ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

ベイスターズ練習場問題2

 

 一昨年にこのようなブログエントリーを書きました。

 

www.plus-blog.sportsnavi.com

 

 おおまかに言うと、現在使用している横須賀市長浦町の練習場は手狭な上に拡張する余地も無いから移転をすべきである。米軍から返還される予定の広大な土地が横浜市瀬谷区にあるから、それを移転候補地とすべきである、という主張です。

 

 それから数年が経ち、この件に関する動きが見られるようになりました。

 

www.kanaloco.jp

 

 横須賀市長浦町にある現在の練習場から別の場所に移転をすべきだという僕の妄想は実現をしました。

 

 移転先が瀬谷ではなく横須賀スタジアム周辺というのは僕の主張と異なりますが、数十年来お世話になり続けてきた横須賀市に留まるというDeNAの判断は非常に正しいと思いますので、僕はこのプランに諸手を挙げて賛成したいと考えています。

 僕が育った川崎市ではロッテオリオンズ(現千葉ロッテマリーンズ)を千葉県へ流出させてしまった過去がありますけれども、出て行かれた側というのはとても寂しく、辛いものです。横須賀市には同じ思いをして欲しくないですから、残れたのは何より良いことだと考えています。(もっとも、自分が最初に瀬谷に移転せよと言っていたくせに今更何を言うかと思われるだろう)

 

 僕と横須賀市とはベイスターズ以外にこれといった縁はありませんけれども、しかし非常に良い街だと感じていますし、横須賀市が人口流出や過疎化に苦しんでいるという報道には胸を痛めてきましたので、横須賀市がこれから良い方向へ歩むためにベイスターズがその一助となれるのであれば、こんなに喜ばしい話はありません。

 

 そして、せっかく移転するわけだから、単なる場所の移転に留まらず、様々な方法で街とベイスターズを共に盛り上げていくようになれば良いと考えています。

 むろんそれはただ横須賀市在住のベイスターズファンを増やせば良いといった次元ではなく、野球を通じて横須賀市にポジティブなムードをもたらし、新たに横須賀市に住まいを移そうとか、企業を移転させようと考える人を大幅に増やすくらい、規模の大きな夢を広げていきたいものです。

 

 

 だからこそ僕が提唱したい事の一つとして、今こそ湘南シーレックスを復活させるべきだと申し上げます。

 

 ただしこれには一つ条件があって、本来「湘南」というのは相模灘に面した地域を指す総称であるべきで、三浦半島東京湾側に位置する横須賀市を「湘南」とするのは無理があります。ですから「湘南シーレックス」ではなく「横須賀シーレックス」とすべきです。

 百歩譲って主張ラインを引き下げる事があるとしても、「横須賀DeNAベイスターズ」等と、横須賀の名を冠するべきであります。

 

 そうやってご当地チームとしての位置付けをはかるべきです。

 

 後は、横須賀スタジアムの改修を行って収容人数を増やす事と、来場者を増やし経済波及効果を地元にもたらす事と、横須賀市への移住や企業移転を促進するための常設展示や相談受け入れ体制を横須賀スタジアム内に設けて、来場者がその情報に常に触れられる環境を整える必要もあります。

 

 横須賀市には規模の大きな米軍基地が存在するのは有名だと思います。

 

 米軍基地はネガティブな意味で捉える人も少なくないかもしれませんが、僕はむしろ、これからますます人と経済のグローバル化が進む中で、アメリカ人をはじめとする外国人が街中に大勢いる横須賀市の環境を長所と捉えることが出来るだろうと思います。

 

 そして、その橋渡しの役割がベイスターズに担えるのではないかと考えています。

 

 非常に安直なプランですが、元々横須賀スタジアムは2軍球場としては外国人客が多いのですけれども、もっと増やし、さらに日本人客と外国人客がフランクに接することが出来るスペースを設けても良いのではと思います。それこそスタンドの1エリアを英語エリアとして、そこでは積極的にコミュニケーションを取っても良いとするのです。

 野球という共通した会話の種を持ち合わせているのだから、例えばいきなりどぶ板通りの飲み屋に飛び込んで何の接点も無い外国人客に話しかけるのとは違った空間を作れるはずですし、こんなに素晴らしい英会話の学習方法はそうそう無いと思います。

 

 アメリカ軍関係者の子息が入会できる少年野球チームをベイスターズ球団が設立しても良いのではないでしょうか。かつてベイスターズに所属していたランドルフ選手が軍人である父親の仕事の都合で沖縄で生まれ育った話をしておりましたが、将来そういった有望な選手を獲得するための萌芽となるやもしれません。

 

 考えれば考えるほど、ベイスターズ横須賀市のために出来ることがたくさんあるはずだと確信し始めるのであります。

 

 これをキッカケとして、どんな事ができるだろうか地元の方々ともよく相談をして、横須賀市のために一肌脱いでもらいたいと考えています。

 

                ■

 

 様々付加価値をつくり上げることももちろん大切ですが、本分である練習場としての機能も高次元であってもらわなければなりません。

 

 ただ、こればっかりは僕ごときがここで「ブルペンを倍増せよ!」とか「内野の守備練習が出来るサブグラウンドを作れ!」等と具体的に吠えてもあまり意味が無いと思います。そんな事は言われる前から百も承知でしょうから、そこも抜かり無くお願いしますよと、簡単に申し上げるだけで充分だと思います。

 

 今年はDeNAが株式会社横浜スタジアムTOBをやった事が投資案件として非常に大きく報じられましたが、外見的に何かがそれほど大きく変わるものではありませんので、あまり心躍るニュースだとは感じられませんでした。

 しかし、この練習場を追浜に作るというニュースについては、僕は非常に喜ばしいニュースとして、ウキウキしながら、そして色んな妄想を脳内で駆け巡らせてしまいました。とても嬉しいニュースでした。

 

 ベイスターズファン界隈ではこれといった反応が見受けられませんけれども、僕はこれを大きなポジティブサプライズとして、一つ書き残しておきたいと思います。

 

 

以上