ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

俺氏、終盤戦のキーマンにシリアコ選手を指名

 

 

 ベイスターズ1軍が抱えている喫緊の課題は投手陣だろうと思います。昨年と比べると手薄な感のある先発ローテ然り、疲労の色が隠しきれないリリーフ陣然り、決壊寸前のような雰囲気を感じずにはいられません。

 

 そこは一つ、三嶋選手と国吉選手と平田選手が救世主となって獅子奮迅の大活躍をしてくれるであろう、という事にしたいと思います。

 

 そもそも投手陣で苦しんでいるのは万国共通みたいな所がありまして(但しカープを除く)、今更どうにかしようとしても有力な選手をトレードで獲得できるはずもなく、外国人選手を探しに行く時間的余裕も残されておらず、したがって現有戦力で間に合わせる他、方法がないのです。

 

 ですから、「どうか三嶋選手と国吉選手と平田選手が人が変わったように大活躍しますように」と、神社に行ってお願いするしか手がないのであります。

 

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 カープを除く他球団がいずれも投手力で苦しんでいるからには、打力で打ち負かせる可能性が高まっているという事でもあります。

 

 そういう状況判断に基づいて僕が申し上げるに、今季終盤のベイスターズにおいてキーマンとなるのは打てるバッターであり、それすなわちシリアコ選手である、という事です。

 

 シリアコ選手はその筋骨隆々とした身体つきから「すごいホームランバッターに違いない!」という期待を抱かせてくれましたが、実はそうではなく、どちらかと言えばアベレージヒッターの趣が強い選手です。

 だからオープン戦もほとんどホームランが出なかったものの、打率を稼ぎに稼いで首位打者に輝いたのです。

 

 もっとも、そこは体力に勝るシリアコ選手だけあって全く長打力がないという事ではなくて、今シーズンもファームで154打席立って7本塁打を記録しています。

 イースタン本塁打王が316打席で14本塁打のヤクルト広岡選手ですから、割合的にはイースタン本塁打王になるくらいの長打力を持ち合わせているという事になるでしょう。

 

 僕の感覚的な言い方をすると、今の技術力でフルシーズン1軍でプレーすると、だいたい15本から25本くらい本塁打を記録しそうな雰囲気がするのが、現在のシリアコ選手、という事です。

 

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 今シーズン序盤に1軍で活躍できずにファーム送りになったシリアコ選手ですが、もうすでに日本の野球というかNPBの野球スタイルにはしっかりアジャストできていて、ファームでは打率は.328で出塁率も.380と、必要十分な数字を残しています。

 イースタン全体の首位打者が日ハムの平沼選手で打率.293ですから、試合に出たり出なかったりの不安定な起用法でこれだけの数字を残せているシリアコ選手を評価できると思います。

 また、ある程度出塁率を稼げているのは、ただブンブン振り回すだけでなくボールをしっかり見れている証拠ですから、これも1軍でも活躍できる一つの物差しといえるのではないでしょうか。

 

 初っ端からシーズン30本以上打ってくれるホームランバッターを求めるのは結構難しいですが、最初はシーズン20本前後だった選手が年を追う毎に長打力を増して、シーズン30本40本と打てるようになる事は、珍しくありません。

 現在のベイスターズに無くてはならない存在になったロペス選手にしても、NPBに来てからの3年間、18本22本25本で、4年目の昨年になってようやく34本ですから、シリアコ選手にもそういう上昇カーブを期待しながら、今は彼の持ち味を重んじる起用法で良いのではないでしょうか。

 

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 シリアコ選手を1軍で起用しようと考えた場合にネックになるのは守備位置の問題です。シリアコ選手の守備位置はファーストかサードで、現在のベイスターズにはファーストにロペス選手、サードに宮崎選手が定着しています。これをどげんかせんといかんのです。

 

 そこで苦渋の決断として、宮崎選手に再びセカンドに戻ってもらえないものか、と考えています。

 

 宮崎選手はオールスターゲームセカンドの守備について問題なくプレーしていましたから、来季の年俸をますます増やしますからどうかお願いしますという事で、セカンドに戻って頂くことも出来るのではないでしょうか。

 彼は梶谷選手と違って環境の変化に対する適応能力が非常に高いので、大丈夫なのではないでしょうか。

 

 そうすることで、ファーストがロペス選手、サードにシリアコ選手、セカンドにミヤザキ選手という、まるで2014年のベイスターズを彷彿とさせる、南米チームっぽい内野陣が成立するのではないでしょうか。

 

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 もしシリアコ選手が1軍のスターティングメンバーに収まると、打線はこのようになるでしょうか。

 

1(中)桑原

2(三)シリアコ

3(左)筒香

4(一)ロペス

5(二)宮崎

6(捕)戸柱or嶺井

7(右)梶谷

8(投)ウィーランド

9(遊)倉本

 

 まさに強力打線です。立ち上がりに不安を覚える相手チームの先発ピッチャーが、ますます不安を増幅させてコントロールを乱すに違いない、恐怖のオーダーです。

 

 これでラミレス監督の大好きな守備固めで試合の終盤はこういうオーダーになるでしょう。

 

1(中)桑原

2(二)柴田

3(左)乙坂

4(一)ロペス

5(三)宮崎

6(捕)戸柱or嶺井

7(右)梶谷

8(投)山崎康

9(遊)倉本

 

 パーフェクトではないでしょうか。

 

 最後のバッターを三振に切って取って笑顔でベンチに帰る山崎康晃選手、それを笑顔で出迎えるキャプテン筒香選手、須田選手のロッカーにこっそりとワインのボトルを置いていくウィーランド選手などなど、素晴らしいシーンが今にも目に浮かんでくるようであります。

 

 

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 ロペス選手が27日の試合を急遽休んでしまい、ベイスターズのクリーンナップは3番筒香4番宮崎5番後藤という、ちょっと迫力に欠けるメンバーになってしまいました。ラミレス監督もその影響を口にしました。

 

 クリーンナップを張るような選手の代わりなどどのチームでも簡単に見つかるようなものでは無いのですが、ことベイスターズに関して言えば筒香選手や宮崎選手のようにフル出場した経験の無い選手がクリーンナップに含まれていますので、これからの残り試合で彼らのうちの誰かが欠ける可能性も念頭に置いておかなければならないと思います。

 

 だからこそ、相手ピッチャーに恐怖感を与えるようなバッターをもう一人ベンチに置いておきたいと、そんな風に考える、近頃の僕なのであります。

 

 

以上

 

 

 

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