ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2017年4月15日 千葉ロッテvs横浜DeNA (平塚) の感想

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 今シーズン最初の平塚球場に行ってきました。いつも通り車で向かったわけですが、想像を絶する大渋滞の連続で、球場についたのは試合が始まってから45分後、3回表のロッテの攻撃中でした。

 なので初回の5点の詳細はよくわかっていませんが、どうやらシリアコ選手が満塁ホームランを打ったという話を聞きました。シリアコ選手公式戦初アーチ、おめでとうございます。

 

 それと、今日は天候に恵まれたのもありまして、なんだかとても眠かったのです。そのせいか、ただでさえ低い集中力が、いつにも増して低かった事を予めお伝え申し上げます。

 

 

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 今日もスコアボードの写真でスタメンをお知らせします。ベイスターズの先発が三嶋選手、ロッテは育成ルーキーの安江選手です。

 

 まず三嶋選手ですが、7回を投げて1失点で勝ち投手となりました。僕が3回途中で球場に来た時点で既に4安打ほど打たれており、その後も毎回のようにランナーを背負いながらのピッチングでした。

 僕はいつも平塚球場のスピードガンは表示が厳しいという趣旨のことを書いてきましたが、今日見た限りでは「修正されましたか?」と感じました。僕が見た中で今日の三嶋選手の最速が142キロだったのですが、適正な数字だと思いました。

 最近の三嶋選手は140キロを超えるような球を投げる時にコントロールがバラつくような事が少なくなかったのですが、今日は140キロを超えても低めのストライクゾーンにしっかりまとめられるようになっていました。

 少しづつ良化の兆しが見られる、といった感じでしょうか。

 

 ロッテ先発の安江選手は6安打を浴びて5失点で負け投手となりました。

 安江選手といえば昨年のBCリーグで先発ピッチャーのタイトルをいくつも獲得し、ドラフトは支配下で指名されるのでは?との呼び声もあった人です。

 ですから僕もそれなりに注目して見ているのですが、今日は立ち上がりに苦しんで大量失点してしまったという所でしょうか。満塁ホームランを打たれたシリアコ選手も安江選手と同じBCリーグの西地区出身で対戦経験もそれなりにあったでしょうから、シリアコ選手をリラックスさせてしまった面もあったかもしれません。

 元々は150キロ近い球を投げられる筈だったと思いますが、今日は140キロ出るか出ないかくらいで比較的抑えめで制球を重視したピッチングだったのかもしれません。僕が球場について以降のピッチングは打たせて取る危なげない内容でしたし、数字ほど悪い印象もありませんでした。

 なるべく早く支配下登録してもらえるよう頑張って頂きたいものです。

 

 

  続いて野手について。

 

 ベイスターズ打線については僕が球場についた時には大方のお仕事を終えられていまして、ある意味ルーティンを淡々と見せつけられているような、悪い言い方をすれば、少し退屈な内容でした。

 

 初回に満塁ホームランを放ったシリアコ選手は、その後もレフト前ヒットを打ちました。110キロ台の変化球をバットの先で拾うようにして、サードの頭の上を超えていく打球でした。

 先週今週とシリアコ選手を見ていて思うのは、積極性が裏目に出ているという事と、バットに当てる技術はそれなりに持っているという事でしょうか。去年のロマック選手はバットに当てられずにクルクルと三振を繰り返していましたが、シリアコ選手の場合はとりあえずバットには当たり、その打球が力ないフライや内野ゴロに終わるパターンが目につきました。

 当てることは出来ますし、選球眼もさほど悪くはないように見受けられます。あとは、最初から長打狙いをせずに、まずは強い打球のヒットを重ねていく事が必要なのでは?と僕は思いました。

 外国人選手枠の兼ね合いもありますが、元々年俸は1000万円と低く抑えられている選手ですので、なるべく早くNPBのレベルにアジャストして来季以降の契約を貰えるようにしてくれれば良いですね。

 

 もう一人挙げるとすれば、左中間にツーベースを放った松本選手でしょうか。梶谷選手に足の不安があるという事で荒波選手が急遽1軍にお呼ばれしていきましたが、もしも梶谷選手の具合が芳しくないという事態になれば、左打ちの外野手で守備と長打力では他のライバルと比べて遜色ないのが松本選手だと思います。

 今年は本当に存在感を示せておらず本人もファンも苦しい状況だと思いますが、決して調子を落としているわけでも怪我をしているわけでもなく、打席に立てば結果を残しています。

 僕は個人的に松本選手の二刀流転向を希望しています。といっても考えているのはワンポイントリリーフ程度の起用ですけれども、彼の特性を見極めて、もうちょっと活用していただきたい選手であると僕は考えます。

 

 

 ロッテの野手陣で特に目立った選手はおりませんでした。

 

 1軍の開幕スタメンを張った中村選手がなぜか出場していました。バッティングに関して特に目立つものはありませんでしたが、守備では柔らかい土のグラウンドを物ともせず、無難に守っていました。ベイスターズの内野陣が軒並み土のグラウンドに足を取られて反応を鈍らせる場面が目についただけに、やはりそこは昨年1軍のショートを守り続けただけは有るなぁと思いました。

 

 だいたいこれまでのロッテのファームと言えばクリーンナップに福浦選手や青松選手や井上晴哉選手がいて皆さん非常に存在感のある所を示しておられたものですが、今日のオーダーについて言えば少し迫力不足に思いました。

 三家選手や柴田選手といったトライアウト組が出場していてふと思い出したのですが、近年のロッテは他球団を一度戦力外になった選手の雇用に熱心ですね。非常に良いことだと思いますが、しかし肝心の成果のほうが伴っておりませんので、三家選手や柴田選手に奮起してもらい、後に続く人達が出てくるようにしてもらいたいものです。

 

 次にリリーフについて。

 

 ベイスターズは8回尾仲選手、9回平田選手が1イニングづつ投げました。

 

 尾仲選手はギリギリまで開幕一軍を争っていた選手だけあって、非常に良かったです。球速は145キロ程度出ていてコントロールも良かったと思います。大木選手にヒットを一本許しましたが、内角の難しい球をうまくヒジを畳んでセンターへ運ばれたもので、これは仕方がなかったと思います。

 1軍のリリーフ陣も決して順調とは言えない状況ですが、1軍候補の一番上の方にいるのではないかと思いました。

 

 9回の平田選手はマウンドに上がるなり、いきなり3者連続フォアボールで満塁のピンチを招き2失点です。

 ただ、全くストライクを取れる雰囲気が無いといった類ではなく、コースや高さがギリギリ外れてばかりという感じで、3者連続フォアボールという言葉から感じるほどの悪い印象は持ちませんでした。

 実際、取ったアウトは三振1つにボテボテのセカンドゴロが2つです。それとは別にエリアン選手と狩野選手の連携ミスで、本来ならゲッツーを取れた所で1アウトも取れないという場面もありました。強い打球を全く打たせていないのは評価して良いと思いました。

 数字だけ見れば評価できないものですが、僕は運がなかったくらいに考えておけばいいと思っています。

 

 

 ロッテのリリーフは7回信楽選手、8回阿部選手が1イニングづつです。

 

 信楽選手といえば宮崎の自動車教習所で教員をしていた異色の経歴の持ち主ですが、マウンドさばきも、いかにも安全運転という感じで、抜群の制球力で3者凡退に切って取りました。

 嶺井選手と対戦した所で、嶺井選手は当てるのがうまいバッターですけれども、巧みにタイミングを外して強い打球はファウルゾーンにしか飛ばせないようにしておりまして、この人はすごいなぁと感心しました。

 今年2年目で1軍実績は無いようですが、今年は1軍デビューも充分あるだろうと思いました。

 

 

                   ■

 

 というわけで初回の猛攻でそのまま決着をつけてしまいました。途中から来たせいで初回の猛攻を見ていない僕としましては、あまり勝った気がしない、なんともいえない試合内容でありました。

 

 明日も今日と同じ13時から平塚球場でロッテ戦が行われます。暖かくなってきましたので、お時間の有る方はどうぞ平塚球場にご来場下さいますようお願い致します。

 

 

千葉ロッテ3-5横浜DeNA

勝:三嶋

敗:安江

本塁打:シリアコ

観客数:700人?くらい

 

 

 

 

以上