読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2016年8月27日 横浜DeNAvs千葉ロッテ (市原) の感想

f:id:suguru0220:20160827211658j:plain

 

 今日は千葉県市原市にありますゼットエーボールパークにて、千葉ロッテの主催試合を見てまいりました。

 僕が家を出たお昼頃の横浜市保土ヶ谷区は非常に強い雨が降っておりまして、これでは東京湾を挟んで反対側の市原市も同じようなものだろうし中止が濃厚かと、行くのを躊躇う気持ちも少なからずありましたけれども、車で1時間ちょっとの場所ですから中止になっても構わないぞと腹をくくって行ってみて大正解でした。

 

 球場の外観を撮影するつもりが、ついうっかり忘れてしまったので、代わりにこの写真を貼っておきます。

 

f:id:suguru0220:20160827212419j:plain

 

 ルアーモジュールを使ったのは僕ではありませんので悪しからず。

 

 今日は年に一度のプロ野球という事で五井駅そばの鮮魚店が露店を出し、焼きイカやまぐろステーキ、はまぐりやいわし、などの海産物を売っており、大盛況でした。試合中に買いに行きましたが、列に並んで順番待ちをしたりして、手に入れるまでに30分位かかってしまいました。

 僕はあまり焼きイカを好き好んで食べたことがなかったのですが、今まで邪険にしてきてごめんなさいと謝罪したいくらい美味しかったです。まぐろステーキも香ばしくて美味しかったです。食べ終えた時の満腹感と、そして絶妙に心地よい気候とあいまって、ものすごく眠たくなりました。お酒でも飲んでそのまま寝入ってしまいたくなりましたが、僕はここに野球を見に来たので、寝ずに野球を見ましたよ。

 

f:id:suguru0220:20160827213141j:plain

 

 ベイスターズの先発が熊原選手、ロッテは大嶺祐太選手です。

 

 まずはベイスターズの熊原選手についてですが、6回を投げて被安打11で7失点の負け投手となりました。

 スピードガンが無いので球速こそわかりませんけれども、ロッテの各バッターがこぞって振り遅れて空振りするくらいビシビシと速いストレートを投げ込みました。140キロ台後半は出ていただろうと思いますし、マウンドを降りる6回裏までスピードが衰えなかったようにも感じました。

 しかしいかんせん変化球の精度が甘く、ここを狙い打たれました。ストレートを打たれたのは打ち損じが都合の良い所に飛んだラッキーなヒットという感じでしたが、変化球はいずれもクリーンヒットを、色んなバッターにまんべんなく打たれまくりました。

 ロッテはファームのバッターでもガタイのいいパワーヒッターが少なくないので、やはり少しでも甘いところへ投げれば強い打球をビシビシ飛ばされます。練習相手としては非常に良いですが、これだけ打たれているのを見ると、まだまだ先は長いなと実感させられます。

 

 今後も先発として続けるのであれば、緩急の使い方とか、球種によってフォームが変わらないようにするとか、そして変化球の精度向上であるとか、課題は少なく無いと思います。

 救いなのは、あのストレートが十分通用している所と、結構スタミナがありそうな所でしょうかね。

 

 

 ロッテの大嶺祐太選手は、ずいぶん長いお付き合いになります。かつて僕が応援していた北川利之選手が1軍でプロ入り初(そして最後の)ホームランを打ったのもこの大嶺選手からでした。北川選手が絶頂期にファールを打って怪我をした時の因縁の相手も大嶺選手でした。北川選手が戦力外通告を受けた秋、イースタンリーグ最終盤の平塚球場の試合であと一歩でホームランという打球を打ったのも、大嶺選手でした。全部対北川の思い出ばかりですみません。

 その大嶺選手は4回を投げて1失点(自責0)で勝ち負けつかずです。最近のベイスターズ三嶋選手と同じような力感のないゆったりとしたフォームから、いかにも「手投げ」のように軽くポンポンと投げ込みました。その割にはあまり制球がよろしくなく、四死球こそ2つ止まりですが、3ボールカウントまでいった打席も少なくなかったように思います。

 僕が焼きイカを買いに行っている間にマウンドを降りてしまったので最後の方はあまりよくわかりませんが、若かった頃にファンが思い描いていたような将来像とはずいぶん違った形になったものだなぁと、そのように感じました。能力の高さは誰しもが認める所でしょうから、それがかえって難しくしていますね。

 

 

 次に打線について。

 

 白根選手が2ランホームランを含む2安打と活躍しました。1打席目のレフトフライも当たりは悪くなく、ちょっと高く上がりすぎてしまったせいで外野フライになりましたけれども、ちょっと角度が違えばスタンドインという打球でした。

 白根選手は高校時代から「ジャイアン」という愛称で知られていますが、プレーの様子を見ていると、どちらかといえば物静かな武士の雰囲気を漂わせます。バットスイングはいつもだいたい思い切りがよく、中途半端なバッティングはめったにありません。

 調子の波もそれほど目立つものがなく、首脳陣さえその気になればいつでも1軍で活躍する準備が整っているのに残念だなと、そのように考えています。一昨年の宮崎選手を見ていた時の感慨に似たものがありますね。一刻も早く一軍にあげて欲しいです。

 

 山下幸輝選手が絶好調です。今日は珍しくショートのスタメンで出場し、守備は特に良くもなく悪くもなくですが、打つ方で3安打の猛打賞です。内容も良く、試合序盤でライトのポール際に特大のホームラン性のファールを打ちましたし、9回もライトフェンス直撃の、あわやホームランという2ベースを打ちました。

 普段あまり守る機会の多くない守備位置につくと守備にばかり頭がいってバッティングが伴わなくなる選手が少なくありませんのでそのあたりを注意して見てみましたが、山下幸選手にとっては全く関係がないようで、心強く感じました。立場上、どこでも守れるほうが一軍に呼ばれやすくなるのは間違いありませんし、それでいて守る方より打つ方が期待の大きい選手でもありますので、そのへんのバランスがいついかなる時でも保たれるのは首脳陣に良いアピールになるでしょう。

 一軍では宮崎選手がサードの人として定着しつつありますので、狙う場所とすればセカンドが最有力でありましょう。打つ方は思い切りの良いバッティングで大変頼もしいですから、セカンドのレギュラー獲りに向けて、この調子を持続させてほしいものです。

 

 今日はもう一人、育成ルーキーの網谷選手が本職のキャッチャーではなくサードでスタメン出場しました。

 バックネット裏から見ていると、さすがにまだ高卒1年目とあって身体つきが華奢に見えます。高校時代は周囲と比べてゴツい方だったかもしれませんが、プロではロッテの香月一選手や肘井選手や青松選手のようなすごいゴツい人がたくさんいますので、見劣りしてしまいます。そのへんは冷静に受け止めて、トレーニングと食事に気を配ってもらいたいと思います。

 網谷選手のバッティングフォームは、かつて中日でプレーされた和田一浩さんを髣髴とさせるなと思いました。網谷選手は春のキャンプで大怪我をしてしまったので実戦に出るようになってまだ日が浅いですが、ああいう難しいバッティングフォームをしている割にタイミングを取るのは上手な方だと感じました。パワーも技術もまだまだですが、どのピッチャーを相手にしてもそれなりにタイミングを取れていますので、見所があると思います。そしてレフト前にヒットを一本打ちました。

 サードの守備は本職ではない割に健闘しました。確か青松選手だったと思いますが、三塁前にボテボテのゴロを打ちまして、それをダッシュよく掴むと、まるで往年の長嶋茂雄さんばりのジャンピングスローで一塁に送球してアウトに仕留めました。あれはお見事でした。取るまではマグレでも出来るでしょうが、あの送球は本物だと思いました。

 怪我で出遅れてしまいましたが、非常に良い物を持っている選手ですから、地に足をつけて頑張ってもらいたいと思います。

 

 

 ロッテ打線では肘井選手が猛打賞の大活躍です。見るからにパワーがありそうですし、今日もセンターオーバーの2ベースを打ちました。以前頭にデッドボールを受けて大変な事になってしまいましたが、その影響は微塵も感じさせません。バットに当てる技術も高いものがありますし、遠くへ飛ばせますし、本当にいい選手です。

 ロッテという球団は川崎に本拠地をおいていた時代から和製大砲が全く育たない伝統があって、落合の呪いなどと一部で言われたりもしています。今年も1軍の日本人最多本塁打は清田選手と鈴木大地選手の6本なのだそうで、ベイスターズで今季途中から1番を打っている桑原選手(9本)にすら遠く及びません。

 ですが、この肘井選手やアジャ井上選手みたいな飛ばす才能を持っている選手はそれなりにおりますから、もうちょっと和製大砲の育成に工夫をこらして欲しいなと、感じています。西武にいる山川選手とロッテの井上選手でもだいぶ差がついてしまっていますので、これはもはや球団の問題と言わざるを得ませんし、このままでは肘井選手の才能も充分に生かせずじまいに終わると懸念してしまいます。

 

 

 リリーフについて。

 

 ベイスターズは7回藤岡選手、8回福地選手がそれぞれ1イニングづつを投げました。

 

 藤岡選手はベイスターズに移籍してすぐに非常に頻繁に起用されて、それから肩か肘の故障で2軍落ちし、最近また試合で投げられるようになりました。

 元々そこまで速い球を投げるタイプではなかったと思います。今日も見た感じでは140キロ出ているのかいないのかという印象のストレートが中心でしたが、右バッターの内側から外に逃げていくようなストレートや変化球を淡々と織り交ぜて次々と空振りを奪い、全く危なげなく三者凡退に切って取りました。

 藤岡選手はとてもメンタルが強く、そして安定している人という印象があります。1軍に上がったとすれば特に勝ち継投とかビハインド時みたいな所定の位置を決めてもらえない難しい役どころが任される可能性が高いでしょうが、それは裏を返せば、しっかり踏ん張ってくれれば落としそうな試合を取り戻すかのような、そういう大きな役割でもあろうと思います。とても重要ですし、クライマックスシリーズ進出には藤岡選手の力が必要です。

 肩肘に異常さえなければ、今日の内容ならすぐにでも一軍に呼ばれる可能性があると僕は思います。

 

 9回の福地選手はこれといった印象がありません。彼の弱点である制球難こそ顔を出さなかったものの、あっという間に追加点を奪われてしまいました。球速もそこまで出ていなかったようにも感じました。なんというか、小さくまとまってしまった感じがしました。なぜこうなったのかよくわかりませんが、彼の長所を今一度思い出して欲しいものですね。

 

 

 ロッテは5回から伊藤選手宮崎選手藤岡選手香月選手吉原選手金森選手と怒涛の6人の継投です。

 

 その中で香月良仁選手について触れますが、巨人にいるお兄さんと違ってベイスターズに厳しく、1イニングを三者三振で圧倒的に片付けられてしまいました。

 スピードガンがないので球速はわかりませんが、熊原選手と同じくらい速く見えました。なんだかもうあれよあれよというまに三振を取られまくって、見ているこちらが訳がわからなくなりました。

 1軍では抑える時と打たれる時でハッキリしているようで、気持ちの問題なのでしょうか。あれだけのボールを投げられるのなら1軍でセットアッパーや抑えを任されても不思議ではないと思いますので、そこはなかなか練習で身につくことではないのかもしれませんが。

 

 

               ■

 

 僕は毎年ファームの試合を数十試合見ていますが、これまでで初めてでは?と思うくらいの、ものすごい数のお客さんで賑わいました。ウグイス嬢による公式発表があったのかどうか僕にはわかりませんでしたが、見たところ3000~4000人は入ったのではないでしょうか。

 その中には市原市民向けの優待であるとか少年野球チームの動員などもあるので有料入場者がどれくらいカウントできたのかわかりませんが、ファームの試合でここまで集まってくれるのは本当に素晴らしいことですから、ロッテはもっと千葉県内の公式戦開催を増やすべきだと思いました。

 

 普段から生で試合を見てきていないお客さんの反響というのは、それはそれは独特なものがあります。今日はロッテのサブロー選手がスタメン出場されましたが、オーダー発表でサブロー選手の名前が読み上げられた時の反響たるや、それはすごいものでした。これはまさに「お客さんに喜ばれている」と実感できる瞬間でもありました。

 

 ロッテ主催では今日の他に明日の袖ヶ浦と来月の柏の試合を行うようですが、こんな少ない試合数しかやらず、あとは観客席の少ない、お世辞にもお客さんを呼ぶ場所とはいえないロッテ浦和で試合をするのは、とてももったいないと思います。

 ロッテ球団は今日のお客さんに感謝し、千葉県内の試合を、それこそ週末や祝日の主催試合全てで行うくらいの気持ちを持ってもらいたいと、そのようにお訴えしたいと思います。

 

 

 

横浜DeNA6-8千葉ロッテ

勝:藤岡貴

敗:熊原

S:金森

本塁打:白根(僕の推定飛距離120メートル)

観客数:僕の推定で3000~4000人

 

 

以上