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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

みんなはWBCをどう考えているのだろう

 

 間もなく第4回のWBCが始まろうとしているわけですが、今の所の印象としては、これまでで最も高揚感が感じられないと、僕は考えています。回を増す毎に盛り上がりを欠くようになってきたと感じています。

 

 まだ海の物とも山の物ともつかない状態だった第1回は監督に王貞治さんを迎え、メジャーリーガーも多数集まったのもあって、これから世界に闘いを挑むんだという高揚感が見られましたけれども、今回は指導者実績ゼロの小久保監督であり、メジャーリーガーも青木宣親選手しか来てくれないという事でして、見るからにトーンダウンいたしております。

 

 なんというか、町内会が毎年行う夏祭りを嫌々手伝わされている末端町内会員と、それを外から眺めているオーディエンス、という風情であります。

 

 「こちとら毎日残業でクッタクタなのに、なんで夏祭りの手伝いなんかしなきゃならないんだ・・・」みたいな愚痴が、中の人達から漏れ伝わってくるような、そんな感じがしてなりません。

 

 

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 WBCNPB界隈にとって面倒くさいイベントに成り下がってしまった理由の1つとして僕が考えているのが、監督の人選であります。

 

 人間が組織に入って働く上で、直属の上司がどのような人になるのかは、これはものすごく重要な課題であります。

 第1回はカリスマの王貞治さんで、第2回は人心掌握術に長けた原辰徳さんが監督だということでメジャーリーガーも多数参加してくれましたけれども、第3回は現場から離れて久しい山本浩二さんが監督という事で過去2回とは打って変わって代表選手の集まり具合が芳しくなくなり、ついに第4回となる今回はメジャーリーガーが1人だけという、実に寂しい状況になってしまいました。

 

 そもそも、日本代表の監督に、それまで指導者として働いたことが無い人が就くというのが、他競技ではありえない話だと、僕は不満に思っています。

 

 サッカー日本代表の監督はこれまで欧州サッカーの強豪チームで監督として実績を積んできた人が多いようですし、一昨年日本中を沸かせたラグビー代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチも様々な実績がありましたし、なでしこジャパン佐々木則夫前監督も指導経験が豊富であります。

 

 野球界には昔から「名選手は名監督にあらず」という格言もあるわけで、いくら小久保さんが選手としての実績が抜群だからといっても、それがいきなり日本代表の監督を任せる理由にはならないのでありまして、そのあたりの選考プロセスがWBC日本代表の盛り上がりを欠く、大きな要因であると言えるのではないでしょうか。

 

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 改めて言うまでもなく、我が国は未曾有の少子高齢化社会を迎えております。これから生産年齢人口が加速度的に減少し、経済力が急激に落ち込むのは間違いない情勢です。

 

 ということは、日本プロ野球も当然ファンが減り、来場者数が減り、売上が減るのであります。そうなると選手の年俸も応分な額に抑え込まれるのは必定であります。

 

 だからこそ、なるべく減少幅を抑え込むために、国際化が不可欠なのであります。日本国内でバイクが売れなくなったからバイクメーカーがこぞって海外に目を向けたように、日本プロ野球も海外から売上を稼ぐ事を、必ずやらなければなりません。

 

 だからこそWBCは必要なんだと、僕は考えています。

 

 今は苦しいかもしれませんが、苦しい中でもなんとかWBCを世界中からリスペクトされる大会に育て上げて、WBCを頂点としたグローバル戦略を打ち立てていかなければならないのです。

 

 野球が本当の意味でグローバルなスポーツだと認められるようになれば国際的なスポンサーがつくようになり、そのお金で新興国に野球を普及させ、プロリーグを作り、NPBとそれらの国々とで共存共栄していく事が可能になります。

 

 

 ですが、現状ではNPB界隈がそこまで先々を見据えて動いているようには、僕には見えません。

 

 そこがファンに見透かされているのではないでしょうか。

 

 

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 NPBを牛耳っているのは12人のオーナー陣ですが、この人達はこれまでならサラリーマン社長タイプが多かったのが、最近は創業者の改革開放型オーナーが一定程度の勢力を持つようになってきました。

 オリックスの宮内さんも実質的には創業者といえるでしょうし、ソフトバンクの孫さんや楽天の三木谷さん、DeNAの南場さんも然りです。

 

 サラリーマン社長は事実上の任期制ですから自分の任期だけで考えてしまいがちですが、創業者オーナーは自分自身が会社の大株主でもあるから、事実上任期など無いも同然で、それゆえロングスパンで物事を考えられるはずでして、その利点を活かして、この人達にNPBのリーダーシップを取ってもらいたいと、僕は考えます。

 

 以前楽天の三木谷さんが外国人枠の撤廃を提言されていましたが、そういった具体的な提言をどんどん出し、改革開放型オーナーで一気呵成に物事を進めていってもらうべきですし、WBCの監督選びも、お偉いさんの覚えがめでたい人を選ぶシステムから、しっかりと勝てる監督を日本人にもこだわらずに徹底的に選び抜く方式に変え、我が侍ジャパンを常勝軍団としてもらいたいです。

 

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 NPBはこのままでは沈みゆく泥舟であるという大きな危機感を持ち、この危機を打破する1つのキッカケとして、WBCを球界財界を挙げて本気で取り組むようにしてもらいたいものだと、そのように考える次第です。

 

 

以上