ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2017年6月17日 埼玉西武vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 今日は横須賀スタジアムで鬱屈とした試合を見てきまして、どんよりとした気分で車にスマホのabemaTVをセットして帰宅してきました。

 果たして、追浜公園臨時駐車場を出てから40分後、僕はすこぶる上機嫌に大変身を遂げておりました。追浜のコンビニ駐車場で戸柱選手の満塁ホームランを見て、自宅近くで白根選手のプロ入り初安打初ホームランを見て、いやはや、気分も逆転満塁ホームランと相成りました。

 

 まずは何よりも白根選手です。初安打初ホームランおめでとうございます。ソフトバンクの育成契約オファーを蹴り、退路を断ってトライアウトに挑戦した、その勇気と決断がこの日を生みました。

 かえすがえすも、本当におめでとうございます。これからはハマのジャイアンとして、対戦チームをギッタギタのボッコボコにしてやって下さい!

 

 

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 本日の鬱屈とした試合のスタメンはご覧の通りです。ベイスターズ先発は平良選手、西武は3年目の玉村選手です。

 

 まずはベイスターズ平良選手ですが、6回を投げて被安打10くらいで5失点の敗戦投手となりました。球速は山川穂高選手の打席で143キロのスピードガン表示が出ましたが、あとはおおむね140キロを下回る程度で、いつも通りといった所でしょうか。

 僕が球場についたのは1回裏ベイスターズの攻撃が始まった所でしたが、既にその時点で1失点していて、その後は毎回のようにヒットを打たれてランナーを抱えながらのピッチングです。呉選手とベテランの鬼崎選手にそれぞれライトへホームランを打たれた場面もありました。

 西武はだいたいどのバッターも強いスイングをしてきますので、下位打線といえども一発に警戒しなくてはなりませんが、それにしても強い打球をたびたび打たれました。球数は数えていないのでわかりませんが、これだけのヒットを許していれば球数も嵩んだでしょう。それが6回に影響してきて集中打に繋がり、万事休すとなりました。

 考えなければならないことがたくさんありますね。

 

 

 西武先発の玉村選手は5回1失点で勝ち投手となりました。玉村選手は高校を出た後1年のブランクを置いて西武にドラフトで指名されて今年で3年目です。球速は140キロを超えない程度で、130キロ台中盤のストレートと110~120キロ程度のカーブ系とスライダー系の変化球が主だった投球内容です。

 打たれたヒットは5~6本だったと思います。良い角度で打球が上がってもあと一歩伸びが足らずに外野フライに終わるような、詰まらせて打ち取る場面も少なくありませんでした。もしかしたら不規則に動くボールを投げているのかな?とも思いますが、そこまではわかりません。

 球速はそれほどでもないのになぜか致命傷を喰らわない不思議なピッチャーなのか、それともベイスターズ打線の集中力不足なのかわかりませんが、掴み所のない人だと思いました。

 

 

 次に野手について。

 

 今日はチーム全体で8安打ですから、さほど悪くはありません。が、色々と粗が目立つと言いましょうか、不満な点がありました。

 

 何回だったか忘れましたが、ノーアウト12塁で青柳選手が送りバントを失敗してキャッチャー小フライを打ち上げてしまい、まずは1アウト。その後キャッチャーが間髪入れずに2塁に送球すると、2塁ランナーのシリアコ選手が全力とはいえない勢いで2塁に帰塁するも間に合わずにダブルプレーとなりました。

 送りバントを失敗した青柳選手も悪いのですが、僕はシリアコ選手の緩慢な走塁が特に気になりました。彼は自分がバッターとして内野ゴロを打った時は必死に1塁に走るのですが、今回の走塁は怠慢に見えました。

 

 7回表、リリーフで小杉選手が登板した時ですが、投球練習の最後の投球を受けたキャッチャーがセカンドに送球するのは皆さんもよくご存知のルーティンですけれども、そのキャッチャーの送球が暴投になってセンターまで飛んでしまいました。

 しかし、今日のセンタースタメンで出場していた青柳選手はホームに背中を向けて地面を見ながらトボトボと歩いていて自分の方にボールが来ているのに全く気付かず、ボールがセンターフェンス付近まで転がってしまったのを取りに行くのに手間取って試合再開も遅れてしまいました。

 あの場面、他の野手も青柳選手に向かって声をかけていたのですが、なかなか気付いてくれませんでした。応援の声で選手の掛け声が聞こえないのは1軍の球場なのであって、2軍の球場はそこまでうるさくありません。ですから、あの大事な時間に青柳選手は一体何をぼーっとしていたのか、僕は不満に思いました。

 

 その他にも、記録はヒットになったもののセカンド正面に飛んできたゴロを取り損ねた百瀬選手、途中出場でフェアゾーン内のキャッチャーフライをミットに当てながらも捕球ミスして出塁させてしまった亀井選手にも不満に思いました。

 

 名前を挙げたのはいずれも1軍実績がゼロ、もしくはほぼゼロで、自分の立場をシビアに捉えていなければならない選手たちですけれども、こういう集中力不足とも捉えられるようなミスをして、しかもベンチから厳しい声の一つも飛んでこないようでは、それで良いものだろうかと、暗澹たる気持ちになりました。

 

 

 良いことが何もなかったわけではないので一つ補足しておきますと、黒羽根選手がいずれもセンター前に2安打しました。黒羽根選手が右方向にうまくおっつけて打つイメージはないのですが、センター返しは上手いイメージがあります。守備でもこれといったミスも見られませんでしたので、調子が上がってきているのかもしれません。

 

 

 西武打線はおしなべて好調なようでしたが、あえてひとつ取り上げるのならば山川選手でしょうか。ライトへ押し込むようにホームランを打ちました。僕も僕の周りのお客さんたちもスタンドに届くとは思っていなかったもので、外野席の芝生の上に着弾したのを見て「ええええぇ~」と驚きの声が上がりました。ちょっと打球の角度が低かったようにも見えたのですが、それでもスタンドに届かせるパワーは見事でした。

 山川選手といえば昨年まではいつも大きな声を張り上げていたのですが、今日は大人しく、あまり声が聞こえてきませんでした。自軍の攻撃中にベンチから声を出しているのが若干聞こえたくらいです。大人のスマートな野球選手になられたのでしょうか。そこはちょっと寂しいです。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 先程も書きましたが、7回から小杉選手が登板して2イニングを投げました。動画も撮ってきました。

 

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 球速は140キロを超えず、されとてコントロールもつかずに苦しんでいるように見えました。変化球は多少ストライクが入るものの、ストレートが引っかかってダメでした。フォアボールで出したランナーを置いて、先程書きましたが、山川選手にホームランを打たれてしまいました。

 7回にブルペンを出てマウンドに上った時からマウンドの土をかなり気にしている様子がありました。リリーフは前のピッチャーで崩れたマウンドに上がりますから土の具合を気にするのは当然ですが、今日の小杉選手はかなり神経質になっていて、投球練習に入る前に入念に土をならし、更にその後も繰り返し繰り返し土をならし続け、球審が早く投球を始めるように促す様子もありました。

 雨が降ったわけでもないのであそこまで気にするのはちょっとオーバーかなとも思いましたが、何かあったでしょうか。

 

 9回は進藤選手です。今日マウンドに上った3人の中で唯一安定していたのが進藤選手で、3者凡退に切って取りました。球速は覚えていませんが、だいたいいつも通りだったのではないでしょうか。

 

 

 西武のリリーフは6回7回を田村選手、8回大石選手、9回福倉選手の継投です。

 

 大石選手の動画を撮ってきました。

 

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 対するバッターは大学の先輩である松本選手。早稲田のドラ1対決は残念ながらフォアボールで、勝敗云々を言える状況ではありませんでした。

 大石選手といえば学生時代は150キロを越す豪速球でドラフト会議ではその年一番の注目選手にもなった大物ですが、今日は球速が140キロにも届かず、コントロールにも苦しみました。

 シリアコ選手にレフトへ強い当たりの外野フライを打たれましたが、出塁を許したのは松本選手のみでした。プロ入り以来故障がちで苦しんでいますが、今もまた肩の具合が芳しくないのでしょうか。

 

 

               ■

 

 というわけで愚痴ばかり垂れた今日の試合でした。

 

 明日も今日と同じ横須賀スタジアムで13時から同じ対戦カードの試合が予定されています。あいにく天気予報がよろしくないようですが、雨具の準備をして、雨と寒さの備えをしてお越し頂ければと思います。

 

 

埼玉西武7-1横浜DeNA

勝:玉村

敗:平良

本塁打:鬼崎(僕の推定飛距離105メートル)呉(僕の推定飛距離110メートル)山川(僕の推定飛距離120メートル)

観客数:1100人程度

 

 

 

以上