

 

 

 

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 さて、本日の先発ピッチャーはベイスターズが平田選手、西武は高卒ルーキーの平良選手です。

 平田選手は今季一軍で先発した巨人戦で好投したものの再びリリーフに戻されてモヤモヤとしたものを感じていましたので、また先発に挑戦できるのか!と色めきだったものの、ただ単に先発ピッチャーの頭数が不足しているから、先発で出して2イニングで降板、という寂しい結果で終わりました。

 

 というわけで平田選手ですが、先述した通り2イニングだけ投げて1失点で勝ち負けつかずに降板となりました。立ち上がりは130キロ台のスライダーやシュート(たぶん)ばかり投げるも制球が定まらず、2イニングで42球も費やしてしまいました。

 変化球でカウントを稼げないからバッターはストレート狙いに徹してきて、変化球ばかり投げてフォアボールかストレートを投げて打たれるか、というピッチングでした。

 ストレートの球速が140キロ台中盤でいつもより若干抑えめな感じがして、だから長いイニングを投げようとしているのかもと思ったのですが、どうにも消化不良な内容でした。

 

 

 西武先発の平良選手は初めて見る気がしますが、初回からセットポジションで、初球から150キロオーバーの速球ばかりビシビシ投げ込んで、ベイスターズの荒波選手や中川選手ら1軍実績のある選手を圧倒する完璧な立ち上がりです。

 結局3回を投げ終えた所で降板してしまったのですが、3回に入って恐らくスライダーであろう変化球を多めに投げるようになり、その制球が定まらず、四死球で出したランナーをタイムリーで返されて1失点となりました。

 あの高卒ルーキーとは思えない恵まれた体格から最速153キロの剛速球をビシビシ投げ込む大変魅力的な選手で、場馴れしてくればおいおい160キロも夢では無さそうな、そんな期待を抱かせる大器だと感心いたしました。

 

 

 次に野手について。

 

 今年は少しだけ1軍昇格の機会があった飛雄馬選手が4打席立って3安打と1死球ですべて出塁を果たしました。

 

 前回見に来た試合でもそうでしたが、今年の飛雄馬選手は、ともすると当てただけと形容されるような軽打でヒットを稼ぐ場面が目に付きます。

 今日の1打席目と3打席目のライト前も速球をバットの先の方でちょこんと当てるような格好でライト前に運んだものでした。

 相手ピッチャーのボールがよく見えているんでしょうし、無理してフルスイングしなくてもヒットを打てるというリラックスした状態が好結果をもたらしているように見えますが、これまで十数年ファームを見てきて、この手の手法でヒットを稼ぐ選手は1軍でなかなか通用しないという感じもあったりして、なかなか複雑な思いで見つめております。

 

 もう恐らく崖っぷちまで追い詰められている立場でしょうから、なんとか一皮むけてムードメーカーぶりを発揮してもらいたいものです。

 

 

 ルーキーの宮本選手がレフトでスタメン出場し、最初の打席はゲッツー、2打席目3打席目はいずれも送りバントを失敗してキャッチャーへの小フライで凡退、と散々な結果に終わりました。

 とりわけ2度目のバント失敗後は腹立たしさのあまりバットをグラウンドに叩きつけてへし折り、折れた破片の一部をそのままグラウンドに残してベンチに帰ろうとして球審に呼び止められる有様でした。

 そして、恐らく懲罰的な意味合いもあるのでしょうが、その次の守備で青柳選手に交代させられました。

 

 宮本選手はルーキーとしては華々しいデビューを飾ったほうだと思います。1軍で代打でプロ入り初ヒットを初ホームランで決め、翌日はスタメン抜擢で2試合連続となるホームランを打ちました。

 この華々しいデビューと比して今の宮本選手はポジションが外野だったり打席では送りバントもろくに決められずに、まさに挫折の真っ只中と言えましょう。そのフラストレーションが、くだんのバット折りに繋がったのかもしれませんが、プロ野球選手の命とも言える商売道具をお客さんが見ている目の前で粗末にするというのは、論外という他ありません。

 

 

 そんな宮本選手に代わって出場した青柳選手は、試合開始直後から、なんとかして試合に使って貰おうと、ベンチに居る間も常にグラブをはめ、用もないのにベンチの前に出てきては首脳陣の前をウロウロする姿を見せ続けていました。

 なんとかして試合に出して貰いたいんだなと、その姿を見て彼の必死さを好ましく思いました。

 

 そしてその甲斐あって出場機会を得た青柳選手は、チャンスで回ってきた今日唯一の打席では結果を残せなかったものの、8回表2アウト23塁でレフトポール際に飛んできた、普通ならレフト線を抜けて逆転2ベースになるような大きな当たりを絶妙なタイミングでダイビングキャッチし、逆転されるピンチからチームを救う大活躍を果たしました。

 ベンチの前でウロウロして監督にアピールして良かったなぁ、と、僕はしみじみと、我が事のように嬉しく思いました。

 

 

 そして、青柳選手に代えられてベンチでその様子を見ていたであろう宮本選手は、それをどういう思いで受け止めたのか、そんな事を考えました。

 

 2打席連続で送りバント失敗は確かにしょっぱいですよ。だけれども、それをどうやって取り戻すか、大事なバットをへし折ってる場合じゃ無いだろう、青柳選手のように必死に守ってチームを救う事だって出来るじゃないかと、そんな事を思いました。

 

 宮本選手もまだ若いですし、入団1年目ですから精神的にも未熟な所もあると思いますけれども、失敗したらどうやって頭を切り替え、失敗を取り戻すか、そういう事をよくよく考えて欲しいものだと、僕は思いました。

 

 

 最後に、乙坂選手が5回の3打席目に足首付近にデッドボールを受け、そのままマウンド方向にもんどり打つように崩れ落ちて自力で立ち上がれずに、コーチに背負われてベンチに退きました。

 普段はデッドボールを受けても痛がる素振りをなかなか見せない乙坂選手ですから、あの痛がりようは尋常ではないというのが伝わってきました。

 どうか大したことがないのを祈りたいと思います。

 

 

 

 西武打線で特にこれといって目に止まった選手はおりません。

 

 呉選手と永江選手を見ながら、2人とも順調にステップアップして1軍で機会を貰えるようになるのもそう遠くないだろうなと言う所で、いきなり現れた源田選手という大きな壁で、思い描いていたものがめちゃくちゃになってしまっただろうなと、少し気の毒に思いました。

 特に呉選手は源田選手が入団する前まで、西武のショートのレギュラーは彼が取るだろうと思って見てきましたので、それがこうやって未だにファームの試合に出続けているのが、プロは厳しいなとか、強いチームのファームにはありがちな話だなとか、悲喜こもごもを感じました。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズは3回から熊原選手が2イニング、5回加賀選手が1イニング、6回7回武藤選手、8回エスコバー選手、9回田村選手という小刻み継投です。

 

 その中で武藤選手について触れますが、2イニングを内野安打1本に抑える、ほぼ完璧なピッチングです。

 球速は従来どおり140キロ台後半付近が最速ですが、制球よく丁寧に打たせて取るピッチングでしたし、回跨ぎをしても調子の揺らぎみたいなものが一切なく、1軍復帰も遠く無さそうだと感じました。

 

 現在のベイスターズ1軍は先発陣が早めに降板する場面が少なく無く、それゆえ回跨ぎの出来るリリーフピッチャーが待ち望まれていると思います。石田選手がリリーフに配置換えされて与えられたのもそういうポジションですし、三嶋選手もそういう使われ方をしますので、武藤選手も回跨ぎをしっかりこなせるんだぞと、良いアピールが出来たと思います。

 

 

 西武の継投も小刻みで、4回玉村選手、5回6回中塚選手、7回大石選手、8回武隈選手というリリーフです。

 

 その中で大石選手について触れますが、ストレートの球速が140キロ程度しか出ておらず、かつての剛速球が完全に失われているように思いました。ドラフト会議ではハンカチ王子を抑えて6球団も競合した大物ピッチャーでしたから、この落差はもの悲しさを禁じえませんでした。

 球速が落ちた分制球が良くなったかといえばそうでもなく、怪我などをしていないか心配でなりません。

 

 

 

                 ■

 

 

 この週末の天気予報が芳しくないという事で急遽横須賀追浜まで行ってまいりました。

 

 明日は数少ない小田原開催ですからなんとか無事に挙行できる事を祈りたいと思います。

 

 

埼玉西武2-4横浜DeNA

勝:武藤

S:田村

敗:中塚

観客数:893名

 

 

 

 

以上

 

 

2018年8月19日 東北楽天vs横浜DeNA (平塚) の感想

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 見に行く予定だった試合が台風で中止になったりして結局1ヶ月半ぶりの球場観戦になりました。

 今日は世間では激しいUターンラッシュが予想されておりましたのでいつもより多少早めに家を出て、それで試合開始ちょうどくらいの到着となりました。

 

 今日はたまたま涼しい気候に恵まれましたが、それにしても今年のベイスターズファームは夏真っ盛りの時期のデーゲームが多過ぎるのではと、憤慨に近い気持ちを持っています。

 

bunshun.jp

 元ベイスターズ選手の高森さんもコラムで書いていますが、真夏のデーゲームは体力に自信のある選手ですら熱中症になるほど、非常に危険なものです。もちろん選手以外の首脳陣やチームスタッフも危険に晒します。

 平塚球場で接客にあたる球団スタッフの方々の衣服を見ましたが、すべてのスタッフさんが帽子を被られていないのが非常に気になりました。この炎天下に帽子も被らずに立たせるとは、スタッフさんの健康管理を全く軽んじていると腹立たしく思いました。

 

 ベイスターズファームがこの時期にデーゲームをやるのは恐らく集客の面と球場賃借料(ナイターのほうが高い筈)が主だった理由だろうと思われますが、このあたりはTBSベイスターズの頃のように選手やスタッフさんの健康管理を第一に考え、夏の主催試合はほぼすべてナイターで開催するべきだと、強く主張したいと思います。

 

 

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 本日の先発ピッチャーはベイスターズが育成ルーキーの中川虎選手、楽天は入団2年目の西口選手です。僕はご両名とも初めてお目にかかれます。

 

 まずはベイスターズ先発の中川虎選手。今日は5回を投げて3失点で敗戦投手となりました。

 初回は140キロ台前半のストレートが中心のピッチングで、試合が進むに連れて147キロを出すようになりましたが、これくらいの球速になるとまだコントロールが不安定なようでした。

 ストレートを投げる時と変化球を投げる時のフォームが多少違ったように見えて、変化球を投げる時に多少腕の振りが鈍り、それで球種を見切られているような印象を受けました。

 高校生になってからピッチャーになったという遅咲きの選手ですからフォームや球種や変化球や体力や、これから身につけなければならないことが山のようにある若い選手です。気長に見守りたいものです。

 

 

 楽天の西口選手は8回を投げて1失点で勝ち投手になりました。立ち上がりこそストレートが高めに浮いて強い打球を打たれる場面が繰り返されましたが、回を追うごとに修正され、やがて凡打と奪三振の山を築きました。

 特筆すべきなのがスタミナです。初回から148キロを連発していたので速いピッチャーなのだなとは思いましたが、これが7回8回あたりになってますます球速が上がって150キロオーバーを連発させる抜群のスタミナを披露してくれました。それこそ甲子園で話題を集める金足農業の吉田選手のような、非常に逞しいピッチャーだと感心しました。

 

 剛球ピッチャーというのは得てしてコントロールに難があるものですが、西口選手は特にそういった問題もなく与四球もたったの1つで、ベイスターズのバッターに粘られてもしっかりゾーンで勝負し続けられる粘り強さも持ち合わせていました。

 

 ウイニングショットになるような変化球に多少弱みがあるようで、それで当てるのがうまいバッターに粘られる場面がいくらかありましたけれども、遠からずロッテの二木選手のようなローテーションピッチャーになれるのではと、非常に良い印象を持ちました。

 

 

 次に野手について。

 

 

 昨シーズンの終盤からクライマックスシリーズにかけて1軍でも活躍した細川選手が4番で出場して1安打です。

 一言で「脆さ」がハッキリと見て取れたと言いましょうか、緩急をつけたピッチングとか、ストライクゾーンの内外を使い分けるピッチングをされると全く追いつけずに力ない空振りをしてしまう、そんな感じがしました。唯一のヒットも、嫌な言い方をしますけれども、たまたまバットの軌道に球が来たからヒットになったというか、あんまり狙って打った感じがしませんでした。

 フォーム固めをするためにしばらく試合出場を控えていた時期もあったと聞きますが、ちょっと初歩的な所で躓いてしまっているなと、寂しく感じました。

 

 

 今シーズンは何度か一軍のチャンスを貰って涙のサヨナラタイムリーも記憶に新しい山下幸輝選手が4打数1安打です。ヒットは1本ですが、4打席目のライトフライのような鋭い打球もありましたので、内容的には決して悪くなかったと思います。

 

 ただ、これは強く指摘しておかなければならないのが、確か3回表のノーアウト1塁でバッターが送りバントを転がした場面です。送りバントですからピッチャーとファーストが打球を追ってセカンドが1塁ベースカバーに入るのが少年野球でも学ぶ初歩的なセオリーですが、そこで山下幸輝選手がベースカバーに入るのが遅れ、内野安打となってしまいました。

 ベースカバーに入るのが遅れ、というか、バントの打球が転がされた瞬間の山下選手はほぼセカンドの定位置でボーッと突っ立つように留まっておりましたので、非常にお粗末なボーンヘッドであったと僕は解釈しました。

 

 山下選手は決して守備の下手な選手ではありません。逆シングルのグラブさばきも強い打球への反応も非常に巧みです。ですが、技術力とは違う理由と見られるミスが他の選手と比べて、かなり多いように感じています。確か昨年もそれが理由で、懲罰的に2軍降格を言い渡された事があったと記憶しています。

 

 現在のベイスターズ1軍の二遊間はいずれもレギュラーが定着したとは言えず、山下選手にとって見れば千載一遇のチャンスといって良いと思いますが、それなのにどうしてこういう基本的な所で失敗してしまうのか、とても歯がゆく感じます。

 

 遠くから見ているだけの僕ごときが偉そうに申し上げるのは大変僭越ですけれども、ソフトバンクの内川選手を見習って自費でメンタルトレーナーを雇って、自分に足りないものを補う努力を、もう一段強く取り組んで頂きたいと、そのように感じました。

 

 

 楽天の4番内田選手が4打数1安打です。僕はかねてから内田選手の抜群の長打力に惚れ込んでおります。

 今年は巨人の岡本和真選手が大ブレークしていますが、飛距離は岡本選手の更に数段上をいきます。去年東京ドームで放った1軍初ホームランは看板のさらに上を行く超特大弾でしたが、その内田選手がいまだにファームでくすぶっているのが腹立たしくて仕方ありません。

 内田選手がどうしてファームでくすぶっているのか。それがハッキリわかれば楽天球団も苦労しないと思いますが、近年の楽天は打者の育成が全般的に停滞していますので、それが内田選手の現状と大きく関係しているのは間違いないと思われます。

 

 岡本選手のようにあっという間に大ブレークするのを期待するのはさすがに酷ですが、今はベイスターズでプレーしている中川大志選手や、今年入団したばかりで今日も出場した岩見選手の状況などを見ていると、和製大砲には和製大砲に合った、おおらかで豪放磊落なバッティングをさせてあげて欲しいものだと思います。

 

 

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズは熊原選手が6回からマウンドに上って最終9回まで投げきりました。

 僕が今季始まる前に最も期待していた若手選手がこの熊原選手で、コントロールはアバウトだけれども、なんといってもベイスターズ随一の剛速球の持ち主であるし、その剛速球を立ち上がりから最終回まで延々と投げ続けられる抜群のスタミナが、必ずやベイスターズ投手陣を助けるに違いないと、そう期待したのでした。

 

 果たして、今日の熊原選手は引き続きアバウトなコントロールで2ボールカウント3ボールカウントになる事しばしばでしたが、そこから踏ん張って踏ん張って与四球を1つに留め、それでいて150キロオーバーの剛速球をビッシビシ投げ込んで無失点と、申し分のない結果を残しました。

 

 熊原選手の成績は不安定極まりないもので、だから今季はこれまでただの一度も1軍昇格の機会を与えられていないのだと思いますが、ただし、今季のベイスターズの先発陣で、熊原選手を2軍に押し込めておいてもファンを納得させられるような立派な成績を残している選手が、一体どれほどいるんだろうかと、僕は言いたいです。

 

 具体的に名指しするのは控えますが、毎試合のように先制ホームランを打たれては降格。2週間位して1軍で登板してもやっぱり先制ホームランを打たれての繰り返しをしている選手がいると思いますが、どうして彼らの代わりに熊原選手を1回試してみようとならないのか、僕は不思議で仕方ありません。

 

 熊原選手は粗いです。不安定です。だけれども、その欠点を補ってあまりある魅力があります。

 ですから、次回の登板は必ずや1軍の舞台で行われるよう、強く要望したいと思います。

 

 

 楽天は9回の小野選手が1イニングです。なかなか球速のあるピッチャーだというくらいしか記憶が残っていません。ごめんなさい。

 

 

 

             ■

 

 

 というわけで久しぶりの球場観戦を振り返ってみました。

 

 2週間後に横須賀スタジアムでナイターの連戦がありますので、少し遅くなってしまったけどお盆のお墓参りと合わせて最低1試合は見に行っておきたいと考えている感じです。

 

 

 

東北楽天3-1横浜DeNA

勝:西口

敗:中川虎

S:小野

観客数:1300名くらいとアナウンス

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は若返りという言葉が嫌いだ

 

www.hochi.co.jp

 

 村田修一選手がどうやら引退するらしい、というこのニュース。

 

 まだ事実だと認めたくないのが正直な所ですが、事実だとすれば本当に残念で無念で仕方ありません。

 

 今年の春先に足を軽く痛めた以外はおおむね健康状態に問題がなく、技術面も衰えが見られないのは皆様も先刻ご承知おきの事と思います。

 実績もあるそういった選手がユニフォームを脱がざるを得なくなっている事が、ただただ腹立たしいと感じています。

 

 

 僕は思うに、村田修一選手が最後のプレーをするのに最もふさわしい球団は、我らがベイスターズ以外に無かったのではないでしょうか。

 

 ラミレス監督は12球団でも代打の起用数がとりわけ多い監督であるから、実績があって顔で勝負できるバッターが居るに越したことはありません。

 ラミレス監督がたまにしか代打を出さない監督なら中川大志選手を1人ベンチに置いておくだけでも良かったのかもしれませんが、1イニングに2人も3人も代打を使うことだってあるのがラミレス監督なのですから、代打の切り札として、かつてベイスターズの4番を張った村田修一選手が居てくれれば、どんなにか心強かったでしょうか。

 

 また、ベイスターズのクリーンナップ3人はいずれも故障に強いとは言い難く、今季も既にロペス選手と筒香選手が数試合から十数試合欠場したのは記憶に新しい所ですし、今季チームで唯一全試合でスタメンを張っている宮崎選手とて、プロ入り以来シーズン最多出場数は去年の128試合であります。

 ですから、クリーンナップに穴が空いた時に起用する候補としても村田修一選手を獲得する必要が大いにあったと言えるでしょう。

 

 

 

 参考事例として取り上げたいのがカープ新井貴浩選手です。

 

 

 新井貴浩選手がFA宣言をして阪神に移籍した時の一連の騒動により新井貴浩選手に恨みにも近い思いを抱いたカープファンも少なくなかったと聞きますが、それでもカープ球団とカープファンは彼の出戻りを許容し、そして彼もその恩に報いる大活躍を果たしました。

 

 その新井貴浩選手の阪神最終年の成績は94試合に出場して打率.244に3本塁打31打点。カープへの出戻りを決意した時の年齢は37歳でありました。

 

 それに対して村田修一選手の昨年の成績は118試合に出場して打率.262に14本塁打58打点で、現在37歳であります。

 

 

 であるから、新井選手の事例と比較すると、年齢とファンの心情はほぼ同じであると見なせるでしょうし、そして何より成績面は村田選手のほうが大きく上回っているのがわかると思います。

 

 

 ベイスターズのチーム事情を踏まえても、他球団が出戻りを受け入れた直近例と比較しても、なぜベイスターズが、高田GMが彼を獲らなかったのか、全く理解不能であると、そのように意見表明する次第であります。

 

 

 

                ■

 

 優勝から遠ざかっているチームほど「若返り」を叫びたがるものだと、僕は考えています。

 

 

 そして、「若返り」の為だとして脂の乗った選手を他球団に放出して、自らは実績も実力もおぼつかない選手でアップアップになりながらリーグの下位の方をさまよい続けるというのがお決まりのパターンであります。

 

 もちろん、「若返り」の成功例が無いわけではありません。ベイスターズが1993年オフに行った大粛清でチームの顔ぶれが大幅に刷新された事が5年後の優勝に繋がったという意見は非常に多くあります。

 

 ですが、成功例が1つか2つくらいあるからといって、その他大多数の失敗例を無視して良いとは言えないのではないでしょうか。

 

 ベイスターズでも1993年の事例に続けとばかりに21世紀に入ってから何度となく「若返り」をやりましたけれども、それによってチームが強くなったとは誰も評価していないのであります。

 最近ようやくクライマックスシリーズに出場出来るようになりましたが、その要因が若返りだとはどの解説者も口にしておりません。

 

 

 ベイスターズは昨年オフに久保康友選手を放出しました。

 

 昨シーズンの久保選手は7試合に先発して4勝2敗で防御率5.35であります。1シーズンフルに先発ローテを守り続けてもらおうと考えるには厳しい実績でしょうが、先発の頭数に事欠いた時に助けてくれる存在としてであれば、特に今シーズンの台所事情が厳しいだけに、必要だったと言えるのではないでしょうか。

 

 他球団を見渡してみても、1年や2年振るわなくても戦力外にせずにユニフォームを着続けているベテランピッチャーはチームに何人かいるもので、そういった選手がチームの危機を救う場面も起きています。

 セリーグだけで見てもカープの永川選手、阪神の能見選手、巨人の内海選手、中日の山井選手や岩瀬選手、そして松坂選手、ヤクルトは近藤選手といったあたりが、不振の年でもクビにならずにユニフォームに袖を通し続けた結果、今季チームに無くてはならない存在として活躍しています。

 

 チームの日本人投手最年長が33歳なんていうのは本当にベイスターズくらいのもので、そうやって若い選手ばかり集めた結果が今季のような不安定極まる有様なのですから、ベテランを大事にしなかったツケがここに集中しているのではと、指摘しないわけにはまいりません。

 

 

                ■

 

 

 要するにバランスが重要なのであります。

 

 

 「若返りだ!」といってまだ働けるベテランを排除して若い選手ばかり集めてもダメですし、かといってベテランばかり残してもダメなのです。

 

 そして、そのバランスが悪い時には、トレードであったり、または村田修一選手のような浪人中の選手を獲得して人為的にバランスを改善させる事が必要なのではないでしょうか。

 

 その点においては昨シーズン最下位から見事にV字回復を果たしたヤクルトがオリックスから坂口選手や近藤選手を獲得して活躍させたりしている事例が非常に良い事例だと思いますから、ぜひ見習って頂きたいと思います。

 

 

 今シーズンの補強期限は昨日で終了となりましたから、あとは来季以降における課題という事にはなりますが、一言感想を述べておきたいと思います。

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トレードの感想は、慎重に言葉を選んで述べましょう

 

 

 高城選手と白崎選手がオリックスへトレードされる件については、他のベイスターズファンの皆様と同じように、僕もとても驚きました。

 昨日久しぶりに見に行ったファームの試合で頑張ってプレーしていた白崎選手なのに、そのたった24時間後にこのニュースですから、驚かないわけがありません。

 

 

 ただ、色々と考えて、この度のトレードに対する論評は暫くの間は避けようと思います。

 

 

 なぜなら、高城選手にも白崎選手にも非常に多くのファンがいる筈で、その両選手を心から応援していたファンの皆様は今頃とても心をすり減らしておられるだろうし、そこへ来て安易な論評をするのは、それこそ傷口に塩を塗り込むことになりはしないかと、僕なりの制御装置が働いたという感じでしょうか。

 

                ■

 

 僕には今の所「この選手を特に贔屓してる!」という人は居ないのですが、かつては皆さんと同じように特に贔屓にしている選手が何人もいましたし、そして、そういった選手がトレードに出されたり戦力外通告をされたりしてベイスターズから去っていってしまう経験も数多くしてきましたので、高城選手や白崎選手のファンの皆さんの現在の心境がいかほどのものであるか、十分想像できる所です。

 

 フラストレーションが頂点に達している人もいるだろうし、逆に深く深く落ち込んでいる人もいるだろうと思います。

 

 だからこそ、この両名を特別贔屓しているわけではない人達は普通、贔屓してる人達の視界に入るような場所では言葉を選ぶものだと思います。

 傷口に塩を塗る事が無いように、気を遣うからです。

 

                ■

 

 ですが、ネットの世界は割とそういう、視界に入ってしまうような場所で配慮に欠けた言動をしてしまうような事が往々にしてあって、これは現在の自分自身についても当てはまる事ですけれども、だからこそ、自分に言い聞かせる意味も含め、どうかみんなで気をつけようではありませせんかと、申し上げる次第です。

 

 自分自身では客観的とかクールな切り口で感想を述べているつもりでも、数時間前に一報を聞いて動揺している両選手のファンからすれば、それがとても冷淡で心無い言葉に見えてしまうものです。

 

 だからこそ、こういう時期にはなるべく慎重に言葉を選んで感想を述べるべきだと僕は考えます。

 

 

 とにかく驚かされましたけれども、オリックスへ旅立つ両選手が素晴らしいプロ野球選手生活を送れるよう、心からお祈りしたいと思います。

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

2018年7月08日 埼玉西武vs横浜DeNA (平塚) の感想

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 皆様ご無沙汰をしております。いつの間にか山梨県民になっていた僕です。

 

 ちょっと身の上話みたいな事をしますが、僕の身の回りで次々と人が死んだり、飼っていたペットのうさぎさんも死んだり、不運としか言いようがない理由で警察に捕まったり(任意同行)と、いくら鍛え抜かれたメンタルの持ち主たる僕でも気が滅入る出来事が4月5月6月と続いておりまして、これは、世が世ならば大仏の一つも建立しなくてはいけない位にまで精神的に追い詰められまして、さすがに大仏建立は無理なので、田舎暮らしする事に決めた、という次第です。

 

 山梨というと皆さんとても遠い場所というイメージを持たれるようですが、実はそれほどでもなく、今日の平塚球場で13時プレイボールの試合を見る為に10時半に家を出て、12時には平塚球場で駐車場探しをしていた位の、そんなに所要時間のかからない比較的近い、程々に田舎の場所であります。

 

 毎朝の通勤通学で片道一時間半費やしている方も少なくないと思いますが、そういう感覚で今日の試合を見に行っていますので、これからもこんな調子でボチボチと観戦記を続けていきたいと考えております。

 

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 さて、本日の先発ピッチャーはベイスターズが浜口選手、西武は川越選手です。

 浜口選手は先日の一軍の試合で怒涛の勢いで押し出しフォアボールを連発したのが記憶に新しい所ですが、対する西武の川越選手も同じ方向性においてかなりのツワモノで、確かルーキーの年に横須賀スタジアムで凄まじい勢いでフォアボールを連発してえらいことになったのを記憶しております。

 

 ですから今日は悪い意味で長い試合になるかもなぁと、ある種の覚悟を決めて観戦に臨みました。

 

 

 まずはベイスターズ浜口選手ですが、初回からストライクゾーンの外側に向けてMAX148キロのストレートをビシビシと投げ込む、実に彼らしいワイルドなピッチングです。

 ただ、あれだけボール先行ボール先行で行きながら、不思議とバッターが手を出してくれ、なんだかんだで6回を被安打1の無失点で切り抜けました。この数字だけを見れば、さすが去年一軍で二桁勝利したピッチャーなだけに格が違うなと喜べる筈なのですが、果たして如何なものでしょうか。

 僕は思うに、ファームのバッターは一軍と比べて少々のボール球でも手を出してくる傾向が強いように思います。それは技術の未熟さもさることながら、首脳陣にアピールするためには何より打たなければならないというファーム特有の事情も大いに関係してくるのではないでしょうか。

 ですから、首脳陣にアピールするためにボール球でも積極的に手を出してきた西武打線に救われて運良くこの数字を出せた、と見るのが、僕のジャッジという事です。

 

 ただやはりあの浜口選手のストレートは各バッターともまともに前に強い打球を飛ばせていませんでしたので、ここはさすが二桁ピッチャーだと、素直に感服した事も付け加えておきます。

 

 

 一方の西武先発の川越選手は3回を投げて無失点で勝ち負けは付きませんでした。記録としての四死球は4つで、多いといえば多いですが、これで済んで良かったと見るべきでしょうか。

 川越選手は浜口選手と同じ左投げで今日の球速は143キロくらいしか出ておりませんで、恐らく制球を気にしなければもっと速いボールを投げられるのでしょうが、現状は球速も制球もどっちつかずになっている気がします。

 この制球難でベイスターズ打線が的を絞りきれずに結果オーライで無失点という感じでしょうか。

 

 

 次に打線について。

 

 今日のゲームスコアを先に書いてしまうとベイスターズが2-0で勝利したわけですが、そのうち先制点は相手のエラーでランナーが生還したというもので、チーム全体で4安打でマルチヒットを記録した選手は皆無であります。

 

 ですので誰が良かったという話はし辛いのですが、あえて言えばレフト線に2ベースを打って先制のホームを踏んだ青柳選手でしょうか。

 僕がまだそこそこ球場に足を運んでいた今年の春先の青柳選手は完全に細川選手に出番を奪われて控え要員のたまにしか見られないレアキャラ的な状態に留まっていたのですが、ここ最近はスタメンで起用される試合も増えてきて、持ち味のバッティングもきちんとピッチャーと勝負できていると感じました。

 レフトへの2ベースもありましたし、ライトポール際に風で押し込まれてファウルになってしまったホームラン性の打球もありましたし、調子の良い時の飛距離が出てくるようになったなと、好意的に感じました。

 もうちょっと確実性を上げて一軍に呼ばれるようになってもらいたいものです。

 

 

 現在ベイスターズには入団3年以上になる育成選手が4名おります。網谷選手、山本武白志選手、田村選手、そしてキャッチャーの亀井選手です。

 このうち前3名はいずれも今季3年目でルーキーのときから着実な進化が伺えるのですが、亀井選手はどうも、ルーキーの頃から体付きがほとんど成長しておらずに、プロのキャッチャーとしてはいささか心もとない細身の体格のまま4年目を迎えてしまっております。

 打つ方でもその非力さがモロに出ていて、今日途中出場で1打席立ったのを見て、ちょっとこれでは当てるだけだなと、残念に感じた次第です。

 

 高卒入団の選手は体格が未成熟なのが当たり前で、そこからしっかりとした食事とたゆまぬトレーニングの積み重ねによって身体を大きくしていかなければなりません。それが必要だから大卒や社会人卒の選手と比べて多少長い年数を契約してもらえているのだと思うのですが、そのせっかくのトレーニング期間を、あんまり活かせていなかったのではないでしょうか。

 

 それが僕は、ただただ残念でならないと、今日の亀井選手を見て思いました。

 

 

 西武打線もベイスターズ打線と似たり寄ったりの散発3安打でマルチヒットを記録した選手は無く、山賊らしさがありませんでした。メンバー的にもいつもと比べると若干中距離型に偏ったメンバー編成になっていて、いつものような迫力はありませんでした。

 呉選手や永江選手のような、数年前まで1軍のショートのレギュラーを虎視眈々と伺っていたような選手が源田選手の出現によって方向転換を迫られだいぶ苦労している、そんな悲哀を見た気がしました。

 

 

 

 次にリリーフについて。

 

 

 ベイスターズは7回進藤選手、8回武藤選手、9回田村選手の右投げ3人衆が揃って1イニングづつです。アメリカ帰りの中後選手が登場するのではと期待していたのですが、残念ながら登板はありませんでした。

 

 その中で田村選手について触れますが、今年の田村選手は本当に申し分がありません。球速はスピードガン表示が無かったので正確な所はわかりませんが、恐らく140キロ代後半のストレートがコーナーの隅を付き、そして120キロ代のスライダーとおぼしき横の変化球でもしっかりカウントを稼ぎ、淡々と三者凡退に切って取りました。

 現在のベイスターズ1軍の勝ちパターン以外の右のリリーフ陣は三嶋選手が7回のセットアッパー役に昇格したのもあってか、やや疲れの見える三上選手、それに国吉選手や加賀選手といった所で、田村選手の割って入る隙は十分あるように思います。

 彼はまだ育成選手ですので支配下登録を経なければ1軍昇格もあり得ない訳ですが、枠の都合さえつくのであれば、僕は今すぐにでも支配下登録をするべきなのではと、そのように考えています。

 

 

 西武のリリーフは4回と5回豊田選手、6回と7回に相内選手、8回に高橋光成選手という継投です。なかなか豪華な顔ぶれが揃いました。

 

 その中では本日の敗戦投手になってしまった相内選手について。ベイスターズに許した先制点は相内選手の3塁への悪送球で2塁ランナーが生還してしまったというもので、この引き締まった試合を一人で壊してしまったと言えましょうか。

 チーム方針なのかリリーフで投げるためのコンパクトな投球フォームをしていて、球速は少し物足らない感じのある140キロ代前半で、彼の長所が色々と削り取られてしまったような、とても数字以外も含め、残念な面が目立ちました。

 入団以来いくつものトラブルを起こして悪い意味で注目を集めることも多く、本来の才能も発揮できているとは言えず、本人自身が大きく変わらなければいけないなと思いました。

 

 

                ■

 

 およそ1ヶ月半ぶりの野球観戦になりました。ここ2ヶ月くらいテレビ観戦もままならない状況でしたので、ようやく僕の日々に平穏とか、楽しみとか、そういうものが取り戻せつつあるのを実感しました。

 

 テレビで見る野球も良いですが、やはり球場で見るのが一番だと改めて感じましたので、保土ヶ谷に住んでいた時のようなペースは無理としても、これからもちょこちょこ球場に足を運び続けたいと思います。

 

 

埼玉西武0-2横浜DeNA

勝:浜口

敗:相内

観客数:僕の推定で3000人くらい

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年5月25日 日本ハムvs横浜DeNA (横須賀) の感想

 

 

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 ご無沙汰をしております。近頃の僕は、たびたび警察の職務質問を受けたり毒虫に背中を数十箇所刺されたりしながら、元気いっぱいに生きております。誰も心配していないとは思いますが、どうか心配して下さい。

 

 さて、今日は久しぶりに聖地横須賀スタジアムに行ってまいりました。

 

 ちょうど1ヶ月前に珍しく横浜スタジアムの1軍の試合を見に行きました所、絶賛4連勝中の京山選手が僕のせいでプロ入り初敗北を喫してしまったという事で、その責任を深く痛感し、自らに1ヶ月の謹慎処分を下したのであります。

 この潔さをぜひ日大アメフト部の前監督にも教えて差し上げたい(受講料10万円/日)次第であります。

 

 ご連絡お待ちしております。

 

 

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 本日の先発ピッチャーはベイスターズバリオス選手、日本ハムは大卒3年目の吉田選手の両先発です。

 そろそろゴールデンルーキー清宮選手が鎌ヶ谷方面に合流するんじゃないかと密かに期待しておったのですが、今日は埼玉県で山賊を相手に戦っておられたそうで、お目にかかれずに残念でした。

 

 

 さて、まずはベイスターズ先発バリオス選手ですが、6回途中まで投げて3失点で勝ち投手となりました。

 初回から148キロの速球を低めにビシビシ投げ込んで体調が良さそうな感じを受けましたが、微妙にストライクゾーンから外れるボールが少なくなかったようで、多少ボール先行気味で球数を費やしてしまいました。

 被安打3ですし、そのうち芯を食った強い打球も1つか2つくらいで内容は決して悪いものでは無かったと思うのですが、当り損ないのボテボテのゴロが内野安打じゃないの?と思う記録エラーとなって出塁を許したり、バッテリーエラーがあったりで不運も重なりました。

 

 昨年プレーしていたBCリーグの富山サンダーバーズでも長いイニングは投げていなかったようですからそのあたりの課題が依然として残されているのもありますし、ソフトバンク時代はリリーフで結果を残していたのもありますので、僕の印象としてはリリーフの方が良いのでは?と思ったりもしています。

 

 

 日本ハムの吉田選手は5回を投げて7失点で負け投手となりました。

 コントロールに相当苦しんでいましたし、球速も140キロを若干超える程度でそれほど速くもなく、決め球という決め球も目につかずで、かなり苦労しているようでした。

 個人的に気の毒だと思ったのは内野のポジショニングで、左バッターを相手にしているのに一二塁間がガラ空きで、そこに本来ならイージーセカンドゴロで済むような打球を転がされてライト前ヒットになったり、それに似たような状況は他にも数回見られ、そこはもう少しベンチや内野手で考えてあげないと気の毒では?とも思いました。

 

 去年は一軍で投げていたようですので、なにかきっかけを掴めば大きく変わる人なのかもしれないなとは思いましたね。

 

 

 

 次に野手について。

 

 ベイスターズの個別の選手評にふれる前に一つ感じたことがあって、1ヶ月前に見た時と比べるとどの選手も走塁に積極的になっていると感じました。

 具体的には、ノーアウトで1塁ランナーに佐野選手という場面。ピッチャーが投げた球をキャッチャーが取り損ねて手前にこぼしたと見るやいなや、佐野選手が果敢に二塁を陥れるという、これまでには無かったスキの無い走塁があり、とても印象に残りました。

 佐野選手は足が武器というタイプで無いのは皆さんもよくご存知だと思いますが、そういう選手でも常に一つ前の塁を狙う意識があるというのは非常に良い進歩だと感じました。

 もちろんこれ以外にもチームとしての意識を感じさせる場面が複数回ありましたので、これはぜひお伝えしておかねばと思った次第です。

 

 今日出場した野手の中で調子が良さそうだと感じたのは関根選手と楠本選手です。

 

 楠本選手は5打席立ってそのうち4打席で打球を外野に飛ばし、2安打1犠飛とチームに大きく貢献しました。

 春の頃から見ていて鈴木尚典さんを彷彿とさせるような天才バッターだと感銘を受けていましたが、春先の打棒が決してフロックではなかったと、改めて感じました。

 一軍の試合で走塁ミスというか緩慢プレーで懲罰降格の憂き目にあったわけですが、そろそろ懲罰を解いてあげてもよいのではないでしょうか。

 

 関根選手は5打席立って2安打と1四球でこちらもチームに大きく貢献しました。最後の打席の空振り三振は多少大きいのを打とうとして荒っぽいスイングになっていたような感じも受けましたが、それ以外は本当にケチのつけようがありませんでした。

 関根選手が走攻守三拍子揃った好選手なのはいまさら言うまでもないのですが、走塁でややアグレッシヴ過ぎる所が入団時からあって、今日も第一打席の2ベースで、本来ならシングルヒットの打球で暴走気味に二塁を狙って、日本ハムの送球が乱れて運良くセーフとなりました。

 初回の先頭バッターという状況を考えると、ああいう結果オーライの走塁をいつまでも続けるのは、果たしていかがなものだろうかと、そこが関根選手に求めたい所であります。

 

 

 一時期は1軍のムードメーカーとして居場所を獲得したかに見えた飛雄馬選手ですが、もうここ2年位ほとんど2軍暮らしを続けています。

 その飛雄馬選手は本日3安打猛打賞でヒーローインタビューにも呼ばれてお話しをされていたのですが、入団1年目2年目の頃と比べると、どうも暗いなと、心配に感じました。

 飛雄馬選手が崖っぷちに追い込まれた立場なのはなんとなく想像できるのですが、しかしだからといって試合中まで声が小さくなったりヒーローインタビューで暗くなったりというのは、本人の持ち味を失っているだけで、空元気でもいいから、それこそソフトバンクの松田選手のようになれと言いたいと思います。

 

 それともう一つ、今日はサードを守った飛雄馬選手ですが、1塁への送球が非常に不安定でした。

 初回先頭バッターが打ったイージーなサードゴロで投げるまでに多少もたついたかと思ったら投げた瞬間にフェンス直撃の大暴投とわかる悪送球でエラー。エラーがついていないものでも1塁にショートバウンドの危ない送球をしたり、本塁方向に逸れた送球をしたり、とても危なっかしかったです。

 途中から気になって投げるフォームから注目していたのですが、リリースポイントがバラバラでしたし、腕の回し方もオーバースローだったりスリークォーターだったりサイドスローだったり、本人に迷いがありそうな、そんな印象を受けました。

 

 試合後の暗い受け答え然り、精神面で彼を持ち上げてくれる何かが必要ではと感じました。

 

 

 日本ハムはDHで出場のベテラン実松選手が4打席立って2安打2四球で全出塁を果たしました。

 ただ、記録だけ見ると大変立派なのですが、2安打とも内野手が標準レベルの守備をしたら普通に内野ゴロで済んだ打球だったなぁと、まぁ、年の功でいいじゃないですか、という結論に達しました。

 去年暮れのテレビ番組の戦力外通告特番で見た時と比べて少し痩せて見えたのは、やはり選手としてプレーしているからなのでしょうか。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズは6回途中から加賀選手、7回井納選手、8回パットン選手、9回は育成の田村選手という継投です。

 

 ラミレス監督が先発復帰を示唆したとかいう話もある井納選手は内野ゴロに2連続三振で見事三者凡退です。

 井納選手は以前からファームでたまに投げることがあるので見る機会もそこそこあったのですが、やはりファームでは役者が違うんですね。いつもバッターは手も足も出ないといった感じです。だから春の教育リーグで井納選手のピッチングを見て「今年は20勝も夢じゃない」などと思ってしまうのです。今日もそういう無敵モードでした。

 

 という事は1軍でいまいちだったのは技術的なものよりも精神的な部分が圧倒的に大きな原因と言えるんじゃないかと思いますので、先発かリリーフかで悩むと言うよりかは、いずれにせよ、彼が精神的に満ち満ちた状況を周りでお膳立てする事に重きを置いて欲しいと思うのでして、それにはやはり、リリーフで短いイニングを後先考えずにバッシバシ投げられる方が良いのではと、僕は考えます。

 

 最終回に投げた田村選手は今年二度目くらいに見たのですが、前回も今回も非常に良いと感じました。

 今日記憶している限りの最速は148キロで今春支配下登録された笠井選手と比べて多少落ちるのですが、その分コントロールが安定してきて、130キロ台の落ちるボールがビシッと決まって実に素晴らしいと感銘を受けました。

 ラミレス監督は先発ピッチャーを早めに降板させてリリーフを多用するスタイルですから、当然リリーフの頭数は多いほうが良いに越したことはありません。そういったチーム事情などを鑑みれば、念願の支配下登録もすぐそこまで来ているのでは?と、今日改めて思いました。

 

 

 日本ハムは6回からマウンドに上った左腕の高山選手がそのまま最後まで投げ抜きました。

 そんなに強い印象は残っていないのですが、球速はそれほど速くなく、多少高めに浮き始めた7回に3連打を浴びて1失点となりました。その3連打はいずれのバッターも大振りせずにコンパクトにセンター返しを心がける的な打ち方をしていて、バッターから見てボールがよく見えていたように感じました。

 特にこれといったクセというか個性を感じなかったのですが、ただ、フォアボールを連発して自滅するタイプでは無さそうですので、これからどうやってプロで生き抜いていくのか、その個性を作っていって欲しいと思います。

 

 

              ■

 

 

 野手も投手もすぐに1軍に送り込める状態の選手が何人もいて、非常に頼もしく感じました。

 パットン選手のように外国人枠の都合で渋々下に置かざるを得ない選手もいますし、関根選手や楠本選手や山下幸輝選手のように打撃好調で今すぐ1軍で使いたい選手もいます。

 長年に渡って「選手層が薄い」が合言葉となっていた我らがベイスターズにとって、まさに宿願が叶いつつある、そういう状況です。

 

 ファームチームとしても今日で4連勝となり、ホエールズからベイスターズに改称してからでは初となるイースタンリーグの優勝も現実のものとして視野に捉え始めています。

 

 まさに充実一途でありますので、皆様も是非、ファームチームの試合を見に横須賀スタジアムに足をお運び下さい。

 

 

横浜DeNA8-3日本ハム

勝:バリオス

敗:吉田

観客数:699名

 

 

 

以上

 

 

 

 

 

残念な来場者対策について

 

 ヤフートップに選ばれるほど話題のこのトピックについて、全く他人事でありませんので、言及したいと思います。

 

number.bunshun.jp

 この記事の中では鎌ヶ谷で選手に迷惑行為に及ぶ人物の話と転売目的でサインを何枚も貰おうとする人物の話が取り上げられていますが、僕は今回、前者の迷惑行為について言及したいと思います。

 

 我らがベイスターズではかつて、特に横浜スタジアムのベンチ付近の観客席から選手に向かって執拗に誹謗中傷を繰り返す輩がおりまして、そういった問題に対し内川選手や村田選手が球団に善処を求めたものの充分な対応が取られず、それが数年後に両選手がFA流出する遠因になったとも言われております。

 

 当時の横浜スタジアムは閑古鳥が鳴く有様で、とりわけベンチ付近である内野指定席ともなれば人間が手で数え切れるような観客数でしたので、その分誹謗中傷の声が選手の耳まで届きやすかったのです。だから選手が堪り兼ねるのも無理はありませんでした。

 

 ベイスターズでかつてそういった事があったからこそ、今回の件を全く見過ごせない出来事だと、強い憤りとともに感じ取ったのであります。

 

 

             ■

 

 この鎌ヶ谷における迷惑行為に及ぶ来場者の問題については清宮選手が選手寮に入寮して以降から始まっていて、それを比較的早い時期から主に東スポさんが繰り返し取り上げておりましたが、残念ながら現時点まで解決に至っていない模様です。

 

 

 こういった迷惑行為を働く人への対処をする場合、20~30年前であれば暴力団街宣右翼などの反社会的勢力の手を借りよう等となっても不思議ではなかったわけですが、コンプライアンス遵守や反社会的勢力撲滅が強く叫ばれる昨今、そのような手段を講じる事は到底許されません。

 

 

 しかしながら、では警察がどうにかしてやっつけてくれるのかと思いきや、こういった迷惑行為を働く人たちというのは往々にして、警察が手出しの出来ないグレーゾーンを熟知した上で迷惑行為に及んでいるような側面もあって、だから何ヶ月にも渡って問題を長引かせざるを得なくなっているのだろうと推察致します。

 

 普通の人間はこういう迷惑行為に及ぶような人種と交わることが少ないか、皆無だと思います。だからなかなか想像しにくいのですが、僕はかつて「川崎国」などと揶揄された川崎市の南部で生まれ育った関係上、そういう性質の人種がいるのを体感的に理解しております。

 

 飲食店で出された食べ物にわざと髪の毛を入れて「髪の毛が入ってたぞ!」と騒ぎ立てて飲食代を無償にさせたり慰謝料を取ろうとしたりするような人が、実際にこの日本にもおりますし、恐らくそういう土壌にいる人達が、この鎌ヶ谷で暴れているんじゃないだろうかと想像できるのです。

 

 

             ■

 

 球団としてはあまり事を荒立てたくないと考えるのは無理もありません。事を荒立ててマスコミ総出で報じるような事態になると、よく事情を知らない人達に好き勝手に言われて世論をコントローラブルにする恐れもありますし、「球団側にも責任の一端がある」みたいな論調にならないとも限りません。

 ですから現時点における日ハム球団の対応は、特に可もなく不可もなくといった所ではないでしょうか。

 

 

 そしてその上で必要だと思うのは、主としてファイターズファンから成る自警団のようなものではないかと、僕は考えたのです。

 

 

              ■

 

 東スポがかつて報じた所によれば、この迷惑行為に及ぶ人物の多くは未成年であって、さらに親権者にも事態に真摯に向き合おうという態度が見られないという事であって、現状において「キレイゴト」で問題を解決するのは無理なのではと、僕は見ています。

 

 ですから、球団とは資本的にも人的にも交流のない第三者のファイターズファンから成る自警団を立ち上げて、あくまで警察のご厄介にならない範囲において「目には目を」で抗していくのが良いのではないかと、ご提案を申し上げます。

 

 

 ここで僕が「警察のご厄介にならない」と書いたのにも理由があって、大雑把に言えば刑事罰に問われない範囲でやって下さいね、という事であります。

 

 もっと具体的に言えば、この迷惑行為に及ぶ輩の一部始終を動画に撮って、YouTubeで正義の告発をして頂いたり、また、動画や写真を手がかりに様々な情報を収集したり、さらにそこで得た情報を手がかりに、その迷惑行為に及ぶ人達の周辺の人達に取材を申し込んだりしてはいかがでしょうか。

 

 僕が言っているのはあくまで正義の告発であるとか、情報収集であるとか、取材活動をしてはどうかと言っているのであって、何も直接的に鎌ヶ谷で当事者たちと対峙しろとか、殴ったり蹴ったりしろとかといった警察のご厄介になりそうな事は絶対にダメなのであります。

 

 そうやって迷惑行為に及ぶ人物たちの周辺を固めてはどうかと、そう言いたいのです。

 

 

             ■

 

 ファンがチームを応援する方法は様々あって、試合を見に行って声援を送ったりグッズを購入したりするのがオーソドックスな手法ですけれども、それ以外にも練習を見に行ったり高価なカメラを携えて写真を撮ったりSNSでコメントを拡散したり、そういった中に「自警団を作って選手を守る」という手法があっても、決しておかしくないと思います。

 

 ただし、これは繰り返し何度も言うようですが、鎌ヶ谷で職員さんや選手たちが目の前にいる所でバチバチやるのはありがた迷惑になる可能性が高いですし、警察のご厄介になるのは論外となりますので、あくまで現代的な手法で、うまくやってはどうだろうかと、そのようにご提言申し上げた次第であります。

 

 そうやってチームとファンが共に手を携えて大団円を迎えられれば良いのではないでしょうか。

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PS 最後に付け加えると、民事上の係争になるかもしれませんけど、それは個々人の責任の範囲でやって下さいね(笑)