ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

今季もイースタンリーグ優勝はなりませんでした

 今年のイースタンリーグ千葉ロッテが制することとなりました。

 今シーズンも何試合か千葉ロッテの試合を見てきましたが、特に打線がファームらしからぬ重厚さで他を圧倒するものがありました。清田GG佐藤ブラゼル選手のクリーンナップというのも何度も見ましたが、こういう人たちがファームの試合に出ているのを見て、僕らとしては安い料金で一流選手を見られて得をしたという感じもするのですが、ロッテファンの皆さんにとっては複雑な心境だったのではないでしょうか。

 他方で、我らがベイスターズは今年も優勝することが出来ませんでした。1軍では最後に優勝した1998年の事を今でも忘れられないファンが多くおられますが、イースタンで最後に優勝した1982年の事は忘れられない所か知りもしない人のほうが多いくらいではないでしょうか。かくいう僕自身も当時まだ4歳の幼児ですので当然のことながら知りません。だいたいベイスターズですらなく、横浜大洋ホエールズの時代です。

 それくらい、果てしなく遠ざかっているベイスターズイースタン優勝です。

 これだけ遠ざかっているのでトコトン弱いのかと思いきや、ここ10年くらいに限って言えば、結構な割合で上位争いに加わっていて、その都度「今年こそは!」みたいな気分を味あわせてもらっています。味わうことすら出来ない1軍よりもはるかにマシですが、これだけ長い間お預けを食らい続けているのも、それはそれで精神衛生上よろしくありません。

 今年のベイスターズファームの戦いぶりを簡単に振り返りますと、まずシーズンを通して打線が活発でした。2年目の宮崎選手を筆頭に、ベテランの中村ノリ選手や井手選手、下園選手も好調な打撃でチームを牽引してくれましたし、3年目の飛雄馬選手も尻上がりに打率をあげてついに3割に到達しています。乙坂桑原関根各選手もまずまずの成績を残せたのではないでしょうか。

 投手陣については現時点で規定投球回に達した選手が1人もいない、やや寂しい状況です。ただしこれはチーム事情で長いイニングを投げる機会を作ることが出来なかった為です。例年と比べて投手の頭数が多すぎた上に試合数が少なかったため、先発は5回6回まで投げてリリーフにその場を譲るのが当たり前となりました。僕が記憶する限りでは9イニングを全部投げ切った選手は1人もいなかったのではないでしょうか(唯一の完投は陳選手の雨天コールドのハズ)。

 先発ローテは支配下登録への復帰を果たした陳選手を筆頭に、三嶋投手や藤井投手、それに高橋尚成投手も顔触れに加わりました。5月頃までは萬谷選手も先発ローテの一員でしたが、途中から1軍の事情でリリーフに回りました。今季開幕投手の今井金太選手は春頃からBCリーグに派遣され、結局イースタン閉幕まで呼び戻されずじまいでした。

 今までのベイスターズファームの悪い点として、ファームでもあまり試合に出させてもらえない選手が毎年何人か存在したのですが、今年はほぼ全ての野手がまんべんなく起用されたと思われます。唯一、育成のモスカテル選手が去年と比べて出場試合数を大幅に減らしているのが気がかりです。故障したという話も聞きませんが、キャッチャーですので出番を得にくかったというのはありました。しかし、それにしても少なすぎました。彼はキャッチャーとしては未知数ですが、打者としてはなかなか面白い存在ですので、来季以降はもう少し出番を与えてあげて欲しいと思います。

 さて、今年も残す所あと5試合のみとなりました。そのうち3試合が明日から行われるホームゲーム3連戦で、明日は今季最後の平塚でナイター、明後日から二日間が横須賀スタジアムのデーゲームです。20日はよこすかカレーゲームと銘打って横須賀海軍カレーのイベントも行われる予定です。

 僕自身は20日は行けるかどうか微妙な所ですが、それ以外はなるべく足を運びたいと考えておりますし、みなさまもぜひ今年最後のファームチームの勇姿を見届けてあげて頂きたいと思います。

以上