ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

ベイスターズのネガティブな話をしたい

 

 今日二度目のブログエントリーを書きたいと思ったのは、今日の横須賀スタジアムの試合前練習を見ていて暗澹たる気持ちになったからです。

 

 僕はいつもだいたい試合開始ギリギリか試合が始まってから球場に行きますのであまり試合前練習を見ることがないのですが、今日は早めに行けたおかげでロッテの打撃練習とベイスターズの内外野のノックを見ることが出来ました。

 

 そしてそのベイスターズのノックですが、全く緊張感の欠片もない酷いものでした。

 

 ノッカーが外野に転がるヒットを打ち、それをキャッチした外野手が内野のカットマンに送球し、カットマンが本塁へ送球する一連の流れが、どれをとっても杜撰極まりないのです。

 まず外野手の誰しもがカットマンまでノーバウンドのストライク返球を出来ず、カットマンも本塁までストライク返球が出来ず、これをダラダラと続けているのです。

 

 チームを鼓舞すべき立場のベテランは何をやっているのかと思いきや、ファーストにいる後藤選手からして実に緩慢な動きで、カットに入るまでの動きも遅いし、捕球してから本塁へ送球してもほとんどストライク返球出来ないのです。表情もまたにこやかで、これから公式戦が始まるという緊張感は全く伺えませんでした。

 

 これこそがぬるま湯というのだね、という典型例だと僕の目に映りました。イースタンの他球団ではまずありえない風景です。

 

 今年のベイスターズのキャッチフレーズは「凡事徹底」だったはずです。

 

 親会社がDeNAになってから4年も経つのに、まだ「凡事徹底」のレベルにいるという時点でプロとして恥ずかしい話ではないでしょうか。

 そして、厳しく挑まなければならない公式戦の開始直前練習で、なんという腑抜けた環境でしょうか。これが凡事徹底なのでしょうか。僕にはとてもそのようには感じられないのです。

 連携プレーの練習でまともにストライク返球出来ない人が試合で上手な連携プレーなど出来るはずがないのではないでしょうか。

 

 僕はこれまで今年のベイスターズは充分優勝争いが出来ると思っていたのですが、ちょっとテンションが下がりました。今年も定位置かな、という覚悟が早くも芽生え始めました。

 

                 ■

 

 野手の怪我人があまりに多いことにも触れておかなければなりません。

 

 今日の横須賀スタジアムの試合では、5回に後藤選手に代わって井手選手が出場した時点で、キャッチャーを除く残りの野手は山本武白志選手1人しかいなくなってしまいました。

 ですから、仮に試合中にセカンドの柳田選手かショートの百瀬選手のどちらかが負傷退場してしまったら、とんでもない事になるなと、その時の僕は想像していました。去年まで内野を守っていた渡邊雄貴選手にショートを守らせるか、それともDHを解除して石川選手にセカンドを守らせるか、そういう切羽詰まった状態になってしまうのです。

 

 幸いにして誰も負傷退場せずに済んだのでスクランブル体制を取ることにはなりませんでしたが、試合が終わって一息ついて1軍の状況を調べてみたところ、なんと関根選手が負傷退場してしまっているのを知りました。

 

 これは大変です。関根選手が明日以降試合に出られないとなれば、今日のファームの試合で孤軍奮闘した乙坂選手や、もしくは下園選手が1軍に行くことになるのだろうと思いますが、そうすると今度は外野の控えが誰も残っていない状況になってしまいます。

 そうすると、入団から数年間主に外野を守らされていた西森選手が久しぶりに外野を守るようにでもなるのでしょうか。

 

 まさしく野戦病院状態であります。

 

 普通、プロ野球チームが野戦病院状態になるのは、シーズンも押し迫った秋頃の話ではないでしょうか。過酷なシーズンで怪我人が相次いでやりくりに苦労するというのは特にヤクルトが秋の恒例行事としていますが、それを1軍の開幕まで半月という時点で陥ってしまうとは、何が何でもおかしいのではと感じられてなりません。

 

 怪我をしてしまった理由は選手それぞれ違うでしょうが、ここまで続くようだと球団側の対応に何かしら問題があったのではと矛先を向けざるを得ないのであります。

 特にアスリートらしからぬ食生活を送っている若手選手が散見されるのもあって、そのへんの管理体制がどうなっているのか、もうちょっと調べてみたいと考えたりもしています。

 

 

                ■

 

  最後にもう一つ、大村巌コーチを失った影響みたいなものを早くも感じ始めています。

 

 大村巌コーチは筒香選手を大復活させた立役者であり、2軍のコーチや監督を務めていた期間は3割前後のアベレージをマークする選手が相次ぐ、まさに名伯楽の誉れ高い存在でありました。

 

 しかしその名伯楽の大村巌コーチを昨シーズン限りで失ってしまってからというもの、どうにも打線全般的に勢いを感じられませんし、野手でこれといった成長株が現れていないような気がしてなりません。

 現にベイスターズのファームは教育リーグが始まってからの5試合で5点以上取れた試合がたった1つしかありません。今日も完封負けですし、3/8は3点、3/6は1点、3/5は3点、唯一まともに得点できた3/4の試合でさえ6点で精一杯です。これぞ、紛うことなき貧打です。

 

 ピッチャーの方は先発ローテ争いが前例にない高レベルな争いが繰り広げられ、リリーフ陣もまずまずといった所だというのに、なんともかみ合わせが悪いと感じます。

 

 

 

 一軍の開幕までまだ残り半月くらいありますので、あまりカッカせずに悠長に眺め続けようとは思いますけれども、まだまだ道は険しいなぁと、そのように痛感する次第です。

 

 

以上