ファンとは無責任だったり無節操だったりするのが常だそうですが
ベイスターズが引き続き弱いという事で、ベイスターズファン界隈では相変わらず阿鼻叫喚の様相を呈しております。SNS上で感情をむき出しにしている御仁も少なくないようです。
ですが、今シーズンのベイスターズの勝率は、実は昨年のオールスター以降の勝率と比べてわずか8%ほどしか違わないのであります。
8%の違いが大きいのか小さいのか、消費税を5%から8%に増やしたおかげでアベノミクスが終了したという話もあるくらいだから決して小さくないのでは?と見る向きもあるかもしれませんし、一方で、天気予報の降水確率が8%違う程度では意識の変化はほとんど無いよね、という声もあるわけでして、要するにそこまで大きく違わないのではないだろうかと僕は考えています。
そして、たかだか半年ほど前に首位からビリに真っ逆さまに落っこちた重篤な経験を積んできた僕達なのだから、そんな開幕一ヶ月で調子が出なかったくらいで、そんなに喚かなくても良いじゃないか、と、僕は皆さんに訴えかけたいのであります。
それは強くなって欲しいですけれども、失われた18年を好評継続中の我らがベイスターズにあって、何を今更だという話になるのではないでしょうか。
余裕のよっちゃんだぜ!と、笑顔でコンビニスイーツを頬張る位の心構えが必要なのではないでしょうか。
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そして、そうかと思えば、最近では「やっぱりグリエル必要だったよね」的な事を言い出すベイスターズファンが結構いる、という状況に心中穏やかならざるものがある僕です。
今更こんな事を言っても時計の針を巻き戻せる筈がありませんけれども、グリエル選手の契約解除が決まった頃は、「グリエルはワガママだ!」「あんなワガママな奴がいるとチームの士気に悪影響するから契約解除で正解!」と息巻いていた人の方が多かった位です。
このグリエル選手の契約解除を残念がる僕のブログエントリーに、2016年4月20日午前1時の時点で「支持する」の件数が5件しか無いのが、その当時の空気を如実に表していると思います。
本当に無節操な人がいるものだなと、つい嘆息せざるを得ないのであります。
自分もたまには考え方を変える時はありますよ。原発推進派だったのが脱原発派になったりしている位ですから、考え方を変える事は往々にしてありうるのだと理解していますが、しかしこの極端な振り切れ方には、違和感を通り越して嫌悪感みたいなものを感じずにはいられないのです。
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今年のベイスターズは今のところ弱いですが、しかしそんなに悲観していません。
ラミレス監督は問題点を具体的に把握をし、その部分に的確にアプローチして改善してくれるだろうという期待感を持っています。
競馬で言えば、スタートでやや出遅れ気味にシンガリにポジションを取っているのが現状で、これから徐々に捲っていって最後の2ハロン位で他の1~2頭と叩き合いになっているような、そういう未来予想図が僕の脳内に描かれています。
ザガースキー選手も入団しましたし、エレラ選手もファームの試合に出始めたようですし、ルーキーの熊原選手もそろそろ1軍にお呼びがかかるのではという時期です。トレードで入団した藤岡選手も期待に応える活躍をしてくれていますので、課題のリリーフ陣はそろそろ充分戦える陣容になるでしょう。
打線の方は、レギュラー争いが活発に行われて、桑原選手が好調でチームに活気をもたらしてくれるようになりましたし、ロペス選手も少しづつ調子を取り戻しつつあるようですし、もう少し経てば梶谷選手も帰ってきてくれるでしょう。一度二軍落ちした飛雄馬選手も戻ってきましたし、宮崎選手もすぐに戻ってきてくれるでしょう。明るい材料は決して少なくありません。
目先の試合で芳しくないからといって感情的になるのは、せっかくの趣味を楽しむどころかかえってストレス源になって不健康です。それよりも、これから浮上するための材料探しをする方が、より楽しめるのではと僕は思います。
こういう時だからこそ、少し目線を変えてファームの試合を見に行くのも一考です。
まぁとにかく、皆さんもう少し落ち着きましょう。
以上