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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

「監督が変わっても良くなるとは思わない」という人に言いたい

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 この前垢バンされたばかりなのに、性懲りもなく角の立つ話をしようと思います。どうか皆さん、感情的にならずに、まるで他人事のようにクールに聞いて下さい。もしくは無視して下さい。

 さて、非常に残念なことに、本日の中日戦に敗れたベイスターズは最下位までゲーム差無しの所まで追い詰められてしまいました。オールスター前まで首位だったのに、これぞ急転直下です。

 そして、この事態を受けてネット上のベイスターズクラスターとも言うべきエリアにおいて、阿鼻叫喚の有り様を呈しております。愛するベイスターズの惨めな姿を前にしてエキセントリックな気持ちになるのも無理はありません。特に最近はDeNAの営業努力で新しいファンの方も大勢いらっしゃるようですから、この厳しさに不慣れな方にはなおのこと厳しいのかと存じます。

 ただ、その一方で「監督が変わっても良くなるとは思わない」といった、冷静なのか、それとも方向性が全く違う人種なのかわかりませんけれども、なかなか目を引く意見がチラホラ見受けられるのが、僕にとって非常に印象深いものとして残っています。去年もシーズン終盤にかけて、下位に沈むベイスターズを見つめつつこのような意見を述べる人はそれなりに見受けられましたけれども、同じことの繰り返しを経ても尚、このような意見が見受けられるのが、僕にとってはいささか不可思議に思われてならないのです。

 なぜ「監督が変わっても良くなるとは思わない」のでしょうか。

 そう言う人は、多くの場合において、「なぜ良くなるとは思わないのか」その理由を述べておりません。ただ「良くなるとは思わない」というツイートを共感してリツイートしたりふぁぼったりして、それで終わりです。

 それは人間として不思議な状況です。問題を前にして、具体的な改善策を考えることもせず、やり過ごしているわけです。人間が人間たるゆえんは、常に物事を考え、改善を試み、時には失敗を重ねながらも、進化を遂げる事に尽きます。その人間たる進化を起こそうともしないのなら、それは人間であることを放棄し、氷河期から何も変わらずにいる何かの動物のようではありませんか。

 僕らファンがいくら改善策を考えた所でそれがチームに反映されるわけではないと重々わかってはいるけれども、それでも自分なりのプランを考えてみたくなるのが、従来のプロ野球ファンというものだと、僕は考えているのです。

 ある意味、政治に無関心な人を前にしたような気分です。「どうせ選挙に行っても意味が無い」という大人がこの国には約半分程度存在しているのでありますが、そういう人を間近に見ているような徒労感と言いましょうか、虚無感のようなものに苛まれるのです。

 それとも、そもそも野球を見ていないのではないでしょうか。

 野球をじっくり見ていると、勝てるチームと負けるチームの差が段々わかるようになります。守備が下手だとか、バッターがバットをやみくもに振り回しているとか、ランナーが守備陣の様子をチェックしていないとか、そういうものが見えてきて、やがて負けるチームに腹立たしさを覚えるようになるものです。

 だけれども、そもそも野球を見ていなければ、腹が立つことも無いのではないでしょうか。なんせ見ていないのです。僕達がどうして腹を立てているのか、その理由さえわからないのではないでしょうか。

 ですから「監督が変わっても良くなるとは思わない」と思う人達とは、未来永劫わかりあえないままだろうと僕は思います。そもそも野球を見ていない人に、何を言っても仕方がないのです。それは政治に無関心な大人を見続けてきた僕の経験として、言うだけ無駄であるという境地に達したのであります。

 ただ、これだけは言っておきたい事があります。

 それは、チームが弱いままで一番困るのは選手である、という事です。

 子供の頃から遊ぶのを我慢して黙々と野球に打ち込んできたプロ野球選手は、ドラフト会議で自分の意志とは関係なく、強制的にチームに割り当てられます。その強制的に割り当てられた先が、ずっと弱いままで変わろうともしないチームだったらどうでしょうか。こんな不幸なことはありません。

 せっかくの努力と才能と運も、ここでおしまいです。優勝の美酒を味わうこともできず。優秀なコーチの指導を受けることも出来ず。ただただ、弱いチームで毎年毎年下位争いに明け暮れるのです。

 弱いチームの選手は引退後も不遇です。大洋ホエールズベイスターズプロ野球人生の全てを終えたOBで、その後プロ野球チームの監督になれる人は、滅多におりません。なぜなら、弱いチームしか経験がない人に監督業を任せたいと思うチームなどありえないからです。

 「監督が変わっても良くなるとは思わない」という人達は、そこまで考えてものを語っているのでしょうか。

 僕は、そうやって選手に悲しい野球人生を送らせるのは我慢ができません。せっかく愛するベイスターズの選手になってくれたのですから、最高の野球人生を送って欲しいと常に願っています。だからこそ、選手を不幸にするチームや首脳陣に、常に腹を立ているのです。それが僕の選手に対する愛情表現だからです。

 今のベイスターズが弱い理由は何か。そのほとんどは中畑監督にあると、僕は考えています。

 プロ野球チームの監督に課された役割は、おおむね「設計」と「現場監督」です。球団やGMに土地と資材を与えられ、その土地と資材でどんな素晴らしい建物を建てるかを設計するのが第一段階。あとはその設計を用いて職人さんを指導するのが第二段階です。

 中畑監督の場合、第一段階の設計において、「でっかいビルを建てる!」レベルの極めて大雑把な設計図しか描けておりません。10階建てなのか20階建てなのか。商用なのか住居用なのか。エレベーターを何基通すのか。全くわかりません。その状態で現場で職人さんに指揮しているのです。これでは職人さんは困るはずです。腕の立つ職人さんほど混乱して、意見を申し立てるようになります。それを受けた中畑監督は、意見を申し立てる職人さんを次々左遷して、意見を言わずに黙って従う職人さんだけを起用します。

 そうやって出来たのが今のベイスターズです。どうですか、強くなれるはずがありません。このまま続けて、一体何を得られるというのでしょう。不幸になる選手が量産されるだけです。

 「中畑監督になって観客動員が増えた」という理由で評価する人も少なくないようですが、それならそれで楽天野村克也さんみたいに名誉監督にでもなってもらえば良いではありませんか。鎌ヶ谷ファイターズにおけるDJチャスさんのように動いてもらえば、ファンと触れ合う時間も増えてなおさら良いのではないでしょうか。

 ビルの設計と現場監督をやらなければならない人に、本業を差し置いてマンション販売をやらせるのがおかしいのです。

 言いたいことは山ほどありますが、チームが弱いままで一体誰が不幸になるのか。もう少し考えてみて欲しいものです。政治と同じで、考えて消費行動にわずかに反映させるだけでも、結果は違ってくるはずです。諦めないでいただきたいのです。

 野球は考えるスポーツなのですから、もっとじっくり冷静に考えあいたいものだなと、そのように思っております。

以上