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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2016年7月24日 埼玉西武vs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 今日もまたいつものように横浜横須賀道路を通って横須賀スタジアムに行ってまいりました。

 

 横浜横須賀道路では古式ゆかしい暴走族少年たちが数台の単車に分乗して中途半端な速度で左車線を走っておりました。

 見たところ十代後半くらいのお年頃の少年少女たちが跨っているその単車には、まさに暴走族の王道とも言うべきロケットカウルに段付きシートが標準装備され、あのトサカのようなテールの背面には三社札のようなシールで「コール名人」とか書いてありまして、ナウいなぁと思いました。

 ワイモバイルのテレビCMでバブル時代のボディコン服を着た田中美奈子さんのお姿が話題になりましたけれども、あの時代に流行っていたカルチャーを今でもガチで踏襲しているのだから、まさに伝統芸能だなと感服いたしました。

 

 神奈川には、今でも昭和が息づいております。

 

 

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 気を取り直して、今日の先発ピッチャーはベイスターズが三嶋選手、西武はドラ一ルーキーの多和田選手でございます。

 

 まずは三嶋選手ですが、6回を投げて被安打2の無失点で勝ち投手となりました。

 

 三嶋選手といえばルーキーの頃は剛球と落ちるボールで鳴らしたピッチャーですが、今では完全に違うタイプのピッチャーになりました。球速は140km台前半で、変化球を中心に低めに集めるピッチングで西武打線を翻弄しました。

 西武は一発長打のあるバッターが並ぶ強力打線で、打った瞬間に「やられた!」と焦るような良い角度の打球を打たれたことが何度かありましたが、いずれも不思議とフェンス前で打球の勢いが急に落ちて外野フライになりました。バットが折れるとか、どん詰まりの打球も非常に多かった印象です。

 去年今年の三嶋選手がファームで好投するときはだいたいこういうパターンが多いような気がします。こういうピッチングを何度か続けられればおのずと一軍昇格のチャンスも訪れるのでしょうけれども、果たして続けられるでしょうか。

 

 西武の多和田選手は140km台後半の速球と130km前後の横の変化球が中心のピッチングです。たぶんスライダーだと思いますが、バックネット裏から見ていてもわかるくらいキレイな曲がりの変化球で、ボールゾーンからストライクゾーンに入ってきたり、またその逆に出て行ったり、出したり引いたり器用なピッチャーだと感心しました。

 確か落合博満さんが言っていた言葉の受け売りなのですが、スライダーはバットの芯で捉えられるとボールの回転が作用して普通の変化球よりも打球がよく飛ぶのだそうで、ですから過度に頼るのは非常に危ないという事だそうですけれども、これだけコントロールが良いと芯で捉える以前の問題かもしれません。

 昨日の菊池雄星選手と同じように多和田選手も2イニングだけ投げて降板となりましたが、この感じなら一軍でも相当活躍できるのではないだろうかと、ピッチャーを見る目が無い僕なりに考えました。

 

 

 野手陣は昨日に引き続き貧打です。ただし昨日のように箸にも棒にもかからない状況ではなく、良い人はいました。

 

 まずは乙坂選手です。昨日の試合に出ていたのは1軍がナイターだから実践の場を求めてセルフダブルヘッダーをやりに来たとばかり思っていたのですが、あいにく2軍落ちしてしまったと後になって知りました。

 今日は第一打席から一二塁間を鋭く抜けるチーム初ヒット、第二打席はレフト前へ鋭いハーフライナーでチーム2本目のヒットを打ちました。多和田選手からヒットを打てたのは乙坂選手のみです。その後も変則左腕の中崎選手からタイムリーを放つなど、貧打のチームで孤軍奮闘に近い活躍でした。

 乙坂選手は今季は代打での打率がすごく良いのだと評判になっていた時期もありましたが、やはり控えでベンチを温めている時間が長くなるに連れて段々調子を落としてしまいました。代打で長期に渡って活躍し続けられるのは経験豊富なベテランが多く、まだ二十代前半の乙坂選手には荷が重かったかもしれませんが、コンスタントに実践の場を得られさえすればそれなりに高い能力を発揮できますし、何より非常に広い守備範囲で昨日今日とチームを何度も救っておりますので、攻守に必要不可欠な存在であることに変わりありません。

 一軍外野のレギュラー争いは同期の桑原選手が一歩も二歩もリードしてしまった感がありますが、ラミレス監督が近い将来筒香選手をファーストにコンバートする構想を語っておりましたので、先々を見据えれば、まだまだ能力ある外野手が必要なチーム事情に違いありません。すぐに一軍に戻れるように頑張ってもらいましょう。

 

 もう一人、これはぜひ大々的に取り上げなければならない出来事がありました。

 

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 ロマック選手に代わって途中出場からの第一打席でレフトへ特大の先制ソロホームランを放って見事ヒーローインタビューに選ばれた渡邊雄貴選手です。嬉しくなって久しぶりに三塁側スタンドまで移動してスマホで写真を撮ってしまいました。古いスマホなので画像が粗いですが、雰囲気だけでも伝わればと思います。

 

 さて、まず渡邊雄貴選手のヒーローインタビューですが、一言で言えば「無愛想」です。学生さんが何かのカリキュラムで行っているインタビューですのでインタビュアーの男性は年齢的には渡邊雄貴選手と同年代と思われますが、同年代に対する気配りなど全く無い、実にふてぶてしく、塩対応であります。

 こんなんだから横須賀スタジアムの観客からいまいち人気が無いんだよ、と僕はかねてから思っていました。横須賀スタジアムを訪れたことがある人はお気づきかもしれませんが、彼はあまり人気がありません。去年までは背番号44番の彼のレプリカユニフォームを着ているファンなど見たこともありませんでした。

 

 ただ、生き馬の目を抜くプロの世界でのし上がっていくためには、これくらいふてぶてしい位がちょうど良い、などと僕は思っております。落合博満二世を目指せ、などと思っております。

 ちょっと歪んだ愛情みたいなものですけど、そういうわけで僕は喜んでおります。

 

 ヒーローインタビューはともかく打席についてですが、思い切りの良いスイングができるようになりました。なまじバットに当てる技術に長けているせいか、中途半端に当てにいってしまう事が多かった最近の渡邊雄貴選手ですが、しっかり振りぬけば、それこそ多村選手が蘇ってきたみたいなすごい打球を飛ばします。

 打席に入る前の素振りも、心持ちいつもより強く振っているようにも見えましたので、これはぜひ今後も心がけてもらいたいものです。

 

 

 ちょっと苦言を呈したい選手がおります。途中出場の内村選手です。

 

 試合途中にセカンドの守備から出場した内村選手ですが、記録はつかなかったものの、内野ゴロで済むような打球をヒットにし、1塁にランナーがいる場面でセカンドへのベースカバーを怠ってオーバーランした1塁からのランナーを刺せず、攻撃面ではフォアボールで出塁するも次打者乙坂選手のレフト前ヒットで二塁ベースをオーバーランして刺され、押せ押せムードに水をさしました。

 守る方にしても走る方にしても、あまりにもミスが多い、という事です。二軍監督の二宮さんは内村選手を少年時代から知る人ですが、それと関係するのかどうか、ちょっと気が緩んでいるように見えてなりません。

 もしも内村選手が一軍に食い込んでいこうとするならば俊足を活かすとか守備範囲の広さを活かすとかの方向性が彼の持ち味だと思いますが、せっかくのそれらの長所をことごとく無にしています。

 昨日も守備でちょっと「あれ?」と思うシーンがありましたので注意して見ていたのですが、ただただ残念だと思います。

 

 

 西武打線ですが、いつものように山川選手に注意して見ていたのですが、今日の山川選手は別人のように大人しく、声が全く出ていませんでした。バッティングでも完全に精彩を欠いて、最終回に平田選手と対戦した時もあえなく三塁ゴロに倒れました。凡打に倒れてベンチに戻る時も、いつもと比べてモタモタしているように見えました。

 体調が優れないのか、それとも何か不幸な出来事でもあったのかと心配になってしまうくらい急激な変わりようです。

 

 その他今日の西武打線は全般的に大人しく、昨日いっぱい打ったから打ち疲れしてしまったかもしれませんですね。

 

 

 次にリリーフ陣について。

 

 ベイスターズは先発の三嶋選手が6回までで、7回からルーキーの綾部選手が2イニング、9回に平田選手が1イニングを投げました。ブロードウェイ選手は今日も登板しませんでした。

 

 まずは綾部選手。生で見るのはこれが初めてだったと思いますが、初回はMAX137kmのストレートと115km前後のカーブのような変化球を半々くらいで投げて見事に三者凡退に切って取りました。

 2イニング目も同じような配球で2アウトまでたどり着くと、3人目の打者に本日最速の141kmをマークしました。ただし、ここから急にコントロールを乱しはじめ、ストライクを取りに行った110km台のカーブが狙い打たれてヒット、フォアボール、ヒットで1失点となりました。

 初回のピッチングを見た感じは、筒香選手と同期入団で現在は社会人のかずさマジックに所属している眞下貴之選手のルーキー時代のようだと思いました。右腕左腕の違いはありますが、球速は地味ながら遅いカーブを中心にカウントを稼ぐスタイルです。

 眞下選手とは違って速いボールを投げようと思えば投げられないこともないものの、コントロールがいまいち、という事なのかもしれません。高卒ルーキーですから無理をせずに体力やフォームを固めて貰えれば良いなと思います。

 

 9回は平田選手です。最近はあまり良いことがない平田選手ですが、今日はいつもとは違って140km台後半の速球が低めに集まるようになり、内野安打一本だけで1イニングを締めくくりました。天敵の山川選手もしっかり抑えました。

 いつもと何が違うのかといえば低めに集めることが出来たという事でしょうけれども、これを続けて信頼を積み重ねていって欲しいと思います。

 

 

 西武のリリーフは昨日に続いて小刻みです。3回から玉村選手が3イニング、6回南川選手、7回中崎選手と松本選手、そして8回に国場選手です。

 

 その中で変則左腕の中崎選手について触れますが、以前と比べると少しフォームがマイルドになったように感じました。中崎選手といえばバッターに対して完全に背中を向けたところから投球動作を開始する変則フォームですが、今日は完全に背中を向けるというよりかは、角度がゆるやかになった気がします。

 それでも充分変則フォームなのですが、どうもコントロールが掴めていないようで、フォアボール2つとヒットで勝ち越し点を奪われました。取ったアウトは青柳選手の送りバントと内村選手のオーバーランによるものですから、自らの力で奪ったアウトは一つもないという状況で、結局イニング途中でマウンドから降ろされてしまいました。

 まだ投球フォームが固まりきっていないという状況なのかもしれませんが、イースタンリーグの残り日程もそれほど多くありませんので、頑張っていただきたいと思います。

 

 

               ■

 

 今日は両チームとも貧打でしたが、最後は西武の制球難で勝ち越し点をいただき、辛うじて勝てました。

 今日は昨日と違って特にイベントらしいものはありませんでしたが、それでも前日比300人以上のお客さん増になりました。ココイチのカレーも試合開始前の時点で早くもライスが品切れになって慌てて補充していた位だそうです。

 なぜ増えたのかわかりませんが、たくさんのお客さんに来ていただいて嬉しいです。見たところ西武ファンの方がかなり多かったようですが、ぜひまたご来場いただきたいです。

 

 来週はヤクルト戸田のデーゲーム3連戦と日曜日にベイスターズ球場でフューチャーズ戦です。

 僕は恐らく見に行けませんが、日曜日のフューチャーズ戦は若手主体のメンバー構成が予想されますし、入場無料ですので、機会のある方はどうぞご覧になっていただきたいと思います。

 

 

埼玉西武1-2横浜DeNA

勝:三嶋

敗:南川

S:平田

本塁打:渡邊雄(推定飛距離120メートル)

観客数:1378人

 

 

以上