ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

戦力外通告の解禁日まで1ヶ月を切りました

 日本プロ野球機構とプロ野球選手労組との取り決めにより、球団から選手に戦力外通告を行う解禁日は10月1日と決められています。東日本大震災があった2011年のみ、震災の影響で開幕が遅れましたので、その分解禁日も後ろにずらされた経緯がありましたが、それ以外はこの解禁日からなるべく早く選手に通告し、トライアウトや就職活動に向かえるよう求められているのです。

 というわけで、この解禁日まで残り1ヶ月となりました。選手の中には内々に通告のようなものを受けている場合が少なくないらしいですが、選手を応援するファンの側としても、今後どういう手順で戦力外通告がなされるのかを知っておき、心の準備をしておくのも良かろうと、そんな風に考えています。

 まずは、僕がこれまで控えておいた過去数年分のベイスターズ戦力外通告を受けた選手(育成選手含む)と、その日を羅列してまいります。ここの羅列に限り敬称略とさせていただきます。

■2013年

10月01日 篠原、小池、森本

10月03日 牛田、安斉、細山田、松下

10月09日 嶋村、福田

10月29日 吉川、内藤

※ 秋季練習に参加していた内藤も戦力外通告を受けた。

■2012年

10月02日 (大沼)、清水、新沼、福山、大原淳、高森、小林公

※ 大沼は日本人選手としては異例のシーズン途中の戦力外による自由契約。この年は2日の発表分のみで終えた。

■2011年

10月09日 早川、秦、大家、杉原、松山、橋本、稲田、喜田

11月09日 桑原義

※ この年は震災の影響で解禁日が10月9日となった。11/9の桑原はフェニックスリーグ参加後に自ら退団を申し出たらしい…

■2010年

10月01日 佐伯、木塚、野口、吉原、加藤、陳ウェイ、杉本、北川、下窪、大西、坂本、森笠

10月04日 小山田

※ 一挙に13人を大量粛清し、ドラフトで8位まで獲得して血の入れ替えをはかったのだが…

■2009年

10月01日 仁志、工藤 、横山 、山北、三橋、岡本、斉藤秀、呉本

※ この年は30代半ば以上のベテラン級の選手が戦力外とされた以外は比較的穏やかなものとなった

 過去5年分まで遡れましたので、その選手名と日付を羅列してみました。これを見るとわかるように、ベイスターズは1回目の戦力外通告でほぼ全てを出し尽くし、2回目以降は自ら退団を申し出た選手などの特殊な事例となるのが通例のようです。

 ただし今年はクライマックスシリーズ出場の可能性がどの程度残されているのかによって、これまでとは違う流れとなる可能性もあると思われます。中畑監督や高田GMの来季以降の契約も未定ですので、そのあたりの話し合いも影響を及ぼすでしょう。

 これまでファームを中心に見てきた経験からすると、ひとつの目安はイースタン公式戦の最後の本拠地開催に出場してくる選手になってきます。戦力外とは関係なく出場する選手が殆どですが、途中から出場してベンチに下がる際に選手が総出でベンチ前で出迎えるシーンが、これがひとつの目安なのです。

 現在の予定では今月27日に横須賀スタジアムで行われるロッテ戦が最終日程となっていますので、ここは見逃せない一戦になるのではないかと考えています。

 最近はTBSテレビの名物番組「クビを宣告された男達」の影響で戦力外通告やその後のトライアウトに対する注目が俄然高まってきていますので、そのあたりの情報も出せるものはちょこちょこ出していきたいと考えている次第です。

以上