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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

即戦力ピッチャーが次々と現れて、下積みなんかいらないんじゃないか時代の到来も予感させる

 

 僕はプロに入ったばかりの選手がいきなり1軍で活躍するのを、あまり良い事だと考えていません。

 なぜなら、それまで何年十何年とプロで飯を食ってきた先輩選手が新入りにあっさり敗れるなんて、プロの威厳を損なうものだと考えているからです。新入りがすぐに一線級で活躍できる世界なんて、スポーツでもビジネスでもそうそう見られません。

 数年に一回くらい大物ルーキーが登場して活躍するくらいの割合なら許せますけど、近年はあまりにもルーキーに好きにやられ過ぎていますので、それは由々しき事態ではないでしょうか。

 

 それはともかく、この記事について。

 

full-count.jp

 ベイスターズが投手王国になった、という記事です。

 

 それはそれで大変愉快で結構なのですけど、この充実した先発ローテの顔ぶれを見てみると、まだプロ入りからのキャリアの浅い選手が非常に多くいらっしゃいまして、こんなに簡単に先発王国が成立してしまって良いものなのだろうかと、ソワソワが止まらないのであります。

 夢にまで見た投手王国が、1年目とか2年目とか3年目とかの若いピッチャーばかりで簡単に揃ってしまうだなんて、それこそ石器時代の人が現代にタイムスリップしてきてガスコンロで簡単に火をつけられるのを見て驚愕するかのような、たぬきに化かされているかのような気分に陥っているのであります。

 

◯井納翔一  4年目
◯今永昇太  1年目
◯山口俊   11年目
モスコーソ 13年目(マイナーから数えて)
◯石田健大  2年目
◯砂田毅樹  3年目

 

 山口選手とモスコーソ選手は充分キャリアを積んだ選手ですけれども、それ以外は4年目の井納選手が筆頭という、著しくフレッシュな顔ぶれなのであります。

 さらに付け加えれば、日本人の5人のうち、入団1年目から戦力として働いていた選手は井納選手今永選手石田選手と3人もいるのが驚くべき事ですし、砂田選手にしても育成ドラフトで入団した選手でありながら、ほとんど即戦力と言ってもいい高卒2年目から1軍の戦力として働いておりますので、「な~んだ、選手の育成なんかしなくても簡単に即戦力が集まるじゃないか」と、まるでゲームのような錯覚をしてしまいそうになります。

 

 みんながいそいそと寝る間も惜しんで働いているのに、自分だけダラダラと寝たいだけ寝ながら楽をして生きている申し訳無さみたいな、どうも、「本当にこれで良いのでしょうか?」と、落ち着かない気分なのであります。

 

 更に言えば、これは先発だけでなくリリーフにも当てはまるというのだから恐ろしい話です。

 

◯三上朋也  3年目
◯須田幸太  6年目
田中健二朗  9年目
◯山﨑康晃 2年目

 

 ベイスターズで今季10試合以上登板しているリリーフピッチャーはこの4人なのですが、この中で1年目から1軍で活躍していないのは田中健二朗選手ただ1人です。須田選手にしても1年目から1軍で85イニング投げていますので、それなりに働いた部類としてカウントできるのではないでしょうか。

 これに加えてルーキーの熊原選手が5月から1軍に上がったばかりながら5試合投げて防御率0.00と、これまた前評判通りの大変立派な働きぶりをしております。

 

 ですからやはり、「な~んだ、選手の育成なんかしなくても簡単に即戦力が集まるじゃないか」という思いがますます募ってしまうのであります。

 

 

 こうなってくると、もはやピッチャーに下積みなんて不必要なのではないか、という声が湧き上がってきてしまってもおかしくない状況だと言えそうです。

 ファーム好きの僕としては、苦節ウン年の浪花節っぽい苦労人ピッチャーが1軍に這い上がって、ヒーローインタビューで涙ながらに「頑張ってきて良かった」と口にするような感動のシーンをこれからも見ていきたいものですけど、いかがなものでしょうか。

 

 いかんせん投手王国というものに慣れていないものですからこの事態をどのような心持ちで見守ればよいのかイマイチ掴みきれておりません。かつて、「109」に生まれて初めて連れて行かれた時に覚えた居心地の悪さというと例えが悪いですが、この即戦力フィーバーにはただただ驚かされるばかり、であります。

 

 

以上