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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

戦力外通告を受けたベイスターズ戦士たち ~その2~

 今日のベイスターズも忍耐強さを鍛えるのにふさわしい試合をしておりましたが、何事もなかったようなつもりで昨日のエントリーの続きを書きたいと思います。

■19番 藤江均選手

 確かルーキーの年に「ハマのファンヒーター」と自称したりした、ひょうきんなキャラクターが持ち味の選手でした。そのルーキーの年は湘南シーレックスのエース格として投げ続け、非常に良い成績を収めました。スピードガンの無い環境でも球速の劣るのがわかるピッチャーですが、その代わりマウンド度胸が良く、無駄なフォアボールを出さない、ベイスターズらしくない選手というのが第一印象でした。

 1年目2年目は先発で起用されることが多かったものの1軍で思ったような成績を挙げられず、3年目以降はリリーフとしての起用に専念する形となりました。その後は1軍でもそこそこ活躍できるようになりましたが、僕が当時から持っていた懸念として、まだ若いうちから変化球でかわすピッチングばかりしているという点がありました。球速はともかくとしても、やはり打者に「おっ」と思わせる直球がなければ緩急が活きてきませんので、そのへんが先発で通用しなかった一因かなと僕は考えています。

 2013年くらいまでは1軍の試合に出場するほうが多かった藤江選手でしたが、今年は春から非常に調子が悪く、投げれば打たれるの繰り返しでした。酷い花粉症の持ち主で毎年春の調子が悪いとは言われていたものの、その後も例年と比べてマウンドでの表情がどこか自信なさげに見えたものでした。1軍でも長くは活躍できず、結局戦力外通告の憂き目に遭いました。

 今シーズンの不調がどういった理由によるものなのかわかりませんが、こういった瀬戸際に立たされたピッチャーが故障を我慢して投げ続けてかえって悪化を招く場合などもありますので、何か故障を隠してはいないかが心配です。他チームのお偉方の目を引くような豪速球を投げるタイプではありませんが、リリーフ投手にとって重要な強い精神力をどこかのチームに評価していただければと願っています。

 それにしても、昨年の森本稀哲選手といい、一昨年の福山選手といい、ひょうきんキャラの選手はこのチームで長く在籍できないジンクスみたいなものが出来つつあるようで、それが恐い所です。

■64番 眞下貴之選手

 西武に移籍した工藤公康選手の後を継いで背番号47をつけたのが眞下選手です。この年のドラフト1位が現在1軍の主軸として活躍する筒香選手ですが、その筒香選手よりも早く1軍デビューを果たし、巨人戦で先発して勝ち星はつかなかったものの非常に素晴らしいピッチングをしたのが記憶に新しい所です。

 1年目から1軍に通用する所を見せつけてくれましたので2年目の春のキャンプは当然1軍で、そこで尾花監督直々に投球フォームの修正などが行われたわけですが、非常に残念なことに、これが眞下選手の運命を悪い方へ向かわせてしまいました。1年目から2軍の先発ローテで投げていましたので何度もこの目で見ましたが、彼の場合はマウンドで投げる球よりベンチ前でキャッチボールをしている時のほうが速い球を投げていました。だからどこかフォームに修正すべきポイントがあるのだろうというのはわかりましたが、それが非常に中途半端な形で止まってしまい、その後は130キロ出るか出ないかの、非常に寂しい球速になってしまいました。

 その後は転げ落ちる一方です。1軍どころかそのうち2軍の先発がやっという状況に陥りました。背番号も新加入の高橋尚成選手に譲って自らは64番となり、そしてついに今オフで戦力外となってしまいました。

 2年目の春のキャンプで崩してしまったフォームをせめて元通りに戻せさえすれば1軍でも通用するでしょうし、もっと良い形にでもなれば、それこそどこのチームでも先発ローテを任されるくらいの実力の持ち主です。ですから、どこか優秀な投手コーチのいるチームで、育成でもいいから獲ってあげて欲しいと、今回の戦力外を受けた12名の中で一番強くお願いしたい選手であります。

■68番 冨田康祐選手

 2012年シーズンから育成選手として入団した冨田選手は、球速こそ非常に速くて魅力的ではあったものの、とにかくものすごい制球難で、ルーキー年は出場機会を得るのにも苦労をしました。2年目となる2013年も若干良くはなったものの、まだまだ支配下登録は厳しいなという制球難だったのですが、オールスター期間に急にスポーツ新聞から注目を集めるようになり、ほどなくして念願の支配下選手に昇格しました。正直言ってまだ早いとは思いましたが、1軍に昇格した最初の試合でやはり課題の制球難を露呈してすぐに2軍落ちし、その後は1軍昇格する機会もなく、戦力外となりました。

 ただ、戦力外にはなってしまったものの、今年の冨田選手は見違えるような進歩をしていたのです。与四球の数も劇的に減りましたし、防御率もリリーフとしては及第点を与えられる数字にまとめています。だから僕は今年の夏にそろそろ1軍にあげて欲しい選手たちというエントリーの中で彼の抜擢を訴えたりもしたのですが、全くチャンスを与えてもらえませんでした。

 先発投手は今季は比較的充実していたのでチャンスを得にくかったかもしれませんが、冨田選手はリリーフ専門です。リリーフならビハインドの時の出番などいくらでも場所を設けられたと思うのですが、そういった機会はついぞ訪れませんでした。今年なぜ彼にチャンスが与えられなかったのか不可解でならないのですが、一昨年の福山選手のように、彼の能力に気付いて獲得してくれるチームが必ず現れると信じたいと思います。

続きは次号