やっぱり終わらなかった読売賭博問題
巨人の高木京介選手が野球賭博に関わっていたという発表がありました。
最初の3選手の発表があった際に、僕はブログでこのように書きました。
今回の高木京介選手の問題が明るみに出たキッカケは、週刊文春の記者から取材を受けた事であると言われています。
昨年11月には、わざわざいわくつきの元検察官をトップに据えた調査委員会を立ち上げて、案の定、追加で処分される選手が誰一人現れぬまま落着したわけです。これも結局はお手盛り調査とでも言いましょうか、週刊誌の記者に出し抜かれるような、手ぬるい調査で片付けていたと言えましょう。
元検察官の熊崎コミッショナーはこの件をどのように受け止めるおつもりでしょうか。自らが連れてきたいわくつきの元検察官をトップに据えた調査委員会がいい加減な調査でお茶を濁していたのが白日の下に晒されたわけですから、よもや他人事の態度を取れるはずもありません。
熊崎コミッショナーが読売と結託して、なるべく小さく片付けようとした、ある種腐敗構造のようなものがあったと言われても仕方のない事態です。
最初の3選手以外にもクローズアップされて何人何十人と処分しなければならないような事態になるのを避けるために、あえて熊崎コミッショナーが手心を加えたと、その為にいわくつきの元検察官を連れてきたと、そのように解釈されても仕方がないのではないでしょうか。
スポーツは公平でなければならない筈です。それが、よりにもよってNPBのトップたる熊崎コミッショナー自ら読売に肩入れするような態度を取り、それが不祥事の隠蔽のようなものに結びついていたとあっては、到底許されるはずがありません。
この際、熊崎コミッショナーはいい加減な調査委員会を立ち上げて有耶無耶に終わらせようとした責任をとって辞職するべきではないでしょうか。
また、読売は今年一年棒に振る覚悟で徹底的に膿を出し切るべきです。そうでなければ、今回の高木京介選手のように週刊誌にジリジリと絞り上げられて、何度も何度も追加の処分選手発表と謝罪と役職者の辞任を繰り返す羽目に陥るのは間違いありません。
だからこそ、潔く全ての膿を出し切るべきです。ここでの対応を誤れば、それこそ読売巨人は二度と球界の盟主などと呼ばれなくなるでしょうし、多くのファンから愛想を尽かされて後ろ指をさされるような立場に転げ落ちる事でありましょう。
それにしても、今回の件は、またしてもセンテンススプリングさんの驚異的な調査力、取材力の賜物で、闇に葬られずに済みました。センテンススプリングさんどうもありがとうございます。
プロ野球界は、本当の意味で少年少女の憧れの的になるにふさわしい、清廉な組織に生まれ変わらなければならないと、そのように感じる所であります。
以上