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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

三浦大輔選手の引退について

 

 昨日はクライマックスシリーズ進出が決定したという事で僕も僕なりに嬉しい気持ちで過ごしていたのですが、それが今日のお昼前、ヤフージャパンのトップページに三浦大輔選手が引退するとの情報が挙げられているのを見て、気分が一転してしまいました。

 血の気が引きました。

 

 それからの僕の過ごし方はさておき、15時から始まった記者会見のネット中継を開始前から、最後に三浦選手が会場を後にする様子まで一部始終を見届けました。

 

 一つ安心したのは、球団側から肩叩きを受けた末での決断ではなかったという事くらいでしょうか。あとはただただ残念という他なく、会見した後でもいいから引退を撤回して欲しいと未だに考え続けています。

 

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 三浦選手は引退の理由を「勝ててないから」という趣旨の言葉で説明されていました。それは単純に今シーズン0勝だからという意味もあれば、今後の一軍での登板機会の見通しであるとか、その他様々な意味も含まれているのだろうと、僕なりに解釈しました。

 

 これまでのベイスターズなら先発投手陣の頭数が不足しているのが当たり前で、ですから少々調子が悪くても登板する機会はそれなりにあっただろうと思います。しかし今のベイスターズは実力の高いルーキーも中堅もいて、先発登板するための道のりからして楽ではありません。

 それで、このままではコンスタントに先発登板する機会を得られそうにないから、したがって勝ち星を得られず、引退決意に至った。そういう事なのかなと思います。

 

 

 僕が今更どうしてグズグズと文句を言い出しているのかと言いますと、それは非常に単純で、まだやれると思っているからです。

 

 確かに若手や中堅選手のように開幕から閉幕まで先発ローテを守り続けることが至上命題とされるのは苦しいでしょうが、チームで1年を通して必要とされる先発ピッチャーの頭数が常に同じということではなく、夏場は連戦が増えるからいつもより1人か2人多く必要だったり、怪我人が出て追加メンバーが必要になったりする事が、毎年必ずあるわけです。

 ですから、6月とか7月くらいから1軍に出てきて中10日で先発をしてシーズン5勝を目指す、みたいな立ち位置でも、これから充分やっていけたのではないかと、僕は未だに考えているのです。

 

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 人は何かと潔い去り際を求めがちです。中には身体が動かなくなるまで選手としてプレーし続ける選手を見苦しい等と言い募る人もいます。ですが、僕は、最後までもがき続ける野球人生もまた、尊いと考えています。

 

 それは全盛期のように億を越える年俸を貰うことは出来ないでしょうが、入団したばかりの若者が1軍で戦力になるまで何年もかけて努力するように、大ベテランが衰えを感じてから引退するまで何年もかけたって良いではないかと、そのように考えています。

 

 プロ野球というのは筋書きのないドラマなのでありまして、ただ単純に旬の選手を揃えて勝てば良いというものではありません。何年ももがき苦しんだベテランピッチャーがチームの窮地を救うべくマウンドに上って、そして勝利するような、汗臭いドラマがなければならないのです。

 

 その主人公として、三浦大輔選手ほどふさわしい選手は他にいないと僕は思うのです。

 

 

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 三浦選手といえば、もう近年はほとんど140キロを越えるような球速が出なくなりました。しかしそのかわりに、130キロ台のストレートと90キロ台のカーブを中心に、ピッチングは球速だけじゃないんだと僕達ファンに本当の野球の奥深さを教えてくれる、特別な価値のあるピッチャーになりました。

 

 元々そこまで球速が速くなかったとはいえ、常時150キロを越えるようなピッチャーばかり持て囃している我々ファンに、いつもとは違う世界を見せてくれる貴重な存在であり続けてくれました。

 

 だからこそ、もっともっと野球の奥深さを教えてもらいたかったのです。

 

 ピッチングは球速だけじゃないという事と、若さやパワーだけじゃないという事を、もっと教わりたかったです。

 

 

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 普通はもっとさわやかに、これまでの功績を振り返るとか、お礼の言葉を述べるのが野球ファンとしての振る舞いなのだろうと僕も頭ではわかっているものの、まだそこまで落ち着いたり頭を切り替えたりも出来ていません。

 

 かつての川相昌弘さんのように引退を撤回して現役続行してくれないものだろうかとか、往生際の悪い妄想を思い描いていたり、そんな感じの今の僕の心境なのであります。

 

 ただただ残念という以外に言葉が見つからないのですが、これまで色々なことを野球を通じて教えてくださり、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

 

 

 

以上