2軍戦観戦が徐々に注目され始めている
この記事を読んで色々頭に思い描きました。
巨人の2軍が本拠地とするジャイアンツ球場は僕の家からさほど遠くないので毎年何度か足を運んでいるのですが、だいたい2年前くらいまでの印象としては、人気球団の割に観客動員が芳しくありませんでした。
横須賀のベイスターズ戦は時々満員になって駐車場に停められなくなる事もある位なのに、ジャイアンツ球場の駐車場で停められなくなるほどの混雑に出食わした経験が一度も無いのです。
巨人の2軍主催試合はほぼすべてデーゲームなので平日の試合で観客動員が振るわないなら仕方ない所ですが、これが土曜日や日曜日でもあんまり混雑しないのですから、もうちょっとお客さんを呼ぶ努力をすれば良いのになとかねがね考えてきました。
ですから昨年から遅まきながら集客に力を入れ始めたのを見て、ようやくそこに気付いてくれたのかと嬉しく思ったりもしたのです。
去年の観客動員が前年対比で36%もの大幅増になったのも、裏を返せばその前、一昨年までいかにお客が入っていなかったかを証明しているようなものです。恒常的にお客が入っていれば36%なんて極端な伸び率にはなりませんし、まだまだ伸びしろが残されているとも言えるでしょう。
ライバルチームとはいえ、この取り組みには諸手を上げて大賛成したいと思います。
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最近はロッテも2軍戦の観客を増やす工夫を始めているようです。
この中で僕の目を引いたのは、8月の週末に袖ヶ浦市と市原市の球場で1試合づつ予定が組まれた点です。
袖ヶ浦や市原といった内房エリアは東京湾アクアラインを利用すれば横浜市内から車で片道1時間ほどと、車派にとっては非常に足を運びやすい場所ですから、これはぜひとも行ってみたいものだと考えているのです。
ロッテの2軍練習場はホームタウンの千葉ではなく埼玉の浦和にありますので、千葉県に出向いて試合を行うのもそうそう簡単ではないと思いますが、ある程度の集客を見込める土日や祝日にはもっと試合数を増やすなど積極的に取り組んで、地元千葉のロッテファンを育てる努力をしてもらいたいと思います。
ロッテが本気でこの先も千葉に根を張り続ける気概があるなら、それこそ練習から寮からすべて千葉県内に移転するべきだとも思います。今は親会社の土地がある浦和の方が便利なのでしょうが、1軍の観客動員で少々苦しんでいる風ですから、しっかり足元から見直してみてはどうでしょうか。
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そして我らがベイスターズです。
なんと、本拠地横須賀スタジアムのスコアボードが全面フルカラーになりました。
だいたい2軍の本拠地というのはスコアボードに両チームのスタメンとスコアとボールカウントのBSOが表示されるくらいのオーソドックスなものが多いのです。全面フルカラーのスコアボードなんて贅沢は日ハム鎌ヶ谷くらいのものです。
日ハム鎌ヶ谷に全面フルカラーのスコアボードが登場した際には「なんとも贅沢な」と驚きを隠せませんでしたが、それが今度は我らが横須賀スタジアムにお目見えするとは隔世の感もあります。日ハム鎌ヶ谷はダルビッシュ選手のトレードマネーが原資だったそうですが、過疎化の著しい横須賀市にそんなものはもちろんありません。財政が苦しい中でも頑張って改修してくださったと言いますので、これはこれは横須賀市の吉田市長に足を向けて寝られないなと、感謝感激雨霰といった心境であります。
というわけで、次の土曜日である3月5日の12時半から、このリッチなスコアボードを用いた初めての試合が、教育リーグとして行われます。普通の教育リーグの試合は入場無料が相場なのですが、リッチなスコアボードが初お目見えという事で入場料が大人500円かかりますが、どうか皆さん、このスコアボードを一度この目で見てやってくれないものでしょうか。
京急追浜駅からまっ平らな道路を10分ほど歩くだけでたどり着ける横須賀スタジアムで、今度の土曜日3月5日12時半から教育リーグの対巨人戦でございます。どうか皆さんお友達やご家族をお誘い合わせの上、横須賀スタジアムにお越しくださいますようお願い申し上げます。
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最近は練習試合の模様をネット中継やらCS放送で見られるようになったおかげで、選手だけでなく我々ファンの肩の仕上がり具合もいつになく急ピッチになっている感があります。
もうだいぶ目が慣れてきて、いつ開幕してくれてもウエルカムだぜというくらい仕上がっております。
この盛り上がりをぶつけるべく、皆さんもぜひ一度2軍の試合に足をお運び頂けますよう、重ねてお願い申し上げる次第でございます。
以上