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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

NPBで外国人監督が成功を収めやすいのは何故か

 

 かなり前から大変お世話になっている、ベイスターズファン御用達と言っても過言ではない「★横浜ベイスターズ記録サイトあと何?」さんにて、このニュースが「グッドニュース」に割り当てられているのを見て、僕の意見は違うな、と思いました。

 

www.baseballchannel.jp

 記事の内容をマイルドに要約しますと、パットン選手が今よりも効率の良い練習法をコーチに提案したものの、まともに取り合ってもらえなかった、といった感じでしょうか。

 日本では選手自ら改善プランを考えるのは得策ではなく、首脳陣に指示されたプランにただ黙って従うのがベターである。パットン選手が導き出した答えが、そういう事なのだそうです。

 

 僕の意見としては、提案を受けたコーチはパットン選手の意見に耳を傾け、場合によっては監督も交えて意見交換をするべきだったと、そのように考えます。

 パットン選手は来日1年目の選手ですから、我が国における組織のあり方、文化については身をもって理解している筈がありません。ですから、お互いが納得できるまで話をし、気分良く練習や試合に取り組んでもらったほうが得策だったのではないだろうかと思うのです。

 

 今までベイスターズでは外国人選手とあまり円滑なコミュニケーションが取れずに、充分な能力が発揮できなかったり、契約がこじれたりする事例が少なくありませんでした。

 2015年のグリエル選手やビロウ選手、2016年のロマック選手やブロードウェイ選手についても、果たしてコミュニケーションが充分だったのか、僕は疑問を持ってきました。

 ですから、今回はパットン選手が非常に早い段階で空気を読んでくれたから良かったものの、しかしながら、引き続き外国人選手とのコミュニケーションの問題には課題が残されていると、改めて認識をしました。

 

 だから僕は、このニュースはバッドニュースとジャッジするべきではないかと思ったわけです。

 

 

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 日本型の組織においては、上司と部下が煮詰まった議論をするような事は、あまり多くはないかもしれません。

 大体の場合上司の命令が絶対で、上意下達とかトップダウンという命令系統で成り立っています。上司が部下に対して意見を募る時でも、出された意見を取り入れるかどうかの裁量は常に上司が握っており、意見交換と呼べるようなフェアな環境にはなく、言うならば上奏するとか具申するとか、恐れ多くも上司殿のお耳にお入れする、そういう力関係があります。

 

 もちろん、それがすべからくダメだと言うつもりはありません。上司が権限を握っていなければ組織など回りませんから、パワーバランスとしては何も間違えていません。

 

 ただし、物事を絶えず進化させ続けようとするのであれば、進化をさせるための提案を幅広く受け付け、熟議するくらいの度量は、組織として重要ではないかと、僕は思うのです。

 

 集合知の方が、より良い答えが見つかりやすいからです。それも、アマチュアの意見を聞けという無茶を言っているわけではないのです。なによりプロ野球ですから、選手もコーチも監督もプロなのです。

 プロの意見を募って、より良い答えを探し求めたほうが良いではありませんか。

 

 

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www.daily.co.jp

 ラミレス監督は梶谷選手の話をよく聞いて、よく考えていると思います。

 

 梶谷選手は昔から抜群の才能を持ちながら、他方で柔軟性に著しく欠ける所がありました。

 

www.nikkansports.com

 ショートの守備は慣れているが、セカンドだと途端にこんな風に凡ミスをして懲罰降格を命ぜられた事もありました。

 ライトの守備は得意ですが、センターの守備は苦手でバッティングにまで悪影響を及ぼします。

 昨年は開幕前から2番を打つ構想だったのが、本人がなかなか馴染めず、ラミレス監督が見るに見かねて3番に戻したりもしました。

 

 こんな風に柔軟性に欠ける梶谷選手の特性をあれこれ考えて起用してくれるのですから、ラミレス監督は日本人監督には無い、上意下達型では成し得ないような柔軟な采配を振るえるのではないでしょうか。

 

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 外国人監督として頭に思い浮かぶのが、ロッテを率いたバレンタインさんと、日ハムを率いたヒルマンさんです。

 

 僕は昔はパ・リーグのファンでしたが、ロッテと日本ハムというのはBクラスにいるのが当たり前のチームでした。優勝とか日本シリーズとか、そういうものを想像することさえ憚られる、そういうチームでした。

 両チームとも、色んな監督さんを連れてきては強化をはかったものの、最終的にチームを優勝に導いたのは外国人監督のバレンタインさんとヒルマンさんでした。

 

 ベイスターズも長いこと暗黒時代と言われ続けました。暗黒時代の悪弊はそうそう簡単に拭い去れるものじゃないんだと、前の監督の時にも散々言われてきましたが、蓋を開けてみれば外国人監督の就任一年目でアッサリとクライマックスシリーズ進出を果たしてしまいまして、これまでの苦労は一体何だったのか、という事になりました。

 

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 野球チームでも普通の会社でも、成功の秘訣は案外身近な所に潜んでいるのではないかと、僕は思うのです。 

 

 それを日本人監督は難しく考えすぎたり、これまでのやり方に固執してしまったりするせいで、解決を遠のかせているのではないでしょうか。

 

 つまりそれは、日本人監督は能力が低いというのではなくて、発想の転換だったり、既成概念を払拭することが必要で、その為には古くからの日本的組織特有の上意下達ではなく、幅広く意見を募って、それによってブレイクスルーを目指していけば良いのではないか、という事を言いたいわけです。

 

 

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 倉本選手の起用法はこれでいいのか、とか、選手起用が硬直化していないか、とか、ラミレス監督に対するファンの不満も色々有るでしょうし、それはそれで各々で自由に議論すれば良いでしょうけれども、とりあえず今の所僕は満足をしているし、今年のベイスターズは充分優勝を狙える位置にいると、自信を深めています。

 

 これからも自由で進化をし続けるベイスターズを応援し続けていきたいものですね。

 

 

 

以上