ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

ベイスターズが優勝するために必要なものは何か

 

 あらかじめ申し上げておきますが、今日はいつにも増して突飛な事を書こうと考えています。心の余裕が不足がちな人が読むと脳梗塞を起こす恐れもありますので、ここから先は読み進めないほうが良いと思います。

 

 

 さて、我らがベイスターズ交流戦最初のカードとなる対西武3連戦を1勝2敗と負け越してしまいました。それまでは連勝に次ぐ連勝でアゲアゲムードでしたから、一気にトーンダウンして、ややもすれば大袈裟とも言えるような嘆き悲しみ方をしているベイスターズファンもおられるようです。

 

 ですが、今回の3連戦は西武の表ローテが絶好調のタイミングにドンピシャでぶつかってしまった、不運な結果ではないかと、僕は受け止めています。一線級のピッチャーが好調な時では、そう簡単に打ち崩せるものではありません。

 ましてや、開幕から今までリーグワーストのベイスターズ打線ですから、何をか言わんや、であります。

 

 強いパリーグと相対する事で、現状のセリーグがどんなものかを学習出来ただけで儲けものだ!くらいに受け止めておけば充分なのであります。

 

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 さてさて、先ほど僕はベイスターズ打線がリーグワーストだと書きました。開幕からずっとこの調子であります。瞬間最大風速的に打てる試合も無いことは無かったですが、まぐれでも起きない限り、基本的に打てない打線というのが僕の現状認識です。

 

 で、手前味噌で恐縮ですが、僕が開幕前に予想した通りのまま、あまり改善されたようにも見えないのがいささか残念だなと考えております。

 

suguru0220.hatenablog.com

 この中で大村コーチを失った影響について触れたのでありますが、それから3ヶ月近くが経った今なお、相変わらず尾を引いております。まるで振られた女の子の事をいつまでも忘れられないウジウジ君のごとく、であります。

 

 ベイスターズの野手陣は他球団と比べて著しく若いメンバー構成です。6月2日の日本人野手のベンチ入りメンバーで30歳を超えているのは、柳田選手と下園選手の2人しかおりません。

 若いという事は、つまり自我が確立されていない、と言えるのではないでしょうか。今日の試合の中で自分がやるべきこと、目指すべきことが明確でないという意味です。だからこそ、大村巌さんのような実力派のコーチを失った影響がテキメンに出てしまうのだと、僕は考えています。

 

 しかし、だからといってマリーンズから大村さんを拉致してこいとはさすがに言えませんので、代わりになるプランが必要となります。現状のラミレス監督や打撃コーチや野手コーチでは手が届かない、届いていない所をカバーする人材を用立てる必要があります。

 

 そこで僕が提案したいのは、突飛な話シリーズ第一弾となりますけれども、中村紀洋選手兼コーチを招聘するべきなのであります。

 

 中村紀洋さんは生涯現役を標榜しておられますので、ただのコーチとしての仕事に加えて、選手としてもプレーしてもらってはどうかと考えています。

 選手として最も重要な役割は、ピンチバンターであります。ベイスターズの選手は揃いも揃ってみんなしてバントが下手くそであります。送りバントを一番安心して見ていられるのはハマの番長三浦大輔選手という有様です。ですから、バントの技術にも定評がある中村紀洋さんにピンチバンターとして、ここぞという場面で出場してもらってはどうでしょうか。たまに意表をつくヒッティングをしてもらうのも面白いですし、犠牲フライが欲しい場面での起用もありうると思います。

 

 そして肝心要なのがコーチとしての役割です。中村紀洋さんといえば白とか黒とかそっち方面の話題ばかり取り上げられがちですが、案外後輩から慕われている存在なのであります。

 

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 現在大怪我からの復帰を目指してリハビリに取り組んでいる山崎憲晴選手がオフの間に、中村紀洋さんの指導を受けるためにわざわざ兵庫県を訪れたりする程なのであります。

 

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 中村紀洋さんが現役の頃にはこのようなエピソードがあった事も思い起こされます。

 

 つまり、精神的にも技術的にもまだまだ未熟なベイスターズ野手陣をテコ入れするのにもってこいな存在、それが中村紀洋さんなのであります。

 

 「馬鹿なことを言うな!」とお怒りになる人もいるでしょうが、もしも僕が高田GMに憑依できるものならば、まず間違いなく実行するであろう本気のプランであると申し上げておきます。

 

 ま、「高田GMに憑依できるものならば」とか言ってる時点で既に本気かどうか疑われても仕方がありませんけれども。

 

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 高田GMが今年のベイスターズ打線を不満に思っているのは、何度挫折してもめげずに新外国人選手を連れてきた事からも明らかです。

 

 しかし、不確実性の高い新外国人選手を獲得した所で、どうにかなる可能性はそれほど高くはありません。新外国人選手のエリアン選手は風貌がロッテのナバーロ選手に似ていてちょっと楽しみに思う部分もありますけれども、しかし、やはり不確実であります。

 

 そこで僕が申し上げたいのは、この際多村仁志選手に土下座でもなんでもして、再びベイスターズに戻ってきて頂けるよう、中日球団と交渉を開始するべきであるという事です。

 去年多村選手の事を軽く扱って戦力外などにしたから、今になって打線で困るようになるのだと、ねちねちと言い募りたい気分なのであります。

 

 もしも多村選手がベイスターズに戻ってきてくれたら、思い切って不振の梶谷選手を2軍降格させる事も出来るようになるでしょう。そして多村選手がライトへ、センターは乙坂選手や桑原選手や関根選手に競い合ってもらえば良いと思います。

 多村選手は春のキャンプで故障して出遅れてしまいましたが、今はもう現場復帰してウエスタンリーグの試合に出場し続けているようですし、スタメンで出場してそれなりに数字を残し始めています。近年の多村選手は持ち前の長打力に加えて高い出塁率をマークできるようになりましたので、未知数の新外国人選手に運命を託すよりかはよっぽど計算できる存在に違いありません。

 

 これが今日の突飛な話シリーズ第二弾であります。こちらももちろんマジです。「本気」と書いてマジと読むぜ!という位の本気度です。

 

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 やや現実的な話もします。

 

 今シーズンのベイスターズがそれなりに戦えている理由の中で、僕がとりわけ大きいと考えているのは戸柱選手の存在です。まさかここまで立派にレギュラーキャッチャーを務め上げるとは思いもよりませんでした。本当に見事という他ありません。

 

 そして、もしも戸柱選手が何らかの理由で戦線を離脱するような事態が起きたら、それは恐らく今シーズンのベイスターズの終戦をも意味するくらい、とても重篤な影響を受けるのは間違いありません。この点に異論のあるベイスターズファンは、たぶんほとんどいないのではないでしょうか。

 

 更に言えば、戸柱選手がいくら立派に働いているといえども、彼はまだルーキーであるという点を忘れてはなりません。

 春から秋まで毎日のように試合に出続けた経験が無い事の恐ろしさは、昨年の山崎康晃選手、一昨年の三上選手で、我々もしっかり学んできた筈です。このリスクから目を逸らしてはならないと思います。

 

 ですから、戸柱選手が戦線離脱する事が無いよう負担軽減を考えなければならないですし、万が一のバックアップについても注意しておく必要があります。

 

 そこで目を向ける必要が出てくるのは、既に所属しているキャッチャー陣です。現状においてベイスターズのキャッチャー陣で二番手に位置するのは高城選手ですが、僕は大変不満に感じています。

 今日も途中出場で悪送球によるエラーを一つ記録してしまいましたし、守備の全般で、レギュラーキャッチャーを任せられるだけの信頼を勝ち得ておりません。

 

 ではファームにいるその他のキャッチャー陣はどうかなと言いますと、一番古株の黒羽根選手にしても、昨年最も一軍で起用された嶺井選手にしても、守備面でほとんど進歩が見られず、大変不満に感じています。

 モチベーションが低いとか、そういう雰囲気は感じられません。精一杯頑張っているのは充分伝わってくるのですが、残念ながらキャッチングもスローイングも昨年とほとんど変わりません。

 守備機会が100回あったら100回成功させるのが当たり前というのがキャッチャーの大変な所で、1回2回失敗した位で良いではないかと寛容な感想を言う訳にもまいりません。

 

 毎日汗水たらして練習に明け暮れてもあまり代わり映えがしないのだとしたら練習方法を根本から見直すべきですし、そろそろそういった抜本的な対策を打たなければ、いざという時の備えも出来ないのではないでしょうか。

 

 バッティングで目覚ましい進歩を遂げている西森選手は、ラミレス監督が春のキャンプで掲げた構想に名前すら入れてもらえませんでした。スローイングの面でいささか不満に思われる所があったのだろうと思いますが、スローイングはただフィジカルが強ければ良いというものではありません。技術で賄うことも出来るはずですし、ぜひとも先入観にこだわらずに、西森選手を第二キャッチャーとして起用していくべきであると、僕は考えています。

 

 キャッチャーについて、願わくばキャッチングに定評のあるベテランを1人くらい、どこからかトレードで取ってきてくれると良いのにな、とも考えています。

 

 とにかくここがベイスターズの弁慶の泣き所なのであると強く訴えたいと思います。

 

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 12球団を見渡してみて、各球団が必勝を期するような有力な先発ピッチャーは、せいぜい2人から多くても4人程度しかいないものだと僕は思います。

 そうすると、1ローテを6人とすれば、6試合のうちで勝ち目の薄い試合が2試合あって、どうにかなりそうな試合が4試合ある、という事ではないでしょうか。

 

 今回の対西武3連戦は、いわば西武が必勝を期してぶつけてきたピッチャーが2人いたからベイスターズは2敗してしまったのであって、それ以外の試合を手堅くものにしていけば、結果は自ずとついてくるのではないでしょうか。

 そういう意味で、今回の3連戦は頭の試合を確実にモノにできただけで充分ではなかったかと、僕は考えています。

 

 それより前にトントン拍子で連勝して順位を上げ続けてきたので、それがかえって僕達ファンの冷静さを失わせていただけではないでしょうか。

 これからは冷静さを取り戻し、じっくりと腰を据えてベイスターズの行く末を見守っていきましょうと、ベイスターズファン諸兄にお訴えをして、本日のブログとさせていただきます。

 

 

以上