ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

そろそろクライマックスシリーズを見据えた戦い方をする必要がある

 

 我らがベイスターズがいよいよクライマックスシリーズに初めて参加出来そうである、という事で少しニヤニヤしている諸兄もおられる事と思いますが、しかしクライマックスシリーズに出るからには、やはりファーストステージもファイナルステージも勝って、そして日本シリーズに進出したいものだと僕は思います。

 

 勝率5割にも満たないくせに日本シリーズだなんておこがましい!という声もあるかもしれませんが、悪法もまた法なりでありますから、狙えるものなら狙うべきであります。

 

 で、僕が言いたいのは、このままではクライマックスシリーズのファーストステージで顔を出して終わりじゃないっすか?という危機感であります。

 たまたま過去の積み重ねのおかげで現在リーグ3位にいるわけですが、クライマックスシリーズにおいては過去の積み重ねなど全部チャラであります。その瞬間の実力や調子や運が全てでありますので、今シーズン頑張ってくれた功労者だからといって調子の出ない選手を温情采配で出場させていては、勝てるものも勝てなくなってしまうのです。

 

 ですから、そろそろそういった空気感の中で戦う準備に取り掛からなければなりません。

 

 

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 この中で特に重要な事は、なによりもリリーフ陣の再整備であります。

 

 まずなんといってもクライマックスシリーズのファーストステージは2つ負けたらジエンドだと知る必要があります。ですから、先発ピッチャーの頭数を5人も6人も揃える必要が無い代わりに、先発がダメだった時の早めの継投に耐えうるだけの、リリーフ陣の厚みを整える必要があるのです。

 

 我々ベイスターズは短期決戦に慣れておりませんので、したがって、公式戦で先発をやっていた人がプレシーズンマッチになるとブルペン待機にジョブチェンジしたりする経験を経ておりません。だから尚の事、早めに準備する必要があるのです。

 

 

 クライマックスシリーズのファーストステージを確実に取りに行くためには先発ピッチャーの頭数は3人いれば充分で、あとは出来るだけブルペン待機する事が求められますし、先発ピッチャーの中でリリーフにジョブチェンジしてもすぐに実力を発揮できる選手とできない選手とを見極める作業も必要となります。

 

 僕が考えるクライマックスシリーズファーストステージの先発ピッチャーはこうです。

 

第一戦 今永選手 第二戦 石田選手 第三戦 砂田選手

 

 今季チーム最多勝の山口選手をあえて外しました。なぜなら、彼はリリーフとしてプレーした経験も長いからです。ですから、この3試合のうちで必要なだけロングリリーフで最後まで投げるフォーメーションをして欲しいと思っています。

 例えば今永選手や石田選手が6回7回まで投げて、その後は山口選手がリリーフで

出てきて9回まで投げきる、盤石の体勢を築くのです。

 

 問題は3人目の先発ピッチャーです。一応砂田選手を指名しましたが、せいぜい3イニング保てば上等だという考えです。その後は相手の打順の巡り合わせなどを見ながら、井納選手や三嶋選手や山崎康晃選手などが入れ代わり立ち代わり出てきて逃げ切りを図る構えです。当然、ラスボスとして山口選手も出てまいります。

 

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 打線も今のままで良いはずがありませんが、されとて、急に変えても今年の春みたいにドタバタするだけで結果が伴わなくなる恐れが大だと言えます。

 

 ですからメンバーを大きく入れ替えるような提案はできませんが、終盤に1点が欲しい時の攻撃パターンとか、僅少差で勝っていて終盤を守り抜きたい時の守備固めの有り様については、もう少し考えたほうが良いように思います。

 

 僕は守備固めについては重く考えていまして、特に内野の守備固めとして柴田選手を使わない手はないと思います。セカンドに柴田選手を入れて、二遊間を鉄壁な守りにすることで、ピッチャーが安心してゴロを打たせられる環境つくりをする必要があるでしょう。

 

 そういう細々とした詰めの作業を、今やらずにいつやるのだと、僕は申し上げたいのであります。

 

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 こういう起用法は、その時になって急にやろうと思って出来るものではないでしょうし、されとて、残りわずかとなったイースタンの公式戦でやるのも難しいでしょうし、クライマックスシリーズで対戦することになる巨人や広島を相手にテストするのは手の内を明かすようなものだから、やはり難しいと思います。

 

 ですから早めに準備する必要があるのです。

 

 今日の試合でベイスターズもヤクルトも敗れたのでゲーム差は3.5のまま。残り試合は11試合ですから、あと4つ勝てばクライマックスシリーズ進出は決まったも同然ですから、公式戦を実験場にする余裕は、まだ残されているのではないでしょうか。

 

 クライマックスシリーズに出ることも一つの目標ではあるでしょうが、それで終わっては来年以降の糧になりません。来年こそは優勝するのだと、この短期決戦にその決意をぶつける必要があります。

 

 いつもと変わらない戦い方で選手と首脳陣の信頼関係を高め合う時期は、そろそろ考えなければならないと僕は思います。

 

 

以上