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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2017年5月6日 東北楽天vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 色々あって1日遅れになりますが、6日の楽天戦を見てきました。非常に天気が良かった事と、楽天の先発が横浜高校出身の藤平選手だったのもありまして、横須賀スタジアムは大盛況でした。

 イースタンリーグの在京6球団の中で最も観客動員が多いと言っても良いベイスターズですが、この調子でお客さんを高い水準で集められ続ければ良いなと、嬉しく思っている所です。

 

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 ベイスターズの先発がクライン選手、楽天は先述した通り楽天のドラ1ルーキーで横浜高校出身の藤平選手です。

 この日の感想文は色々立て込んでいたので書かずにおこうとも思っていたのですが、なんだかんだ考えていて、やはりこの2人を書かずにおくのは腹の虫が収まりませんでした。

 

 まずベイスターズ先発のクライン選手です。

 

 今日はアメリカからご家族もお見えになっていたようで、特にお母様とおぼしき女性が大きな声と拍手で叱咤激励を続けておられました。その姿はさながら、少年野球の試合に臨む我が子を必死で応援する母親のようでもありました。その姿を見ていて、日本人もアメリカ人も親子の感情に違いは無いものだなぁと、しみじみ思いました。

 ファームの試合は静かなものですから、マウンド上のクライン選手の耳にもしっかり声が届いていたのではないかと思います。

 

 肝心のピッチングについてですが、7回を投げて1失点で勝ち負けつかずです。荒れ球で鳴らすクライン選手だけあって終始ボール先行です。四死球が合計4個で済んだのが不思議なくらい、とにかくボール先行です。

 球速は常時140キロ台後半をマークし続け、7回まで投げましたが、最後まで球速が衰えませんでした。暑い中で100球以上投げても球速が衰えないスタミナは荒れ球ピッチャーの必須要件ではありますが、そこの部分もしっかり守られています。

 ボール先行ですし、いわゆるリズムもあんまり安定しているとはいえませんので、規律を重んじるタイプの人からは好まれないタイプのピッチャーかもしれません。よく「リズムが悪いとチームに迷惑がかかる!」のような事を言う人が居ますが、そういう人には好まれないであろうピッチングスタイルです。

 ですが、荒れ球ピッチャーを苦手とするチームも少なくありません。藤浪晋太郎選手に手も足も出ない某横浜市プロ野球チームもあるという話ですので、僕はこういうタイプのピッチャーが1軍の先発ローテに1人くらい居ても良いのではないだろうかと、そんな風に考えている所です。

 

 

 次に楽天の藤平選手です。こちらは7回を投げて3失点ですが、勝ち負けはつきませんでした。

 まず何より、コントロールがとても良いピッチャーだと感心しました。140キロ台後半の速球を外角低めにビシビシと決めてきます。クライン選手と違ってストライク先行ですし、ランナーを出してもコントロールのブレも無く、ひたすら低めに集めてきます。これはこれは、さすがドラ1のピッチャーだなと感心しました。

 変化球もいくつか投げていたと思いますが、そこの部分はあんまり記憶に残りませんでした。試合の序盤は120-130キロ台の変化球ばかりでカウントを稼ぐ状況でしたが、3回位からストレートが中心になりました。

 7回に集中打を浴びて3失点してしまいましたが、このイニングだけボールが高く浮き始めたのですが、球速そのものは衰えていませんでしたので、ちょっとした感覚のズレもあったのだろうと思います。この日の女房役は同じく高卒ルーキーの石原選手でしたが、1軍のキャッチャーであればもう少し早く変化に気づいて修正出来たのではないでしょうか。

 遠からず1軍で投げるようになるでしょうから、その前に良いものを見させて頂いたと、ありがたく思いました。

 

 

 次に野手について。

 

 特に目立って良い選手というのはありませんが、これまで緩い変化球でクルクル回っていたシリアコ選手と網谷選手がクルクルを卒業し、踏ん張ってボールを待てるようになってきたように感じました。

 特にシリアコ選手は藤平選手の120キロ台の緩い変化球を我慢して待ってセンター前へキレイにライナーで返すヒットを打てまして、成長の跡を感じます。似たような弱点を抱えていた昨年のロマック選手はこれを克服するのにもう少し時間がかかっていましたので、シリアコ選手のほうが適応能力もそれなりに持っていると言えると思います。

 

 

 楽天の野手ではなんといっても育成の八百板選手です。昨年あたりから頭角を現してきたと思いますが、とにかくバットコントロールが抜群にうまく、速いボールでも緩いボールでもコンパクトに芯で捉えてシャープな打球をライトへレフトへセンターへ、自由自在に放ちます。

 難点を言えば、1軍でフルシーズン戦い抜くだけの体力があるかどうか、でしょうか。まだまだ体の線が細く、もう少し大きくなってくれたほうが良いのではないかと思います。

 あとで7日の試合の所でも書きますが、なるべく早く支配下登録して1軍のピッチャーを学んでこれるようにしてもらいたいと思います。

 

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズは8回に尾仲選手、9回国吉選手、そして延長10回に笠井選手がそれぞれ1イニングづつ投げました。

 

 その中で一人挙げるとするならば、やはり9回に登板したシーレックス戦士でもある国吉選手です。今年はキャンプの頃からさっぱり名前が聞かれず心配していましたが、最近ようやく登板機会を持てるようになりました。

 今日は1イニングを投げて1失点してしまいましたが、八百板選手にレフト前に運ばれ、あとは西森選手がパスボールに次ぐパスボール&悪送球と西森劇場を開演して下さったのが1失点の理由です。国吉選手は最速149キロのストレートを外角低めにビシビシ決めて、ようやく全盛期の頃のような輝きを取り戻しつつあります。

 彼の場合は調子が良ければ155キロくらい出る筈ですので、試合で150キロを超えるようなストレートで狙ってストライクを取れるようになれば、あとはもうすぐにでも1軍に上げるべきだと思います。

 

 しかし、ストライクのボールが股の下を抜けてパスボール(2個)するって、西森選手何やっとんねん!という総ツッコミ状態の当時の横須賀スタジアムでありました。

 

 楽天は8回9回を武藤選手、延長10回を西宮選手という継投です。

 

 その中で気になった所としては左腕の西宮選手でしょうか。最速で146キロくらいの左投げとしては速い部類のストレートを投げるピッチャーですが、いかんせんコントロールに難があります。

 この日もボール先行でベイスターズ打線にサヨナラ勝ちのムードを醸成してくれましたが、関根選手佐野選手下園選手というベイスターズファームでは最も期待できる左バッターを力でねじ伏せて試合を締めくくりました。

 ストレートはどのバッターも振り遅れていましたので、単に速いというだけではなくボールの出処の見づらさみたいなものも持っているのかもしれません。こういう人が2軍にいるわけですから、今年の楽天が強いのもよくわかると、そう感心致しました。

 

 

                ■

 

 7回の集中打は見ていて面白かったのですが、全体的にはベイスターズの投手も野手もいまいち、1軍に這い上がってやろうというムードに欠けた所があるような、そんな感じがしています。

 

 最近は高卒ルーキーや2年目3年目組の出場機会も増えていますので、そういう選手が「1軍に這い上がってやろう」という段階に及んでいないのは当たり前なのですけれども、中堅ベテラン勢はもっとプロらしさみたいなものを見せて欲しいものだなと、そんな感じでしょうか。

 

 

東北楽天5-3横浜DeNA

勝:武藤

敗:笠井

S:西宮

観客数:1899名(聞き間違えかも)

 

 

 

以上