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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2016年3月13日 千葉ロッテvs横浜DeNA (横須賀) の感想

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 僕は昨日ベイスターズのネガティブな話をしたいというブログエントリーを書きました。その中で一つ申し上げたのが、試合前の守備練習が杜撰であり、緊張感に欠けているという事です。

 

 では今日はどうだったかと言いますと、相変わらずでした。いや、輪をかけて酷くなっているかもしれません。

 

 プレイボールがかかる直前の投球練習で、最後の1球が終わってキャッチャーの戸柱選手がボール回しのために2塁に投じた送球は右に大きく逸れる悪送球で、2塁石川選手が3塁に投じた送球は大暴投で3塁側ベンチの方まで転がっていき、そこでボール回しが終了となりました。率直に申し上げて、少年野球以下の有様でした。

 その緩んだ空気はそのまま試合中にも継承されてしまいました。1回表のロッテの攻撃、1アウトで1塁にランナーを置いた場面で打者が打ったファーストゴロをファーストの井手選手が難なく捕球するも、ダブルプレーを狙って2塁に投じた送球が大きく逸れて、結局1塁2塁ともオールセーフとなりました。しっかり守ればダブルプレーでチェンジとなる場面が、ベテラン井手選手のエラーで1アウト12塁のピンチとなってしまったのです。

 

 今日の試合中に起きた、気の緩みが原因ではないかと思われてならないミスはそれだけでは収まりませんでした。負の連鎖としか思えませんでした。

 僕はベイスターズの2軍の試合を見るようになってかれこれ10年以上になりますが、ここまであからさまに緩んでいるのを見るのは初めてのことです。大変残念に思っていることを、まず冒頭にお伝えしたいと思います。

 

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 今日のスターティングメンバーもスコアボードの写真でお知らせいたします。

 

 千葉ロッテの先発ピッチャーは、かつてベイスターズのドラフト指名を拒否した経緯を持つ和製ランディジョンソンの木村選手。ベイスターズの先発ピッチャーは新外国人で1軍の先発ローテ候補として期待されるペトリック選手です。

 

 まずペトリック選手についてですが、立ち上がりの1回2回は非常に良かったと思います。ロッテ2番のサブロー選手にレフト前ヒットを打たれた以外は三振と凡打の山を築き上げ格の違いを見せつけてくれました。

 雲行きが怪しくなってきたのは3回です。岡田選手のセーフティーバントをペトリック選手自ら捕球して1塁に送球するも、それが大きく逸れて岡田選手は2塁にまで達しました。さらにライトを守る青柳選手のカバーリングがかなり遅れていたのを岡田選手は見逃さず、そのまま3塁まで到達してしまいました。 

 ただのセーフティーバント失敗が3ベースヒット(記録はエラーによる出塁)にしてしまい、続くサブロー選手にレフトへ犠牲フライを上げられて、結局ノーヒットで先制点を献上してしまいました。

 

 そして問題の4回が訪れました。最初に結論を申し上げると、この回は連打と相次ぐ守乱で大量7失点してしまいました。色々なことがありすぎて時系列がハッキリしないのですが、4番の青松選手を筆頭に、センターから右方向へことごとく、強い打球のヒットを連打されました。

 

 その間、セカンドを守る石川選手の真正面を襲ったライナーを、石川選手は身体を避けるような格好で逆シングルで捕球しようと試みるも、打球は全くグラブに触れること無く、打球はそのままライナーでセンターへ抜けていく場面もありました。

 記録こそヒットでしたが、その姿はまるでボールを怖がるちびっ子選手が打球を怖がって逃げてしまうかのような絵面で、「あれ逃げてたよね・・・」と愚痴をこぼす観客が僕の周囲にも少なくありませんでした。中畑監督だったら懲罰交代もやむを得なかったでしょう。

 

 打球が1塁線を抜けてフェンスに到達する本来なら2ベースで止まるようなヒットをライトの青柳選手がクッションボールで誤って3ベースにしてしまう場面もありましたし、打者一巡で再び回ってきた青松選手が放ったレフトオーバーでフェンスギリギリの大きな打球を、渡邊雄貴選手が追いついているにもかかわらず捕球できずにヒットにしてしまう場面もありました。

 

 そんなこんなで4回の1イニングだけで7失点しましたが、しかし降板はせず、見事に立ち直って5回6回7回を無難に無失点で切り抜けました。

 おそらくペトリック選手の来日以来今日の試合がワーストピッチになるのだろうと思います。その後に見事に修正できた所を見ると、今後の起用方針を考え直す必要までは無さそうな感じだと思いますけれども、しかし悪夢の4回でした。

 

 

 お待たせしましたロッテの木村選手についてですが、特に制球を乱したり連打を浴びたりする事もなく、淡々と5回まで無失点で切り抜けました。

 左打者の下園選手や戸柱選手に綺麗に打たれすぎているのは若干引っかかる所ですし、かつての和製ランディと呼ばれた時ほどの球の速さが影を潜めているようにも思えましたけれども、それはそれとしてソツの無いピッチングだったのではないでしょうか。ただ、1軍でバンバン勝ち星を重ねられるほどの圧倒感は感じませんでしたね。

 

 

 次に野手陣について。

 

 ベイスターズ打線は今日も木村投手相手に苦戦を強いられ、5回まで得点を挙げられません。

 

 その中では、ベテランの域に入りつつある下園選手が左ピッチャーを相手にクリーンヒットを2本放ち実力を見せつけてくれました。年齢的に大きな上積みを期待するのは難しいかもしれませんが、選球眼の良さ等の個性を首脳陣にアピールしていきたい所です。

 昨日は打つ方も守る方も全く良い所がなかった戸柱選手が今日は2安打を放ちました。監督はキャッチャーに打力を求めない方針だそうですが、打席の雰囲気は百戦錬磨のホームランバッターのような威風堂々たるものがあり、ついつい期待してしまいますね。

 試合途中から石川選手に代わって出場した柳田選手が今シーズンのチーム初となるタイムリーヒットを打ってくれました。昨日の開幕戦から続くゼロ行進にようやくストップを掛けてくれたのです。柳田選手は守備でも厳しい体勢から華麗なスローイングを見せてくれたり、非常に状態が良い所を見せてくれました。

 柳田選手は打っても守ってもそこそこ結果を残しているのにいまだに2軍にいるのは過小評価なのではないかと僕は思いますけれども、果たして開幕一軍はあるでしょうか。

 

 

 次にロッテ打線について。

 

 まずなんといっても取り上げたいのは青松選手です。超のつく投高打低状態で3割バッターが1人も現れなかった昨シーズンのイースタンリーグ首位打者を獲得したのがこの青松選手です。今年も1人だけメジャーリーガーが混じっているのかと見紛うような勢いで打ちまくっております。ロッテはなぜこの人をいつまでも2軍に置いたままにしておくのでしょうか。もったいない限りです。

 古豪のサブロー選手も健在です。今日はペトリック選手の出鼻をくじくレフト前ヒットをはじめ、ランナーを3塁に置いた場面では非常にあっさりとレフトへ犠牲フライをあげてチームに先制点をもたらしました。さすがにここまでレベルの高い選手ともなれば一つ一つのプレーが完成されていて、本当に無駄がなく、そしてミスショットをしないものだなと昨日から感心させられ続けています。もう39歳でらっしゃいますが、見た目もプレーも老いを感じさせない若々しい選手です。

 

 次にリリーフについて。

 

 ペトリック選手は8失点するも7回終了まで投げきり、8回から育成ルーキーの田村選手がマウンドに上がりました。

 横須賀スタジアムの新しいスピードガンは今日もほとんど機能してくれなかったので球速がどれくらい出ていたのかわかりませんが、とりたてて速いという感じはしませんでした。制球を乱すこともなく、たしか3者凡退だったはずです。まだちょっと特徴らしい特徴が見えてきませんので論評するのは難しいですが、精神面で大人びた雰囲気がありますね。ピンチでマウンドに上がっても動じない人になって欲しいです。

 9回は山下峻選手がマウンドに上がりました。一昨年はシーズン中盤からファームの先発ローテで投げていて非常に楽しみな存在だったのですが、いつのまにか砂田選手や石田選手や今永選手といった先発向きの左ピッチャーが次々台頭してきてしまい、山下峻選手の存在が埋もれてしまった感じがします。動作のコンパクトなフォームから、だいたい130km台のストレートといくつかの変化球を織り交ぜて、9回の1イニングを無難に切り抜けました。今後はリリーフとして活路を模索するのかもしれませんが、球速がそれほど速くないだけに、1軍に上がるまでにはまだまだ時間がかかるかもしれません。

 

 そしてロッテのリリーフについて。

 

 6回からマウンドに上ったのは西武から戦力外通告を受けてロッテに移籍した田中靖選手です。確かもうプロ入りから10年以上経っている選手で、球速はそれなりにあって魅力的ではあるものの、制球がアバウトで、それがネックになっているピッチャーです。これまで何度となく見てきましたが、調子が良い時は本当に目が釘付けになるような凄い球を投げて相手打線を牛耳っていくのですが、今日に関しては課題の制球難が露呈し、ベイスターズに今シーズン初得点をプレゼントしてくれました。

 ロッテは他球団を戦力外になったピッチャーの獲得に割と熱心なチームですが、これまでの所めぼしい成功例はベイスターズから移った陳選手くらいでしょうか。田中選手には是非2例目になってもらいたいものです。

 その後は高野選手宮崎選手と続いて最終9回に黒沢選手がマウンドに上がりました。この黒沢選手もプロに入ってからそこそこ経つのだろうと思いますが、イースタンでよくお見かけします。右のサイドスローですが、球の出所がわかりづらいようで、ベイスターズ打線は全くタイミングを取れずにバットがくるくると空回りし続けました。対戦相手のピッチャーにこう申し上げるのもおかしいですが、見ていて非常に面白かったです。球の出所の見えづらいフォームから緩急を活かしたピッチングで、これをリリーフで1イニングで出てこられたら、これは1軍でも相当効くのではないかと見ていて感じました。ご活躍をお祈りいたします。

 

              ■

 

 というわけでいつにも増して長ったらしい観戦記になってしまいました。

 

 冒頭で書いたことについては非常に残念でなりませんし、うるさ型のコーチやベテランの必要性をかつて無いほどに噛みしめております。中村紀洋特命コーチの召喚をぜひともお願いしたいものだと申し上げて、今日のブログを終えたいと思います。

 

千葉ロッテ8-1横浜DeNA

 

勝:木村

敗:ペトリック

観客数:1300人ちょっと

 

以上