ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

横浜スタジアムで当日券をゲットするのに1時間も並んだよ問題

 

 19日に横浜スタジアムで行われたオリックスとの交流戦を見に行ってきました。

 

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 試合内容は皆様もよくご存知だと思いますからここでは言及しません。

 

 今回僕が言いたいのは、このチケットを得るのに、行列に1時間も並ばなければならなかったという事です。

 

 近年の僕はファームの試合ばかり見に行っていて、1軍の試合にはほとんど足を運んでおりません。今年も春のオープン戦を一度見に行ったきりで、昨年も終盤に神宮球場に行ったのみでした。

 それより前は、1軍の試合も少なくとも年に十数回は行っていましたので、まさに激減しています。

 

 こうなった原因はいくつかありますが、大きな原因の一つが当日券の買い難さにあります。

 

 TBSベイスターズ横浜大洋ホエールズの頃からファンだった方はよくご存知だと思いますが、かつての横浜スタジアム、具体的には2012年までになりますが、当日券売り場は内外野席で別々にあって、それぞれに熟練の販売員さんが俊敏な手さばきでサクサクとチケットを売っておりましたので、巨人戦や阪神戦のような人気カードでも売り切れにならなければ、30分と並ばずに買うことが出来ました。

 

 それが2013年のDeNAベイスターズ2年目に現在の売り場配置になってから、当日券を買うには毎試合必ず、長大な行列に並ばなければならない事になりました。

 その年の春、確か巨人戦だったと思いますが、行列に並んでいるうちに試合が始まって、先発した加賀美選手が初回から大炎上して4失点か5失点して早くも敗色濃厚になったという事もありました。その時は並んでいる客が見られる場所にスクリーンを置いて試合を見られるようにしていたので、チケットを買う意欲が数秒ごとに萎えていったと記憶しております。

 

 僕は、平日は仕事の都合がギリギリまでハッキリしない生活を送っていますので前売り券を買うことが出来ません。土日は人気があって前売り券を購入する事そのものの敷居が高いのです。

 

 ですから、一軍の試合から遠ざかるしか無かったのです。

 

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  19日の振替試合のオリックス戦はどうだったかと言いますと、6時少し前に横浜スタジアムの行列に並び始めた僕が実際にチケットを手にする事ができたのは7時少し前で、観客席にたどり着けたのは4回裏、ちょうど宮崎選手がタイムリーヒットを打った所でした。

 僕がチケットを手にした時にも僕の背後に長大な行列がそのままあって、最後尾は僕が到着した時よりも更に後ろの方まで伸びていましたので、あの時最後尾にいた人達は果たしてその後、無事に入場出来たのか心配になるほどでした。

 

 それくらいたくさんのお客さんが行列をなしたのだから、さぞや大盛況だと思いきや、来場者数は14448人。いつもの半分程度しか埋まらなかったわけですから、こんな不条理な事はないと、ガラガラの観客席を眺めながら、僕は憤る気持ちを隠せませんでした。

 

 

 

 

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 普段は、多くのお客さんが事前に前売り券やネット注文をしているから球場のチケット売り場にあそこまで集中する事態にならないのでしょう。

 特に19日の試合は前日の雨天ノーゲームになった試合の振替ですから全て当日券として対応せざるを得なかった特殊な事情もあったと思います。

 

 ただし、横浜スタジアムのような屋外球場は雨天中止による振替が付きものです。特にシーズン終盤で残り日程の空きが少ない状況で、ギリギリに日程を組むケースは必ず出てくるはずですから、経営がDeNAに移ってから6年目を迎えても尚、このようなオペレーションしか出来ないのは、進歩がないと言いましょうか、非常に残念です。

 

 球場周辺で来場者の対応にあたるスタッフさんは大勢いましたが、適宜適切な対応ができているとは言えませんでした。スタッフさんが一箇所に固まって何をするでもなくじっとしていました。

 

 「チケット購入は1人2枚まで」の周知も売り場近くまで来てようやく知らされました。ですから行列に並び続けてようやく売り場近くにたどり着いた所で「チケット購入は1人2枚までです」という注意がアナウンスされているのに気付き慌てふためく人が出るという有様でした。

 例えば4人や5人グループで来て、1人だけチケット購入係として並んで後の人達は別の場所で待機するような事もあると思いますが、そういう人達は1時間並び続けて、最後の最後にそれが間違えだったと気付くという酷い仕打ちを受けるわけです。

 

 こういうずさんなオペレーションは枚挙に暇がなく、色々と悶着があったように見えました。

 

 練度の低いアルバイトスタッフを人数ばかり多く集めてもダメだというのは近頃の横須賀スタジアムのオペレーションを見ていても思っていた事なのですが、その拡大版が、まさに横浜スタジアムで発生しておりました。

 

 

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 19日の来場者をもっと効率よくサクサクと入場させるには、どういう方法を取れば良かったでしょうか。

 

 僕が一番問題だと感じたのは、チケット売り場において担当者とお客さんが相談をするのに時間をかけ過ぎている事だと思いました。

 ファンクラブ優待で選べる席がどこで、通路側を選べる席がどこで、グラウンドから一番近い席がどこで、等々の相談をいちいち繰り返して、1件さばくのに時間をかけ過ぎて、だからチケットを買うまでにたくさん待たされなければならないのだと感じました。

 

 ですから、あのふらふらしているスタッフさんに御用聞きに回らせれば良いのでは?と提案したいと思います。

 

 具体的には、行列に並んでいるお客さん1人1人に声をかけてチケットをスピーディに購入するためのお願いをし、わからない事は窓口に行く前に解決し、さらに言えば、席種や人数や通路側や中央部でも良いかの希望を予め用意しておいた専用シートに書いてお客に持たせ、窓口でそれを渡すだけで有無を言わせず十数秒でチケットを購入出来る、そういうオペレーションをするべきだと思いました。

 

 欲を言えば、スタッフ1人1人にワイヤレスの発券機を携行させて、行列に並んでいる人が窓口にたどり着く前にチケット購入出来るシステムがあっても良いかもしれません。ファンクラブの優待を使う人ならお金の受け渡しが必要ありませんから、ハンディーターミナルで会員カードを読み取って、それでサクッとチケット発券して手渡すことも出来るでしょう。電子マネーおサイフケータイ(アップルペイ)で決済できるようにしても良いかもしれません。

 

 横須賀スタジアムのファームプラス受付窓口にある発券機を見る限り、既存のシステムに少し手を加えるだけで比較的早く手当できそうにも思えるのですが、DeNAの中の人の皆さん、いかがでしょうか。

 

 

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 横浜スタジアムは収容客数が少ないので、これ以上来場者を増やそうとするのであれば比較的来場者の少ない平日や、19日のような振替試合の底上げをはかる必要があります。

 

 そして、そうするためには僕みたいな予定を立てずに行き当たりばったりで生きている人間や、たまたま仕事が早く終わって時間が空いたビジネスマンの人達を取り込まなければなりません。

 それはつまり当日券をいかに効率的に売り切るか?という課題であって、現状のような長大な行列に並ばせているようでは、とてもおぼつきません。これが5年前から変わっていないというのも、ある意味悲惨です。

 

 

 ベイスターズの雨天中止時のオペレーションは他にも色々と不満の声が多いようですので、現在の人気に胡座をかかずに、しっかりと対応していただきたいものだと願うばかりです。

 

 

 

以上