ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

BCリーグの地区チャンピオンシップ 群馬ダイヤモンドペガサス対福島ホープス(前橋市民)を見てきました

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 このところBCリーグの試合を立て続けに2試合見ておりますが、昨日もまた群馬県前橋市までBCリーグの地区チャンピオンシップ(クライマックスシリーズ的なもの)を見に行ってきました。

 たまたま仕事で前橋界隈の会社と関与する機会がありましたので、趣味と実益を兼ねて、という事になったわけです。

 

 で、前橋と言えば上毛新聞敷島球場という先入観を持った僕は何の疑問も持たずに、夕方5時半頃に敷島球場に到着したものの、なぜか真っ暗でほとんど人気も無い球場を前に茫然自失となり、とりあえず無い頭を振り絞って群馬ダイヤモンドペガサスのホームページを確認して見たところ、なんと前橋にはここから車で30分ほどの場所にもう一つ別の球場があり、この日の試合はそこで行われると、ようやく気付くことが出来ました。

 

 それでまた、焦って事故など起こさぬように平静を保って、なんとか試合開始数分後くらいの前橋市民球場にたどり着くことが出来ました。

 

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 大変のどかな田園地帯にある球場、らしいです。日没後とあってとにかく暗いので周辺に何があるのかよくわかりませんでしたが、観客席に座っているとほんのり酪農関係の香りがしましたので、たぶんそういう環境の中にある球場なのだろうと理解しました。

 

 試合は地元の群馬ダイヤモンドペガサスと、先日引退試合を行ったばかりの岩村明憲監督率いる福島ホープスの対戦です。

 

 先発ピッチャーは群馬が元ベイスターズの伊藤拓郎選手で、福島は先の岩村明憲引退試合で先発を務めた間曽選手です。間曽選手は横浜市出身だそうで、ベイスターズ出身の伊藤拓郎選手とともに我々とご縁のある、親近感を覚える両先発ピッチャーであります。

 

 さて、いきなり試合の結果に触れますが、7-1で福島ホープスの大勝となりました。

 

 群馬の伊藤選手は7回まで投げて3失点と試合を作りましたが、味方打線がカラバイヨ選手のソロホームランによる1得点に留まり、後続のリリーフピッチャーも制球難で失点を重ねて大敗を喫してしまいました。

 福島の間曽選手は丁寧にコースを突くピッチングで連打を許さず、8回1失点で勝ち投手になりました。後を受けたモーラ選手がフォアボールを連発して満塁のピンチを招くも、辛くも後続の打者を抑えて試合を締めくくりました。

 

 群馬の伊藤選手と福島のボウカー選手の対戦を2つ動画で撮ってきましたので載せておきます。

 

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 この日の伊藤選手は少し調子が思わしくなかったようで、全般的に変化球主体のかわすピッチングが目立ちました。その変化球のコントロールも充分では無かった為、苦労したように見受けられました。

 

 3失点のうち2点は2ランホームランで、両翼91メートルの狭い球場のギリギリの所にポール直撃の一発でしたので、運がなかったという解釈も出来るかもしれません。

 

 いずれにせよ、来季こそNPBに復帰してもらいたいと願わずにはいられません。

 

 

                ■

 

 今年はBCリーグの試合をトータル5試合見に行きました。一昨年初めて行って2試合、昨年は3試合、そして今年は5試合です。

 誰かの為にしているのではなく、あくまで僕の興味追求の一環でしかありませんが、毎試合見終えて帰途につく時には、それなりに満足感を得ております。

 

 ただ、非常に残念なことに、やはりお客さんの数には寂しさを覚えます。この前橋市民球場の試合も、恐らく300人くらいのお客さんしかいなかったものと思います。

 僕は車で行きましたので公共交通機関の関係を気にする必要はありませんでしたが、帰った後で調べて見ると、路線バスですら夜8時前には終バスが行ってしまうため、もしも公共交通機関を使って行っていたならば、帰りは駅までタクシーを使わなければなりません。

 

 こういっては何ですが、駐車場に停められた車の数は来場者数とイコールではないかという程で、その割に場内でアルコール類を楽しんでおられる大人の方が非常に多く見受けられましたので、果たして、大丈夫なのだろうかと心配で仕方ありません。

 何が心配なのかは皆さんのご想像にお任せしますが、野球観戦とアルコール類とは切っても切れない間柄ですから、そうであるならば、公共交通機関がある程度整った場所で試合をするか、もしくは代行運転の業者さんを常駐させる位の準備は、必要ではないかと僕は思います。

 アルコール類は、もはや売ったら売りっ放しが認められないご時世ですから、球団の将来を考えるならば、そのあたりの危機感を持つ事と、観客の交通アクセスをもう少し気を配ることをしてもらいたいものです。

 

 

 総論として言えばBCリーグは素晴らしい事に違いないのですが、各論で言えば、収益源をスポンサー収入に頼り過ぎているから、もう少しお客さんを増やす努力をしなければならないのでは?と、かねてより思っている事です。

 

 

                ■

 

 福島の岡下選手と群馬の速水選手がドラフトで指名される事と、群馬の伊藤拓郎選手がNPBに復帰できる事を期待しつつ、また来シーズンを考えたいと思います。

 

 

以上