ベイスターズと産業能率大学のコラボレーションについてねちねち言うよ
8月3日に平塚球場で行われるベイスターズと巨人のファームの試合は産業能率大学の学生さんたちが様々な集客イベントを開催する、毎年恒例行事です。
学生さんたちが遊ぶ時間を削って一生懸命に取り組んでおられますので、僕も微力ながら集客に貢献すべく、先日横須賀スタジアムで配布されたチラシをスキャンして、皆様にもご覧に入れたいと思います。
今日はスタジオに産能大の学生2人が遊びに来てくれました!産能大×ベイスターズといえば、8月3日巨人戦での楽しいイベントです💕この日だけ外野席を解放!芝生の上でビールやグルメを楽しめ、また🐶ちゃん連れ込み可能です!絶対オススメです❤️ pic.twitter.com/5f0QI0tnjh
— 馬場桃加 (@BabaMomoka) 2016年7月26日
この産業能率大学とのコラボレーションはTBSベイスターズの頃からかなり長い間続けられているもので、僕の手近に過去の企画に関連するものは無いかと探してみたら、このようなものが見つかりました。
湘南シーレックスのタオルが2010年の試合で配られたもので、左下のウチワは2014年の試合で配られたものです。湘南シーレックスタオルが配布された試合は、ちょうど湘南シーレックス廃止の報道がなされた直後だったと記憶していて、このタオルを手にとった時はとてもしみじみとしたものでした。
というわけで、この企画は僕にとって少し馴染みがあるのであります。
さて、僕のブログは他のベイファンブログとは少々毛色の異なるテーマを取り上げがちですが、今回のテーマはいつにも増して毛色が違い過ぎて正直「誰得だよ」などと言われそうな気もしないでもありませんが、まぁいいじゃないかと、まろやかに考えた次第です。
で、告知はここまででして、ここから先は今回の企画に対して僕なりにねちねちと意地悪く論評を加えていきたいと思います。
この企画は毎年続けている割に過去がどうだったか情報が非常に少ないので、残しておく必要もあるとも考えています。
まず、全般的に色んな物を取り込み過ぎているな、と思いました。事前のプロモーション活動において効果的に周知を図るためには強力な武器を一つドカンと持っておきたい所ですが、今回のイベントはBB弾でペチペチやられている感じで、いまいちパンチが弱いです。
「食べよう!湘南グルメ!」と謳っておきながら、それで出てくるのが「JA伊勢原」とはどういう事でしょうか。内陸にあって1ミリも海に面していない伊勢原を湘南と呼んだら、妙なブランド意識を持った湘南民からブチ切れられるのではないでしょうか。
ただ、野菜を使ったグルメは大変よいと思います。どうせなら管理栄養士さん監修のヘルシーグルメなどを考案してそれを大々的に推せば良かったのに、と思います。
ファームの試合は小さなお子さん連れのご家族も結構いらっしゃいますので、子供に安心して食べさせられる~みたいな切り口があっても良かったのではと思います。
唐揚げもアリだと思います。先着100名様に唐揚げ3個プレゼントみたいなものをやれば唐揚げに釣られて来場する人もいるかもしれません。
外野開放は去年も同じだったと記憶しているのと、ビールの飲み放題は先週の横須賀スタジアムの試合から全試合で行われることになりました。だからちょっと「え?」という印象があります。
これも横須賀スタジアムでかなり前から毎試合行われている「スカスタダッシュ」をそのまま持ってきただけで、自分たちで考えたイベントではないと思います。
平塚学園のチアリーディング部の皆さんがパフォーマンスをするのも恒例行事で、彼女たちはものすごくレベルが高く、以前この球場で産能大の学生さんが一緒にチアリーディングをやった時に技術差が歴然としてしまって結構気の毒な絵面になったと記憶しています。
↓これですよね・・・
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チラシの裏面も読んだ上でおおまかな感想を言うと、ちょっとオリジナリティに乏しいなという印象です。
オリジナリティを打ち出せないなら打ち出せないで、その代わりどこかから拾ってきたアイデアを自分たちなりにパワーアップさせて満足度を高める方向性でも良かったと思いますが、余所から集めてきたアイデアを総花的に並べただけで終わってしまいました。
複数の学生さんたちが集めてきたアイデアを取捨選択すると、選ばれた学生さんと選ばれなかった学生さんとの間で溝みたいなものが生じてしまうから、 溝が生じるのを避けるために全部乗せました、とか、チラシもみんな平等のサイズで載せました、みたいな事情があるのではと想像してしまいました。
過去の産能大のコラボ試合と比べると、今回の偏差値は38である、というのが僕のジャッジです。
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過去に産能大の学生さんたちが考えた企画で僕の周囲からの反応が良かったのは一昨年の古木さん桑原さんのトークショーで、「知っていたら絶対行ったのに!」と悔しがる人も少なくありませんでした。
同じ大学に通う学生さんでも年代によって出してくるものがこうも違うのは、第三者的にはなかなか興味深い見地ではありますけれども、果たしていかがなものでしょうか。
8月3日の平塚球場で行われるベイスターズと巨人の試合で産能大の学生さんたちが奮起して僕をギャフンと言わせてくれるのを期待して待ちたいと思っております。
以上