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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

開幕投手が山口俊で何が悪い

 

 ラミレス監督が開幕投手に山口選手を指名しました。

 

www.nikkansports.com

 

 これについてネット上の反応を見てみますと、一言で言えば、実に散々な言われようです。中には捨てゲーム呼ばわりする人まで現れる始末です。

 

 ですが、山口選手はそこまで酷評されるような選手でしょうか。僕はそうは思わないどころか、近年のベイスターズにおいて最も貢献度の高い選手の一人だと考えています。ですからこの雰囲気に納得ができないのであります。

 

 現在ベイスターズに在籍しているピッチャーで、過去10年間でベイスターズのユニフォームを着て100試合以上登板した実績のある選手は7名しかおりません。

 その中で一番多いのが山口選手の348試合、2番目が大原慎司選手の227試合、3番目が三浦大輔選手(2006年以降)の225試合、4番目が加賀選手の211試合、5番目が高崎選手の177試合、6番目が長田選手の161試合(ベイスターズ分のみ)、そして7番目が林選手の126試合(ベイスターズ分のみ)となります。

 リリーフの方が登板数が増えるのは当然ですが、それにしてもこの圧倒的な登板数こそがチームへの高い貢献度を示す物差し足りうるのではないでしょうか。

 

 また、この登板数にもかかってくる話ですが、山口選手はプロ入り以来大きな怪我をして戦線離脱した事がありません。ピッチャーの肩は消耗品と言われます。特に何年も継続してたくさんの登板機会をこなしながら大きな故障をしなかったのは大変めずらしい事ではないでしょうか。

 この丈夫さはプロ野球選手として大変重要な、評価すべきポイントであると言えます。

 

 山口選手といえばプロ野球史上最年少で通算100セーブを達成した事でも知られています。それまでの記録保持者は昨年限りで引退された馬原選手の27歳でしたが、山口選手はそれを一気に2年も短縮して25歳で達成した、ずば抜けた記録の持ち主です。

 前の記録保持者である馬原選手は大学出ですので年齢で勝負したら高卒の山口選手が有利になるのは当然ですが、プロ野球全体を通してこの二人に敵う選手が他に誰もいない事もまた事実です。

 

              ■

 

 ベイスターズは長年に渡って不振を極めてきました。この間、球団社長も監督もコーチ陣も、そして選手も入れ代わり立ち代わりしている中で、山口選手は10年も続けてきて、モチベーションも切らさず耐え続けてきただけも称賛に値すると僕は思います。

 10年も耐え忍んできたのです。それなのに、過去の実績を全く顧みられること無く、褒められることも殆ど無く、10円ハゲが出来るほどやじり倒すベイスターズファンというのは、心があるのかと問いたいのです。

 

 不思議で仕方がないのは、中畑監督を批判するとものすごい数の反発が届くのに、山口選手に罵詈雑言を飛ばす人に対しては逆風ひとつ吹かないという事です。

 

 監督は指導者です。責任者とも言います。ですからチームが不振ならその責任を追求されるのが当たり前でありましょう。

 逆に山口選手は一介の選手に過ぎません。監督やコーチに意見を申せば「造反だ!」と槍玉に挙げられて懲罰対象になるような、発言権が殆ど認められない立場です。

 

 責任者は4年間最高5位でも批判一つ挙げられないのに、これといって発言権の無い山口選手は人権無視の叩かれ放題というのでは、順序がアベコベですし、弱い者いじめでしかありません。

 

 経営不振の会社で現場の従業員に批判の矛先を向ける世界がどこにありましょうか。マクドナルドが経営不振だからといって、マクドナルド保土ヶ谷駅前店の店長を批判するような人はまずいないのではないでしょうか。

 

 監督や経営陣を差し置いて選手ばかり罵詈雑言を浴びせるような人は、自分がどれくらい筋違いであるかを冷静に反省すべきだと思います。

 

 

                 ■ 

 

 僕は今年の山口選手に絶大な期待を寄せています。監督は10勝から15勝はできると言っておられるようですが、僕は20勝できるピッチャーだと考えています。

 シーズン途中で先発再転向を果たした2014年シーズンは、急な転向にもかかわらず二度の月間MVPに輝いたではありませんか。なんといっても史上最年少で100セーブを達成する実力者です。前人未到の実力者なのだから、20勝くらい出来て当然です。

 

 今年の山口選手に一番必要なものは何かと言えば、それは「自信」の二文字に違いありません。

 

 だからこそ僕はベイスターズファンに訴えたいのです。山口選手が自信を持って彼本来のポテンシャルを発揮できるよう、できうる限り山口選手を褒めて欲しいのです。それこそいつまでもグラウンドから離れたくなくなる位、いつまでもマウンド上に立ち続けたくなる位、山口選手を褒めて欲しいのです。

 

 ベイスターズファンは昨季山崎康晃選手に絶大な声援を送り続けました。それと同じくらいの声援を山口選手にも送ってあげて欲しいですし、ネット上でも彼の実績をしっかり讃えてあげて欲しいのです。そういう空気を熟成させて欲しいのです。

 

 抑えをやれば史上最年少で100セーブ。シーズン途中で先発に転向すればいきなり月間MVPを二度も獲得するモンスターであります。

 

 どうか、今年一年を山口選手のプロ入り以来最良の年に出来るよう、心から願いたい所であります。

 

 

以上