ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

悲願達成なるか!横須賀ベイスターズの2016年

 

 皆様こんにちは、ゲスの極み中年です。来月には38歳になりますから、紛うことなき中年であります。髪に白いものが混じり、代謝が悪くなって太りやすくなり、毎日朝晩オールインワンジェルを塗りたくって顔の老化を誤魔化しながら生きております。

 

 ちなみに、スマップのIマネージャーとは誕生日が同じであります。何かと持ってる気がする今日此の頃です。

 

 さて、僕のパーソナルデータ等はどうでもいいですが、僕の生涯と関連する話として一つ触れておきたいことがあります。

 

 それは、僕が生まれた1978年(昭和53年)以降、ベイスターズファームチームはただの一度もイースタン・リーグの優勝を果たしていない、という事です。

 前回優勝したのは1970年代初頭の川崎大洋ホエールズだった頃だそうですから、我が軍が横浜の地に足を踏み入れてから、一度として優勝していないのであります。横浜大洋ホエールズでも、ベイスターズでも、シーレックスでも、再びベイスターズでも、一度も優勝していないのです。

 「若き王者たち(※1)」は、実は王者ではなかったのであります。

 

※1 「若き王者たち」とは湘南シーレックスの球団歌タイトル

 

 

 ですから当然、1987年(昭和62年)から始まったファーム日本選手権にも出場経験がありません。ファーム公式戦で優勝経験がないのはベイスターズ楽天の2チームしかありませんし、楽天は母体の一つと言える近鉄バファローズがウエスタンで優勝していますので、ガチでやヴぁいのはベイスターズだけであります。

 

 ちなみに、かの有名なアイドルグループ「SMAP」が結成されたのは1988年(昭和63年)ですから、ファーム日本選手権から遠ざかった歴史は、SMAPのそれを上回るのであります。

 色んな意味でSMAPの先輩格である光GENJIがローラースケートを履いて蝶よ花よと歌い踊っていたあの頃から、僕らは優勝の味を知らぬまま成長し、そして老いてきたのであります。

 

 しかし、今年はいよいよその薄暗い歴史にピリオドが打たれるのではないか!と、そのように考えております。今年こそファーム日本選手権初出場を果たすのではないかと考えております。

 

 長い前置きになりましたが、2016年横須賀ベイスターズの展望を書いていきたいと思います。

 

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 今年のベイスターズの一つの特徴として、先発ピッチャーが豊富に揃っている点が挙げられます。

 例えば先発ローテ候補を僕なりに考えると以下のようになります(敬称略)

 

1軍:山口、久保康、井納、モスコーソ、砂田、石田、三浦

2軍:ペトリック、国吉、三嶋、飯塚、今永、熊原、柿田、萬谷、綾部、高崎 

 

 2013年ドラフト1位の柿田選手でさえ2軍の先発ローテに入れるかどうか当落線上の存在ですから、これは恐るべき充実ぶりです。

 チームの浮沈を語る上で最重要課題の一つである先発ピッチャーの充実ぶりがこの通りですから、これはイースタンの優勝候補として挙げられて当然であります。例年だとリーグ全体で1人か2人くらいしか現れない二桁勝利選手が3人くらい出てきても不思議ではない陣容と言えるのではないでしょうか。

 

 一方、リリーフピッチャーの陣容は流動的です。毎年コンスタントに活躍し続けるのが難しいポジションゆえ、誰が1軍で誰が2軍にいるのか読みにくく、また、先発ローテに入れない選手がリリーフに回る可能性も少なくありません。

 難しいのを承知のうえで予想したのが以下のメンバーです。(敬称略)

 

1軍:山崎康、エレラ、三上、大原、福地、長田、須田、小林

2軍:田中、林、平田、安部、小杉、久保裕、山下峻、野川、田村、加賀

 

 1軍の山崎康選手、エレラ選手、三上選手あたりは1軍当確と言えるでしょうが、それ以降のメンバーについてはその時々の状態でかなり激しく入れ替わるのだろうと思います。

 ただし、こちらも先発と同様に、例年と比べてかなりハイレベルな争いとなります。12球団屈指と言っても差し支えないでしょう。だからこそイースタンの優勝を狙える位置にあると評せるわけです。

 

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 扇の要であるキャッチャーはどうでしょうか。ラミレス監督の構想によれば1軍のベンチ入りキャッチャーをメインとサブの2人体制にする予定だそうですから、その分2軍のキャッチャー争いは例年以上に厳しいものとなります。(敬称略)

 

1軍:黒羽根、嶺井

2軍:高城、戸柱、西森、亀井、網谷

 

 昨年は苦汁をなめた黒羽根選手ですが、どうやらラミレス監督からそれなりに目をかけられている様子が見えますので、1軍のレギュラーキャッチャーは彼ではないでしょうか。サブは時々入れ替えられる可能性が高いですが、嶺井選手が最右翼と言えます。

 

 キャッチャーは1つしかポジションが無い上にピッチャーのように選手を入れ代わり立ち代わりさせる事もありませんので、したがって少々キャリアと能力があっても、なかなか上に食い込みにくいものです。高城選手は昨年あたりからその厳しい環境に入り込んでしまっていますが、それでも2軍のレギュラーは彼が順当でしょう。

 ルーキー戸柱選手の評判が良いようですが、前評判の良いルーキーキャッチャーが前評判通りに働けないのがプロの世界です。嶺井選手もそうでしたし、他球団では巨人の小林選手や阪神の梅野選手もそうでした。ですからいくら前評判が良かろうと、あまり戸柱選手に期待し過ぎるのも考えものです。

 他方、もう少し注目して欲しいと考えているのが西森選手です。西森選手は俊足が買われてルーキーの年は外野を守ることも少なくありませんでしたが、同時に、キャッチングにも定評があります。そろそろ1軍の機会を増やしてあげて欲しい選手ですから、2軍では戸柱選手と同じかそれ以上に出場機会を得る可能性があります。

 

 これまで見てきた中で言えば、1軍で相川選手や鶴岡選手がレギュラー争いをしていた頃のシーレックスのような、結構高レベルなレギュラー争いになっている印象があります。これもイースタンの優勝を狙える理由でありましょう。

 

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 ちょっと大まかとしたものになりますが、内外野を包括的に見て、打線はこうなるのかな?と僕なりの構想を書いてみます。(敬称略)

 

1番(中)桑原

2番(遊)柴田

3番(一)松本

4番(三)白根

5番(指)井手

6番(右)渡邉

7番(二)百瀬

8番(捕)高城

9番(左)乙坂

 

 9番に俊足型が入るのは山下大輔監督時代の傾向ですから、今季から采配を振るう二宮監督の考え如何で順番の変化は出てくるでしょうが、まずまずバランスの取れた面白い打線になりそうです。

 今季は高卒ルーキーで山本選手や青柳選手といった長距離砲が入団してまいりました。近年のベイスターズは選手本人の成長や体力の度合いに応じて、早い人は開幕から優先的に起用される場合もあれば、遅い人はしばらく体力づくりに専念させられる場合もありますので、何時頃から試合に出してもらえるようになるのかは全くわかりません。

 

 昨年のロッテのような超強力打線という風ではありませんが、全体的に足のある選手が多いですから、試合を優位に進めるための作戦のバリエーションに幅をもたせることも出来るでしょう。

 強いチームとして必要十分な打線と言えます。

 

 

                ■

 

 今シーズンからベイスターズの2軍監督になられたばかりの二宮至監督ですが、過去数年間ベイスターズのコーチを歴任されていますし、脇を固めるコーチ陣も新任の浅野さんや復帰された青山さん、それにベテランの山下さんと多士済々ですから、心配はいらないと思います。

 

 2軍は優勝を目指す場所ではないとは言え、やはり勝負の世界ですから勝てるに越したことはありません。

 

 今季こそは「私をファーム日本選手権に連れてって!」と、1987年に封切られた人気映画のような気持ちでワクワクしながら開幕を待ち望みたい所であります。 

 

 

以上