ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

慣れてないから弾けすぎちゃう問題

 

 広島の街が大盛り上がりだぜ!だそうで、ちょっと思うことがありました。

 

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地元紙「中国新聞」は2016年8月29日の朝刊で「優勝セール準備手探り」という記事を掲載した。百貨店では25年前の優勝を知る社員が少なくなってい て、当時を知るOBを訪ね歩いて話を聞き、企画を練ったり、阪神タイガースなど他球団の地元に優勝セールの情報を集めたりしているというのだ。

 

 前回の優勝から25年も経っているのだから、慣れていないのも当然であります。

 

 で、古くからある地元の百貨店でさえ慣れていないのですから、ファンも当然慣れていないわけでありまして、不慣れさゆえと言いましょうか、あまりにも弾けすぎちゃって顰蹙を買っているカープファンがチラホラと出てきているらしいと耳にします。

 

 数年に一度くらいの頻度で優勝しているチームのファンであれば節度を保って弾けることが出来るものの、とにかく慣れていないから節度を知らず、やらかしてしまう人が出ているというわけです。

 

 ある意味↓の事件に通底するように思います。

 

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 事件発生当初にテレビなどで報じられた内容によれば、被告らは幼い頃から大学受験まではとにかく東大に受かるために勉強に明け暮れる毎日で、異性と遊ぶどころではなかったと言います。

 それが東大に入学してからは「東大生」のブランドでちやほやされて舞い上がり、暴走に暴走を重ねてついにこうなってしまった、というのです。

 

 いくら弾け過ぎて顰蹙を買っているカープファンといえども、ここまで極端な連中と同一視する事はできませんが、不慣れなあまりに視野偏狭に陥って暴走してしまうプロセスは非常に似通っていると、僕は考えるのです。

 

 若い頃は真面目一筋に生きてきたおじさんが、ある時ひょんなキッカケで遊びを覚えてズルズルと深みにハマる話もそこら中で転がっておりますけれども、似たようなものではないでしょうか。

 僕の幼なじみでも、真面目一筋で早くに結婚して子供がいるのに、ある時から急にキャバクラにドハマリして家にカネを入れなくなったという人物がおりまして、それくらいごくごくありふれた話なのであります。

 

 

 要するに、慣れていない状態でいきなりガツーンといくのは危ないぞ、と言いたいのであります。

 

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 僕はこの現象を他山の石としたいと考え、かねてから事態を注視しておりました。

 

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 手前味噌ではありますが、昨夏にはこのような事も書いてまいりました。それから事態はますます深刻化をしております。

 

 そして僕は思うに、来季以降の我々ベイスターズファンも似たり寄ったりな状況に陥る可能性が大いにありえます。

 既に今シーズンの戦いぶりからも明らかなように、来季以降は優勝争いが充分射程圏内に収まっておりますから、来季もしベイスターズが優勝するようなことにでもなれば、今度は弾け過ぎて顰蹙を買うベイスターズファンがそこかしこに登場するようになるのではないでしょうか。

 

 なぜなら、我々ベイスターズファンも優勝することに慣れていないからであります。

 

 それはあたかも、齢30にしてついに童貞を捨てる機会に恵まれた青年が、AVを見て覚えた無茶なプレーをしようとして相手女性を傷めつけてしまうかのような、それくらいの危険が迫っていると、僕は危機感を持っております。

 

 不慣れなベイスターズファンが弾け過ぎて顰蹙を買いまくる事態が起こったら、どうなるのでしょうか。

 

 もしもそのような事態が頻出した場合に想定される弊害は、第三者的立場にある、例えばベイスターズ以外を応援する野球ファン、野球よりもサッカーやバスケット等の他競技を愛するスポーツファン、その他多くの横浜市民から鼻つまみ者扱いされ、白眼視され、やがてベイスターズを応援することそのものが非道徳的な趣味として位置づけられる恐れもあると言えるでしょう。

 

 だから我々ベイスターズファンは現在のカープファンの有り様から、様々に学ばなければならないと思うわけです。

 

 

 そして最終的には、来シーズンついにリーグ優勝や日本一を達成して歓喜に震えながらも、しかし冷静さを保ち、優勝した後の横綱千代の富士みたいな神妙な面持ちで関係各位に優勝報告を出来るようになりたい所ではないでしょうか。

 

 

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 僕は周囲のムードに流されにくい、平たく言えば団体行動を好まない性質の人間なものですから、こういうムードには少々敏感な所があります。自分たちの振る舞いが周囲の顰蹙を買う云々のような、ある種風紀委員長的な立場になるわけではありませんけれども、そういう部分は常に敏感に受け取って、釘を刺す役割を担いたいと考えています。

 

 嬉しいことがあったら素直に喜べばよいのですけど、世の中すべての人が喜んでいるわけではありませんので、そこは少し冷静さを残しておきたいと思いますね。

 

 

以上