ベイスターズの育成方針はこれで良いのか?
我らがベイスターズ(1軍)はソフトバンクとの交流戦を2試合戦いまして、ただ2連敗を喫したというだけでなく、色々な面で力の差を見せつけられました。
3日のTBSチャンネルの中継の中で実況をお務めになった世界の松下アナが「力の差がある」と仰っていましたが、僕も本当にその通りだと思いました。
そして、ソフトバンクとベイスターズとで一体何がここまでの大きな差を生むのか?その原因を考えてみなければならないとも、僕は思いました。
僕は一介のファンに過ぎませんから僕が考えた所でチームが強くなるわけでは無いのですが、しかし何も出来ないからと言って思考停止に陥るのは僕の性格から言って許しがたいので、あくまで自己満足の一環として、つらつらと書き連ねたいと思います。
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6月2日のスタメンは以下の通りでした。
6月3日のスタメンは以下の通りでした。
※ 出典 プロ野球 - スポーツナビ
この中でオレンジの下線を入れた選手が俗にいう「外様」の選手にあたるわけですが、こうして見ると両試合、両チームとも外様選手の割合は少なめなのが見て取れます。逆に言えば生え抜き主体、自前で選手を育成してきたチームとみなせると思います。
しかし、同じように生え抜き主体でありながら試合内容はスコア以上にかなりの開きがあったのは否定のしようがない事実、でありました。
ですから僕は、現時点においてベイスターズは生え抜き選手の育成力が不充分であると判断しております。
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急ごしらえで恐縮ですが、イースタンリーグ7球団の各球団ごとの打席数上位10傑(2017年6月2日終了時点)を表にしてみました。
ざっと見てもおわかりいただけると思いますが、ベイスターズの野手は他と比べて打席数が少ないのがわかると思います。
100打席以上場数を踏んでいる選手は巨人楽天西武ヤクルトが9名、日ハムが7名、ロッテが5名なのに対し、ベイスターズにはたった3名しかおりません。
ただやみくもに打席に立たせれば良いとは言いませんが、そうは言っても実践に勝る練習は無いのでありまして、ですからやはりこの数字は問題だと言わざるを得ません。
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さて、ではなぜこのような差が生じるのか?についてですが、その理由はだいたい以下の3点が挙げられると思います。
(1)三軍制を敷いているチームは二軍の試合に回すメンバーが少ないため、少数精鋭で試合に起用できる
(2)ウエスタンリーグと交流戦を組んでいるチームはそもそもの試合数が多い
(3)まんべんなく起用する方針のチームと多寡の差が大きいチームがある
ベイスターズは三軍制を敷いておらず、しかもウエスタンリーグとの交流戦も行っていません。
また、現在のベイスターズでは細川選手と網谷選手がトッププロスペクトとしてほぼ毎試合フル出場を課されていますが、それ以外の選手は大きなムラが生じないようにまんべんなく起用される傾向があります。
キャッチャーの出場試合数や打席数は上記の通りになっていまして、一軍にいることが多い高城選手を除けば、育成の亀井選手も含めてだいたいまんべんなく起用されているのがわかると思います。
この傾向は他のポジションでも似たような所がありますが、数字は割愛します。
なお、上の表に載せている数字は全てイースタンの公式戦としてカウントされる試合のみ計上しており、フューチャーズ戦や社会人チーム、独立リーグとの交流戦の成績は含まれていませんが、含まれない非公式試合の本数においてもベイスターズは他と比べて少ない傾向があります。
つまり、ベイスターズは2軍の試合数を増やし、1人あたりの出場機会をもっと増やさなければならないと、僕は考えています。
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なるべく細かく具体的に、時にはエビデンスを提示しながら書いていきたいのですが、そうするとブログがどんどん遠大になってしまって作成するのに時間がもっともっと必要になります。
ですから、この続きは後日改めて書きたいと思います。
続く