ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

外国人バッター

 

 ロマックと聞くとマドロックを思い出す、元ロッテオリオンズ子供会会員の僕ですが皆様こんにちは。マドロック選手は10.19の大切な場面でホームランを打った良い選手というのが僕の認識であります。

 

 今日はロマック選手を始めとした外国人バッターをテーマに書こうと考えておりましたが、何の因果か、ロッテの新外国人バッター、ナバーロ選手が逮捕されてしまいまして、それについてまず触れたいと思います。

 

 

 まずナバーロ選手についてですが、拳銃の弾を1粒ほど間違えて持ってきてしまったとの理由で逮捕されました。

 銃刀法違反と聞くと非常に重々しい罪のようにも見えますが、弾を1粒持ってきたからといって誰かに銃をぶっ放せるわけではありませんので、「間違えて持ってきてしまってごめんなさい」で謝ってくれれば、それで充分のように感じます。

 

 過去にも中日のネルソン選手が同様の理由で逮捕された事がありましたが、警察の対応は非常にシンプルでした。むしろ、中日球団がこれしきの事で3ヶ月も謹慎させたのはあまりにも重すぎると思った位です。

 

 したがって僕としては、ナバーロ選手には謹慎処分などを課さず、釈放後に記者さんの前で一言お詫びのコメントでも発してくれれば充分で、それで一区切りにしてこれ以上事を大きくしないでもらいたいと考えております。

 

 日本では拳銃の所持が認められていないのは言うまでもなく、この法律を軽んじて良い等とは露とも思いませんけれども、しかしナバーロ選手はまだ初来日したばかりで日本の法律や制度にそこまで馴染んでいないわけですから、そこは情状酌量の余地が非常に大きいだろうと僕は考えています。

 

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 さて、我らがベイスターズには今シーズンから新たに2名の外国人選手が入団しました。1名はピッチャーのペトリック選手で、もう1名はバッターのロマック選手です。

 ピッチャーの事を入団間もない時期から論評するだけの自信が僕には無いのでペトリック選手についてはおいおい触れるとして、やはり気になるのはロマック選手です。

 

 ロマック選手はメジャーでの実績は皆無に等しいものの、それでも評論家筋の前評判はなかなか良好らしいという話を耳にしてきました。

 

 それで練習試合やオープン戦でロマック選手のお姿を拝見するのを楽しみにしていたのですが、それらをざっと見た感想としては、かつて阪神や巨人でプレーしたアリアス選手のような雰囲気を感じ取りました。

 白人の右打ち内野手という基本情報が一致しているのもそうですが、どうにも、シーズンに30本も40本もホームランを打ってくれるような、僕が異国人に求める破壊力の匂いがあまりしてこない、と感じているのです。

 

 むろん、悪い印象を強く持っているという事ではありません。選球眼はなかなかのものがありそうですし、日本野球に取り組む真摯な姿勢が評価されているという話も、良いイメージを抱くのに充分な要素ではあろうと思います。

 

 ただただ、やはり物足らなさみたいなものが否定できません。

 

 人間を肌の色だけで判断するのは間違えですが、人種ごとの特徴というか特色という意味で言えば、白人よりも黒人バッターのほうが破壊力の意味で非常に期待できるというのが近年のプロ野球から受ける僕の印象です。

 

 代表的な存在としてはヤクルトのバレンティン選手がおりますし、かつてベイスターズでもプレーしたブランコ選手の破壊力も大いに喜ばしいものがありましたし、ベイスターズで忘れてならないのはタイロン・ウッズ選手であります。

 

 こういった破壊力に満ち満ちた外国人バッターの方が僕は望ましいなぁと、そのように切望しているのです。

 

 そもそも、外国人選手の起用には外国人選手枠のやりくりを気にする必要に迫られるわけですので、日本人では到底太刀打ちの出来無い圧倒的な能力を持っている人をそこの枠に当てはめたい所です。

 

 ベイスターズでは3年目のモスコーソ選手と2年目のロペス選手エレラ選手と実績のある外国人選手が既に3名もおりますので、同時に起用できる外国人選手枠は残り1枠しかありません。

 その残り1枠をロマック選手とペトリック選手のどちらに割り当てるのかといえば、僕はペトリック選手のほうが良いなぁと思ってしまいます。

 

 阪神ゴメス選手のように春先サッパリだったのが公式戦に入って急に良くなったりする場合もありますので、まだ現時点で結論を出す必要は全くありませんけれども、外国人バッターは黒人選手を獲って欲しいものだと、そんな事を考えております。

 

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 ただ、昔の話にまで遡れば、白人のすごいスラッガーは数えきれないほどいたものだなとも思います。

 

 僕がこれまで30年以上のプロ野球ファン人生で最も衝撃を受けた外国人バッターであるヤクルトのホーナー選手もそうでしたし、ロッテのディアズ選手や日本ハムのウインタース選手も立派でしたし、横浜大洋ホエールズではポンセ選手やシーツ選手やマイヤー選手の破壊力も見事でした。

 

 それらの過去の選手と比べると、近年は白人バッターの破壊力がやや衰えがちな印象が拭えません。

 

 その代わり昨年まで阪神でプレーしたマートン選手や楽天の初優勝に大きく貢献したマギー選手のような巧みさを持つ選手が目立つようにはなったと思います。ロマック選手もそういう方向性でおいおい欠かせない存在になるかもしれませんし、僕がここで真心を込めてお詫びしなければならなくなったりすればそれはそれで喜ばしい事でもありますけれども、いかがなものでしょうか。

 

 一昔前と比べて外国人選手に求める役割がだいぶ変わってきているのは確かですし、チームによっても求められる役割は全く違うものになるでしょうけれども、果たしてロマック選手の今後の行く末はいかがなものになるのでしょうか。

 

 

以上