ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

万永ベイスターズ

 

 ベイスターズの来季首脳陣の顔ぶれが決まったようです。

 

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 今年のファームの首脳陣が誰だったのかピンと来ない方のために、2017年版も貼っておきます。

 

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 大きく変わった点は、まずなにより監督が1998年戦士の万永さんに変わったという事です。

 

 ファームの監督は、ある意味1軍監督よりも体力的に厳しいポジションです。そのため今シーズン中もオリックス田口壮2軍監督がシーズン途中に体調を崩されて休養されましたし、日本ハム田中幸雄2軍監督も体調不良を理由に今季限りで退任されてしまいました。

 ですから二宮監督から万永監督へ18歳若返ったのは、監督の健康を考える上でも、非常に良かったと思います。

 

 万永さんと言えば現役時代から日焼けした肌がトレードマークみたいな人でしたから、真夏もデーゲームばかりのファームの試合で絵になる監督さんになるのではないでしょうか。

 

 監督としての手腕は未知数ですが、守備力の強化がチームの重要課題の一つでもありますので、現役時代から守備に定評があった万永監督には、ぜひその部分の強化をお願いしたい所です。

 

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 コーチ陣の顔ぶれも激変しています。

 

 まず投手コーチについては、川村丈夫さんと大家友和さんの2名体制です。川村さんは過去にもベイスターズでコーチをされていた事がありましたし、大家さんも昨春に現役を引退してから社会人野球のコーチをおやりになっていたとの事ですから、プロアマの違いはあれど、お二方とも指導実績があると評価して良いと思います。

 

 ベイスターズファームの投手コーチでは浅野コーチが今年からファームの専属になったおかげで飯塚選手や綾部選手の1軍デビューが実現し、また平田選手や三嶋選手の復活にも大きな役割を果たしてこられました。

 ですから浅野コーチが退団されるのは非常に残念ではありますが、川村大家両コーチにその方向性をしっかりと引き継いでいただければと考えています。

 

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 打撃コーチも総入れ替えとなって、ベイスターズと中日でコーチを歴任された嶋村一輝さんと、今年からベイスターズの球団職員として働いてこられた柳田殖生さんの2名体制となりました。嶋村さんはオリックスからベイスターズへ、柳田さんは中日からベイスターズへ、ともに選手時代にトレードで入団したという共通点があります。

 

 今季のベイスターズで、ファームから1軍に上がって打撃面で目覚ましい活躍を果たした選手は、非常に残念ながら、ほとんど見られませんでした。

 チーム打率もイースタン・リーグでワーストとなる.234(トップは巨人の.270)でしたので、厳しい表現になりますが、惨憺たる結果に終わったと言えるでしょう。

 特に気になったのはシーズン最終盤に1軍に昇格した細川選手です。ファームでは一向に調子が上向かないままだったのが、1軍に呼ばれて1軍のコーチや監督から打撃指導を受けた途端に結果を出す事となりまして、一体ファームでは何を教えていたのかという声も挙がる始末でありました。

 

 ですからコーチ陣が総入れ替えとなるのはやむなしだと思いますが、しかしこの人選は、果たして如何なものでしょうか。

 

 嶋村一輝さんはベイスターズで現役引退後に2年間コーチを務め、その後中日に移って初年度は1軍、2年目となる今季は2軍で打撃コーチをおやりになっていたわけですが、中日の1軍コーチ時代のチーム打撃成績はリーグワーストで、2軍コーチの今季はウエスタン・リーグで5球団中4位と、これまためぼしい結果を残せずじまいでした。

 その、いまいち実績に乏しい嶋村コーチと、コーチ初体験の柳田さんで2名体制というのは、なんだか僕はとても不安になってしまうのであります。

 

 僕のこのブログでの経験上、ファンの中に「コーチなんて誰がやっても同じ」「悪いのは選手」と言う人も少なくないようですが、今季のベイスターズファームの投手陣が浅野コーチの専属化によって激変したのは見ての通りですし、他にも腕利きコーチとの出会いで才能が開花した選手のエピソードなども枚挙にいとまがないのですから、誰をコーチにするのかの人事が非常に重要であると、現実を直視することを主張したいと思います。

 

 率直な所、来季の打撃コーチ陣が何かの学びを得て劇的に才能を開花させ、打撃成績が見違えるほど良くなってくれたら良いなぁと、半ば神頼みに近い心境に至っております。

 

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 打撃コーチの人選以上に心配なのがバッテリーコーチです。こちらも総入れ替えで、中畑監督時代にもバッテリーコーチを務めていた新沼慎二さんと、今季はブルペンキャッチャーを務めていたつる岡賢二郎さんの2名体制です。

 

 まず新沼さんについては、率直な意見としては、前回コーチを務めた際にはバッテリーエラーがNPBのワースト記録を出すような惨状となり、退任した翌年に入団した戸柱選手が新沼コーチの教え子を蹴散らす格好で初年度からレギュラーを取るという状況で、芳しい結果が得られなかったものと承知しています。

 自分の教え子がルーキーに負けるというのは、なかなか重い事実であります。

 

 つる岡賢二郎さんについては、まだ現役を退いてから1年しか経っていない事と、現役時代にもこれといった実績も見られなかった事から、指導者としての実力は未知数としか言い様がありません。

 長年選手をしていればベテラン選手として後輩に技術を伝承するような事もあったかもしれませんが、つる岡さんの5年間の現役時代にそういう事があったとはなかなか考えにくいですから、そういった所から評価を下すのも難しいでしょう。

 なにより経験が物を言うポジションなだけに、これからお手並み拝見というほかありません。

 

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 守備に関しては福原さんと小池さんで、多少肩書の変更は見られるものの、ほとんど変更点がないと言えるでしょう。万永監督と福原コーチで内野守備コーチが2名いるようなものですから、これから守備をビシビシ鍛えてもらえればと思います。

 

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 12球団全体を見渡してみると、セパの最下位チームが揃って1軍監督の交代と、それに伴うコーチ陣の大変革が行われているようであります。特に腕利きと名高いコーチを、球団OBか否かに関わらずに呼び寄せて、チームの強化に本腰を入れているように思われます。

 

 それに対するベイスターズファームの組閣は、顔ぶれこそ大胆に入れ替わったものの、いまいち力の入れ具合が他球団に見劣るように思われてなりません。

 

 どんなコーチも最初は新米コーチなのですから新米コーチそのものを否定するつもりはありませんが、新米コーチに指導者のなんたるやを指し示す立場の先輩コーチも実績が乏しいようでは、やはり不安が拭えないのが当たり前ではないでしょうか。

 

 かつて池田前球団社長が「コーチも育てる」と声高に訴えていたのをご記憶されているベイスターズファンも少なくないと思いますが、あれから数年が経ち、経験の浅いコーチを呼び寄せてコーチとしても一人前に育て上げようというかつての目論見は、もはや跡形もなくなっていると言えるでしょう。

 だからこそ投手も打撃もバッテリーもコーチの総入れ替えという状況に陥っているのです。

 

 ですから、いい加減この方式には見切りをつけて、腕利きのコーチには相応の高給をお支払してでも、ベイスターズのコーチになっていただけるようにするべきではないでしょうか。

 

 少なくとも、クライン選手のような高年俸の外国人選手を連れてくるよりかは費用対効果が見えやすく、チーム強化に結びつくのではないでしょうか。

 

 

 「1軍と2軍の差が大き過ぎて選手間の競争が起きにくい」と言われるのはファームの首脳陣に問題があるからだと、高田GMにはよくよく考え直して頂きたいと思います。

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

正確な送球と正確な捕球で、来季こそリーグ優勝と日本一を目指せベイスターズ

 

 

 思い起こせば、2016年のラミレスベイスターズ1年目は「凡事徹底」などという、おおよそプロ野球チームのチームスローガンらしからぬ四文字熟語を掲げて船出をしたわけでありますが、それがこうして、この四文字熟語を全うできなかったが故に、あと一歩の所で日本シリーズ3勝目を逃し、日本シリーズ敗退を決定づけたのでありまして、因縁めいているなぁ、昨夜僕はしみじみと感じておりました。

 

 子供が大人から野球を教わる時、まず最初に学ぶのはキャッチボールでは無いでしょうか。そしてそのキャッチボールは、相手の胸をめがけて投げなさいと、繰り返し教わるものではなかったでしょうか。

 

 その、野球を知る者なら誰しもが必ず耳にするイロハのイを全うできずに、日本シリーズ3勝目をすんでのところで逃してしまったのですから、野球の神様はよく見てらっしゃるし、こういうチームが日本一になってはならないという、ある種思し召しみたいなものではないだろうかと、僕は考えました。

 

 他の11球団全てのチームがそうであるように、ベイスターズもまた来年、一からやり直さなければなりません。

 

 

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 それにしてもベイスターズに守備のミスが目立った日本シリーズでした。思いつく限りで順不同で挙げてみると

 

・柳田選手の強めのセカンドゴロが柴田選手のグラブの下を抜けてヒットに

・2塁への盗塁を試みたランナーを刺すべく投じた嶺井選手の送球が高めに浮く

・梶谷選手の本塁送球が1塁側へ逸れた

ダブルプレーで送球を受けた倉本選手がファンブルしてオールセーフ

サードゴロダブルプレーの場面で宮崎選手の1塁送球が高く浮きダブルプレーに出来ず 

・砂田選手がピッチャーゴロで飛び出した3塁ランナーを刺さずに1塁に投げて1失点

・サヨナラのランナーが本塁に突っ込んできた際、嶺井選手が本塁よりかなり後方に守っていため捕球できず

 

 これが全て失点に結びついたミスなのです。

 

 ソフトバンクもトータルで3つくらいのミスはしているのですが、そのうち致命的といえるのは第5戦の明石選手のプレーくらいでしょうから、やはりシーズン最小失策はダテでは無かったと言えるでしょう。

 

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 日本シリーズの戦前の予想ではソフトバンクが圧勝すると予想した人が多かったと思います。それが蓋を開けてみれば、第6戦の延長戦までもつれる大激戦となりました。ベイスターズは下馬評を覆し大善戦したという見方も出来るでしょう。

 

 ですが、僕は、4つ負けたうち3つは守備のミスで落としたと判断していて、ですから大善戦したのは事実であるが、しかし爽やかに敗者を讃えようという気持ちには、すんなり切り替えられておりません。

 

 これならまだ、力の差を見せつけられて負けたほうがまだ良かったと、言葉に表し様のない悔しさで満ち溢れています。

 

 

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 僕は数日前にこういうブログエントリーを書きました。

 

suguru0220.hatenablog.com

 スポーツナビの方では非常に多くのアクセスと賛否両論が激しく分かれるコメントを頂いたわけですが、この中で僕が懸念したものが、不幸にも的中してしまいました。こんな懸念など当たらないほうが良かったと、今でも思っています。

 

 また、梶谷選手を擁護する意見の中でも梶谷選手の守備の不安を挙げている人は少なからずいて、ですから、タラレバではありますが、延長11回の中村晃選手がフォアボールを選んでランナー12塁となった所で、ライトに関根選手を守備固めとして送る事も出来たかな?などとも考えています。

 なんにせよ第3戦の時点でソフトバンクは梶谷選手の弱点に気付いていましたし、昨夜の川島慶三選手のサヨナラヒットもものの見事にライト方向に狙い撃ちしていましたので、大変悔いの残る結果になりました。

 

 ただ、昨夜のサヨナラの場面については梶谷選手ばかり責めてはいけないとも思っています。上の方でも書きましたが、嶺井選手のポジショニングにも問題がありましたので、梶谷選手だけが批判の矢面に立たされるのはアンフェアだとも思っています。

 

 

 突き詰めれば、梶谷選手も嶺井選手も、そしてなによりラミレス監督も、最後のツメが甘かったという事なのだろうと思います。

 

 この本当にわずかな歪を埋めて、また来シーズン、今度こそリーグ優勝と、そして日本一を目指してもらいたいと思います。

 

 

              ■

 

 日本シリーズの悔しさとかイライラは横に置いて。

 

 一昨年までビリだったベイスターズが、たった2年でソフトバンクと雌雄を決する立場になっているとは、さすがに上出来過ぎたとも思います。

 

 僕は2014年頃から、この戦力があれば最低限CSには出られると本気で思っていました。あとは勝てる指揮官さえ据えてもらえれば、この夢のような舞台にベイスターズが足を踏み込めると信じて疑いませんでした。

 

 ですから、僕はこの2年間に大変満足しています。

 

 野球ファンというのはいつもとてもワガママで贅沢な要求をする生き物で、それは自分自身が痛いほど実感できているのですが、そのワガママはこの瞬間ひとまず横に置き、この満足感の表明と、チームへの感謝を申し述べたいと思います。

 

 まだ選手も首脳陣やチームスタッフの皆さんも嬉しさより悔しさのほうが強いんじゃなかろうかと思いますが、少なくとも僕は思うに、皆さんは僕達ベイスターズファンの期待に充分応えてくれたと思います。だから感謝申し上げます。

 

 また来年、今度はさらにもう1つ上のステージを目指し、短いオフの間ではありますが、しっかり体を休めてもらいたいと思います。

 

 今年一年、夢を見させてくれてありがとうございました!

 

 

 

以上

僕は梶谷選手を猛批判したい

 

 

 今朝、この記事を読んで呆れ果て、思わず言葉を失ってしまいました。

 

www.hochi.co.jp

 まだ日本シリーズの試合が残っているというのに、なぜランエンドヒットのサインだったと記者さんに答えてしまったのでしょうか。これではソフトバンクにサインが筒抜けになってしまうではありませんか。

 

 記者さんは他社よりも良い記事を書くために手を変え品を変え内情を引き出しにかかってくるのが当然で、だからこそ選手も首脳陣も慎重に言葉を選んで取材に応えるものです。プロ入り11年目の梶谷選手が、まさかそんな基本を知らなかった筈もなく、軽率極まりないものです。

 

 ベイスターズの首脳陣は今頃慌ててサインの変更に取り組んでいるのではと思いますが、それにしてもこの梶谷選手の言動は不用意でした。

 

 

              ■

 

 ベイスターズはストレートの3連敗を喫し、もう後がありません。初戦は大差をつけられての敗北で特にあれこれ言う事もありませんが、2戦目と3戦目についてはベイスターズのツメの甘さ、雑さが顕著に出てしまって自滅した格好でありました。

 

 その中で僕が指摘したいのは、2戦目の7回裏2アウト満塁から中村晃選手のライト前ヒットで2点を奪われた場面です。

 

 ここでは本塁クロスプレーで長時間のビデオ判定の結果セーフとなってソフトバンクの決勝点となる通算4点目が認められた格好ですが、そもそもクロスプレーでセーフになった原因は、梶谷選手の本塁への送球が1塁側に逸れてしまった点にありました。

 

mainichi.jp

 ソフトバンクの村松コーチが言うように、送球がストライクであればアウトに終わって、同点のまま3アウトでチェンジに終わる筈の場面でした。

 

 外野手の前に転がった打球を本塁に送球して刺殺を試みるというのは、イチロー選手のレーザービームでもよく出てくる場面であり、いわば外野手の腕の見せ所であります。

 ましてや、この場面はちょうどライト定位置前にやや強めに転がったイージーな打球だったわけで、僕は打球が一二塁間を抜けた瞬間に「2塁ランナーは還って来られない」と直感したような状況だったので、落胆の度合いもひときわ大きいものがありました。

 

 

 ではなぜ梶谷選手の送球が逸れてしまったのでしょうか。

 

 理由は複数あると思いますが、僕が特に気になったのは、梶谷選手が打球に対して一直線に入らず、やや横からスライドするような形で捕球してから送球動作に入った点です。

 2アウト満塁ですから2塁ランナーはイチかバチかで本塁生還を目指して突っ込んでくるでしょう。だから外野手は自分の前に打球が飛んだら最初から本塁にダイレクト送球するつもりでまっすぐに助走をつけて捕球体勢に入らなければならない所を、梶谷選手は打球にまっすぐ入れず、やや体勢を崩しながら送球しました。

 それが送球が逸れる要因になったのではないでしょうか。

 

 そしてそれはつまり、準備不足、怠慢プレーだったのではないのかと、僕は厳しく批判したいと思っています。

 

 塁上にランナーを置いた場面で外野へのゴロヒットが飛んできたら打球に向かってまっすぐ助走をつけて捕球体勢に入るのは外野手のイロハのイであります。その基本を怠った事が、あの数センチのタッチの遅れに繋がって、1点差の敗北に繋がったのです。

 

 

 倉本選手の痛恨のエラーだとか、桑原選手がノーヒットだったとか、ベイスターズの敗因は他にも色々あると思いますが、しかし倉本選手にしても桑原選手にしても、準備不足とか怠慢でああいった結果に繋がったとは、僕は思いません。

 彼らは精一杯のプレーをしたと、きっとほとんどのベイスターズファンが彼らを咎めることはしないだろうと思います。

 

 ですからこの2名については、この失敗を糧にさらに大きくなって欲しいとポジティブに受け止めているのですが、梶谷選手については、あまりポジティブな受け止めが出来ずに居ます。

 

 もしもライトが関根選手だったら。もしもライトが細川選手だったら。もしも荒波選手だったら。そんな事ばかり考えてしまっています。

 

 もしも僕が荒波選手だったら、今頃地団駄を踏んで悔しがったに違いありません。

 

 こちらはどんなに結果を残しても控えかファームの場しか与えられないのに。梶谷選手は夏バテで全く打てなくなってもレギュラー扱いをされ続けて、その挙句がこのプレーかよと、テレビに向かって物を投げつけて画面をぶち破ってしまうんじゃないだろうかと、勝手な想像を巡らせています。

 

 

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 夢にまで見た日本シリーズは、あと何試合戦えるのか今のところ想像もつきません。梶谷選手が次の試合でどういう結果を残すのかも想像できません。

 

 ですが、少なくとも控え選手に惨めな思いをさせるようなみっともない結果だけは残してくれるなと、強く申し上げたいと思います。

 

 

以上 

 

ベイスターズはルールに則って正々堂々と戦い、そして勝った。それに対してゲーム差がどうのこうの言うのは言いがかりである。

 

 ベイスターズが昨年初めてクライマックスシリーズ進出を決めた時は様々な方面から「借金持ちでクライマックスシリーズに出るなんて認められない」等といった言いがかりが多数寄せられた事を記憶しておりますが、それが今年は日本シリーズ進出を決めた途端に「首位カープと14.5ゲーム差も開いているのに」といった、ニューバージョンの言いがかりをつけられるようになりまして、少々うんざりしております。

 

 元々現行制度がこうなっているというのは今季が開幕する前から決まっているのに、なぜベイスターズ日本シリーズ進出を決めた後になって、このような事を言い出すのでしょうか。

 

 ベイスターズが何か卑怯な手段を用いたのならともかく、NPBや12球団の偉い人たちが集まって決定したルールに則って戦った結果がベイスターズ日本シリーズ進出なのであって、それについてゲーム差が云々と言うのは、それは「批判」では無く、ただの言いがかりであると、断固主張したいと思います。

 

 「批判」と「言いがかり」では、言葉の意味が全く違うのであって、現行のルールに反するような意見も、むろん言いがかりに過ぎないわけです。

 

 先般行われた衆議院選挙において結構極端な結果が出た事で、投票日が過ぎた後になって小選挙区制度が悪いと後出しジャンケンの言いがかりをつけるような人が非常に多く見受けられるわけでありますが、それと全く同じであります。

 

www.asahi.com

 朝日新聞は「価値を考える機会に」等と書いておりますが、一介のベイスターズファンの立場からすれば、このおめでたいタイミングでこんな議論をスタートするのは我々の喜びに水を差す、著しく無粋で不愉快で仕方がありません。

 

 全く無神経であり、TPOをわきまえない不愉快な朝日新聞、およびこれに類する言いがかりを繰り返している人達に、貴方がたの言い草が著しく不愉快である旨、強く申し伝えたいと思います。

 

 

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 NPBがクライマックスシリーズという名称でプレシーズンマッチを行うようになったのは2007年のシーズンからですが、そもそもの発端はパリーグが2004年から独自にスタートさせたプレーオフ制度が非常に盛況であったため、セリーグがそれを真似て2007年に始めた制度というのが、事の経緯になろうかと思います。

 

 で、僕はこの2004年のプレーオフの最初の試合を一プロ野球ファンの興味として、また元西武ファンの興味の一環として実際に西武ドームに足を運んでみたのでありますが、とにかく非常に面白く、ついついその2日後にも同じく西武ドームに足を運んで第3戦も見てしまいました。

 日ハム木元選手が放った起死回生の同点2ランと、その裏にマウンドに上がった僕と同い年の日ハム横山道哉選手が西武の和田一浩選手にサヨナラホームランを浴びてついに敗れてしまうシーンをこの目に焼き付けて、いやはや、プレーオフってなんて素晴らしいんだろう、セリーグも一刻も早く取り入れるべきだという考えに達し、それから今日に至るというわけです。

 

 この考えは、ベイスターズクライマックスシリーズにかすりもしなかった時代から今日この日に至るまで、全く変わりありません。

 

 

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 クライマックスシリーズの意義に今更になって文句を言い始めている人々の、じゃあ144試合公式戦を戦い抜いて勝ち取った順位の意味はどうなるんだという意見も、わからないでもありません。

 

 ですが、クライマックスシリーズが始まる前の公式戦しか無かった時代の、1位と2位のゲーム差が10も開いてしまったような時は、野球ファンの反応は如何でしたでしょうか。

 

 球場は完全に白けきって観客席には空席が目立ち、どのチームも上の順位を追いかけるのを諦めて若手の実験台の場と化していたではありませんか。

 あの空虚な日々を、よもや忘れたわけでは無いでしょう。それとも、たまたま今回自分たちに都合の悪い状況になったから文句を言っているような、ただのご都合主義なのでしょうか。

 

 クライマックスシリーズの意義に文句を言っている人達は、自分がご都合主義の卑怯者だと思われないようにするためにも、来シーズン以降も引き続き制度改正の意志を今と同じくらいの熱量で表明し続ける必要があるでしょうし、それと同時に、空虚な消化試合を産まないための新たな対案を示し続ける必要があるように思われますが、如何でしょうか。

 

 

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 僕は元々プロ野球チームが12個しか無いのは少な過ぎると思っていて、せめて16球団は必要で、さらに言えば韓国と台湾のプロリーグを統合して日台韓で30球団くらいの規模感のグローバルリーグを作るべきだと考えています。

 

 これくらい規模が大きくなれば、その分だけ消化試合を減らすための新たなプランを出しやすくなるでしょうし、リーグそのものがより一層エキサイティングになるだろうとも考えております。

 

 いずれにせよ、対案も示さず、元から決まっているルールを後になって水を指すようにケチをつけるような行為は、断じて認められないと、そのように結論づけたいと思います。

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

暗黒時代に終わりを告げた

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 日本シリーズ進出を決めて歓喜に湧くベイスターズの選手たちをテレビ越しに眺めながら、あの輪の中に高崎選手や山崎憲晴選手や下園選手や大原選手の姿がない事に、少し寂しい思いが入り混じりました。

 

 タラレバを言っても仕方がないのだけれども、あと2年年早くこの瞬間を迎えることが出来ていたならば、きっとこの4人もあの輪の中に入ってくしゃくしゃの笑顔を見せてくれていたに違いないだろうと思いましたし、無念だと思いました。

 

 暗黒時代は終わりました。

 

 暗黒時代の最中は、果たしてこの暗黒時代はどのような結末を迎えるのか、想像することさえ出来ませんでした。

 毎年開幕する時期を迎える度に「今年こそは」の思いを持っていたものの、では一体どうやってこの暗黒時代に終わりを告げるのか。どういうシーンが描かれるのか。それが全く思い浮かびませんでした。

 

 ただなんとなく思っていたのは、高崎選手や山崎憲晴選手や下園選手や大原選手といった面々の苦労がついに報われて、みんなが笑顔で大団円を迎えるというイメージは持っていました。

 

 ですから、愛するベイスターズがついに日本シリーズ進出を決めたという喜びはもちろんあるものの、ただ、あの頃思い描いていたものとは違う現実に直面して、「厳しいプロの世界」と簡単に結論付けられるような単純ではない、喜びも悲しみも、実に様々に入り混じった、うまく言葉に言い表しにくい感情が、僕の心を包み込んでいるわけです。

 

 

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 日本シリーズで対戦するのは工藤監督率いるソフトバンクホークスです。改めて言うまでもなく、工藤監督は元ベイスターズ選手でもあります。

 

 その工藤公康さんがFAの人的補償ベイスターズに移籍してきた時のことは、今でも克明に記憶しています。たまたまスーパー銭湯のテレビをぼんやり眺めていたら、巨人の工藤公康選手がFAの人的補償ベイスターズに移籍するというニュースが流れてきたわけです。

 とにかくセンセーショナルな出来事でした。

 

 工藤公康選手の稼働1年目となった2007年は、大矢監督が再登板で就任した1年目と重なり、工藤さんと時期同じくしてトレードで巨人からやってきた仁志敏久選手や、やはりトレードでソフトバンクからやってきた寺原選手といった新しい顔ぶれがレギュラーを占めるような形で開幕をスタートし、前年最下位だったベイスターズを躍進させてくれました。

 

 2007年はセリーグクライマックスシリーズが導入された最初の年となったわけですが、この年のベイスターズはベテランも若手も一致団結をして上位争いを繰り広げたものの、最後は3位阪神に一歩及ばずにクライマックスシリーズ進出を逃してしまいました。

 ベテラン勢では工藤さんや三浦さんがいて、若手では34本塁打を放った吉村選手や移籍1年目の寺原選手や、それにまだブレイク前の控え選手だった内川選手もいました。この人達がクライマックスシリーズ争いの原動力となって、僕達ベイスターズファンに夢と感動を与えてくれました。

 

 この時の僕は、今こそ暗黒時代に終わりを告げる時であり、翌シーズンはクライマックスシリーズ進出も手の届く範囲にあるものだと信じて疑わなかったのですが、その後どうなったかは、皆様もよくご存知の通りとなります。

 

 

 あの2007年のクライマックスシリーズ進出を目指して悪戦苦闘していたベイスターズの中心メンバーだった工藤さんや内川選手や吉村選手や寺原選手と、こうして日本シリーズで相まみえることになろうとは、不思議な縁のようなものを感じずにはいられません。

 

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 今日一日ずっとテレビの前でこの記念すべき、歴史的な試合を見守り続けてきまして、ですからこの感動は骨の髄まで染み渡っている筈なのですが、今のところ僕は割りと冷静で、いや、冷静というかいまいち現実に起きている出来事のように実感しきれていないのですけれども、ドラフト会議を挟んで、今週の土曜日から早くも日本シリーズが開幕するという事で、そこに向けて徐々に感情が仕上がっていくんだろうなと、予想したりしています。

 

 とにかく、日本シリーズ進出を掴み取ったベイスターズの全メンバーにお礼の気持ちと、さらなる奮闘をお祈りしつつ、この幸せな時間を噛み締めたいと思います。

 

 

以上

 

 

和製大砲は一日にしてならず

 

 高卒ルーキーの細川選手が1軍デビューの第1打席から特大ホームランを放ち、続く2試合目でもライトへ2号ホームランという離れ業をやってくれました。

 1本目はテレビで、2本目は出先でabemaTVを通して見ていましたが、本当にビックリしましたし、ますます将来を楽しみに感じました。

 

 で、この偉業を受けてベイスターズファンの中からは早くも「クライマックスシリーズに代打要員で帯同を!」との声が増えてきているようですが、僕の意見としてはNOであるという事を申し上げておきたいと思います。

 

 というのも、細川選手のような若くて経験の少ない選手に、目先の結果が必要とされる代打の1打席勝負をさせる事で、バッティングフォームを壊しかねないと危惧しているからです。

 

 バッターもピッチャーもフォームというのは非常に重要であり、繊細なものであります。

 

 オールスターゲームホームラン競争に出たバッターがそこでフォームを崩してシーズン後半に大不振に陥ったり、WBCに出たバッターがWBC仕様にフォームを改造して、あとでNPBの公式戦で大不振に陥るというのはザラにある事ですから、それを高卒ルーキーの細川選手に課すのは、とても危険であると、僕は言いたいのです。

 

 代打の切り札として結果を出せる選手にベテランが多いのも、このへんの捉え方ではないだろうかと僕は考えています。

 スタメンで4打席立つのと違い、代打はその場で結果を出す事が求められます。そしてその都度「バットを短く持とう」とか「テークバックを小さくしよう」とか修正しようとしてしまうのが比較的若い選手の傾向であるのに対し、ベテランは泰然自若として自分のフォームで勝負が出来るから、調子が安定しやすいのではないかと、そう考えているのです。

 

 なにせ代打要員は生きた球を打つ機会が1試合に1回あるかないかですから、その1打席でフォームを狂わせたら、修正する機会を次の試合まで待たなければなりません。だからやはり、高卒ルーキーの細川選手に代打要員をやらせるのは、僕は反対なのであります。

 

 

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 今シーズン細川選手をずっと見てきましたが、春から秋まで一貫していたのは、フルスイングを続けることでした。

 

 プロのボールに面食らってスイングが中途半端になってしまうのはルーキーによくある事で、2年目3年目になっても相変わらずフルスイングを貫けない選手も少なくありません。

 2年目の青柳選手や網谷選手も今シーズンの中で迷いが生じて中途半端なバッティングをしてしまう場面が往々にして見られたのですが、細川選手にはそれが一切ありませんでした。

 

 細川選手がファーム公式戦で180三振という大記録を打ち立てたのも、思えばそのへんの理由に依るものだと思いますが、ベイスターズの首脳陣がブレずにその方針を支持し続けたのは、本当に素晴らしい事だと思います。

 

 

 他球団を対比に出して申し訳ありませんが、巨人が長年に渡って和製大砲を育てられないのも、そのあたりの首脳陣の胆力の違いが出ているように思われてなりません。

 

 巨人にも岡本和真選手や和田恋選手といった素晴らしい素質を持った和製大砲候補がいるものの、彼らは中途半端な起用をされたり、中途半端なチームバッティングをさせられたりして、一番の魅力である長打力を伸ばす機会に恵まれていないようです。

 

 巨人から日本ハムに移った大田泰示選手が早速結果を残せるようになったのも、そのあたりの要因があるように思います。

 日本ハムも近年は和製大砲候補の伸び悩み傾向がありましたが、今年は横尾選手がシーズン途中に昇格してから7本のホームランを放ち、ブレイクしかかっています。横尾選手も昨年は多少中途半端な所がありましたが、今年は春から一貫して振れるようになり、結果が伴うようになりました。

 

 やはり、和製大砲候補はとにかくバットを強く振り抜ける事が重要で、目先の結果が出ずとも、ブレずに続けるチーム方針が必要なのではないでしょうか。

 

 

                ■

 

 細川選手は早速結果を出して、今年のクライマックスシリーズに帯同するのかどうかわかりませんが、秋のフェニックスリーグから来春のキャンプ・オープン戦、そして来シーズンへと高い期待を背負い続ける事になるだろうと思います。

 ファンとしては、目先の結果でいちいち一喜一憂せず、数ヶ月結果が出なくても狼狽えたりせずに、放出論など唱えたりせず、落ち着いてじっくりと見守れるように、心の準備をしていただきたいと思います。

 

 筒香選手もかつてはなかなか結果を出せず、「ドラフト同期の菊池雄星選手のほうが良かった」とか「トレードに出せ」と無責任に言い放つ人が非常にたくさん見受けられたわけですけれども、今ではこうしてベイスターズが世界に誇る大選手に育ってくれたわけです。

 

 ですから、どうかファンの皆さん、細川選手にも落ち着いて暖かく見守って頂けますよう、宜しくお願い申し上げたいと思います。

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

2017年10月1日 千葉ロッテvs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 まずはベイスターズの2年連続クライマックスシリーズ進出おめでとうございます。ありがとうございます。

 

 僕は今日の横須賀スタジアムで試合と終了後のセレモニーを見た後、ただちに帰宅して自宅のテレビで1軍の試合を観戦したのですが、まだまだ試合の中盤から終盤にかけての場面でしたので、じっくりと見ることが出来ました。

 これもひとえに、ベイスターズOBの佐藤祥万さんのご尽力の賜物ではないかと、深く感謝しております。

 

 さて、本日の横須賀スタジアムで行われたイースタンリーグ終戦ですが、試合開始前に急遽、下園選手のサイン会が行われました。

 

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 既にご存知の方も多いと思いますが、数日前に複数のスポーツ紙でベイスターズの5選手が来季の構想外であるとの報道がありました。そのうちの1人がこの下園選手だったわけですが、それと関係するのかどうかはともかく、本当に急遽、1時間ほどサイン会をする事になったそうです。

 僕は球場につくまでそれを知らなかったので、球場前に何やら人だかりがあるなと気付いて近づいてみて、それでようやく知った次第でした。

 

 先述した5名のうち4名は今日の試合にも出場しておりますので、このブログエントリーの中でそれぞれに触れていきたいと思います。

 

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 今日の先発ピッチャーはベイスターズが高卒ルーキーの京山選手、ロッテもルーキーで左腕の土肥選手です。

 

 まずはベイスターズの京山選手ですが、8回を投げて被安打3の1失点で勝ち投手になりました。

 今日の立ち上がりは3回2アウトまで一人のランナーも許さないパーフェクトピッチング。そこから突然コントロールを乱して2者連続でストレートのフォアボールで初めてのランナーを出すものの、その後を締め、最後のイニングとなった8回も144キロを連発して、まだまだ余力がある様子を見せつけてくれました。

 球速は144キロが最速だったと思いますが、それに120キロ前後のチェンジアップとスライダーらしき変化球をうまく混ぜていきました。速いボールを投げる時も遅いボールを投げる時もフォームに違いがないせいか、バッターがタイミングを取るのに苦労している風にも見えました。

 これからまた宮崎のフェニックスリーグに行くだろうと思いますけれども、高卒1年目としては申し分のない、非常に良いシーズンを終えることが出来ました。もう少しストレートのスピードがあったほうが良いとは思いますが、このままシーズンオフでしっかりトレーニングと正しい生活を送れば、来春のキャンプは一軍スタートも充分狙えますし、先発ローテ入りも見込めると思います。

 

 京山選手と綾部選手の若い右投げの2人の先発ピッチャーを、皆さんにもよく覚えておいてもらいたいですね。

 

 

 ロッテの土肥選手は3回2アウトまで投げて4失点で敗戦投手となりました。球速はあまり覚えていませんが、飛雄馬選手や狩野選手や網谷選手といった右バッターに徹底的に打ち込まれ、逃げ腰気味なフォアボールもありました。引っ張られてレフト方向にライナー性の強い打球を打たれる事がしばしばで、球速といい高さといい、今日は全て打ち頃の所に集まってしまったのかもしれません。

 まだルーキーですし、1軍でもそこそこ投げているようですので、疲れが溜まっているのかもしれませんね。

 

 

 次に打線について。

 

 1番サードでスタメン出場の飛雄馬選手が1打席目2打席目と連続してレフト方向に強烈なライナー性のヒットを打ちました。ラミレス監督仕込みの初球から積極的に振っていくスタイルで、相手ピッチャーの出鼻をくじきました。

 守備の方でも久しぶりに大きな声を出しているのが聞こえてきましたし、少し飛雄馬選手らしさが戻ってきたかな?と感じました。

 

 今日はスタメンでマスクを被った網谷選手が第一打席でレフトフェンス付近までライナーで届くタイムリー2ベースを打ちました。

 網谷選手は今年の夏から本格的にキャッチャーとして活動し始めましたが、それがバッティングにも好影響を与えているようで、ここ最近は見に行く度に最低1本は強い打球のヒットを打っています。それより前と比べると別人のようで、そしてスイングにも迷いが見られなくなりました。

 守備で一軍レベルに追いつくにはまだまだ時間が要るでしょうが、バッティングに関しては、この調子を維持しさえすれば、来年のシーズン中に支配下登録してもらえても不思議ではありません。

 このままキャッチャーを続けるのか、それとも佐野選手と枠を争うようになるのかわかりませんが、ここにきてようやく彼の持ち味が発揮されるようになったのは喜ばしいことだと思います。

 

  先述した構想外とされる5名のうち、野手の山崎憲晴選手と下園選手が途中出場しました。

 

 山崎選手は確かグラウンド整備後の6回の守備からショートに入り、打席は1打数ノーヒットでした。昨年の大怪我で体重を少し落としたそうで、ややパワーの面で心許なさがあった山崎選手ですが、ショートの守備をソツなくこなしました。

 

 下園選手は7回に松本選手の代打で登場して、非常に高く上がったセカンドフライに終わりました。そのまま守備に就くこともなく、ベンチに戻る際にはヘルメットを取って1塁側3塁側それぞれに挨拶をされました。

 こういう終わり方ですから、僕は「ああ、現役続行を諦めたのだな」と感じてしまいました。

 

 

 ロッテ打線は一つ朗報があって、昨日の試合で外野フェンスに直撃して担架で運び出された脇本選手が今日もスタメンで出場し、怪我をしていない事をアピールしてくれました。

 昨日のあの場面を見たときは「怪我が大きくなければ良いが」と、怪我をしているのはやむを得ないという気持ちにもなりましたが、予想が外れてくれて良かったです。バットでは結果を残せませんでしたが、ご無事で何よりです。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 京山選手が8回までで、9回は1人づつ、高崎選手、大原選手、そして加賀選手の継投です。林選手は最後のセレモニーに参加していましたが、登板はしませんでした。

 近年のベイスターズは構想外選手のお別れ出場をやらない事が続いたのですが、今年はそれより前の伝統であるお別れ出場を行ってくれました。二宮監督に感謝申し上げます。

 

 まずは高崎選手。横須賀スタジアムブルペン部屋から外に出る扉の前には、野手も含めたベンチ入りのほぼ全ての選手が整列して出迎え、扉から出てきた高崎選手は一旦立ち止まって深呼吸すると、いつもの、いや、いつも以上の全力疾走でマウンドに上がり、ともすると投げやりにも思えるような大雑把な投球練習で130キロ台中盤のストレートを続けて放りました。

 そしていざ本番、対戦するバッターは昨年ソフトバンクを戦力外になってロッテにやってきた猪本選手ですが、初球をフルスイングすると、高く上がったファーストファウルフライでアウト。最後の登板が、たった1球で終わりになってしまいました。

 そして二宮監督が球審に選手交代を告げると球場中からスタンディングオベーションが起こり、感極まった高崎選手を、側に居た石川選手が肩を抱くようにして慰め、マウンドにやってきた大原選手にボールを渡して去っていきました。

 

 そして大原選手。大原選手がマウンドに上がるまでには、普通のリリーフの時と比べて少し時間が多くかかりました。その理由はよくわかりませんが、やがてグラウンドに姿を表した大原選手は高崎選手とは対象的に、いつも通り冷静にマウンドに上がり、いつも通り淡々と投球練習をし、そしてバッターに向き合いました。

 対戦するバッターは若き大砲候補の香月選手。大原選手が投じた第一球をスイングすると、やや力ないライナーがファースト正面に飛び、なんと大原選手までもがたった1球で最後のピッチングを終えることとなりました。

 そして再び二宮監督がグラウンドに出て球審に選手交代を告げると、またしても球場中がスタンディングオベーションです。大原選手は、あまりいつもと変わらない表情で場内の観客に挨拶をし、ベンチへと戻っていきました。

 

 最後は加賀選手。この並びでマウンドに上がったものですから、球場中から「なんで加賀さんも???」と悲鳴にも似た声が飛び交いましたが、ブルペン部屋の前でお見送りする選手の数が前2人と比べて極端に少ないのを見て僕は、「ああ良かった。今日が最後ではないな」と安心いたしました。

 そして、あまりに安心し過ぎたせいでどういう状況だったかよく思い出せませんが、とりあえず1人で抑えてゲームセットとなりました。

 

 

 ロッテのリリーフは3回途中から島選手、黒沢選手、大嶺兄選手、東條選手、益田選手、そして高野選手と大勢の継投になりました。

 

 その中でまず触れたいのが、ランナーを2人置いた場面で登板した高卒ルーキーの島選手。投球練習の時点から荒っぽい不穏な雰囲気でございまして、まず第一球が狩野選手の頭上を通過するワイルドピッチでランナーが1人生還し、続くボールがキャッチャー寺島選手の股間を通過するパスボールでもう1人も生還でランナー無しとすると、今度は狩野選手の背中にズドンと当ててデッドボールでランナー1塁とし、初球を盗塁されてランナー2塁で、再びワイルドピッチで2塁ランナーの狩野選手がそのまま生還してしまう、という内容でした。

 高卒ルーキーでコントロールにかなり苦労しているというのもありましたし、バッテリーを組む寺島選手も、せめて身体で前に止めてあげないとピッチャーが可哀想というボールもありましたし、いずれにせよファームの試合でたまにある、誰もバットを振っていないのに点がサクサク入る状況になりました。

 まだまだ高卒1年目の未成年ですから、これに懲りずに頑張っていただきたいと思います。

 

 もう1人は、何事もないかのようにさらっと混じって出てきた益田選手です。球場では益田選手の名前がコールされても特にこれといった反応は見られなかったのですが、かつては1軍でシーズン33セーブをマークしたこともあるビッグネームです。

 今日は球速が140キロ台中盤で本来の調子と比べるといくぶん抑えめだったとは思いますが、さすが歴戦の猛者だけあってコントロールは抜群に良く、ヒットを1本許したものの、トータル11球の打たせて取るピッチングで片付けました。

 やはり毎年のように投げまくっていますから少し疲れもあるのでしょうが、ファームで調子を整えて、来年はまた1軍の主戦級として活躍してくれるのではないでしょうか。

 

 

               ■

 

 今日の試合を見ながら、しみじみと「暗黒時代は終わったんだな」と思いました。

 

 今日を最後にチームを去るであろう高崎選手や大原選手や下園選手や山崎憲晴選手といった暗黒時代を支えてきた面々にも、歓喜に湧く1軍のあのメンバーの輪に入れて上げたかったなぁと、悔しい思いが湧き上がって、たまりませんでした。

 

 今日の1軍のベンチ入りメンバーを見渡してみても、暗黒時代にレギュラーを張っていた選手が誰ひとりとして居ないのがわかると思います。

 この、今のメンバーが2年連続クライマックスシリーズ進出の立役者に違いないのですけれども、では、この4名の去っていく選手たちに力が足りなかったのかと言えば、そうでは無かったのだと、僕は声を大にして言いたいと思うのです。

 

 あの4名の選手たちが今、どのような気持ちで過ごしているのかわかりませんが、涙を流してマウンドを降りていった高崎選手の姿を見ていると、さぞや無念だったに違いないと、僕は感じました。

 

 高崎選手のルーキーの時のことはよく覚えています。開幕からファームのエース格となってイースタン最多勝を取り、イースタンの優勝争いの原動力になりました。ファームのシーズンが終わる頃までなかなか一軍に上げてもらえずヤキモキしましたが、1軍のシーズン終盤にやっと上げてもらうと、すぐに結果を残しました。

 その後はチーム事情で先発をやったりリリーフをやったり馬車馬のように一生懸命働いてくれたのですが、いざ1軍がクライマックスシリーズ争いを出来る状態になった時には、長年の疲労がたたって、かつてのようなボールを投げられなくなっていました。

 

 大原選手もそうです。ルーキーの年から70試合以上も投げさせられました。チームは毎年のように90敗するようなチーム状態で、果たしてそこまで酷使する必要があったのかどうか疑問符のつく起用法でしたけれども、そういった事も影響してか、まだ7年目の32歳にして、クライマックスシリーズ進出に湧く1軍とは別の道を歩まざるを得なくなりました。

 

 山崎憲晴選手も、下園選手もそうです。暗黒時代に常にグラウンド上で厳しい野次や批判や誹謗中傷の矢面に立たされ続けてきました。

 

 無念としか言いようがありません。

 

 彼らが積み重ねてきた苦労があってはじめて今日のベイスターズがあるというのに、どうしてこういう最後を迎えなければならないのだと、そんな事を今日一日考え続けてきました。

 

 せめて、全てのベイスターズファンの皆様方に彼らの無念を知って欲しいし、そしてこれからクライマックスシリーズに向かう選手たちに、彼らの分まで死ぬ気で戦い、絶対に勝てと、僕は言いたいと思います。

 

 今日という日を、僕は絶対に忘れません。

 

 

 

千葉ロッテ1-5横浜DeNA

勝:京山

敗:土肥

観客数:2200人くらい

 

 

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以上