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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

ラミレス監督とベイスターズ

 

 僕は昨年の春、BCリーグの開幕戦を見るために群馬県に行きました。群馬県を本拠地とする群馬ダイヤモンドペガサスと、その年に誕生したばかりの武蔵ヒートベアーズ(埼玉)の開幕戦が群馬県上毛新聞敷島球場で行われるからです。

 

 それで試合開始のかなり前に球場について、グラウンド内にいる関係者の様子を見ていたのですが、そこには群馬ダイヤモンドペガサスでシニアディレクターを務めることになったアレックス・ラミレスさんの姿もありました。

 ラミレスさんは群馬のスポンサー筋とおぼしき中高年男性の方々や、武蔵ヒートベアーズの首脳陣にも自ら積極的に近づいて、そして親しげに挨拶を交わしていました。武蔵の小林宏之監督とは弾けるような笑顔でハグをしたりもしていました。

 

 そこで僕の目を引いたのは、どの人と会話をする時も、ラミレスさんは一切通訳を挟まずにスムーズに語り合っている事でした。

 

 ラミレスさんが母国語のスペイン語とアメリカ時代に覚えた英語を喋る所までは知っていましたが、それに加えて日本語までスムーズに喋るとは驚きました。まさにトリリンガルです。

 よくよく考えてみれば、選手としてベイスターズで過ごした時代にも、同僚の選手たちと通訳を介さずに語り合っている場面をしばしば目にしてきました。ベイスターズの入団初年度に、当時極度のスランプに陥っていた吉村選手の打撃指導を買って出た事もあったくらいでしたから、それなりに日本語を使いこなしているのは、当たり前といえば当たり前だったのかもしれません。

 

 ですが、我々の感覚からすると、3ヶ国語を操るというだけで既に相当に頭脳明晰な人であるというのは間違いない所でして、よく知られているパフォーマー的な側面とは全く違う顔があるものだなと、再認識をしたのであります。

 

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 僕はそれからしばらくして、こういうブログエントリーを書きました。

 

www.plus-blog.sportsnavi.com

 

 であるからして、監督候補には集客力に乏しい地味な人をあてがうことは出来ません。そこで導き出されるのが、元ベイスターズ選手で強い監督願望を持つアレックス・ラミレスさん、その人です。

 

 いやらしい言い方になりますが、昨夏、当時の中畑監督が2016年シーズンも続投するのが既定路線と言われる中で、僕はあえてラミレスさんの監督就任を希望したわけです。

 

 なぜそう思ったのか、おおまかな理由はそのブログエントリーの中で書いた通りですが、日本でプロ野球の監督になるためにしっかり日本語を学び、その他の面でもしっかりと準備を重ねているのがハッキリとわかったのが一番の要因です。

 

 それで今年早速結果が出たからドヤ顔をしたい、という意味合いも無いわけでは無いですが、それよりもむしろ、多くのプロ野球ファンはラミレスさんのパフォーマー的な側面ばかりを見て、その裏側にある言語力の高さや、データ分析、メンタルに対する認識などの、要するに知性的な要素を全くもって評価してこなかった事実について、これは僕も含め、僕たちは今まで一体野球のどこを見てきたのだろうと、大いに反省しなければならないと、そのように感じた所であります。

 

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 ホリエモンこと堀江貴文さんとベイスターズの池田社長が対談しているネット番組の中で、あまりフォーカスされることがないベイスターズの取り組みについて語られています。

 

www.youtube.com

 食生活の管理などもそうですが、特に興味を持ったのは、ピッチャーが投げるボールの回転数を細かく分析しているというくだりです。まさかこんなに細かいことをやっているとは、ちょっと嬉しくなってしまいました。

 

 そして、こういう細かいデータ分析こそが、現役時代からデータ分析を熱心にやり続けてきたラミレス監督のスタイルと非常にマッチするのではないだろうか、とも感じました。

 

 今年はまだ就任1年目という事で噛み合ったり噛み合わなかったりする所もあったでしょうが、これが2年3年と続けば、広島カープと肩を並べて優勝争いできるくらいになれるのではないだろうかと、まだ今年のクライマックスシリーズも始まっていないのに来年以降が楽しみになってきました。

 

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 ネットメディアが様々な形で進歩してきたおかげで、それまで知ることができなかったありとあらゆる情報を、安価、もしくは無料で手軽に手に入れられるようになりました。だからこそラミレス監督のあまり知られてこなかった側面や、ベイスターズの地味で目立たない取り組みを知ることが出来るようになりました。

 

 今から30年以上前に江本孟紀さんの著書「プロ野球を10倍楽しく見る方法」が大ブームになったそうですが、今は10倍どころでなく、ますます深く楽しめる良い時代になりました。

 

 せっかくこういう時代に生きているのですから、この恩恵を存分に活かして、ベイスターズをより深く知って、明日への希望を膨らませたいと、そのように感じる今日この頃であります。

 

 

 

以上