ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

一生に一度の甲子園を奪われた高校球児達が見ている事を忘れるな

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 今年の高校野球大会は春も夏も中止に追い込まれ、申し訳程度の記念試合が各地域と、センバツ出場予定校で行われるだけとなりました。

 

 一生に一度しか無い挑戦権を奪われた高校球児達の心情を考えますと、未だに、非常に申し訳ない気持ちで体中を締め上げられます。

 

 

 他方で、同じ野球でも毎年行われるプロ野球は2ヶ月遅れかつ短縮日程といういつもと違う点は多々あるものの、しかし挑戦する権利を維持する事が叶いました。

 

 それだけでなく、お客さまの入場を段階的に認められるまでになりまして、日常を取り戻しつつある現状であります。

 

 

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 この少しづつ回復しつつあるプロ野球の日常を、一生に一度しか無い挑戦権を奪われたままの高校球児達は、一体どのような気持ちで眺めているだろうか。

 

 僕は気が気ではありません。

 

 

 もしも僕が高校球児たちの立場だったならば、少なくとも「ズルい」とは思うでしょうし、場合によっては恨みにも似た感情を持っても不思議では無いなと思うだけに、だからこそ今の高校球児たちがプロ野球をどのような気持ちで眺めているのか、気が気ではないのです。

 

 

 

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 なぜ甲子園の高校野球大会が中止になったのかと言えば、改めて言うまでもなく新型コロナの感染拡大を恐れているからに他なりません。

 

 

 新型コロナの感染拡大をさせない為に高校球児たちに涙を飲んでもらったという事を絶対に忘れてはいけません。

 

 

 にも関わらず、新型コロナの感染拡大を防止する措置を怠っているプロ野球球団、および選手や指導者の姿が散見されるのが、僕はとても気がかりです。

 

 

 そう言うと「心配し過ぎだ」という反論をする人もいるかもしれませんが、そうであるならば、なぜ高校野球をやらせてあげないのか?という疑問を持つ必要があるのではないでしょうか。

 

 

 涙を飲んだ高校球児達が見ている目の前で、感染防止措置なんか適当で良いのだという態度を大人が取っているというのは、示しが付きませんし、高校球児達が負った心の傷に塩を塗り込むような愚行では無いでしょうか。

 

 

 だからこそ、我々は高校球児達の泣き顔を前にして野球をやらせて貰っているのだと強い覚悟を持つ必要があるのではないでしょうか。

 

 

 

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 夏の大会を今からやるのは予選の日程の都合もあって厳しいでしょうが、センバツであれば出場校は既に決まっているのだから、今から前言撤回して、記念の交流試合なんて中途半端な事ではなく、センバツを夏の期間にやるという風にしたって、僕は良いと思います。

 

 

 プロ野球は客入れを始め、国はGotoキャンペーンで観光を促進しようかというタイミングで、高校野球だけ新型コロナを理由に中止の方針を継続するという理屈は、僕は矛盾も矛盾、大矛盾だと思いますよ。

 

 

 一生懸命野球を頑張ってきた高校球児達が見ているんだという事を、僕たちは忘れてはいけないと思います。

 

 

 

 

以上