ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2020年8月16日 東北楽天vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 ベイスターズファームでは7月の下旬より、原則として主催試合を全て有観客試合として実施しています。

 

 それで僕は有観客対応が始まったばかりの7月下旬に今季初の球場観戦をする事が出来、その約1ヶ月後の今日、2回目の観戦をする事が出来ました。

 

 7月の試合観戦はその後の僕の予定が立て込んでいたのもあってブログでは書きませんでしたので、遅ればせながら、8月下旬のこの時期になってようやく今季初の試合観戦記を書けるようになった次第、となります。

 

 

 ようやく正月を迎えたような、おめでたい気持ちでブログを書こうと思います。

 

 

 今年のプロ野球はコロナの影響で、かつてのように自由に球場で観戦する事ができなくなったというのは皆様もよくご存知と思われますが、ことベイスターズファームの主催試合においては、球団スタッフの皆々様の大変なご努力のおかげで、多少の制限事項さえ守れば、比較的自由に観戦する事が出来ます。

 

 その制限事項を具体的に挙げると

 

・チケット購入前に申込書を書く。申込書には住所氏名連絡先(電話・E-mail)と、更に、一塁側・バックネット裏・三塁側のどのエリアで観戦したいか希望を書く。

 

・入場時の検温、マスク着用

 

・アルコール類禁止。大声を出すこと禁止。

 

 

 と、「制限事項」と仰々しく銘打つほど難しいものは無く、新型コロナ感染の疑い症状が無い事の一点さえクリアできれば、あとはどなたでもご覧になれるものと思います。

 

 観客同士の座席の間隔を広げる必要上、入場できる人数には限りがあると思いますが、今の所そこまで混雑している様子も見られませんので、ぜひ皆様にもご来場頂きたいと僕は考えています。

 

 

 

                ■

 

 

 新しい生活様式ですよ、という事でベイスターズ楽天のコロナ対策ぶりについて感想を述べますが、楽天に関してはベンチ入りしている選手も首脳陣もほとんどマスクをせず、大声を出しまくっています。

 

 辛うじてベースコーチとチームスタッフ楽天色のマスクをしている様子が見て取れます。

 

 この姿勢については7月に見た時も今回も同じで、長谷川勇也選手のコロナ感染で公式戦が中止になったソフトバンクホークスの教訓を活かせていないのでは?と、疑問の声を上げておきたいと思います。

 

 

 ベイスターズの方はベンチ入りの人数をごく少人数に絞り、試合に出ていない人は首脳陣も選手もマスク着用を徹底し、大声を出してチームを鼓舞するような気配すらありませんでした。

 

 最近はセリーグの全球団(1軍)で首脳陣と控え選手のマスク着用が徹底されてきた感がありますが、ベイスターズについては開幕時からかなり厳密に対策を続けており、この方針はファームでも貫かれています。

 

 この点については、贔屓の引き倒しと言われかねませんでしょうが、僕は非常に良い事をしていると評価したいと思います。

 

 

                   ■

 

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 ようやく本題に入ります。

 

 ベイスターズは2年前に1軍で先発5連勝した事もある京山選手、楽天は日本を代表する名投手の岸選手という、あんまり2軍の試合で見るべきではない対戦となりました。

 

 

 まずベイスターズ先発の京山選手ですが、3回途中3失点でKOとなりました。KOというか、勝手に自分から潰れていったというような終わり方でありました。

 

 2年前の光り輝いていた頃の京山選手と比べると球速が5キロくらい速くなって最速149キロが出ていましたが、そのプラス5キロを無理してひねり出している感じがあり、コントロールが悪くなってフォアボールを連発するわ、速球を投げる時と変化球を投げる時で腕の振りが微妙に強弱が違うのがバッターにバレて簡単に見破られて狙い打たれるわで、京山選手の長所が何も無くなってしまったような、残念な気持ちになりました。

 

 ダルビッシュさんみたいにゴツい身体つきになって軽く腕を振っても速いボールを投げられるようになるか、それとも以前のように140キロ前半の速球をうまく使うスタイルに戻すか、そういう根本的な所を考えるべきではないかと思います。

 

 

 楽天の岸選手は5回を投げて2失点で勝ち負けはつきませんでした。

 

 岸選手と言えばコントロールだと思いますが、今日はそのコントロールに相当苦労しているようでした。相変わらず140キロそこそこのボールを速く見せる技術は一級品でベイスターズの若いバッターもだいぶ苦労しているようで伊藤裕選手以外は全く相手にもならない感じでしたが、細かいコントロールを狙いに行こうとして苦しむ、という感じでした。

 岸選手とタイプが似ていると僕が勝手に思っているのが三浦大輔現二軍監督でありまして、三浦さんもこれくらいの年齢の時にコントロールで相当苦労してファームの試合で火達磨になっている場面もしばしば見受けられました。

 年齢的な体質の変化と、自身の感覚のズレの調整が必要な時期なのだろうと思います。岸選手ほどの大選手ですから、ちょっとやそっと調子が悪いくらいで軽々に判断せず、新しくなった岸選手の活躍を楽しみに待つべきなのではないでしょうか。

 

 

 

 次に野手陣について。

 

 

 なんといっても伊藤ユキヤ選手です。

 

 ルーキーだった昨年に一軍でホームランを連発してみせたりして、実力が相当なものなのは改めて言うまでもありません。

 今日もその実力をいかんなく発揮して、あの岸選手から3安打です。岸選手からチーム全体で5安打しか打っておらず、そのうち3本は伊藤選手です。

 1本目2本目はいずれもギリギリまで引きつけ、はかったように1塁線の内側にライナー性の強い打球でヒットを打ちました。

 その2本も見事でしたが、僕が特に立派だと思ったのが3本目です。さすがに2本打たれて岸選手のやる気スイッチがガッツリ入った3打席目は、100キロ台のスローカーブを伊藤選手にぶつけるかのように投げ、伊藤選手はそれをのけぞるように避けてボール。その次のボールも100キロ台のスローカーブで、今度はストライクゾーンに入ってきた所で、伊藤選手は前のボールでのけぞらされた事などまるで無関係とばかりにキレイにセンター前に返して、お見事3本目のヒットとなったというわけです。

 この3打席目の伊藤選手をのけぞらせたスローカーブは、その次に投げたストライクゾーンのスローカーブの伏線だったんじゃないでしょうか。それで2球続けてスローカーブで、並の選手なら2球目でも前球の記憶が過ぎってつい避けてしまうような場面で、しかし伊藤選手は避けるどころか踏み込んでヒットにしたわけですから、それはもう本当にお見事という他ありません。伊藤選手は大投手岸選手との勝負に完勝したと言っても良いでしょう。

 

 

 実は数年前にこれと似たような場面を、巨人の杉内選手(現巨人コーチ)と、当時まだ二軍で燻っていた頃の宮崎選手の対戦で見たことがあるのです。

 

 その後テレビの解説で登場した杉内選手が宮崎選手について、具体的にその対戦時の件とは指摘しなかったものの、ファームの時から相当すごいと評価していたと語っているのを見まして、一流は一流を知るものだなぁと感じたのを、今日の横須賀スタジアムで、ふと思い出したのであります。

 

 

 とまぁ、ここまでは伊藤ユキヤ選手のバッティングを最大限に褒めちぎってみせた僕ですが、ここから先は全く逆に、厳しく指摘しておきたい所を書いていきたいと思います。

 

 

 試合前のアップの時から伊藤選手の様子を見ていましたが、とにかく怠けているとしか思えませんでした。

 

 他の選手が黙々と体を動かしているのに、伊藤選手だけはダラダラと細川選手につきまとうように話しかけ続け、傍目には細川選手の足を引っ張っているようにしか見えませんでした。

 彼が柔軟体操を軽んじているのは明らかだろうと思います。あれでは防げる怪我も防げないでしょうし、せっかくの才能も怪我で棒に振りかねません。

 

 

 守備や走塁も緩慢です。ボールを取ってから投げるまでに無駄な動作で時間を要して、単なる内野ゴロを内野安打にしかねないシーンが多々見受けられます。

 技術的には決して下手ではなく、セカンドを守ってもサードを守ってもグラブさばきは非常に軽快で器用にこなせる人だというのはよくわかるのですが、守備と走塁に向上心を持って取り組んでいるようには全く見えません。

 

 

 スラッガータイプの選手に少なからず見受けられる傾向ですが、メンタル的に幼いというか、お山の大将的というか、どうも内面が目的に対してまっすぐ向かっていないように思われてなりません。

 

 村田修一さんや多村仁志さんも若い頃は相当なヤンチャ者だったと見聞きしますが、伊藤ユキヤ選手もそういう系譜の選手なのかもしれません。

 

 実力的には村田修一さんの足をもう少し速くしたバージョンのような非常に高い実力の持ち主に違いないと思いますので、彼の鼻っ柱をパチーンと叩いて、その実力を正しい方向へ発揮させるような、そういう熱血指導者との出会いが待ち望まれてなりません。

 

 

 

 楽天の野手では高卒ルーキーの黒川選手がすごいなぁと目を奪われました。

 

 高卒1年目の選手というのは他の先輩選手と比べて体格面で相当に劣っていて「ヒョロヒョロの痩せっぽっち」に見えてしまうのが当然なくらいなのですが、黒川選手の体格は既に他の先輩野手と並んで全く引けを取りません。

 高卒1年目から体格で威圧感を感じたのは近年ではヤクルトの村上宗隆選手や日本ハムの清宮選手などの超一級品ばかりですから、黒川選手もそのクラスに成長してもおかしくありません。

 

 守備の方でもセカンドを守って身のこなしは非常に軽快でセンター前へ抜けようかという打球を逆シングルで取って無理なく1塁に送球できる技術、そして体幹と肩の強さを見せつけてくれました。

 

 バッターボックスの右と左の違いはありますが、浅村栄斗選手のような長打力のある大型セカンドとして、遠くない将来一軍で活躍するのは間違いないと思います。

 

 

 

 リリーフについて。

 

 ベイスターズでは2番手で登板した飯塚選手について触れたいと思います。

 飯塚選手といえば故郷新潟で毎年1試合だけ行われる主催試合で先発を目指す云々というニュースが毎年流れるくらい、1軍で先発ローテを張る事が期待された存在でしたが、今ではファームでも先発ローテに入れず、中途半端にリリーフをしているような状況ではないでしょうか。

 

 今日はKOされた京山選手の後を受けた3回のマウンドこそ無事に無失点で抑えたものの、その次の回あたりから楽天打線のタイミングが合い始めて、無失点で切り抜けてはいるものの、2安打に2四死球で48球と、不満の残る内容で終わりました。

 

 飯塚選手も京山選手と同様に最速149キロ出るようになって、1軍で投げていた頃と比べて5キロほど球速を増してはいるのですが、そのぶん以前よりコントロールの精度が落ちている感じもあって、ブラッシュ選手には初球すっぽ抜けでデッドボールを当ててしまったり、岡島選手に力んで投じた143キロの高めのボールを打たれたりと、持ち味を失っているように思われました。

 

 飯塚選手は入団時と比べて見た感じの体格面の成長がうかがえませんでして、それで球速アップを求めたら色々と無理が生じるのも自明だと思われてなりません。

 

 このままでは正真正銘の崖っぷちであります。奮起を期待しましょう。

 

 

 楽天では巨人から移籍の池田駿選手について。

 さすがにファームで日本人の左ピッチャーが150キロ近いボールを投げることはそうそうありませんので、彼の150キロに迫る速球で球場の雰囲気が一瞬緊迫したのを感じました。トレードされたばかりで注目される存在なのを割り引いてみても、やはり別格の存在感を感じます。

 楽天に移って一度一軍でプレーして今は再びファームの立場のようですが、移籍直後で不慣れな状況で力を発揮出来なかっただけで、もう少し慣れてくれば、この速球とコントロールと度胸の良さで勝ちパターンのリリーフを任されても不思議ではないくらいの実力を感じました。今後に期待しましょう。

 

 

 

 

               ■

 

 

 

 球場でプロ野球を観戦できるのは、1軍でも2軍でも、この上ない幸せに違い有りません。

 

 

 ベイスターズの優勝を願う気持ちに変わり有りませんが、今年に限って言えば、優勝よりも何よりも、プロ野球日本シリーズの最後まで無事に完走出来る事のほうがより大事な目標なのでありまして、プロ野球全球団におかれましては、くれぐれもシーズン中断の事態を招かぬよう、感染防止により一層の注意を払っていただきたいと、改めて申し上げる次第であります。

 

 

 

以上

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

2020年8月16日 東北楽天vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 ベイスターズファームでは7月の下旬より、原則として主催試合を全て有観客試合として実施しています。

 

 それで僕は有観客対応が始まったばかりの7月下旬に今季初の球場観戦をする事が出来、その約1ヶ月後の今日、2回目の観戦をする事が出来ました。

 

 7月の試合観戦はその後の僕の予定が立て込んでいたのもあってブログでは書きませんでしたので、遅ればせながら、8月下旬のこの時期になってようやく今季初の試合観戦記を書けるようになった次第、となります。

 

 

 ようやく正月を迎えたような、おめでたい気持ちでブログを書こうと思います。

 

 

 今年のプロ野球はコロナの影響で、かつてのように自由に球場で観戦する事ができなくなったというのは皆様もよくご存知と思われますが、ことベイスターズファームの主催試合においては、球団スタッフの皆々様の大変なご努力のおかげで、多少の制限事項さえ守れば、比較的自由に観戦する事が出来ます。

 

 その制限事項を具体的に挙げると

 

・チケット購入前に申込書を書く。申込書には住所氏名連絡先(電話・E-mail)と、更に、一塁側・バックネット裏・三塁側のどのエリアで観戦したいか希望を書く。

 

・入場時の検温、マスク着用

 

・アルコール類禁止。大声を出すこと禁止。

 

 

 と、「制限事項」と仰々しく銘打つほど難しいものは無く、新型コロナ感染の疑い症状が無い事の一点さえクリアできれば、あとはどなたでもご覧になれるものと思います。

 

 観客同士の座席の間隔を広げる必要上、入場できる人数には限りがあると思いますが、今の所そこまで混雑している様子も見られませんので、ぜひ皆様にもご来場頂きたいと僕は考えています。

 

 

 

                ■

 

 

 新しい生活様式ですよ、という事でベイスターズ楽天のコロナ対策ぶりについて感想を述べますが、楽天に関してはベンチ入りしている選手も首脳陣もほとんどマスクをせず、大声を出しまくっています。

 

 辛うじてベースコーチとチームスタッフ楽天色のマスクをしている様子が見て取れます。

 

 この姿勢については7月に見た時も今回も同じで、長谷川勇也選手のコロナ感染で公式戦が中止になったソフトバンクホークスの教訓を活かせていないのでは?と、疑問の声を上げておきたいと思います。

 

 

 ベイスターズの方はベンチ入りの人数をごく少人数に絞り、試合に出ていない人は首脳陣も選手もマスク着用を徹底し、大声を出してチームを鼓舞するような気配すらありませんでした。

 

 最近はセリーグの全球団(1軍)で首脳陣と控え選手のマスク着用が徹底されてきた感がありますが、ベイスターズについては開幕時からかなり厳密に対策を続けており、この方針はファームでも貫かれています。

 

 この点については、贔屓の引き倒しと言われかねませんでしょうが、僕は非常に良い事をしていると評価したいと思います。

 

 

                   ■

 

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 ようやく本題に入ります。

 

 ベイスターズは2年前に1軍で先発5連勝した事もある京山選手、楽天は日本を代表する名投手の岸選手という、あんまり2軍の試合で見るべきではない対戦となりました。

 

 

 まずベイスターズ先発の京山選手ですが、3回途中3失点でKOとなりました。KOというか、勝手に自分から潰れていったというような終わり方でありました。

 

 2年前の光り輝いていた頃の京山選手と比べると球速が5キロくらい速くなって最速149キロが出ていましたが、そのプラス5キロを無理してひねり出している感じがあり、コントロールが悪くなってフォアボールを連発するわ、速球を投げる時と変化球を投げる時で腕の振りが微妙に強弱が違うのがバッターにバレて簡単に見破られて狙い打たれるわで、京山選手の長所が何も無くなってしまったような、残念な気持ちになりました。

 

 ダルビッシュさんみたいにゴツい身体つきになって軽く腕を振っても速いボールを投げられるようになるか、それとも以前のように140キロ前半の速球をうまく使うスタイルに戻すか、そういう根本的な所を考えるべきではないかと思います。

 

 

 楽天の岸選手は5回を投げて2失点で勝ち負けはつきませんでした。

 

 岸選手と言えばコントロールだと思いますが、今日はそのコントロールに相当苦労しているようでした。相変わらず140キロそこそこのボールを速く見せる技術は一級品でベイスターズの若いバッターもだいぶ苦労しているようで伊藤裕選手以外は全く相手にもならない感じでしたが、細かいコントロールを狙いに行こうとして苦しむ、という感じでした。

 岸選手とタイプが似ていると僕が勝手に思っているのが三浦大輔現二軍監督でありまして、三浦さんもこれくらいの年齢の時にコントロールで相当苦労してファームの試合で火達磨になっている場面もしばしば見受けられました。

 年齢的な体質の変化と、自身の感覚のズレの調整が必要な時期なのだろうと思います。岸選手ほどの大選手ですから、ちょっとやそっと調子が悪いくらいで軽々に判断せず、新しくなった岸選手の活躍を楽しみに待つべきなのではないでしょうか。

 

 

 

 次に野手陣について。

 

 

 なんといっても伊藤ユキヤ選手です。

 

 ルーキーだった昨年に一軍でホームランを連発してみせたりして、実力が相当なものなのは改めて言うまでもありません。

 今日もその実力をいかんなく発揮して、あの岸選手から3安打です。岸選手からチーム全体で5安打しか打っておらず、そのうち3本は伊藤選手です。

 1本目2本目はいずれもギリギリまで引きつけ、はかったように1塁線の内側にライナー性の強い打球でヒットを打ちました。

 その2本も見事でしたが、僕が特に立派だと思ったのが3本目です。さすがに2本打たれて岸選手のやる気スイッチがガッツリ入った3打席目は、100キロ台のスローカーブを伊藤選手にぶつけるかのように投げ、伊藤選手はそれをのけぞるように避けてボール。その次のボールも100キロ台のスローカーブで、今度はストライクゾーンに入ってきた所で、伊藤選手は前のボールでのけぞらされた事などまるで無関係とばかりにキレイにセンター前に返して、お見事3本目のヒットとなったというわけです。

 この3打席目の伊藤選手をのけぞらせたスローカーブは、その次に投げたストライクゾーンのスローカーブの伏線だったんじゃないでしょうか。それで2球続けてスローカーブで、並の選手なら2球目でも前球の記憶が過ぎってつい避けてしまうような場面で、しかし伊藤選手は避けるどころか踏み込んでヒットにしたわけですから、それはもう本当にお見事という他ありません。伊藤選手は大投手岸選手との勝負に完勝したと言っても良いでしょう。

 

 

 実は数年前にこれと似たような場面を、巨人の杉内選手(現巨人コーチ)と、当時まだ二軍で燻っていた頃の宮崎選手の対戦で見たことがあるのです。

 

 その後テレビの解説で登場した杉内選手が宮崎選手について、具体的にその対戦時の件とは指摘しなかったものの、ファームの時から相当すごいと評価していたと語っているのを見まして、一流は一流を知るものだなぁと感じたのを、今日の横須賀スタジアムで、ふと思い出したのであります。

 

 

 とまぁ、ここまでは伊藤ユキヤ選手のバッティングを最大限に褒めちぎってみせた僕ですが、ここから先は全く逆に、厳しく指摘しておきたい所を書いていきたいと思います。

 

 

 試合前のアップの時から伊藤選手の様子を見ていましたが、とにかく怠けているとしか思えませんでした。

 

 他の選手が黙々と体を動かしているのに、伊藤選手だけはダラダラと細川選手につきまとうように話しかけ続け、傍目には細川選手の足を引っ張っているようにしか見えませんでした。

 彼が柔軟体操を軽んじているのは明らかだろうと思います。あれでは防げる怪我も防げないでしょうし、せっかくの才能も怪我で棒に振りかねません。

 

 

 守備や走塁も緩慢です。ボールを取ってから投げるまでに無駄な動作で時間を要して、単なる内野ゴロを内野安打にしかねないシーンが多々見受けられます。

 技術的には決して下手ではなく、セカンドを守ってもサードを守ってもグラブさばきは非常に軽快で器用にこなせる人だというのはよくわかるのですが、守備と走塁に向上心を持って取り組んでいるようには全く見えません。

 

 

 スラッガータイプの選手に少なからず見受けられる傾向ですが、メンタル的に幼いというか、お山の大将的というか、どうも内面が目的に対してまっすぐ向かっていないように思われてなりません。

 

 村田修一さんや多村仁志さんも若い頃は相当なヤンチャ者だったと見聞きしますが、伊藤ユキヤ選手もそういう系譜の選手なのかもしれません。

 

 実力的には村田修一さんの足をもう少し速くしたバージョンのような非常に高い実力の持ち主に違いないと思いますので、彼の鼻っ柱をパチーンと叩いて、その実力を正しい方向へ発揮させるような、そういう熱血指導者との出会いが待ち望まれてなりません。

 

 

 

 楽天の野手では高卒ルーキーの黒川選手がすごいなぁと目を奪われました。

 

 高卒1年目の選手というのは他の先輩選手と比べて体格面で相当に劣っていて「ヒョロヒョロの痩せっぽっち」に見えてしまうのが当然なくらいなのですが、黒川選手の体格は既に他の先輩野手と並んで全く引けを取りません。

 高卒1年目から体格で威圧感を感じたのは近年ではヤクルトの村上宗隆選手や日本ハムの清宮選手などの超一級品ばかりですから、黒川選手もそのクラスに成長してもおかしくありません。

 

 守備の方でもセカンドを守って身のこなしは非常に軽快でセンター前へ抜けようかという打球を逆シングルで取って無理なく1塁に送球できる技術、そして体幹と肩の強さを見せつけてくれました。

 

 バッターボックスの右と左の違いはありますが、浅村栄斗選手のような長打力のある大型セカンドとして、遠くない将来一軍で活躍するのは間違いないと思います。

 

 

 

 リリーフについて。

 

 ベイスターズでは2番手で登板した飯塚選手について触れたいと思います。

 飯塚選手といえば故郷新潟で毎年1試合だけ行われる主催試合で先発を目指す云々というニュースが毎年流れるくらい、1軍で先発ローテを張る事が期待された存在でしたが、今ではファームでも先発ローテに入れず、中途半端にリリーフをしているような状況ではないでしょうか。

 

 今日はKOされた京山選手の後を受けた3回のマウンドこそ無事に無失点で抑えたものの、その次の回あたりから楽天打線のタイミングが合い始めて、無失点で切り抜けてはいるものの、2安打に2四死球で48球と、不満の残る内容で終わりました。

 

 飯塚選手も京山選手と同様に最速149キロ出るようになって、1軍で投げていた頃と比べて5キロほど球速を増してはいるのですが、そのぶん以前よりコントロールの精度が落ちている感じもあって、ブラッシュ選手には初球すっぽ抜けでデッドボールを当ててしまったり、岡島選手に力んで投じた143キロの高めのボールを打たれたりと、持ち味を失っているように思われました。

 

 飯塚選手は入団時と比べて見た感じの体格面の成長がうかがえませんでして、それで球速アップを求めたら色々と無理が生じるのも自明だと思われてなりません。

 

 このままでは正真正銘の崖っぷちであります。奮起を期待しましょう。

 

 

 楽天では巨人から移籍の池田駿選手について。

 さすがにファームで日本人の左ピッチャーが150キロ近いボールを投げることはそうそうありませんので、彼の150キロに迫る速球で球場の雰囲気が一瞬緊迫したのを感じました。トレードされたばかりで注目される存在なのを割り引いてみても、やはり別格の存在感を感じます。

 楽天に移って一度一軍でプレーして今は再びファームの立場のようですが、移籍直後で不慣れな状況で力を発揮出来なかっただけで、もう少し慣れてくれば、この速球とコントロールと度胸の良さで勝ちパターンのリリーフを任されても不思議ではないくらいの実力を感じました。今後に期待しましょう。

 

 

 

 

               ■

 

 

 

 球場でプロ野球を観戦できるのは、1軍でも2軍でも、この上ない幸せに違い有りません。

 

 

 ベイスターズの優勝を願う気持ちに変わり有りませんが、今年に限って言えば、優勝よりも何よりも、プロ野球日本シリーズの最後まで無事に完走出来る事のほうがより大事な目標なのでありまして、プロ野球全球団におかれましては、くれぐれもシーズン中断の事態を招かぬよう、感染防止により一層の注意を払っていただきたいと、改めて申し上げる次第であります。

 

 

 

以上

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

一生に一度の甲子園を奪われた高校球児達が見ている事を忘れるな

www.dailyshincho.jp

 

 

 今年の高校野球大会は春も夏も中止に追い込まれ、申し訳程度の記念試合が各地域と、センバツ出場予定校で行われるだけとなりました。

 

 一生に一度しか無い挑戦権を奪われた高校球児達の心情を考えますと、未だに、非常に申し訳ない気持ちで体中を締め上げられます。

 

 

 他方で、同じ野球でも毎年行われるプロ野球は2ヶ月遅れかつ短縮日程といういつもと違う点は多々あるものの、しかし挑戦する権利を維持する事が叶いました。

 

 それだけでなく、お客さまの入場を段階的に認められるまでになりまして、日常を取り戻しつつある現状であります。

 

 

              ■

 

 この少しづつ回復しつつあるプロ野球の日常を、一生に一度しか無い挑戦権を奪われたままの高校球児達は、一体どのような気持ちで眺めているだろうか。

 

 僕は気が気ではありません。

 

 

 もしも僕が高校球児たちの立場だったならば、少なくとも「ズルい」とは思うでしょうし、場合によっては恨みにも似た感情を持っても不思議では無いなと思うだけに、だからこそ今の高校球児たちがプロ野球をどのような気持ちで眺めているのか、気が気ではないのです。

 

 

 

                ■

 

 なぜ甲子園の高校野球大会が中止になったのかと言えば、改めて言うまでもなく新型コロナの感染拡大を恐れているからに他なりません。

 

 

 新型コロナの感染拡大をさせない為に高校球児たちに涙を飲んでもらったという事を絶対に忘れてはいけません。

 

 

 にも関わらず、新型コロナの感染拡大を防止する措置を怠っているプロ野球球団、および選手や指導者の姿が散見されるのが、僕はとても気がかりです。

 

 

 そう言うと「心配し過ぎだ」という反論をする人もいるかもしれませんが、そうであるならば、なぜ高校野球をやらせてあげないのか?という疑問を持つ必要があるのではないでしょうか。

 

 

 涙を飲んだ高校球児達が見ている目の前で、感染防止措置なんか適当で良いのだという態度を大人が取っているというのは、示しが付きませんし、高校球児達が負った心の傷に塩を塗り込むような愚行では無いでしょうか。

 

 

 だからこそ、我々は高校球児達の泣き顔を前にして野球をやらせて貰っているのだと強い覚悟を持つ必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

               ■

 

 

 夏の大会を今からやるのは予選の日程の都合もあって厳しいでしょうが、センバツであれば出場校は既に決まっているのだから、今から前言撤回して、記念の交流試合なんて中途半端な事ではなく、センバツを夏の期間にやるという風にしたって、僕は良いと思います。

 

 

 プロ野球は客入れを始め、国はGotoキャンペーンで観光を促進しようかというタイミングで、高校野球だけ新型コロナを理由に中止の方針を継続するという理屈は、僕は矛盾も矛盾、大矛盾だと思いますよ。

 

 

 一生懸命野球を頑張ってきた高校球児達が見ているんだという事を、僕たちは忘れてはいけないと思います。

 

 

 

 

以上

 

 

プロ野球の経営陣と選手達は今こそじっくり腰を落ち着けて話し合いを持つべきだ。

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 プロ野球の練習試合を最後に実施したのが3月25日ですから、それから2週間が経ちました。

 

 その間我々は宙ぶらりんの日々を過ごしております。

 

 実に忌々しい、新型コロナウイルスであります。

 

 

 阪神タイガースから複数の感染者が出たり、公式戦の開幕をいつにするのかの議論が二転三転したり、プロ野球選手が一致結束して募金すると表明したりと、ちょこちょことニュースはあるものの、傍目にはほとんど何も動いていないように思えるのが、この所の日本プロ野球界であります。

 

 

 予定通りに公式戦を行えないのは、当然であります。

 

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言まで発せられる状況を見れば改めて言うまでもありませんが、しかし、ファンの立場からしますと、それにしても退屈過ぎるのであります。

 

 何か楽しい事をやってくれ!と、叫ばずにはいられないのであります。

 

 

                ■

 

 

 この際、ありとあらゆるプロ野球選手、および指導者や経営陣の皆さん達で、スマートフォンとインターネットを使ったネット会議を催してはいかがでしょうか。

 

 そしてその様子をコンテンツとしてファンに公開してみてはどうでしょうか。

 

 

 パッと思いつく議題だけでもこれだけのものがあります。

 

・サイン転売問題への対応

アメリカで始まるワンポイントリリーフ規制について

・現役ドラフト問題

・球団数拡張問題

・引退後のセカンドキャリア問題

原辰徳さんDH熱望し過ぎ問題

 

etc

 

 

 

 平時の場合、これらが労使間で話し合われるのはオールスター期間であります。

 しかし日数が少なく、オールスターに出る選手には調整の時間が、そうでない選手は家族と過ごす束の間の休日が失われるという事もあって、あまり長い時間の話し合いにならず、議論もなかなか煮詰まりません。

 

 現役ドラフトの議論がここまで長引く要因の一つも、この話し合う時間の短さにあるのは間違いありません。

 

 

 しかしだからといってシーズンオフでは、ちょうど契約更改の時期と重なる為に、そもそも労使間で厳しい議論をする時期に適しません。

 あまり激しい事を言い合って契約更改に差し障ると困ると、お互い煮詰まった議論に持ち込みにくい為です。

 

 

 そういった課題をクリアするのに、まさにもってこいなのが、この新型コロナウイルスによるモラトリアム期間と言えるのではないでしょうか。

 

 

 

               ■

 

 

 このネット会議の進め方としては、まずは4/21(火)は18時プレイボールで球団数拡張問題を、4/22(水)は18時プレイボールでサイン転売問題を話し合う、という風に日程と議題を決め、公表します。

 

 そしてそれまでの間に各球団の選手会、およびオーナーサイド(球団社長も含む)でその日のネット会議に登壇する担当選手を決め、いざ当日、12球団の代表選手、オーナーサイドの担当者の合計13名と、司会進行役にヒマそうな野球好き芸能人1名で、ネット会議を執り行う、という風に致します。

 

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4/21(火)18:00 球団数拡張問題

 

球団 登壇者

西武 栗山巧

福岡 和田毅

阪神 福留孝介

楽天 渡辺直人

横浜 山崎康晃

広島 石原慶幸

ハム 斎藤佑樹

中日 平田良介

ヤク 青木宣親

千葉 益田直也

オリ 吉田正尚

巨人 坂本勇人

経営 南場智子

司会 ヨネスケ

(オープン戦順位順)

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 こんな感じになるイメージです。

 

 

 ネット会議の胴元はNPBで、その様子を生中継でファンが楽しめるようにネットやテレビで放送し、ついでに広告でも募ってスポンサー収入を得て、中止になるやもしれぬオールスターゲームの減収分を補ってみる、のも良いかもしれません。

 

 

                ■

 

 我々プロ野球ファンとしましては、長年の習性として18時にはプロ野球が始まるという風に体内時計がセットされ、自動でアドレナリンが湧き出してくる仕様になっております。

 

 よって、このなんだかわからない18時のトキメキを上手に着地させる必要に迫られております。

 

 だからつまり、NPBなんかやれよ!と言いたいのであります。

 

  朝まで生テレビとか青春十代喋り場的なノリでもって、こういうネット会議コンテンツを今の時期限定でやってはくれまいかと、そのようにご提案申し上げる次第なのであります。

 

 

 

               ■

 

 

 

 というわけで皆様あけましておめでとうございます。

 

 新年一発目のブログエントリーは教育リーグを見に行ってきた記事にしようと思っていたのに、無観客だの練習試合だので、結局4月も8日になるまで間が空いてしまいました。

 

 これからも思い出し次第何か書こうと思いますので、宜しくお願いいたします。

 

 

 

以上

「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」ならびに横須賀スタジアムの改良試案

 

 

 既に皆様ご承知おきの通り、我らがベイスターズの総合練習場や選手寮が新しく建設され、今夏より使用が開始されております。

 

www.baystars.co.jp

 

 ですが、ベイスターズの公式ホームページにはいまだにこんなものが残されていて

 

www.baystars.co.jp

 

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 いかがなものだろうかと、僕は思うのです。ここのページの情報は結構前から更新されずに放っておかれていて、横須賀スタジアムの駐車場の駐車可能台数も現在は1/4くらいまで減っているのに、この数字を残したままでは大丈夫なのか?と、指摘しておかなければなりません。

 

 

 というわけで今日は、新しく出来たばかりの新練習場と併設されている横須賀スタジアムについて、まだ出来たばかりなのに早くも改良試案を述べていきたいと思います。

 

 

               ■

 

 

横須賀スタジアムの増席案

 

 ファームチームの本拠地である横須賀スタジアムの公式な定員(収容可能な客数)は確か1500名程度となっていて、それとは別に外野に芝生席が設けられています。

 

 TBSベイスターズ湘南シーレックス)時代は観客動員がそこそこ多かったので外野芝生席を開放する事も少なくなかったのですが、DeNAベイスターズになってからしばらくファームの観客動員が低調だった事もあってか、滅多に開放されなくなりました。

 

 しかしながら近年のベイスターズファンの目覚ましい増加ぶりの影響でファームの観客動員数もうなぎのぼりとなり、先月末に行われた今シーズン最終戦はなんと3480名も来場してチケット販売を打ち切ってしまうほどの盛況ぶりとなりました。

 

 そしてその最終戦の日は、そうなると当然1500席しかありませんから立ち見のお客さんもビッシリと埋まり、珍しく外野席を開放する事と相成りました。

 

 どうも最近は週末ともなるとこれに近いような大勢のお客さんが来てくれるようになっているそうで、さすがにもうこのままではダメなのでは?増席する必要があるのでは?と、僕はご提案したいというわけです。

 

                 ■

 

 増席するポイントは2つありまして、1つは内野にフィールドシートを設けるというものです。

 元々横須賀スタジアムのファウルグラウンドは必要以上に広いので、1塁側3塁側の両方にフィールドシートを合計500席くらい設ける事は不可能ではありません。

 

 もう一つは外野芝生席を常時活用できる構造にする事です。レフトライトの両側の外野席と内野席に接続路を作っておけば、わざわざ外野席の出入り口に検札用のスタッフを配置する必要がなくなるはずです。

 

 それによってトータルの観客収容数を3500名くらいまで引き上げる事ができるでしょう。そこまで大掛かりな工事もいりませんから、来春の開幕から利用する事も十分可能です。

 

 筒香選手のポスティングがうまくいったら、そのお金でこの改修に手を付けてくれたら良いですね。

 日ハム鎌ヶ谷の電光掲示板がダルビッシュ選手のポスティングマネーで建設されたような、ある種の置き土産として後年まで語り継がれたりするのではないでしょうか。

 

 

 

 

横須賀スタジアムの飲食店改善案

 

 横須賀スタジアムで試合のある時だけオープンする飲食物を売る店が3~4つ(うち1つはキッチンカー)ありまして、いずれもハイカロリーなものばかり売っています。

 カレー、焼きそば、たこ焼きのド定番商品と、北原パンのお店ではパンとお菓子とアイスクリームを売っています。

 

 体脂肪率とか糖質を気にしながら生きている僕にとって、そして多くの中高年にとって、またはお年頃の女性にとって、このラインナップはいかにも微妙であると言わざるを得ません。

 

 そこで僕が申し上げたいのが、せっかく三浦半島を本拠地とするのだから、三浦野菜で作ったサラダ屋さんと、近隣の漁港で水揚げされた魚介類を売るお店を、せめて週末だけでもいいので出店して欲しい、という事です。

 

 もう何年か前になりますが、ロッテが千葉の市原市(例の倒壊したゴルフ練習場のある市)でベイスターズとファームの試合をした時に球場脇に出店していた魚介類のキッチンカー的な露店で食べた焼きイカが、それはそれは美味しかったのだと、今でもハッキリ覚えているのです。

 

 市原も内房で漁業の街でもありますから近くの漁港で取れた新鮮な魚介類が味わえるのですが、魚介類というのはとにかく鮮度が良いと本当に美味しいですから、その感動を横須賀スタジアムに来たお客さんにも味わってもらったらどうかと思うのです。

 

 サラダ屋さんと合わせてご家族連れの皆様に食育の面でもお伝えできる事が出てくるでしょうし、こういった地の利は積極的に活かしていかなければもったいないと思います。

 

 

 ■駐車場問題

 

 横須賀スタジアムにはかつて車を200台くらい停められる臨時駐車場がありまして、そこで1回310円で試合開始前から試合終了しばらく後まで駐車する事が出来ました。

 そういった背景から、この球場に車で来るお客さんは多く、臨時駐車場が無くなった今でも試合開始日になると大量の車がやってきて、大勢の人がどこで停めようかと苦悩するようになっています。

 

 冒頭で触れた公式サイトの数字がいつまで経っても正されないのも、この駐車難民を増やしている一因では?と見ています。250台も停められるなら大丈夫だろうと思って来てみたら、とてもとてもそんな台数停められないのです。詐欺みたいなものです。

 

 特に週末ともなれば小さなお子様連れのお客さんも多いわけです。小さな子供を公共交通機関に乗せれば、やれうるさいだの、やれマナーがどうのだのと、あちこちからプレッシャーをかけられまくるご時世ですから、小さなお子様連れのご家族ほど車で移動したくなるものでしょう。

 

 というわけで、ある程度のキャパを得られる駐車場の確保が急務であります。

 

 それで僕が「このへんでどうか?」と見ているのが、道路を挟んだ反対側にある日産の追浜工場に協力を要請する、というものです。

 

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 日産の工場ですから駐車場はたくさんあるでしょう。「警備員をベイスターズが派遣するので、どうか週末だけでも貸してもらえないでしょうか?」と、南場オーナーが菓子折りの一つでも持ってお願いに行けばすんなりOKをもらえないものでしょうか。

 

 ちなみに、この追浜公園、およびベイスターズ練習場の右と左にある道路は週末の朝から夜の間だけ駐車禁止が解除される謎仕様となっており、そのせいで週末はこのへん一体が猛烈な数の駐車車両が数珠つなぎになっております。

 それでも収まらなかった車が交差点内とか駐車禁止が解除されていない別の道に駐車して、見事に罰金2万~3万コースとなっていたようでありまして、それでは不味かろうと思うのであります。

 

 周囲にコインパーキングが潤沢にあれば良いですが、それすら週末は一杯になって収まりが付きませんので、これも早急に手を打って欲しい案件なのであります。

 

 

 

              ■ 

 

 これからこの新練習場や横須賀スタジアムを訪れるお客さんの数はどんどん増えていくでしょう。

 ベイスターズイースタンで唯一ナイターゲームを組むチームですから、ビジターチームのファンも大勢おいで下さいます。それだけ見に来やすい環境なのです。

 

 その見に来やすい艦橋を活かして来場者数を増やし、地域経済にも寄与していけたら良いのではないかと、申し上げる次第であります。

 

 

以上 

 

 

 

 

 

2019年9月29日 埼玉西武vs横浜DeNA (横須賀) の感想

 

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 ファーム最終戦であります。

 

 例年だと1軍の最終戦よりも少し前にこちらが最終戦を迎えて、そしてその後1軍が消化試合であれば若手有望株が1軍お試し昇格で晴れて一軍デビューを飾るという流れがあったのですが、今年はその流れが逆になりました。

 

 そして、1軍の公式戦が全部終わり、「現地で盛り上がりたい勢」な皆さん方がその矛先をファームに向けてくるであろう事が予測できておりましたので、僕もなる早で午前10時過ぎには球場のある追浜公園界隈に到着して、ぬかりなく入場致しました。

 

 また、横須賀スタジアムに隣接する、ベイファン界隈で「追浜第二」との呼び名が定着しつつある新しいサブグラウンドにおいて、故障離脱中の筒香嘉智選手がフリーバッティングに興じる姿も見られました。

 なんでもない住宅街の道路から見える場所で侍ジャパンの4番打者が練習している姿を見られるというのは、なんとも異空間めいているなぁと思いました。

 

 これからプロ野球の試合が少なくなってくると、飢えを感じた熱心なベイファンの方々がこの場所に張り付くようになるんだろうなと、近い将来を想像してみたりもしました。

 

 

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 今季最終戦の先発ピッチャーは、ベイスターズバリオス選手、西武は育成で大卒ルーキーの東野選手という組み合わせです。

 

 試合内容について触れる前に一つ私見を述べたいのですが、どうしてソフトバンク時代にリリーフで好成績を残したバリオス選手を先発で使うことに拘るのか、僕には理解できません。

 バリオス選手はベイスターズに入る前のBCリーグでプレーしていた時も先発をやっていたとは言えそれほど長いイニングを投げ抜いた実績が無かったですから、無理せずにリリーフで良いのでは?と考えるのです。

 チームはなぜかCSで上茶谷選手のリリーフ起用を検討しているらしいのですが、パットン選手が離脱して外国人枠にも余裕があって、なおかつリリーフが手薄な現状を鑑みれば、ルーキーに不慣れなポジションを任せるよりもバリオス選手のリリーフ起用の方がより現実的ではないかなと、僕は考えます。

 

 それはさておきバリオス選手の今日のピッチングについてですが、3イニング投げて被安打2の1失点です。この1失点はヒットで出た西川選手の足にしてやられたもので、そこまで致命的なものではありません。

 球速は140キロを少し超える程度で、外国人ピッチャーが投げるボールとしては少々物足らない感じもしますが、速かろうと遅かろうと抑えてくれればそれで充分です。

 彼の持ち味である緩い変化球もコーナーにうまく決まっていましたし、むしろストレートとの球速差がそこまで大きくないほうがバッターに判断させるスキを奪って良いのかもしれないとさえ思えました。

 恐らくCSのどこかで先発するのだろうと思いますが、それなりの結果を期待しても良いのではないでしょうか。

 

 

 西武先発の東野選手は5回を投げて被安打13の9失点で負け投手となりました。

 球速は140キロ前後でバッターにじっくりと見られているように思えましたし、高めに浮いたボールを強く振り抜かれる場面も目立ちました。初回先頭の関根選手に3球目を先頭打者ホームランされたのですが、この関根選手のスタンスがそのまま後に続くバッターに受け継がれたという印象を持ちました。

 

 左投げで140キロ前後の球速のそこまでコントロールの悪くない大卒、社会人卒ピッチャーというのは数年前まではどこのチームも好んで獲得していたと思いますが、そうやって獲得されたピッチャーがあまり芳しい成果を残せていない印象です。

 そのあたりの教訓を西武ライオンズはどのように活かし、東野選手の将来に結びつけていくでしょうか。

 

 

 次に野手について。

 

 

 今日のベイスターズ打線はマルチヒットをマークした選手が4人もいて数字的には見栄えがするのですが、右バッターは皆レフト方向に引っ張るバッティングが目立ち、相手に助けられて出した数字、という風に読み取ることも出来るだろうと思います。

 そんな中で3安打をレフトセンターライトへ1本づつ広角に放った関根選手は頭一つ抜きん出た存在で前日の試合に引き続き評価できる内容だと思いました。

 

 

 代打で途中出場の山下幸輝選手がライトへ打った瞬間にそれとわかる素晴らしいホームランを放ちました。ランナーを2人置いて迎えた打席でしたが、甘いボールを見逃すこと無く、ミスショットする事無く、絶好のタイミングで会心の一撃でした。打った山下選手もさぞ会心だったのか、打った瞬間に思わずガッツポーズが飛び出したほどでした。

 

 山下選手は一時期は一軍の代打の切り札的存在として活躍し、それによって一軍で充分通用する打力の持ち主だと証明できたと思います。

 その後は守備のミスなどもあって苦しんだ時期も長いですが、それにしてもチームにおける彼の評価が過小なのではないか、もっと1軍で起用される機会があっても良かったのではないかと、僕は思います。

 彼がもし1軍の試合に使われる事があるとすればセカンドかショートあたりになると思いますが、セカンドショートで起用されている選手の中で言えば、ソト選手は別格でしょうけれども、彼を除けば山下選手にも充分に浮上の目があると思うのです。

 チーム内における立場的には非常に苦しい状況に追い込まれておりますが、なんとかもうひと踏ん張りして、1軍の選手になって欲しいと思います。

 

 

 

 西武打線は4点取ったものの、いまいち迫力に欠けると感じました。

 一軍があまりに豪勢なので比較するのは気の毒ですが、重量感のある駒月選手や川越選手の姿が見えないのが残念でした。

 

 その中では愛斗選手が一番西武らしいがっしりとしたいかにもパワーのありそうな佇まいで一時期はファームの4番を座ることも多かったと思いますが、今日は1安打したものの、そこまで目立てていなかったと思います。

 今年は1軍の出場数を一気に増やしていますので首脳陣の期待も大きいと思いますが、小さくまとまらずに強く振れる選手であり続けて欲しいと思います。

 

 

 

 次にリリーフについて。

 

 

 今シーズンから育成選手としてプレーしている左腕のコルデロ選手が昨日今日と連投しました。

 ランナーが居ない状況でもセットポジションからコンパクトなフォームで、球速は140キロ代後半がMAXのようです。コンパクトなフォームのおかげなのか、スタンドで見ていた限りにおいてはスピードガンよりもいくらか速く見えますね。

 あいにく昨日今日ともコントロールに苦しむ状況が続いて、今日はピンチを招いてイニング途中に赤間選手にバトンを渡す格好となりました。

 年齢は21歳と若く伸びしろも充分あると思いますので、もう少し細かい所を磨いて、来年のシーズン途中でリリーフ陣に疲れが見え始めたくらいに、それこそカープフランスア選手のように支配下登録されて彗星のようにデビュー!みたいなシナリオが描けたら素晴らしいと思います。

 

 

 西武のリリーフは6階からイニングづつ登板です。特に球が速いとか眼を見張る変化球があるといった感動は無く、フォアボールを出さないオーソドックスなピッチングが展開されました。

 キャッチャーの中田祥多選手はこういったこれからの若手と積極的にバッテリーを組まれる事が多いような気がしますね。一生懸命コミュニケーションを取ろうとする様子が印象的です。

 

 

 

                  ■

 

 今日出場した選手の中には、もしかしたらもうベイスターズのユニフォーム姿を見られなくなる人も含まれるかもしれないなと、それぞれの選手のこれまでを思い出しながら、いつもよりもやや感傷的な、没入感のある野球観戦を致しました。

 

 チームはこれから初めて本拠地開催としてのクライマックスシリーズを戦い、その後はきっと日本シリーズに舞台を移していく事になると思います。

 プロ野球なのだから1軍に視線が集中するのが当たり前なのですけど、しかしその一方で、もう一つのプロ野球もあるんだという事を噛み締めながら、これからの1週間を過ごしたいと思います。

 

 

埼玉西武4-9横浜DeNA

勝:田村

敗:東野

本塁打:関根(僕の推定飛距離110メートル)、山下(僕の推定飛距離120メートル)

観客数:3480名

 

 

 

以上 

 

2019年9月28日 埼玉西武vs横浜DeNA (横須賀) の感想

 

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 ベイスターズファームチームの公式戦最後の3連戦のうち9/28と9/29の2試合を続けに見てきました。

 9/29の最終戦は絶対外せないと思いつつ、しかしその日の天気予報が微妙で、もし中止になったら悔いが残るなと、それで9/28と合わせて見る事としたわけです。

 

 2軍は1軍と違って中止試合の振替が行われません。もともとイースタンリーグは巨人や日ハムのようにウエスタンリーグのチームと交流戦を組むチームや、交流戦を組まないベイスターズのようなバラバラな所があるリーグです。

 

 つまり、チームによって公式戦の試合数が多かったり少なかったり、といった不均衡が存在します。そのせいだと思いますが、雨で中止になったからといって試合数の帳尻合わせをやらない、のであります。

 

 そして、ベイスターズでは例年、シーズン最終戦で、その年限りでベイスターズのユニフォームを脱ぐことになる選手の思い出出場が行われるような傾向があります。

 

 ですから最後の試合は絶対に見たかったのです。

 

 

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 この日の先発ピッチャーはベイスターズが勝又選手、西武は渡邉選手という高卒ルーキー同士のマッチアップとなりました。僕はどちらも初めて見るはず、です。

 

 まずはベイスターズ先発の勝又選手ですが、3イニング投げて被安打はたったの1本ながら4失点と、厳しい結果となりました。

 その理由は非常に単純でフォアボールを5つも出したからです。球速は140キロを少し上回る程度で慎重に投げているような印象を受けましたが、ストレートも変化球も思い通りにコントロール出来ていないようで、バッテリーを組んだ嶺井選手もだいぶ手を焼いているような感じを受けました。

 

 近年のベイスターズは素質型の高卒ピッチャーを毎年少数獲得してだいたい先発をやらせて育てていくようなルーティンが確立しつつあり、過去に同じような経緯をたどった阪口選手桜井選手(2018年)京山選手(2017年)綾部選手(2016年)飯塚選手(2015年)といった面々の入団初年度の様子とついつい見比べてしまうのですが、これらの先輩ピッチャーの初年度秋の記憶と比べると、球速、コントロール、スタミナなどありとあらゆる面で、まだまだ届いていないなという感想を持ちました。

 

 もっとも、成長が早いからといってその後のプロ野球生活が必ずしも良い方向に向かうとは限りませんので、まずはしっかりと体力をつけて怪我をしにくい体作りをして、基礎を固めていってくれればと思います。

 

 

 西武先発の渡邉選手も2回を投げて7失点でほとんどノックアウトされたといったいい状況でした。

 こちらも球速は140キロを少々超える程度でフォアボールこそ2つで済んでいますが、ボール先行でストライクゾーンに置きに行ったボールをフルスイングされて強い打球を飛ばされる、というパターンが目立ちました。

 この選手はこの日がイースタンでも2試合目の登板だったようですから細かい成績の事であれこれ言うのはまだ時期尚早なのだろうと思います。本来はもっと速いボールを投げられるみたいですから、試合でもしっかりと腕を触れるようになる所から頑張って頂きたいと思います。

 

 

 次に野手について。

 

 

 たぶん今季は人一倍悔しい思いを抱えて過ごしただろう関根選手が4打数3安打4出塁と大きくアピールしました。

 僕が今季ファームで見てきた関根選手はいつも好調なように見えましたし、なぜこれで一軍でなかなかチャンスをもらえないのかという気持ちにもなりました。一軍では数少ないチャンスは与えられたましたが、そこで結果を残せず、それで悔しいだろうなと思ったのです。

 一軍でお試し的にスタメン起用された時の相手ピッチャーが絶好調で他の野手もほとんど手も足も出ない状況で自分も結果を残せず、みたいな運の無さは過去に見てきた二軍暮らしの長い野手に起こりがちな所でもありますけれども、果たして来季はどうでしょうか。

 

 それと、関根選手といえば足はチームでもトップクラスの速さを誇るのに、どういうわけか盗塁成功率があまり芳しくない、という走塁面の懸念があります。

 この試合では初回に関根選手が3塁走者の場面で楠本選手がセンターの定位置より若干左寄りに外野フライを打ちまして、関根選手の足ですから悠々犠牲フライで生還できるなと思って関根選手に注目して見ていたのですが、どうもスタートが遅く、ホームベースをスライディングせずに走り抜けながら、タイミング的にはギリギリセーフという、なんとも微妙な状況でありました。

 余裕で生還できるという気持ちから偶然スタートが遅れただけなのか。それともそのあたりの関根選手特有の悪い癖でもあるのか、そのあたりの改善が求められるかな?と思いました。

 

 

 西武では途中から代打で1打席立ってライト線へ強烈なライナーの2ベースを打った高木渉選手が素晴らしいなと感心しました。

 試合前の打撃練習を見ていまして、背番号72番の選手がやたらスイングスピードが速くて強烈な打球を飛ばしまくっているので、先日見て感心した川越選手だったかな?と選手名鑑を開いてみると、川越選手とは背番号が1番違いの高卒2年目の選手であるとわかりました。

 

 後で調べてわかった事ですが、もうすでにファームで今季12本もホームランを打っているようです。それもチーム試合数の2/3くらいしか出ていませんので、ホームランを打つ割合だけで言えば昨年の村上宗隆選手(ヤクルト)と匹敵するような相当に濃い内容を残しています。

 西武といえば右の和製大砲をどんどん輩出するものの左打ちの選手はどういうわけかみんなアベレージヒッター型になってしまう伝統が30年くらい続いているのですが、果たしてこの高木渉選手はこの先、どのようなタイプの選手としてのし上がって行くことでしょうか。

 いずれにせよ1年2年で1軍の主力級になるのだけは間違いないと思わせる超好素材の選手だと思いますね。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 総勢6名のリリーフピッチャーがマウンドに上りましたが、いずれも厳しい内容だったと感じました。

 

 その中で特に気になったのが砂田選手です。

 

 2017年2018年を1軍のリリーフで大車輪の働きをしてくれましたが、今年はガクッと成績を落ち込ませて、先日久しぶりに1軍復帰したものの、すぐにまた送り返されてしまいました。

 今年何度か見ていますが、まずなにより球速が5キロくらいダウンしてしまいました。たかが5キロ、されど5キロです。この球速ではファームのバッターにも簡単にミートされてしまいます。それで2イニング目に2失点を食らったわけです。

 このイニングは嶺井選手の非常にがっくりさせられるフィルダースチョイスもあったりして気の毒な面もありましたが、打たれた打球はどれも強烈で、2点で済んでよかったという感じもありました。

 どこか故障を隠しているのか。それとも根源的な何かがあるのかわかりませんが、砂田選手にはピッチャーに最も必要とされるメンタル面の強さがありますので、そういった彼の強みを活かせるように、少々球速が落ちても勝負できる先発ピッチャーに立場を戻して、少し時間をかけてでも復活させてあげて欲しいと思いました。

 

 そして、砂田選手の今の状況を見て改めて思うのは、いくらブルペンで投げる球数をしっかり管理するようになったとはいえ、20歳そこそこのピッチャーをリリーフで多投させてはならないという事です。

 それはつまり桜井選手の扱いについてであって、その事を考えて貰えればと思う次第です。

 

 

 

 西武は4人のリリーフピッチャーが登板しまして、その中では最後に投げた相内選手について触れたいと思います。 

 

 相内選手は入団前から東京湾アクアラインで爆走して当局に捕まってみたりとグラウンド外で何かとお騒がせなキャラとして印象深いわけですが、高卒で入団したばかりの頃から150キロ近いボールをビュンビュン投げ込んできまして、いくら不祥事を起こしてもなんとか更生させようと西武が腐心する理由もなんとなくわかるなと当時から感じていました。

 しかしながら、入団7年目となった今、率直な所を言えば当時から球速も変化球も、そして体格もあまり進化しているという感じは見受けられず、相変わらず彼の素質が活かされないままである、という風に思いました。

 

 成績はともかくとしても、体格が変わらないというのは野球に取り組む姿勢みたいなものが露骨に現れる部分ですので、まぁなんとなく想像ができてしまうな、とも思いました。

 

 もう7年も経ってしまったのですね。時間が立つのは早いものだと思います。

 

 

               ■

 

 

 1回2回で猛打爆発して7点も取ったのに、あれよあれよという間にひっくり返されて負け試合となりました。

 ファームの試合ですから勝った負けたはそこまで気にしませんけれども、ピッチャーにしても野手の守備にしても内容があまりに悪過ぎますので、もうちょっと今の時期らしい、この1年の積み重ねを体現するような締まった試合をやってもらいたいものである、と結論づけたいと思います。

 

 

埼玉西武13-9横浜DeNA

勝:斉藤大

敗:砂田

本塁打:知野(僕の推定飛距離115メートル)

観客数:2263名