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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2016年4月1日 埼玉西武vs横浜DeNA (平塚) の感想

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 今日は今シーズン最初の平塚球場に行ってきました。本当は「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」と呼ばなければならないのでしょうが、とても長いので呼ぶのが億劫な気分になります。

 略称の「パレスタひらつか」ですら長いです。普段「追浜」「スカスタ」「長浦」とか、せいぜい4文字くらいしか発しておりませんので、今年もまた平塚はこうなのかと、悶々としながら球場入りしました。

 

 そして、今日は試合が早く終わったので車のテレビでハマスタの1軍の試合を見ることにしました。場面はちょうど9回裏1-1の同点でバッターは山下幸選手の所から見始め、皆様もよく御存知の通り、下園選手のプロ入り初のサヨナラヒットを見ることが出来ました。

 

 しかし、です。僕が見ていたテレビ神奈川の男性アナウンサーが発した言葉が僕にはどうにも強烈過ぎて耳から離れないのです。それは下園選手がサヨナラヒットを打った直後、男性アナはこう叫んだのです↓

 

「下園選手!男になりました!」

 

 へ?

 

「男になりました!」

 

 じゃあ今まで女やったんか!今まで乙女下園やったんか!男の娘か!

 

 サヨナラ勝利の喜びとか、まるで若手選手のようにぎこちない下園選手のヒーローインタビューとか、考えるべきことは色々あったはずだと思いますが、僕は帰りの車中でそればっかり考えてしまってしまいました。

 

 ひとまず、色んな意味で下園選手におめでとうと申し上げたいと思います。

 

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 さて、本題に戻って今日の埼玉西武戦について。ベイスターズの先発は開幕投手をやるはずだった山口選手。西武はルーキーの松本選手です。なお、僕が球場に到着したのは1回裏の攻撃が終わったかどうかという所からなので、それより前の出来事はわかりません。

 

 まずベイスターズ山口選手ですが、怪我の影響を感じさせない力強いピッチングで7回を3失点です。

 

 3回表、僕が売店やらトイレやらに行って戻ってくるとノーヒットでランナーが1.2塁になっていて、そこからミタパンの元カレと元横浜55年会の人に連打を浴びて3失点してしまいました。

 この2本のヒットはいずれも完璧に芯で捉えられて外野の間を抜かれたものですが、今日はこの2本だけが失投で悔やまれる感じでしょう。そこからしっかり修正して三振とゴロの山を築き、打たれたヒットは散発の2安打のみで終えました。

 平塚球場のスピードガンは今年も引き続きジャッジが厳しいままのようで、僕の記憶にあるかぎりではMAXが143キロでしたが、プラス5キロくらいで見ても良かったのではと思います。

 

 今日の復帰登板でいきなり7回まで投げていますので、次は1軍なのだろうと思います。もう少しじっくり時間をかけるつもりならせいぜい5回までで降板させたでしょうし、次は1軍で良いのではと僕も思います。今から1軍で18勝をお願いします。

 

 

 西武の先発はルーキーの松本選手です。初めて見る名前なので選手名鑑でさくっと調べてみたところ、硬式野球でピッチャーをやった経験が1年足らずというなかなか珍しい経歴の持ち主だそうです。

 一応子供の頃から大学野球まで野手として硬式でそれなりにレベルの高い野球人生を歩んでこられたようですが、ピッチャーを始めたのは大学を卒業した後の就職先の軟式野球チームからなのだそうで、介護士をしながら軟式野球でピッチャーをやり、そこからアイランドリーグに入って硬式で1年弱ピッチャーをやり、そこから育成ではなく支配下登録で入団をされたという事です。

 

 こういう経歴なので最初はおっかなびっくり投げる感じなのかなと考えていましたが、思いの外完成度が高くて二度驚かされました。球速は平塚球場のスピードガンでMAX134キロくらいでしたが、ゆるい変化球を織り交ぜながら、無駄なフォアボールを全く出さず淡々と6回を投げ切って1失点で切り抜けました。

 打たれたヒットが5本あって、それが結構強烈な当たりでしたので、現時点で物足らない点としてあげられるのが球の威力という事になるのだと思います。大学社会人独立リーグを経て25歳ですので今から下半身を強化して球の威力を上げようにも伸びしろがどれくらいあるのかわかりませんが、1年目の4月でこれだけまとまりのあるピッチングを出来るならば、今年の夏くらいには1軍で先発のチャンスを貰っても不思議ではないのだろうと思います。

 38歳になった今も「プロ野球選手になりたいなぁ」とボンヤリ考えてる僕は、こういう異色の経歴でプロ入りする選手が大好きです。もしかしたら自分にもチャンスがと希望の星的にキラキラした目で見つめてみたくなりますので、こんな僕に夢と希望を与えるために、ぜひとも早期の1軍昇格を目指してもらいたいものです。

 

 

 次に野手陣について。

 

 今日のベイスターズ打線は6安打で2点しか取れませんでした。こういうチームが打てない時にひょっこり数字を残したのが、チーム唯一のマルチヒットを放った我らの渡邊雄貴選手です。

 今日はまず最初の打席でレフトフェンス直撃の2ベースヒットを打ちました。打球の角度がやや低かったのでレフト定位置くらいの外野フライかな?と思ってみていましたが、打球はそのままグングン伸びていきました。レフトを守っていた戸川選手も僕と似たような見立てをしたようで、打球の判断を誤って追いつくのに時間がかかっていました。

 今年の春は期待されてキャンプからオープン戦の最後の方まで1軍に帯同し続けていましたが、テレビ越しに見た感じでは、ただ当てるだけのバッティングになって結果を出せずじまいでした。ファームに落ちてからもしばらくはそのままでしたが、今日はどの打席でもしっかりとバットを振り切っており、ようやく彼らしい打球を飛ばせるように戻りました。

 僕が渡邊雄貴選手を気になって仕方ないのは、この常人離れした、それこそ吉村裕基選手クラスの打球の伸びに目を奪われたからで、これを取り戻しさえすれば、そこそこ守れると評判の外野守備とセットで1軍に呼んでいただける日も来るだろうと思います。

 2本目のヒットはライト前へのポテンヒットで、これがタイムリーとなってチーム初得点となりました。これはそんなに目を引くような内容ではありませんが、今日は凡打の中でも見るべき所はあったと思います。

 

 キャッチャー陣はスタメンの黒羽根選手が7回表までマスクを被り、7回の打順から嶺井選手が代打で登場してそのままマスクを被りました。ふたりとも去年の今頃は1軍のレギュラーを争う最有力候補だったわけですが、大変残念ながら、今日はファームの試合で、特に守備で残念に思う場面がありました。

 

 黒羽根選手は打つ方で結果を出せなかったのはいいとして、守る方では盗塁企図が2回あったうち1回で右に大きく逸れる悪送球をしました。もう1回は見事に刺しましたが、それ以前にランナーのスタートが非常に悪く、余裕でアウトでした。たった1回の悪送球ですけれども、盗塁を企図される場面なんて1試合の中でそうそう多くはありませんので、その数少ない見せ場となる場面で良い結果を出せなかったのは残念でした。

 

 7回裏に代打で登場した嶺井選手はレフトスタンドに飛び込むホームランを打ちました。昨年からキャッチャー陣の中で最も打力を買われていたのは嶺井選手だったと思いますし、それを代打で出てきて一発回答できたのは大変素晴らしいと思います。

 その次の回の守備では送りバントを試みた木村昇吾選手(元横浜55年会)が後方へ小フライを上げてしまうと、嶺井選手はギリギリの所で見事にダイビングキャッチする事に成功しました。苦しんでいるピッチャーを助ける好プレーでした。

 それで終われば良かったのですが、残念ながらその後3塁に悪送球してしまい3塁ランナーの生還を許してしまいました。ちょっと記憶がおぼろげなのですが、9回にもあまり良くない送球をした場面があったような気がします。

 

 1軍のレギュラーキャッチャーがこのまま戸柱選手のままでいけるとは僕は正直言って思えないのですが、しかし、こちらのある程度実績のある控え選手たちが存在感を示せているのかといえば、それもまた厳しいのかなと思います。

 ラミレス監督からキャッチングとスローイングを最重要視すると言われて、それがかえって必要以上の緊張感を生んで本来の能力を発揮出来なくさせているのでしょうか。それくらいの緊張に負けているようではとてもとても1軍のレギュラーキャッチャーなど狙えるはずがないのですけれども、どうも今まで見てきたよりも悪くなってしまっているように思われてなりません。

 

 最後に石川選手について。今日は2番セカンドでスタメン出場しましたが、6回裏にヒットを打って1塁に出塁した後、牽制球で1塁に手から帰塁しようとし た際にどこかを痛めてしまったようで、1塁コーチャーからベンチへ代走を出しましょうのジェスチャーが発せられました。結局そこでは石川選手がアピールし て代走を出されることはなかったものの、次の回の守備から内村選手に交代となりました。  

 故障箇所の再発などが無ければよいですが、経過を見守りましょう。

 

 

 

 次に西武の野手陣について。

 

 先日1軍からこちらに戻ってきてしまった山川穂高選手が1人飛び抜けて元気よく声を出し続けておられました。ピッチャーへの声掛けも行い、味方の攻撃中もベンチから絶え間なく声を出し続けていました。

 プロ入り以来最も1軍を身近に感じた今年の春だっただろうと思いますし、そこからこぼれ落ちてしまって、もしかしたら意気消沈しているかもしれないとも思いましたが、むしろ逆に、1軍で学んだことをしっかり活かして元気よく頼もしく感じましたし、チームリーダーのようにさえ見えました。

 バッティングの方では3打数1安打で良くもなく悪くもなくでしょうが、この高いモチベーションを持ち続けてさえいれば、遠からず再昇格して輝ける日が来るのではないかと思います。

 

 その他は、スタメンの1番打者から6番打者までもれなくヒットが出ていますし、ここぞという場面で畳み掛けるように連打が出て、今年の西武は一味違うなと思いました。

 

 

 そしてリリーフ陣について。

 

 ベイスターズ先発の山口選手が7回まで、8回から小杉選手がマウンドに上って9回まで2イニングを1人で投げ抜きました。

 その小杉選手は、飛雄馬選手のファールフライエラーや嶺井選手の悪送球などで味方に足を引っ張られた影響もあるでしょうが、しかし不甲斐ないピッチングで2失点です。相変わらず制球が不安定で、ホームベース前に叩きつけるようなあわやワイルドピッチとなるような投球も見られました。ちょっと30歳のピッチングという感じではなく、どうしてしまったのかなという印象です。

 

 

 西武のリリーフは7回先頭から例のサッカー選手と同姓同名で話題となったルーキーの本田選手がマウンドに上がって幸先良く2者を切って取るも、代打嶺井選手にホームランを浴び、続く青柳選手にストレートのフォアボールを与えた所でお役御免。

 

 7回2アウトで後を引き継いだのはカープ中崎選手のお兄さんである中崎選手。右腕の弟とは違い変則左腕のお兄さんは球の出所が見えづらそうな独特のフォームから乙坂選手を打ちとってその回を終え、そのまま回跨ぎで8回も3者凡退に抑えてマウンドを降りました。

 この中崎選手はいかにもワンポイントリリーフをやるために現れたかのような、昨年までロッテにいた中後選手の系統にも似たややトルネードっぽい投球フォームで、そこまでコントロールも悪くなく、故障明けだそうですけれども状態さえ上がってくれば1軍で活躍する場を与えてもらえるのではないでしょうか。

 

 9回もルーキーの南川選手がマウンドに上がり、とてもルーキーとは思えない落ち着いたマウンドさばきで3者凡退に切って取り、チームに勝利をもたらしました。

 その前に変則フォームのピッチャーを見ていたせいかもしれませんが、南川選手の投球フォームは阪神の福原選手のような老獪なベテランピッチャーのようなごくごくシンプルかつコンパクトなもので、速い球を投げる時も遅い球を投げる時もそんなに違いが見えません。平塚球場のスピードガンで140キロくらいの球速ですからリリーフとしても充分でしょうし、これといった欠点を感じませんでした。

 ランナーを出した時にどう変わるか今日は見られませんでしたので、もうちょっと実戦経験を積んで差し支えがなければ、それこそ交流戦で対戦する機会などもあるかもしれませんね。

 

 

                  ■

 

 というわけで本日は山口選手の復活登板でありましたけれども、残念ながら白星をプレゼントするには至りませんでした。山口選手の今季初勝利は是非1軍でゲットしてもらいましょう。

 

 

埼玉西武5-2横浜DeNA

 

勝:松本

敗:山口

S:南川

本塁打:嶺井

観客数:550人ちょっと