ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2015年6月11日 千葉ロッテvs横浜DeNA (横須賀) の感想

 お天気の状況が気になるところでは有りましたが、とりあえず行ってみました。日頃の行いが良いおかげもあり、雨は試合終了まで全く降りませんでした。その代わりいつもよりたくさんのツバメとコウモリが飛びかう横須賀スタジアムでありました。海が近いので海鳥が飛び交う姿はお馴染みの球場ですが、いかがなものでしょうか。ツバメの巣は吉兆だと聞きますので、これは縁起が良いと考えておきます。

 今日のスタメンも手書きです。スコアボードの写真はスマホでも能力不足で文字がよく見えません。

千葉 1(中)加藤 2(遊)高濱 3(指)金澤 4(一)井上 5(左)大松 6(右)細谷 7(三)香月一 8(捕)江村 9(二)大嶺翔 P中後

横浜 1(中)関根 2(左)渡邉 3(遊)倉本 4(指)多村 5(一)柳田 6(右)赤堀 7(三)山下幸 8(捕)亀井 9(二)内村 P柿田

 ベイスターズが2年目の柿田選手、ロッテは変則左腕の中後選手の両先発ピッチャーです。

 まずは柿田選手についてですが、初回の立ち上がりは順調に0で抑えるも、2回、僕がカレーを買って帰ってきた頃には既に1失点していました。1塁にランナーがいましたのでタイムリーを打たれたんだろうと推測できます。その後は調子を取り戻すも、確か5回だったと思いますが、先頭バッターから急にストライクが入らなくなって2者連続フォアボール、アジャ井上選手にライト前に運ばれて2失点です。ただし次の回には何事もなかったように再び復調して7回まで投げ切りました。7回を投げて3失点ですからトータルは可もなく不可もなくといった所でしょうか。

 横須賀スタジアムにはスピードガンがありませんので球速がどれくらい出ていたのかわかりませんが、そんなに速くは見えませんでした。速い球でもせいぜい140キロ前後ではないかと想像されます。僕はこれまで柿田選手の「もう1軍でOK!」と褒め称えたくなるピッチングを見たことがないのですが、もうちょっと特徴みたいなものが欲しいところだなと、なんとも言い様がない評価を下したいと思います。

 次にロッテ先発の中後選手についてですが、一言で言えばコントロールが酷かったと思います。特に右打者にはフォアボールを出しまくり、5回まで投げておそらく7~8個はフォアボールを出したと思われます。多村、渡邊雄両選手が2個づつ、柳田選手や亀井選手、その他にも出していたと思います。初回は渡邊雄選手にフォアボールで出塁を許し、2度のワイルドピッチで3塁まで進まれ、内野ゴロの間に生還される、という流れでした。

 ただしヒットは渡邊雄選手にセンター前へゴロで運ばれた1本だけでした。あまりにボール先行し過ぎて打者が困惑している感もありました。左打者を相手にするときはそれなりに良いピッチングをしますので、左打者専門のワンポイントリリーバーとしてであれば面白い存在かもしれません。

 次にベイスターズ打線について。チーム全体で中後選手相手に1安打しか打てませんでしたが、6回から出てきたリリーフ相手にはそこそこ打てるようになりました。

 1軍復帰が待望される若武者関根選手は第一打席第二打席とも、何か嫌な出来事でもあったのかと心配になるような無茶な空振りを繰り返して2三振。第三打席でようやくあわやホームランの外野フライでバットにボールを当てることに成功し、第四打席でヒットを打ちました。一昨日昨日とスタメンでフル出場していますが、今日の第二打席まで酷い内容が続き、首脳陣が関根選手より乙坂選手の昇格を決意するのも当然だろうという目を覆わんばかりでしたけれども、これで復調してくれれば嬉しい限りです。

 その他では多村選手に代わって途中出場の松本選手が最初の打席でクリーンヒットを放ち、相変わらず好調なようでした。スタメンの赤堀選手は試合後半から2安打を放ちましたが、ボテボテのゴロが内野のいない所を抜けていったという感じの、記録上のヒットです。最近全く目立てていない内村選手は今日も全く良い所なく全打席凡退となりました。

 ロッテ打線についてですが、今日は良い話をする前に悪い話から一つ。試合の終盤、2アウトながらロッテのチャンスで打席に立ったベテランの早坂選手が守備妨害でアウトになり、チャンスを潰しました。1塁ランナーが盗塁を試みた際に早坂選手がホームベースに被さるようにして亀井選手の送球を妨害したのがその理由ですが、判定に不服の早坂選手は球審に猛抗議の後、自陣ベンチ方面にバットと手袋を放り投げて苛立ちを露わにしました。1軍と違って2軍には専門のボールボーイがおらず、ボールボーイを務めるのは手が空いた控え選手です。つまり控え選手に向かってバットと手袋を投げつけて後始末をさせた格好です。いくら判定が不服だとはいえ、31歳の選手が若手選手の目の前でこれではみっともないと思いました。それ以外でもベンチ前に出てきてどうにも下品な態度をとって見せたりして、若手の悪い見本でしかないなと思いました。

 その他でロッテの野手で良いなと感じた選手は特に見当たりませんでした。

 次にベイスターズのリリーフについてですが、ルーキーの福地選手が8回9回の2イニングを投げました。8回はヒットを1本許したものの、終始低めにビシビシ決め込んで、これはいよいよ本格化したかと色めき立ちました。しかし9回早くもメッキが剥がれ、球は高めに浮いてコントロールも乱れ始め、結果的に無失点で済んだものの、それは早坂選手が勝手に自滅してくれたおかげでしかなく結果オーライのいまいち評価の出来ない内容でした。以前から同じ感想ですが、もうちょっとコントロールが落ち着いてくれないものかというのが課題の最たる部分です。

 そしてロッテのリリーフ陣についてです。6回7回を小林敦選手、8回上野選手、9回金森選手の継投です。あんまりハッキリとは覚えていませんが、8回の上野選手のあたりからベイ打線を勢いづかせ始め、金森選手は一昨日と同じように自滅で負け投手となりました。最後はサヨナラワイルドピッチと、またしても微妙なサヨナラ負けとなったわけです。3人共右投手ですが、左打者にからっきし弱いようで、それまで沈黙していた関根選手や加藤政義選手にも強いライナーで抜けるヒットを打たれたりという状況でした。

 結果的に一昨日の試合に引き続きサヨナラ勝ちとなりましたが、ある程度キャリアのある中堅ベテランクラスの残念なプレーや制球難がいくつか目につき、だからこそそういう年齢で2軍の試合に出ているという事なのでしょうけど、後味が宜しくない試合でありました。

 梅雨入り直後で天候が心配な日々が続きますが、今日からせっかくの横須賀スタジアム4連戦ですので、お時間のある方は是非とも足を運んで頂ければ幸いに存じます。

千葉ロッテ3-4×横浜DeNA

勝:福地

敗:金森

観客数:500人弱