ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

ベイスターズの親会社が大炎上している件

 

 我らがベイスターズの親会社が、またしても問題を起こして大炎上しております。

 

www.buzzfeed.com

 問題の概要としては、(1)医療系の知識など何もない無名ライターをかき集めて医療にまつわるデタラメな記事を量産し、(2)それを「WELQ」というDeNAの医療情報サイトに投下。(3)そしてそのサイトに様々なSEO対策を施してGoogle検索の上位を独占出来るようにしてページビューを荒稼ぎし、多額のアフィリエイト収入を得る。

 この(1)(2)(3)コンプガチャ、ならぬコンプ技を決めましたよ、という問題であります。

 

 ここからは僕の推測です。

 

 DeNAは過去、「モバゲータウン援助交際の温床になっている問題」や「ソシャゲメーカーに不当に圧力をかけた問題」「コンプガチャ問題」で世間から強い批判を浴びた経緯があります。

 ですから、これらの経験を踏まえて「法律にひっかかるようなビジネスは止めよう」という行動規範みたいなものを持つようにはなったものの、もっとも根幹的な倫理観までは熟成されないまま、とにかく法に触れずに手っ取り早くお金を稼げる方法を模索してしまったのではないでしょうか。

 ですから今回は、今のところは法律上の問題について特に争点とはなっておりません。裏を返せば、「法律に引っかからなければ何をやっても良い」くらいの意識が社内に蔓延っていたのではないかと推測できます。

 

 そして、何かしらのマーケティングに基いて「医療は儲かる」と気付き、それが「WELQ」誕生に繋がっていったのではないでしょうか。

 

 さもありなん、であります。

 

 

 しかし今回は、ネタが「医療」というのが、いくらなんでも不味すぎました。人の生死に直結するからです。

 

 ネットの普及に伴って、残念なことにいい加減な医療情報が盛んに飛び交うようになりました。

 

 最近でもガンで闘病中の有名人がいい加減な医療情報を信じてしまったせいでガンを進行させてしまった事例が明らかとなっています。

 病に苦しむ人の中には、なんとか光明を見出すべく、ネットで新しい情報の入手に余念がない人が非常に多くおられます。僕も一応生死に関わる持病があるので時々ネットで情報を探したりもしていますが、Googleなどのネット検索で上位に上がるようなサイトで、なおかつDeNAのような上場企業が運営しているサイトともなれば、信じる人も相当数いるだろう事は想像に容易いと思います。

 

 で、病に苦しむ人やそのご家族が藁にもすがる思いで見つけたDeNAの医療情報サイトで得た情報がデタラメだったとしたら、いくら現行法に触れないとは言え、これはとんでもない大問題であるというのは、普通に考えれば誰だって理解できることではないでしょうか。

 

 そして、これに公開前の時点で社内の歯止めが効かないDeNAという会社は、一言で言ってしまえば、信用するに値しないヤバイ会社、という事に尽きるのではないでしょうか。

 

 

  上場している大企業は「ちゃんとやっているのが当たり前」とみなされて、会社が大きいというだけで無条件で信用されてしまいがちですが、実態は必ずしもそうではなく、過剰労働の電通や、不正会計を繰り返した東芝、燃費不正を繰り返した三菱自、組織ぐるみで身代わり出頭の佐川急便etc、枚挙に暇がありません。

 

 ですから大きいというだけで無条件で信用したらいけないんだと庶民は眉につばをたっぷり付けて生き抜いてゆかなければなりません。

 

 

 まぁとにかく、不幸中の幸いで、ベイスターズは球団単体で黒字経営が出来るようになりました。

 かくなる上は、この際株式会社横浜ベイスターズとして単体で株式市場に上場して、DeNAと縁を切れるようになってもらいたい、というのが僕の願いです。経営陣さえしっかりしてくれれば、もはや親会社などいなくなってもらっても構わないのだと、先駆的存在になってもらいたいです。

 

 

 とにかく、DeNAという会社にはベイスターズを再生してもらったという恩義は感じるものの、それを大きく上回る嫌悪感がある、そういう風な僕の意見表明であります。

 

 

 

以上