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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

続・中畑監督の続投反対論

 ちょうど1週間前に書いた「中畑監督の続投反対論」というエントリーが大きな反響を読んで過去最高のコメント数を記録するまでになりました。ここまで関心の高い話題だったとはと面食らいつつも、反響があるのは嬉しい事ですので、そうであれば続きを書こうと考えるに至りました。

 中畑監督の続投に賛成する人の中で中畑監督の人柄等を高く評価する声があるようですので、今回は人間中畑清になるべくテーマを狭めて書いていきたいと思います。

 さて、中畑監督と聞いて忘れられないのがこの問題です。

審判労組が中畑監督に抗議文 暴力行為で

http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140905-1362318.html

 暴力が許されざるものだとは改めて申し述べるまでもありませんが、数万人の観客の目の前で行為に及ぶというのが尚更悪質です。ましてや、中畑監督が暴力行為で退場になるのは、決まって体当たりをしたからです。足や手を使わず体当たりで抗議しているのが、カッと頭に血が上ってやったというよりもほとんど意図的である事を証明しているようなものです。

 審判に対する抗議はチームの士気を高める云々という人も中にはいるようですが、では士気を高めるのを目的として審判を生贄にしても良いのか?という問題にぶつかります。審判にも家族やお子さんがいらっしゃる場合も多いと思いますが、暴力を振るわれる審判を見たそのご家族はどう思われるでしょうか。耐え難い心痛をおうのではないでしょうか。

 審判も人の子ですから、感情を害してしまえばそれがジャッジに悪影響を与えかねません。

 中畑監督は「紳士たれ」でお馴染みの巨人の出身ですが、これが果たして紳士の振る舞いでしょうか。孫がいる還暦のお爺さんがやる事でしょうか。

 カッとなった選手をなだめるどころが自分が率先して暴力を振るっているようでは、それも一度や二度ではないのだとすれば、監督として失格なのではないでしょうか。

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 少し前に遡るとこんな事件もありました。

一億円恐喝の元暴力団員に原監督の携帯番号を教えた中畑清DeNA監督

http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1500

 事件が起きたのは2006年ですから発覚する6年前ですが、芸能人の島田紳助さんが芸能界を引退する動機となったのも過去の暴力団関係者との交流によるものでした。ですから「昔の話だから」という言い訳が通用しない、そういう時代だと言えるのです。実際暴力団関係との交流があるとされる大物芸能人は、以前は毎日のようにテレビに出ていたような人でもほとんど出られなくなっています。

 それがなぜプロ野球の監督は許されるのだ?と疑問でならないのです。

 特に原監督が恐喝された件は週刊文春も書いているように、立場的には中畑監督は加害者側です。まっとうに生きている人間からすれば、自分の携帯電話番号を無断で暴力団関係者に知らされた挙句に恐喝被害に遭うだなんて、こんな腹立たしい話は無いのではないでしょうか。

 なにゆえこの件がお咎め無しで済んでいるのか。いまだに理解し難いのです。

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 さらにもう少し遡りますが、中畑監督は監督に就任する前に福島原発事故被災地支援を行っていたのを知る人も多いと思います。そこで疑問に思うのが、この事故が起きる前まで中畑監督は何をされていたか?についてです。

東京電力 中畑清川合俊一

http://www.youtube.com/watch?v=dbnqdHBmE5s

 原子力発電のプロパガンダCMに出演してPRする側に立っていた筈です。この他にも2010年の参院選で「たちあがれ日本」から出馬していますが、その「たちあがれ日本」は原発推進と核保有を主張する政党でした。

 それが、事故が起きるや否や手のひらを返すようにして政府を批判する発言を繰り返していました。この無節操ぶりには開いた口が塞がりませんでした。同じくプロパガンダCMに出演した経験を持つ勝間和代さんは自身のブログで謝罪の言葉を述べていましたが、中畑監督はそのような態度を取らず、過去の事は東スポの対談記事でちょろっと「罪悪感がある」とこぼした程度で済ませようとしています。

 あくまでプロパガンダCMに出演して広報の手伝いをしたに過ぎませんから、せめて人前に出て一言詫びるくらいで充分だとは思います。しかしそれすらしないで、ただ被害者面をして菅総理を糾弾していたわけですから、こんなみっともない話はありません。

 最初に挙げた審判に対する暴力にしても、2番目に挙げた暴力団問題にしても、そしてこの件にしても、潔く人前に出て謝罪するという事が全くありません。このような都合が悪くなると逃げ隠れするような人間の一体どこが人柄が良いと評せるのでしょうか。いささか理解に苦しみます。

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 中畑監督が就任してからというもの、中堅ベテラン選手との軋轢と言いましょうか、不協和音とも呼べるような出来事が目に見えて増えるようになりました。中村ノリ選手の問題が有名ですが、藤井選手が起用法に不満を漏らしたり、多村選手が懲罰的措置として二軍に落とされた事もありました。

 中村ノリ選手はこれまでの経歴でグラウンド外で目立つことが多かったため中畑監督に一理ありとする世間の反応が多く見られましたが、その中村ノリ選手をしても監督と衝突するような事はこれまでありませんでしたし、藤井選手や多村選手のこの手の話を聞くのも初めてです。既に移籍してしまった渡辺直人選手も後に「あそこではチャンスがもらえる感じではなかった」と不平に近い言葉を漏らしています。

 さすがに、ここまで数が多いと中畑監督の対応にも問題があったのではと疑わざるを得ません。

 そこに触れる意味でも、中畑監督の現役時代に触れておかなければなりません。

 中畑監督は1989年に35歳の若さで現役を引退しています。特にどこかで大きな怪我をしたわけでもなく、ファーストを駒田選手に、サードを岡崎選手にそれぞれレギュラーポジションを奪われて、それであっさり引退してしまったのです。引退前年の1988年は124試合に出場するレギュラー選手でしたので、身体の衰えを技術でカバーするような工夫をする経験も持たないまま、実にあっけなく現役生活を終えてしまったのです。

 このあっさり辞めてしまった自身の現役生活こそが、大ベテラン選手に対する無理解の遠因になっているのではないか?と疑問に思えてならないのです。

 中畑監督は現役最後の年も優勝したチームとともに日本シリーズに出場してホームランを打てたから良かったものの、現代は山本昌選手を筆頭に、まだまだ頑張れる大ベテラン選手を年齢だけで足切りせずになるべく長く頑張ってもらうというのが球界のトレンドですし、ファンにとっても大変好ましいトレンドだと思います。大ベテランの三浦選手や中村ノリ選手への声援の多さは、それだけ大ベテラン選手を敬う空気が育ってきているのを証明しています。

 そういった昨今のプロ野球界の考え方を、いまいち理解できていないのではないでしょうか。だから自分が引退した35歳を前後する選手をどんどん隅に追いやって、その価値を見出そうとしないのではないでしょうか。

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 中畑監督に対して指摘できる問題点は他にもまだまだたくさん残されています。僕はこのブログを二軍中心と位置づけたいので連日にわたって一軍監督の人事をテーマとするのは本意ではないのですが、かといって、まだ活躍できる選手が監督のせいでユニフォームを脱ぐハメになろうとしているのは、とても許しがたいのです。

 選手にとって野球が出来るのは今この一瞬しか無いのだから、その貴重な一瞬を中畑監督のためにむざむざ無駄にするような事は到底認められません。

 ですから、一刻も早くお辞め頂き、次期監督の人選に移っていただきたいと強く主張したいと考えています。

以上