残念な来場者対策について
ヤフートップに選ばれるほど話題のこのトピックについて、全く他人事でありませんので、言及したいと思います。
この記事の中では鎌ヶ谷で選手に迷惑行為に及ぶ人物の話と転売目的でサインを何枚も貰おうとする人物の話が取り上げられていますが、僕は今回、前者の迷惑行為について言及したいと思います。
我らがベイスターズではかつて、特に横浜スタジアムのベンチ付近の観客席から選手に向かって執拗に誹謗中傷を繰り返す輩がおりまして、そういった問題に対し内川選手や村田選手が球団に善処を求めたものの充分な対応が取られず、それが数年後に両選手がFA流出する遠因になったとも言われております。
当時の横浜スタジアムは閑古鳥が鳴く有様で、とりわけベンチ付近である内野指定席ともなれば人間が手で数え切れるような観客数でしたので、その分誹謗中傷の声が選手の耳まで届きやすかったのです。だから選手が堪り兼ねるのも無理はありませんでした。
ベイスターズでかつてそういった事があったからこそ、今回の件を全く見過ごせない出来事だと、強い憤りとともに感じ取ったのであります。
■
この鎌ヶ谷における迷惑行為に及ぶ来場者の問題については清宮選手が選手寮に入寮して以降から始まっていて、それを比較的早い時期から主に東スポさんが繰り返し取り上げておりましたが、残念ながら現時点まで解決に至っていない模様です。
こういった迷惑行為を働く人への対処をする場合、20~30年前であれば暴力団や街宣右翼などの反社会的勢力の手を借りよう等となっても不思議ではなかったわけですが、コンプライアンス遵守や反社会的勢力撲滅が強く叫ばれる昨今、そのような手段を講じる事は到底許されません。
しかしながら、では警察がどうにかしてやっつけてくれるのかと思いきや、こういった迷惑行為を働く人たちというのは往々にして、警察が手出しの出来ないグレーゾーンを熟知した上で迷惑行為に及んでいるような側面もあって、だから何ヶ月にも渡って問題を長引かせざるを得なくなっているのだろうと推察致します。
普通の人間はこういう迷惑行為に及ぶような人種と交わることが少ないか、皆無だと思います。だからなかなか想像しにくいのですが、僕はかつて「川崎国」などと揶揄された川崎市の南部で生まれ育った関係上、そういう性質の人種がいるのを体感的に理解しております。
飲食店で出された食べ物にわざと髪の毛を入れて「髪の毛が入ってたぞ!」と騒ぎ立てて飲食代を無償にさせたり慰謝料を取ろうとしたりするような人が、実際にこの日本にもおりますし、恐らくそういう土壌にいる人達が、この鎌ヶ谷で暴れているんじゃないだろうかと想像できるのです。
■
球団としてはあまり事を荒立てたくないと考えるのは無理もありません。事を荒立ててマスコミ総出で報じるような事態になると、よく事情を知らない人達に好き勝手に言われて世論をコントローラブルにする恐れもありますし、「球団側にも責任の一端がある」みたいな論調にならないとも限りません。
ですから現時点における日ハム球団の対応は、特に可もなく不可もなくといった所ではないでしょうか。
そしてその上で必要だと思うのは、主としてファイターズファンから成る自警団のようなものではないかと、僕は考えたのです。
■
東スポがかつて報じた所によれば、この迷惑行為に及ぶ人物の多くは未成年であって、さらに親権者にも事態に真摯に向き合おうという態度が見られないという事であって、現状において「キレイゴト」で問題を解決するのは無理なのではと、僕は見ています。
ですから、球団とは資本的にも人的にも交流のない第三者のファイターズファンから成る自警団を立ち上げて、あくまで警察のご厄介にならない範囲において「目には目を」で抗していくのが良いのではないかと、ご提案を申し上げます。
ここで僕が「警察のご厄介にならない」と書いたのにも理由があって、大雑把に言えば刑事罰に問われない範囲でやって下さいね、という事であります。
もっと具体的に言えば、この迷惑行為に及ぶ輩の一部始終を動画に撮って、YouTubeで正義の告発をして頂いたり、また、動画や写真を手がかりに様々な情報を収集したり、さらにそこで得た情報を手がかりに、その迷惑行為に及ぶ人達の周辺の人達に取材を申し込んだりしてはいかがでしょうか。
僕が言っているのはあくまで正義の告発であるとか、情報収集であるとか、取材活動をしてはどうかと言っているのであって、何も直接的に鎌ヶ谷で当事者たちと対峙しろとか、殴ったり蹴ったりしろとかといった警察のご厄介になりそうな事は絶対にダメなのであります。
そうやって迷惑行為に及ぶ人物たちの周辺を固めてはどうかと、そう言いたいのです。
■
ファンがチームを応援する方法は様々あって、試合を見に行って声援を送ったりグッズを購入したりするのがオーソドックスな手法ですけれども、それ以外にも練習を見に行ったり高価なカメラを携えて写真を撮ったりSNSでコメントを拡散したり、そういった中に「自警団を作って選手を守る」という手法があっても、決しておかしくないと思います。
ただし、これは繰り返し何度も言うようですが、鎌ヶ谷で職員さんや選手たちが目の前にいる所でバチバチやるのはありがた迷惑になる可能性が高いですし、警察のご厄介になるのは論外となりますので、あくまで現代的な手法で、うまくやってはどうだろうかと、そのようにご提言申し上げた次第であります。
そうやってチームとファンが共に手を携えて大団円を迎えられれば良いのではないでしょうか。
以上
PS 最後に付け加えると、民事上の係争になるかもしれませんけど、それは個々人の責任の範囲でやって下さいね(笑)