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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

野球人口回復のために硬球ではなく、まずはカラーボール&カラーバット野球の復活を

 

 この記事を読んで、少し考えました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 野球人口問題にプロ野球チームが危機感を持つ事は非常にまっとうで正しいと思う反面、果たして、アプローチの仕方はこれで良いのかという疑問も持ちました。

 

 硬式野球に興味を持つ子供といえば、野球少年の中でもかなり意識が高い方の子供ではないかと僕は考えます。

 僕も中学生の頃に、高校でも野球を続けている先輩と一緒に硬式球で練習をした事があります。軟式球でも当たると痛いのに、硬式球が当たった時の痛さは比べ物にならないもので、恐いなというのが強い印象として今でも記憶に残っています。

 

 それくらい、比較的強い興味を持っている子供たちを集めた所で、それが果たして野球人口問題にどの程度意味があるのかという疑問があるのです。

 

 それよりもむしろ、野球の面白さを体感したことがない子供に、いかにして野球に触れてもらうかが重要なのではないでしょうか。

 

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 僕が子供の頃にお世話になった地元の少年野球チームも今は部員数がかなり少なくなってしまい、活動をサポートする大人たちの人数と部員の数が同じくらいになってしまいました。傍目には、少年野球チームというよりも大人の集まりに付き合わされている子供たちという絵面に見えるほどです。

 世の中は少子化ですが、僕の地元は全国でも稀有な人口急増地域であり、子供の人数はそれなりにいるのです。だけれども部員が集まらないのです。これは僕の古巣チームのみならず、近隣の別チームも全く同じ状況で、中には解散してしまった所もあります。

 

 その理由は、一つには地元に川崎フロンターレというJリーグチームがある土地柄サッカー少年が多い事もあるでしょうが、それよりも何よりも野球ができるような広い遊び場がほとんど無く、普段遊びとしての野球が全くと言っていいほど存在しなくなってしまったからだと、僕は見ています。

 

 でもまぁ、まとまった遊び場が無いのは僕が子供の頃からほとんど変わっていません。僕が子供の頃も多摩川の河川敷に子供だけで遊びに行くのは禁じられていましたので、団地の駐車場とか、車通りがそれほど多くない道路で窮屈な思いをしながら、それでも工夫を重ねながら、カラーボールとカラーバットで野球をしていたものです。

 

 それが最近はカラーボール&カラーバットで野球をする子供を、全く見かけなくなってしまいました。

 

 これが野球人口減少の原因として見逃せないのではないかと、僕はかねてから考えてきました。

 

 

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 野球の道具はただでさえカネがかかるのです。ボール1個さえあればなんとかなるサッカーと違って、野球はバットだのボールだのグローブだのと、とにかくカネがかかるのです。

 僕が子供の頃はバブル前夜だったから親もカネを惜しみなくつぎ込んでくれましたけど、現在は当時より世帯平均年収が2割位減って、大学進学率が上がって、消費増税社会保障料の増額等その他諸々で各御家庭の財政事情は非常に厳しいわけですから、なかなかカネのかかるスポーツを自由にやらせようという風にはいかないと思います。

 

 カネがかかる上に、野球は何かと危険の多いスポーツです。世の中には色んなスポーツがありますけど、道具(バット)がそのまま凶器になるスポーツはそうそうありません。だからおちおちバットも振っていられません。ボールだって眼の辺りに当たれば失明もありうる危険なものです。

 

 財政的にも安全面からも、子供が野球から遠ざかる材料がこれでもかというくらい揃いまくっているのです。

 

 

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 その点、カラーバット&カラーボール野球は経済的に優しく、道具を揃えるのに1000円もあれば充分です。

 

 そして、グローブなどいらないくらいボールが柔らかく、バットも軽量かつソフトな作りをしているので頭にあたっても怪我をするほどにはならないと思います。これほどまでに世の中にマッチした野球道具は他にないのでは?と思います。

 

 だから僕は、特にシーズンオフなどに野球選手や著名なOBを各地に派遣して、これで野球をやりましょうと、ごくごく初歩的な所から野球の普及活動をやるべきだと考えています。

 

 また、各球団も球団公認グッズとしてカラーボール&カラーバットを売るべきです。それも、これはあくまで普及活動を目的としているので値段は良心的に設定し、より多くの子供や親御さんの元に渡るようにすべきです。

 

 普通の玩具として売る場合だと玩具メーカーや販売店がニーズをいまいち掴みきれずに売り場の確保がままならなかったり、プロモーション活動がおざなりになったりする可能性がありますから、これはNPB各球団が率先して手掛けるべきです。

 

 それと並行して、子供が平日の放課後にやるような普段遊びが安心して出来るように、認定見守り員みたいな制度を設けるべきです。

 子供が街頭犯罪などに巻き込まれるのを恐れて外で遊ばせたがらない親御さんも多いと聞きます。ですからそういった地域の声に、各球団が応えるべきです。

 

 具体的な方法としては、よく街をウロウロしている定年後の高齢者の方々に、カラーバット&カラーボール野球をする子供たちを見守る係としてボランティアをお願いするのです。

 そのボランティア活動を熱心に行ってくださる高齢者の方には、お礼としてたまに球場の入場券を進呈したり、または人間の承認欲求を満たすような仕掛けを用意して、活動をアシストするわけです。

 

 それらを統括する組織としては、地域に密着をしつつ、ネームバリューと信頼感のあるプロ野球チームがふさわしいのではないかと思います。

 

 

                ■

 

 地元の少年野球チームの監督とは今でも付き合いがあるので時々話したりもしますけれども、まずは少年野球チームに入部をするような精神的なハードルのある所よりも、もっと身近な近寄りやすい所から野球に触れてもらう機会を増やす必要性を感じております。

 

 また、普段野球で飯を食わせていただいているプロ野球チーム各位におかれましては、そこに深く関わるべき、責務のようなものもあるのではないだろうかと考えます。

 

 冒頭で触れた西武ライオンズの取り組みを否定するつもりは一切ありませんが、それよりももっと初歩的な所での取り組みに着目して欲しいというのが、僕の今回の訴えという事になります。

 

 

以上