ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

BCリーグの地区チャンピオンシップ 群馬ダイヤモンドペガサス対福島ホープス(前橋市民)を見てきました

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 このところBCリーグの試合を立て続けに2試合見ておりますが、昨日もまた群馬県前橋市までBCリーグの地区チャンピオンシップ(クライマックスシリーズ的なもの)を見に行ってきました。

 たまたま仕事で前橋界隈の会社と関与する機会がありましたので、趣味と実益を兼ねて、という事になったわけです。

 

 で、前橋と言えば上毛新聞敷島球場という先入観を持った僕は何の疑問も持たずに、夕方5時半頃に敷島球場に到着したものの、なぜか真っ暗でほとんど人気も無い球場を前に茫然自失となり、とりあえず無い頭を振り絞って群馬ダイヤモンドペガサスのホームページを確認して見たところ、なんと前橋にはここから車で30分ほどの場所にもう一つ別の球場があり、この日の試合はそこで行われると、ようやく気付くことが出来ました。

 

 それでまた、焦って事故など起こさぬように平静を保って、なんとか試合開始数分後くらいの前橋市民球場にたどり着くことが出来ました。

 

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 大変のどかな田園地帯にある球場、らしいです。日没後とあってとにかく暗いので周辺に何があるのかよくわかりませんでしたが、観客席に座っているとほんのり酪農関係の香りがしましたので、たぶんそういう環境の中にある球場なのだろうと理解しました。

 

 試合は地元の群馬ダイヤモンドペガサスと、先日引退試合を行ったばかりの岩村明憲監督率いる福島ホープスの対戦です。

 

 先発ピッチャーは群馬が元ベイスターズの伊藤拓郎選手で、福島は先の岩村明憲引退試合で先発を務めた間曽選手です。間曽選手は横浜市出身だそうで、ベイスターズ出身の伊藤拓郎選手とともに我々とご縁のある、親近感を覚える両先発ピッチャーであります。

 

 さて、いきなり試合の結果に触れますが、7-1で福島ホープスの大勝となりました。

 

 群馬の伊藤選手は7回まで投げて3失点と試合を作りましたが、味方打線がカラバイヨ選手のソロホームランによる1得点に留まり、後続のリリーフピッチャーも制球難で失点を重ねて大敗を喫してしまいました。

 福島の間曽選手は丁寧にコースを突くピッチングで連打を許さず、8回1失点で勝ち投手になりました。後を受けたモーラ選手がフォアボールを連発して満塁のピンチを招くも、辛くも後続の打者を抑えて試合を締めくくりました。

 

 群馬の伊藤選手と福島のボウカー選手の対戦を2つ動画で撮ってきましたので載せておきます。

 

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 この日の伊藤選手は少し調子が思わしくなかったようで、全般的に変化球主体のかわすピッチングが目立ちました。その変化球のコントロールも充分では無かった為、苦労したように見受けられました。

 

 3失点のうち2点は2ランホームランで、両翼91メートルの狭い球場のギリギリの所にポール直撃の一発でしたので、運がなかったという解釈も出来るかもしれません。

 

 いずれにせよ、来季こそNPBに復帰してもらいたいと願わずにはいられません。

 

 

                ■

 

 今年はBCリーグの試合をトータル5試合見に行きました。一昨年初めて行って2試合、昨年は3試合、そして今年は5試合です。

 誰かの為にしているのではなく、あくまで僕の興味追求の一環でしかありませんが、毎試合見終えて帰途につく時には、それなりに満足感を得ております。

 

 ただ、非常に残念なことに、やはりお客さんの数には寂しさを覚えます。この前橋市民球場の試合も、恐らく300人くらいのお客さんしかいなかったものと思います。

 僕は車で行きましたので公共交通機関の関係を気にする必要はありませんでしたが、帰った後で調べて見ると、路線バスですら夜8時前には終バスが行ってしまうため、もしも公共交通機関を使って行っていたならば、帰りは駅までタクシーを使わなければなりません。

 

 こういっては何ですが、駐車場に停められた車の数は来場者数とイコールではないかという程で、その割に場内でアルコール類を楽しんでおられる大人の方が非常に多く見受けられましたので、果たして、大丈夫なのだろうかと心配で仕方ありません。

 何が心配なのかは皆さんのご想像にお任せしますが、野球観戦とアルコール類とは切っても切れない間柄ですから、そうであるならば、公共交通機関がある程度整った場所で試合をするか、もしくは代行運転の業者さんを常駐させる位の準備は、必要ではないかと僕は思います。

 アルコール類は、もはや売ったら売りっ放しが認められないご時世ですから、球団の将来を考えるならば、そのあたりの危機感を持つ事と、観客の交通アクセスをもう少し気を配ることをしてもらいたいものです。

 

 

 総論として言えばBCリーグは素晴らしい事に違いないのですが、各論で言えば、収益源をスポンサー収入に頼り過ぎているから、もう少しお客さんを増やす努力をしなければならないのでは?と、かねてより思っている事です。

 

 

                ■

 

 福島の岡下選手と群馬の速水選手がドラフトで指名される事と、群馬の伊藤拓郎選手がNPBに復帰できる事を期待しつつ、また来シーズンを考えたいと思います。

 

 

以上

 

 

2017年9月13日 ヤクルトvs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 僕は今季ベイスターズファームの公式戦を27試合くらい球場で見ている筈なのですが、ルーキー京山選手の登板に立ち会えていません。

 京山選手はもう13試合に登板していますのでそのうち1回位見られていても良い筈だと思うのですが、どうも運命のイタズラというやつでしょうか。なんとなく、京山選手が将来大物選手になるような、そんな気がしてなりません。

 

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 本日の先発ピッチャーはベイスターズが高卒2年目の綾部選手、ヤクルトはドラ1ルーキーの寺島選手です。

 綾部選手は最近僕の観戦試合によく登場してくれます。先日平塚球場の試合に試合中盤くらいからふらりと立ち寄ったら綾部選手が投げていましたし、8月下旬にも横須賀スタジアムで登板を見ることが出来ました。

 

 その綾部選手は7回を投げて被安打6の2失点で負け投手となりました。

 

 球速はこの前見たときよりも若干遅くて141キロくらいしか出ておらず、コントロールにもだいぶ苦しんでいるようでした。特に変化球が高めに浮く場面が目につきました。この前平塚球場で見た試合はブログには書かなかったのですが、スピードガンの渋い平塚球場にも関わらず142キロくらい計時していましたので、140キロ台後半を、それも試合の中盤以降に投げていたわけですから、それと比べると今日の綾部選手は物足りませんでした。

 ただ、それでも被安打6の2失点と大崩れをしなかったのは非常に良い点でありますし、かなり球数を放っている割に最後まで球速が落ちなかったのも、スタミナにはスランプが無いんだという事で高評価できると思います。

 

 今日は石田選手が二軍落ちして先発ノックアウトの飯塚選手の降格も決まったようですので、その代わりを、久保選手や熊原選手との競争にはなるでしょうが、試しに一度投げさせてみてはどうでしょうか?という気持ちもありますね。

 

 

 ヤクルトの寺島選手は5回を投げて被安打2の1失点で勝ち負けはつきませんでした。球速は140キロを若干超える程度であまり速いとは思わなかったのですが、バッターはタイミングを取るのに苦労しているように見えました。だいたい120キロ台の変化球でバッターが腰砕けになるような緩い空振りで倒れるようなシーンも数多く有り、5回しか投げていないのに7奪三振という数字に繋がりました。

 楽天の藤平選手が最近一軍で投げるようになっていますが、見た感じは右腕左腕が逆になっただけの、非常に似たタイプという感じがしますね。スピードガンの数字以上にバッターが速く感じている様子で、この調子ならそろそろ1軍のお試し登板も有りうるのではないでしょうか。

 

 

 次に打線について。

 

 今日は、と言うか今日もベイスターズのバットは湿度100%くらい湿りに湿って、チーム全部で5安打しか打てませんでした。今日のスタメンは一軍実績のある選手も少なくなかったのですが、ルーキーの寺島選手にプロの厳しさを味あわされる結果となりました。

 

 そんな中では白根選手が2安打のマルチヒットと一人気を吐きました。寺島選手からヒットを打てたのはルーキーの松尾選手と白根選手だけですが、白根選手は腕をたたんだコンパクトなスイングで右中間に低い弾道で運ぶ2ベースを放ちました。もう一本は一二塁間をゴロで抜く渋いヒットで、2本とも右方向を意識したような、ジャイアンらしからぬ技巧派の一面を見せました。

 チーム事情もあって去年と比べて出場機会が激減している白根選手です。出場試合数が少ないとその分調子を維持するのも難しいわけですが、なんとか調子を維持して良いアピールが出来ているのではないでしょうか。

 

 

 ルーキーの佐野選手がスタメンマスクをかぶりました。8月下旬の鎌ヶ谷の試合で途中から初マスクを被り、最近はスタメンで出るまでになりました。

 あいにく相手チームが盗塁を企図する場面が僕が見た範囲で存在しなかったのでスローイングがどうなのかはわかりませんが、キャッチングは思いの外うまく、綾部選手の曲がりの大きめの変化球も上手にキャッチしていました。もしかすると亀井選手よりもキャッチングは上手かもしれません。

 来季以降もキャッチャーを続けるなら良いですが、果たしてどうでしょうか。キャッチャーをやると選手寿命は伸びるのですが、彼の長所である打力を磨く機会は大きく損なわれてしまいますので、来季以降も末永くキャッチャーをやらせるつもりが無いなら、彼をキャッチャーとして試合に出すのを極力控えて欲しいと僕は思っているのですが、いかがなものでしょうか。

 

 それこそキャッチャー不足のフォローならば山崎憲晴選手に任せるというのも一手だと思いますよ僕は。

 

 

 ヤクルトは鵜久森選手が猛打賞の活躍です。あんまり「うまく打った」という感じはしなかったのですが、彼の持ち味である思い切りの良いスイングで多少詰まっても外野手の前まで運んだ、という感じの3本だったと思います。

 鵜久森選手が1軍に戻って活躍するとなれば、まずは代打という事になろうと思います。代打で出てきていきなり躊躇いもなくフルスイングするというのは言葉で言うような簡単なものでは無いらしく、だからある程度キャリアを積んだベテランが代打の切り札に収まりやすいのだそうですが、それもなるほどだと、今日の鵜久森選手を見て感じました。

 調子は良いのでしょうし、また1軍で、出来れば阪神戦や巨人戦で大暴れしていただきたいと思います。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズは8回林選手、9回国吉選手が1イニングづつ投げました。

 

 林選手が被安打3にフォアボール1つで2失点です。最初はストレートが130キロ台前半しか出ず、もっとスピードを上げようと力んだような感じでコントロールがばらつき、高めに浮いては打たれ、低すぎてホームベース手前に叩きつけ、そういうピッチングでした。

 それで結局球速は141キロまで上がりましたが、渾身の140キロ近いストレートがいとも簡単にライナーで弾き返される等、かなり苦しい内容に違いありませんでした。

 

 国吉選手は四死球5、被安打1で3失点です。とにかく始めからストレート一辺倒で球速は150キロをマークするも、ストレートでコースを突こうとしてボール先行になり、フォアボールを積み重ねていく流れでした。

 変化球はイニングで4球くらいしか投げませんでしたが、そのうち2球を亀井選手が捕球できずにポロポロして、それで結局ストレートだけでどうにかしようと悪戦苦闘を続けたようにも見えました。

 国吉選手や、三嶋選手もそうですけれども、荒れ球で落ちる変化球が武器のピッチャーはキャッチングの良いキャッチャーとバッテリーを組まないと本当に脆いわけでして、今日はその国吉選手の不器用さが全開で露出してしまったピッチングでした。

 この数字を誰がどこからどう見ても評価できないのは僕も同じですが、かといってこの数字を額面通りに受け取って「国吉選手は期待できない」と見切るのは、それもそれで早計であるように、僕は思います。

 

 

 ヤクルトのリリーフは小刻みです。6回から中島選手久古選手土肥選手が2/3イニングづつ、8回風張選手、9回村中選手がそれぞれ1イニングづつで5人のリリーフピッチャーが登場しました。

 

 これだけ小刻みだと一人ひとりの記憶がほとんど残っていませんが、最後に投げた村中選手は球速に往年の凄みがなく140キロ前後だったように思います。まるで技巧派ピッチャーのように細川選手と亀井選手の2人の若者を三振に切って取りました。

 もうちょっと迫力のあるピッチャーだったような気がするのですが。残念な感じがしますね。

 

 

               ■

 

 今日は平日にも関わらず1000人を超えるお客さんが集まりました。特にヤクルトのレプリカユニフォームを身にまとった方が多くいらっしゃってまして、わざわざ横須賀スタジアムまでお越し下さり誠にありがとうございますと、この場を借りて御礼申し上げたいと思います。

 

 ヤクルトもベイスターズも立場は違えど、なんだか苦しい立場にあるという間柄にあろうかと思いますので、お互い切磋琢磨して頑張っていきたいものですね。

 

 

ヤクルト7-1横浜DeNA

勝:久古

敗:綾部

観客数:1000人ちょっと

 

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

岩村明憲を追いかけて

 

 僕はヤクルトファンでもなければ岩村明憲さんのファンでもありませんでしたが、岩村明憲さんを一人の野球人として、心底尊敬したいと思います。

 

 日米のトップリーグ侍ジャパンにおける華々しいキャリアがありながら、あえて給料が安くて環境の劣る独立リーグに身を置き、さらに監督や球団代表までおやりになるというのは並大抵の事ではありません。

 きっと、もっと環境が整った、高い給料を貰える仕事のオファーも少なからずあったと思いますが、あえて茨の道を進む決断は、なかなか出来るものではありません。

 

 ですから僕は、岩村明憲さんが今季限りで現役を退かれると発表されてから、福島ホープスの試合を3試合見に行きましたし、岩村明憲さんの出身地である宇和島にも足を運んできました。

 

 たった1年、それも本当にごく僅かな範囲でしか足跡を辿れていませんが、こうしていろいろなものを見ながら、世間は、そしてプロ野球界は、岩村明憲さんのような人をもっと評価するべきではないかと、改めて感じ入りました。

 

 

 

                ■

 

 

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 引退試合となった9月10日の武蔵ヒートベアーズ戦は、3600人以上の観客が集まりました。

 

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 普段の独立リーグの試合にどれくらいのお客さんが集まるのか想像しにくいと思いますが、僕がこれまで見てきた合計9試合は300~1800人という範囲で、開幕戦やシーズン最終戦のような特別試合でなければ週末でも500人入るかどうかというのが相場です。

 

 それがこの日に限っては3600人も集まったのですから、やはり注目されたという事です。

 

 

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 岩村さんは引退試合で1番DHとして出場して4打席立ち、2安打をマークしました。始めの2打席はタイミングが全く合わずに苦労している様子が見て取れましたが、感覚を取り戻した3打席目と4打席目は、さすが独立リーグでは格の違いを見せつけました。

 特に最終打席で相対したピッチャーは今秋のNPBドラフトで指名される可能性があると噂される村田陽春選手でしたから、より価値の高いヒットであったと付け加えなければなりません。

 

 

              ■

 

 四国アイランドリーグやBCリーグ、それに関西独立リーグと3つの団体が産声を上げたそもそもの理由は、社会人野球のチームに廃部が相次ぎ、野球文化の担い手が先細ってきた事に端を発しています。

 

 普段NPBばかり見ている我々ですけれども、そのNPBに有力選手を送り込んでくれていた社会人野球が先細ってしまえば、困るのはNPBであり、そしてファンである我々でもあります。

 

 産まれたての雛のようにただ口を開けて、有力選手が供給されるのを黙って待っているようではならないのです。

 

 ですから、先細りをなんとか食い止めようと、あえて苦しい道を歩んでいる独立リーグの人々に、我々はもっと敬意を払わなければなりませんし、そういった現状を憂いて、身体一つで飛び込んできた岩村明憲さんのような人間を高く評価するべきだと、僕は考えたわけです。

 

 この先岩村明憲さんのようなファイターが現れるかどうかわかりませんが、是非とも現れて欲しいですし、そうなるためには、こういった形で野球界に貢献した人物を正当に評価するようでなければならない筈です。

 

               ■

 

 岩村さんは高卒でNPBのヤクルトに入って、そこからMLBでもプレーされて、日本に戻ってきてからは本来の能力を発揮できたとは言い難かったですけれども、それでも独立リーグに入って、それこそてっぺんから下の方まで、全て自分の体で思い知ってこられました。

 

 これにて現役を退かれるわけではありますが、この貴重な経験と能力を、今後も野球界の発展に役立てて下さいますことを、お願いしたいと思います。

 

 およそ20年の現役生活、お疲れ様でした。

 

 

 

以上

 

 

 

 

ベイスターズよ、今こそ原点に立ち帰れ!

 

 4位巨人に0.5ゲーム差に迫られております。

 

 去年の今頃もCSに行けるか行けないかでヤキモキしていましたが、どうも今年のほうが怪しいのではないかと、大変心配しております。

 

 というのも、昨年は主砲の筒香選手が大暴れしていましたし、投手陣でも先発の表ローテの投打の軸がしっかりしていましたので、「ここに回れば」という安心感がありましたけれども、どうも今年はその双方がフラフラしていて、心許ない感じがしてならないのです。

 

 それで、今回は昨年のように投打の軸に安心感を持てるようにするための提言をしたいと思います。

 

■4番筒香に戻すべし!

 

 今年の筒香選手がいまいち波に乗り切れないのは皆さんもご存知の通りですが、今にして思えば、打順を4番から3番に変えた所で、筒香選手が3番という打順に慣れるのにだいぶ苦労するようになったのが大きいのではないでしょうか。

 ちょうどあの頃の筒香選手は、「ようやく復調」という状況で、ラミレス監督もその時期に合わせるかのように3番に打順を変えたわけです。

 

 ですが、僕も含め、多くの日本人は環境の変化に脆いものだと考えています。打順にしても守備位置にしても、ちょっとした違いを大真面目に考え過ぎて、それがプレーに悪影響を及ぼすという事が往々にして有り得ます。

 サードを守ってもセカンドを守ってもあまりバッティングに影響しないロペス選手や巨人のマギー選手のような外国人選手がいる一方で、セカンドサードを行ったり来たりした事でいまいち打率が伸びなかった去年の宮崎選手や、センターを守るとからきし打てなくなる梶谷選手みたいな事例が、日本人には特に多いのであります。

 筒香選手にしても内野からレフトにコンバートされた初年度は開幕から成績が伸び悩み、一度ファーム落ちした事がありました。筒香選手がいくら立派な選手だとは言え、そこはやはり日本人特有の弱みを持った一人の人間であるとみなすべきです。

 

 ですから、僕はこの際、筒香選手を4番に戻して、のびのびと打たせるべきではないかと思うのです。

 

 3番は宮崎選手で5番はロペス選手と脇を固める役者は充分揃っているのですから、是非とも4番筒香選手の復活を求めたいと思います。

 

 

■勝てるキャッチャーを起用すべし

 

 キャッチャー毎の勝率を見比べてみると、どうもハッキリとした傾向が出てしまっているようです。ネットで検索すると上がってくるのはまとめサイトばかりなのでリンクは載せませんが、だいたいスタメンキャッチャーが戸柱選手の時で勝率が4割程度、嶺井選手の時で7割程度という数字が出るようです。

 

 戸柱選手には去年大変活躍していただきましたし、これからも飛躍してくれなければならない1人に間違いないわけですが、ただし、心中している場合ではないだろうというのも、僕の考えです。

 前の監督の頃には「○○選手と心中」などという言葉が度々飛び交っていましたが、あの頃はまだ弱かったからそれでも許せただけで、今年はCS出場が最低条件と言えるくらい、ファンがチームに対して求めているハードルが上がっているような状況にありますから、ですから戸柱選手と心中するのだけは止めていただきたいと、そのように考えます。

 

 むろん、戸柱選手には1軍のベンチに入ってもらい、去年嶺井選手が味わったような悔しい思いを持ってもらいたいと思います。

 今年の嶺井選手があるのは去年の悔しさをバネにしたからであって、それと同じことを今年は戸柱選手に求めて、それでまた一皮むけてもらいたいのです。

 

 率直な所を言えば、僕は嶺井選手がキャッチャーとしてここまで伸びるとは考えても見ませんでした。バッティングは素晴らしいものがあるけどキャッチャーとしては厳しいから、だから野手転向して欲しいと、このブログでも折に触れて書いてきました。

 

 普通の人間も野球選手も、一本調子に右肩上がりでスムーズに成長するなんて事はそうそうあるものではなくて、誰しもがどこかで成長の踊り場を迎えたり、挫折を味わったりするものです。

 それは戸柱選手とて同じことで、ここ最近の戸柱選手が勝てないから未来永劫勝てないキャッチャーであり続ける筈もなく、この苦難を乗り越えて、来るべきベイスターズ黄金時代の貴重な大黒柱になって欲しいと、そのように願ってやみません。

 

 

■エースは今永選手だと監督自ら表明すべし

 

 今永選手は昨年のオフ、自主トレを1人で行いました。ベイスターズの同僚や他球団の先輩に同伴する若手選手が殆どの中で、まだプロで1年過ごしたばかりの今永選手のこの決断には、一抹の不安が拭えませんでした。

 

 しかしながら、有無を言わさぬ好成績を残しているのですから、本当に大したものだと、僕は1人の人間として今永選手に尊敬の念を持つようになりました。

 

 人間は低い方に流れるものだと思うのです。易きに流れると言いましょうか、なかなか自分を追い込むのは簡単ではありませんけれども、それを1年目からやってのけたのですから、今永選手こそがベイスターズのエースであると、認めるべきだと思います。

 

 今年のベイスターズ開幕投手に石田選手が指名されて、なんとなく石田選手がエースであるかのような雰囲気が漂っているわけですけれども、この投手陣全般に漂う弛緩した雰囲気の元凶こそが、石田選手の不甲斐なさに起因しているのではないかと、大変厳しいけれども、僕は思っています。

 

 エースはチームを引っ張らなければなりません。チームを引っ張るためには強い言葉を持っていなければなりませんし、常に言葉で退路を断って、自らを追い込むくらいでなければなりません。自分が投げた試合は全部勝つと言い切れるくらいの度胸と覚悟が無ければなりません。

 

 監督自らが今永選手こそがエースであると公にする事が、今こそ求められているのではないでしょうか。

 

 

 

               ■

 

 「今年は横浜スタジアムでCS開催を」というのが初期の課題であったと思いますし、今でもその旗を降ろしてはいけないのでしょうが、現実問題としてはCS出場権の死守こそが最重要課題に違いありません。

 

 そしてその最重要課題を確実に達成させるためにも、今こそ手を打つべき時ではないでしょうか。

 

 

以上

 

2017年8月30日 埼玉西武vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 今シーズン終了後に行われるファンフェスティバルを横須賀スタジアムで開催するらしいのですが、果たして、球団の中の人は本気なのでしょうか。

 横須賀スタジアムは内野の観客席が1500人分に外野の狭い芝生席がレフト・ライトで合わせて1000人分あるかどうかという、非常に狭い球場です。観客の導線も狭く、トイレも少なく、とても万単位のお客さんをさばける場所とは思えないのです。

 

 しかも球場から一方通行の狭い道路を挟んだ場所には大きな分譲マンションがありますので、騒音問題もかなりシビアです。横須賀スタジアムはこのマンションが出来たおかげで鳴り物禁止になったほどです。

 

 ですから、今から計画を変更して日産スタジアムとか、百歩譲って横浜FCのホームであるニッパツ三ツ沢球技場などをお借りするわけにはいかないのでしょうか。横浜スタジアムが工事で使用できないのを良いことにマリノス横浜FCと共同でファンフェスティバルを執り行う、みたいな事で今から何とかならないでしょうか。

 

 今世紀最悪の悲劇にならなければ良いなと願うばかりです。

 

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 今日の先発ピッチャーはベイスターズが熊原選手、西武は田村選手です。

 

 まずは熊原選手ですが、8回を投げて被安打4の3失点で勝ち投手になりました。

 今日は立ち上がりから140キロ台後半のストレートを低めにビシビシ投げ込みました。2回だけは内野安打のランナーを置いた場面で2ベースとホームランの連打を浴びてしまったものの、それ以外は本当に素晴らしい内容でした。

 熊原選手といえば無駄なボール球を減らせず、そのせいで球数が嵩むのがネックでしたが、今日は終盤に1つフォアボールを出した以外は、常にストライク先行で、ボールになるにしても低めのきわどいコースで「惜しいなぁ」と思えるものばかりでした。

 球速は前半に148キロが出ましたが、試合終盤になっても全く疲れ知らずで、最後のイニングになった8回も146キロのストレートを低めのコース両サイドにしっかりコントロールして投げられました。

 変化球は120キロ前後のカーブとチェンジアップが主だった所で、基本的にはストレート主体で投げているものですから、急に来る120キロ前後の変化球で面白いようにトータル11個の三振を奪いました。

 

 熊原選手は今年の春くらいにはよく見ていましたが、当時からスタミナがかなりあるのかな?と感じていました。あれだけ無駄なボール球を投げまくる割には試合中盤までピンピンしていましたし、今日もチーム事情さえ許せば余裕で完投できたのではないでしょうか。

 

 今シーズンのベイスターズ1軍は雨天中止の振替試合がまだ相当溜まっている筈です。そうすると9月後半からとてつもない連戦地獄になって先発ピッチャーの頭数がいつも以上に必要になってくると思いますので、そこで熊原選手が救世主となって活躍してくれたら、言うこと無いなぁと思いますね。

 

 西武の田村選手は5回を投げて4失点で負け投手となりました。こちらも球速は熊原選手と同じくらいで、最速で148キロがあったかと思います。

 ピッチングフォームがどことなく西口文也さんを思わせる軽快なもので、4失点したとは言っても被安打も4しかありません。そのうち1本は内野安打で、ホームランを2本打たれてしまったのが致命傷になりました。

 ストレートにはそれなりに威力がありましたが、特に目立つ変化球が見当たらず、決め球にいまいちパンチに欠けるという感じでしょうか。

 いわゆる本格派と呼ばれるオーバーハンドのピッチャーで、これから秋と春のキャンプで決め球を身につけて来春に成長した姿をファンに見せつける、という成長曲線が期待されるという感じでしょうか。

 

 

 次に打線について。

 

 今日は佐野選手がセンターバックスクリーンの右に2ランホームランを放ちました。その次の打席ではピッチャーの田村選手が相当強い意識があったのか1球もストライクが入らずに歩かされてしまうほどで、それなりに威圧感を与える存在だったのだろうと思います。

 佐野選手のバッティングを見ていて思うのは、パワーが有るのに打球にあまり角度がつかず、だからあまりホームランが増えないのかな?という事です。今日のホームランも打球の速さは素晴らしいものがありましたが、それほど打球が上に上がらなかったのでフェンスギリギリになってしまいました。

 このへんのコツさえ掴めば、一軍でコンスタントに30本近く打てるようになるのではないかという期待をさせてくれますね。

 

 6回から途中出場した山本武白志選手が2打席立って最初の打席はストレートのフォアボール、2打席目にランナーを二人置いてセンター前へ2点タイムリーを放ちました。

 最初の打席はピッチャーがストライクを全く取れなかったのでいいとして、2打席目は常時150キロ近いストレートをビシビシ投げ込む中塚選手を相手に、必死に粘って粘って、最後も難しい内角のストレートをとてもコンパクトなスイングでセンター前に弾き返す、まさに技アリの一打となりました。

 この打席における粘りも、タイミングがなかなか取れないながらも、カットしてファウルゾーンに飛ばした打球がなかなか鋭かったりして、山本武白志選手のパワーを見せつけつつ、技術も見せつけつつ、非常に見ごたえのあるものでした。

 

 同い年で同期入団の野手が支配下の青柳選手と育成の網谷選手といるわけですが、バッティング技術の向上ぶりについては、ここ最近の山本武白志選手は頭一つ抜け出した感があります。

 何より筒香選手に勝るとも劣らない素晴らしい体格で、清原和博さんを彷彿とさせる理にかなったコンパクトなバッティングフォームをしていますし、最近は右方向に強い打球を打てるようになりましたし、ロマンの塊というのはこの人のことを言うのではないだろうかと思います。

 チームの野手では本当に出場機会が特に少ない山本武白志選手ですが、なんとか、2日に1回でもいいからスタメンで起用して4打席立たせてあげて欲しいと願ってやみません。

 

 

 西武では僕イチオシの駒月選手がレフトへ特大の2ランホームランを放ちました。チェンジアップかなにかが抜けて高めにきた甘いボールだったように見えましたが、見逃さずに素晴らしい集中力を発揮しました。

 近年の西武二軍で主軸を張っていた山川選手や外崎選手が1軍に送り込まれてしまったため多少パワー不足の感も否めない昨日今日の打線でしたが、駒月選手は健在のようで非常に良かったと思います。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズでは9回に須田選手がマウンドに上がりました。不運なヒットを1本許したものの、それ以外の3人のバッターは無難に抑えました。球速は141キロがやっとで、やはり往時と比べると物足らなさは残りますが、コントロールはだいぶ改善されてきました。

 

 

 西武は6回頭から佐藤勇選手がマウンドに上がるも打者2人連続してストレートのフォアボールを出して降板。その後は南川選手、中塚選手、松本選手がそれぞれ1イニングづつ継投しました。

 

 南川選手と松本選手はいずれも三者凡退で終えたものの、7回に登板した中塚選手がヒット3本にフォアボールを1つ出してしまいました。今日投げたピッチャーの中では彼が一番速い球を投げていたと思うのですが、追い込むまではいくものの、最後の決め球がいまいちで、せっかく追い込んだのに・・・という場面もありました。

 たまたま調子が悪かっただけなのか、それとも元々こうなのかわかりませんが、頼りになる変化球が1つあればかなり良くなりそうな雰囲気のする選手なのになと思いました。

 

 

                 ■

 

 

 今月に入って初めて勝ち試合を見ることが出来ました。1軍とは打って変わってとても弱いベイスターズファームですが、こうして頼りになる先発ピッチャーがいれば、それなりに良い試合になるものだと痛感いたしました。

 

 明日も今日と同じく18時から横須賀スタジアムで西武戦が行われます。2000円でビールが飲み放題になるキャンペーンは明日が最終日となりますので、ぜひ横須賀スタジアムに足を運んでみてくださいね。

 

 

埼玉西武3-7横浜DeNA

勝:熊原

敗:田村

本塁打:駒月(僕の推定飛距離130メートル)佐野(僕の推定飛距離125メートル)関根(僕の推定飛距離110メートル)

観客数:995名

 

 

以上

 

 

 

 

2017年8月29日 埼玉西武vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 今日は横須賀スタジアムで行われたナイターの西武戦を見てきました。

 

 対戦相手の西武はベンチも出場中の選手も大変元気に大きな声を出していたのに対し、ベイスターズの選手は実に大人しかったです。

 

 今日の試合では、西武の攻撃中に2塁ランナーが飛び出してしまう場面がありました。ピッチャーが投球動作に入る前に盗塁のスタートを切って二三塁間まで進んでしまったのですが、ベイスターズ内野手から声は出ず、ピッチャーはそのまま投球してしまいました。

 ランナーが焦って帰塁したので盗塁には至りませんでしたが、ああいう場面では内野手がピッチャーに声をかけて牽制を投げるように促し、二三塁のどちらかで刺殺をするのがプロのセオリーという状況でしたから、なんという無気力な事だろうかと嘆かわしく思いました。

 

 もうかれこれ3年位は、こういう草食系のような雰囲気が続いています。一軍に上がれば、選手の声掛けなど大観衆の歓声にかき消されてしまうから、二軍でそれをやっても、あまり意味がない。そんな解釈なのでしょうか。

 

 今年のベイスターズファームは、これといった戦力を一軍に送り込めていません。せいぜい平田選手と嶺井選手、それに飯塚選手くらいでしょうか。これでは一軍選手の危機感を促すどころではありません。

 

 もう少し活気が欲しい、近年のベイスターズファームです。

 

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 本日の先発ピッチャーはベイスターズが高卒2年目の綾部選手、西武は今季途中に入団したファイフ選手です。

 

 まずベイスターズ綾部選手ですが、7回を投げて被安打3の1失点で負け投手になりました。この数字を見てもわかるように、内容的には大変評価できるものでした。被安打3のうち、強い打球と言えるのは山田遥選手に打たれた2ベースくらいだったのでは?と思います。

 綾部選手をこの目で見るのは今回で2回目か3回目くらいですから脳みそにそこまでの記憶がストックされていませんが、今日の綾部選手はストレートの球速が134~130キロと、プロとしては非常に控えめなものでした。あとは120キロ前後のカーブとフォークを投げていたと思います。

 ただ、スピードガンに表示されるのは130キロ台前半なのですが、球場で見た感じとしてはもっと速く感じましたし、対戦するバッターも非常に手を焼いていました。このストレートが主体ですから簡単に打てるかと思いきや、奪三振が二桁の10に達するほどで、とても謎めいていました。

 最近はオーバーハンドというよりはスリークォーター気味のフォームで投げるピッチャーが多いですが、綾部選手は古典的なオーバーハンドの、とても高いリリースポイントから投げ下ろすようなフォームです。身長が189センチもあり、さらにあの高いリリースポイントですから、この高低差が打ちにくい秘訣なのかもしれません。

 今日は7回まで投げて球速は立ち上がりから全く変わらず、疲れた様子も見えませんでしたので、スタミナ面でもなかなか良いところを見せ始めています。

 球速はこれ以上伸びないのか?という点が気がかりですが、非常に良いものを見せてもらいました。

 

 

 西武のファイフ選手は5回を投げて被安打5の無失点で勝ち投手になりました。球速は記憶している範囲では146キロが最速で、最近よくいる6回3失点をコツコツこなすのを信条とするコントロール重視の打たせて取る外国人ピッチャー、という雰囲気です。ベイスターズで言う所のウィーランド選手みたいなタイプです。

 最近はこういうタイプのピッチャーが本当によく目につきますので改めて特徴を言葉で申し上げるまでもありませんが、特にコントロールに難があるわけでもなく、ランナーを出すとイライラするようなタイプでもなく、どうしてここにいるのかよくわからない、力のあるピッチャーだったと思います。

 

 

 次に打線について。

 

 今日はチーム全体で6安打で、内訳は荒波選手白崎選手細川選手がそれぞれ2安打づつです。西武よりチーム安打数が多いのに点が取れない理由は、ごく一部の人しか打てなかったからという事になります。

 

 荒波選手の2安打はいずれもしっかりと狙い通りに打球を飛ばせたクリーンヒットでした。恐らく初対戦であろうファイフ選手のボールをしっかりと見て、好球必打が出来ました。集中力は非常に高いと思います。

 

 白崎選手と細川選手のヒットはコースヒットと言いましょうか、センター前にキレイに打ち返せていますが、そんなに強い打球でもなく、しぶといヒットとでも言いましょうか。

 

 完封負けですから、あまり鮮烈なものはありませんね。

 

 

 西武打線も散発の5安打ですから、これといった話もありません。

 

 ベイスターズ55年会の数少ない生き残りである木村昇吾選手は大怪我から復帰して支配下登録になりましたが、ゴールデンルーキーの源田選手とキャラが丸被りという悲運もあって、ファーム暮らしが続きます。この年齢ながらセカンドを軽快にこなせているのは本人の鍛錬の賜物だと思いますので、引き続き頑張ってもらいたいものです。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズは8回三上選手、9回三嶋選手がそれぞれ1イニングづつ投げました。

 

 まずは三上選手ですが、今日は最速が149キロです。この前鎌ヶ谷で見た時と比べるとボールの高さが低めにくるようになっていて、完全に打ち取った当たりのボテボテの内野安打と、あとは3人を打ち取りました。

 三上選手のコントロールがアバウトなのは今に始まった事ではないのですが、今日のようにコンスタントに狙って低めにさえ集められれば一軍に戻れる日も遠くないのかもしれませんが、それがなかなか安定してくれませんね。

 

 三嶋選手は初球から148キロのストレートを投げ込みました。とにかくストレートばかり投げ込み、最速は150キロに達しました。ルーキーの頃の豪速球を取り戻した感じがあります。

 今日は最初と次のバッターにストレートしか投げず、さすがに一軍実績のある大崎選手にはそれが通用せずにセンター前にキレイに運ばれたものの、その次からようやく130キロ台の曲がりの小さな何かの変化球を投げ始めて、4人で終えました。

 リリーフでいくなら、本当にこのストレートと130キロ台の落ちるボールの2つだけで充分勝負できそうですし、早々に一軍に呼んであげて欲しいなと思いました。

 

 

 西武は6回7回をガルセス選手、8回キャンデラリオ選手、9回誠選手の継投となりました。

 

 ガルセス選手は球速が140キロ台後半のエスコバー選手のようなピッチャーですが、こちらはリリーフに特化しているのか、微妙にフォームを変えてタイミングをずらして投げるテクニックもあるようです。コントロールエスコバー選手ほどアバウトではありません。

 先頭の白崎選手にシングルヒットを打たれたものの、それ以外は非常に見どころのある面白いピッチャーではないかと思いました。

 

 一つ飛ばして誠選手についてですが、打者4人を相手に三振2つ(うち1つ振り逃げ)とキャッチャーファールフライを2つという内容です。今日は149キロのストレートと急角度に落ちるボールで、それで振り逃げされたりワイルドピッチになってしまったりしたものの、投げたコースは決して悪いものではなく、ワイルドピッチはフォークピッチャーの性みたいなものではないでしょうか。

 これだけの素質の持ち主ですし、抑えの切り札のような使われ方をしたら相当いい線いきそうだなぁと感心いたしました。

 

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 明日と明後日も同じく横須賀スタジアムで西武とのナイターが行われます。

 

 まだまだ昼間は酷暑が続きますが、ここ横須賀スタジアムは海が近いおかげで、夕方くらいになると絶妙な海風が吹いて非常に心地よい環境になります。

 また、明後日までは2000円でビール飲み放題のサービスも行われますので、ぜひ皆様もお誘い合わせの上、横須賀スタジアムに足を運んで下さいませ。

 

 

埼玉西武1-0横浜DeNA

勝:ファイフ

敗:綾部

S:誠

観客数:930人くらい

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

日本球界はアメリカ留学を復活させるべきだ

 

 50歳まで現役を続けられた事でも知られる元中日の山本昌さんは、まだプロ入りして間もない若い頃に球団主導でアメリカ留学をし、そこでプロで通用するための様々な技術を身につけたと言われています。

 

 また、山本昌さんがアメリカ留学するのと前後して、西武ライオンズ秋山幸二さんやデーブ大久保さんも球団主導でアメリカ留学をして、様々なことを学んできたと言われています。

 

 1980年代後半の、いわゆるバブル景気の時代の出来事です。この頃は景気が良かったのもあってか、春のキャンプをアメリカやオーストラリアで行う球団が非常に多く、その関係でMLBにコネクションが出来て選手の留学に繋がりやすかったのだろうと推測されます。

 

 それ以降は皆さんもよくご存知のようにバブル景気が弾けて、日本球界も大なり小なりそのしわ寄せを被り、春のキャンプを海外から日本国内に戻すようになり、そして選手に海外留学をさせる球団も無くなってしまいました。

 

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 こういう塩梅にバブルが崩壊して以降、選手の育成にかけるコストを渋る傾向が長年続いてきたわけですが、この流れが最近ようやく落ち着き、やはりある程度の投資をするべきだと考える球団が現れ始めました。

 

 例えば巨人がプエルトリコウインターリーグに若手選手を派遣したり、ソフトバンクや巨人が三軍制を敷いたり、日本ハムが春のキャンプを海外で行うようになったり、オリックスが室内練習場を整えて24時間いつでも練習出来るようにするなど、セリーグパリーグ問わず、育成にお金をかけるムードが盛り上がっております。

 

 そして、こういう時期だからこそ僕が提唱したいのが、かつてのように選手にアメリカ留学をさせるべきだ、という事です。

 

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 今年の夏に問題を起こしてオリックスを退団する事になった奥浪選手などは、特にアメリカ留学をさせたかった選手の代表的な存在です。

 

 バッターとしての素質は一線級のものがあって、高卒一年目からフレッシュオールスターで活躍してお立ち台に上がり、3年目の昨年は一軍でも結果を残しつつあった矢先の出来事でしたから、問題を起こして退団すると聞いた時には、とにかく残念でなりませんでした。

 

 問題の内容を考えれば、本人の精神的に至らない所が少なからずあったのは事実でしょう。だからこそ、言葉もよくわからない厳しい環境に送り込んで、野球の技術に留まらない様々な物事をアメリカ留学で身につけて、一皮むけて帰国することが出来たのではないだろうかと、実は僕は退団するよりも前の、問題を起こして謹慎処分を受けたというニュースを聞いた時に考えていたのでした。

 

 それというのも、先述した山本昌さんが若い頃に技術的にも精神的にも未熟だったものの、アメリカ留学を通じてメキメキ成長したという話が僕の念頭にあったから、でした。

 

 いくらプロだからと言っても、所詮は高校を出て1年や3年の若者の考えることですから、甘い部分や間違った部分も少なからずあると思います。ですから、アメリカの厳しい環境に送り込むことによって、これまでの恵まれた環境では得られなかった学びを得て、一皮むけてくる事が必要なのではないでしょうか。

 

 

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 狭い世界に閉じこもって、狭い世界の了見の中だけで生きていく事には何の意味もありませんし、百害あって一利なしです。様々な知見に触れて、その中から自分にあったものを選んで学んでいく事が、人間を成長させる上で重要です。

 

 それはプロ野球選手とて同じであろうと思います。

 

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 選手だけでなく、コーチもアメリカ留学をするべきではないでしょうか。

 

www.baseballchannel.jp

 今年の5月にこういうニュースが有りました。ベイスターズがあまり効率の良くない練習をしているのをパットン選手が疑問に思っている、という話です。

 

 これもやはり、狭い世界に凝り固まる事の弊害ではないかと思っています。

 

 先述したデーブ大久保さんが西武のコーチ時代にアーリーワークを取り入れて結果を出したのはアメリカ留学の賜物ですけれども、ベイスターズの首脳陣にはそういった発展性みたいなものが見当たらないのであります。

 

 ですから僕は考えるに、球団は今後、引退した選手の中から将来コーチとして球団に残したい人材については、球団の経費でアメリカ留学をさせるべきではないでしょうか。

 

 それこそ、選手のアメリカ留学とセットでも良いと思います。選手のお目付け役という意味と、今後コーチをする上で知見を得るためのコーチ留学という意味とで、2つのメリットが得られるのではないでしょうか。

 

 最近はチームでプレーした経験のある外国人選手を駐米スカウトとして雇用するケースが結構ありますけれども、そういった人たちに現地のコーディネーターも務めてもらえば、様々な物事が捗るのではないでしょうか。

 

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 僕はアメリカの野球が全て正しいなどと言うつもりも無ければ、そのような考えもありません。

 

 ただ、様々な知見を得て、取捨選択の幅を広げる必要があると考えているだけです。

 

 日本プロ野球界の育成システムは昭和50年代から、あまり大きく変わった様子がありません。

 いまだに「地獄の伊東キャンプの復活を!」みたいな話が真顔で語られているのを見ますと、これではいつまで経っても日本野球が進歩しないし、トッププレイヤーのアメリカ移籍は収まらないままだろうと思うのです。

 

 僕は趣味の一環で日本の近現代史、とりわけ昭和初期から日中戦争大東亜戦争に至るまでを書いた本などをちょくちょく読んでいるのですが、このあたりの日本人や旧軍の精神性が、いまだに日本球界に深く根ざしているように思えるし、これではいけないのでは?とも考えております。

 

 だからそういった気風を打破すべく、選手やコーチを定期的にアメリカ留学させるべきではないかと考えているのですが、皆様方はいかがお考えでしょうか?

 

 

以上