2軍選手の食生活
先日の水曜日にTBS系列で放送された「壮絶人生ドキュメント プロ野球選手の妻たち(※)」という番組を録画して、後になって視聴しました。なぜプロ野球の試合が行われているのと同じ時間帯に放送するのか甚だ疑問でしたが、そこを深堀りすると話が脱線するので、番組の中身について触れます。
※ 壮絶人生ドキュメント プロ野球選手の妻たち
http://www.tbs.co.jp/suitoku/suitoku20150520.html
紹介されたプロ野球選手とOBがトータルで4名いて、そのうち現役で唯一紹介されたのが、我らがベイスターズの国吉選手夫妻でした。奥様はかつて大阪でご当地アイドルのような仕事に就いていて、国吉選手と出会ってめでたくゴールインしつつ、今はお料理を頑張っている、というストーリーでありました。
その中で触れられていたのが結婚前の国吉選手の、とてもアスリートとは思えない残念な食生活でした。
国吉選手といえば以前「ロールケーキを食べ過ぎた」という理由で、春のキャンプにウエイトオーバーで登場した事がありました。僕自身も甘党なので気持ちはわからないでもありませんが、これが報じられた当時は「素質に恵まれたプロのアスリートが一体何をやっているのだ」と、愕然としたのを記憶しています。
ですからこの番組を見て、奥様と出会って色々と健康面を気遣ってもらえるようになって本当に良かったと、胸を撫で下ろす思いです。もしも奥様と出会っていなければ、今頃は横須賀市のベイスターズ球場で不遇の暮らしぶりだったでしょう。ファンとしてもそれでは困りますから、国吉選手にはこれからも奥様を大事にして、健康的な食生活を送って頂きたいと願ってやまないのであります。
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国吉選手はめでたく更生の道を歩んでくれたので良いですが、どうも心配でならない若手選手もおります。
どや( ̄▽ ̄) pic.twitter.com/hmJSX8k5Fq— 亀井 塔生 (@Y5jR3P7lhxvicnU) 2015, 5月 23
ベイスターズファームで貴重なキャッチャーとして頑張ってくれている育成ルーキー、亀井選手その人です。
本人のツイートによれば、同じく高卒ルーキーの百瀬選手と連れ立ってどこかの飲食店で飲み食いをしてレシートが7777円だったと誇らしげな様子ですが、このレシートに疑いの目を向けざるを得ません。まず、この手の感熱紙のレシートに細かく品目が出るようなお店といえばファミレスか居酒屋あたりと推察できますし、この手のお店で2人で7777円というのはちょっと多過ぎる気がしないでもありません。
何が言いたいかと言いますと、そのものずばり「酒飲んだだろ?」という事です。
2人はまだ高卒1年目ですから当然未成年です。未成年がお酒を飲んではならないのは当然ですから、それで問題になるのがひとつの心配の種として残っているのと、あとはやはり食べるものにも気を配ってもらわなければなりません。あくまでレシート下半分しか見えていない中での推察ですが、塩っけの強いものと甘いものの割合が高過ぎるのです。まだこれから身体をビルドアップしなければならない亀井百瀬両選手にとって、この食事に対する意識の問題は、早々に手を打たなければならない大きな課題ではないでしょうか。
もしもまかり間違ってお酒を飲んでいるようなら、球団側はすぐにビシッとお灸をすえてやって欲しい事と、それこそ寮で監禁して全ての食生活を完全管理するくらいの事をして、それによってアスリートとしてふさわしい食生活を身につけてもらいたいと強く訴えたい次第です。
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もう一人若手選手で気になる存在がおります。
そして昨日、今日で頂いた差し入れです。 このクモは太陽を当てたら動くんですか? 差し入れをもらうとこんな気分です。 ありがとうございます! pic.twitter.com/Bsi9avsxk3— 山下幸輝/Kouki Yamashita (@0131kokki) 2015, 5月 16
お疲れ様でした。 たくさんありがとうございます! 毎回くれる方まで、、、泣 本当にありがとうございます。。。 & この前の小学校訪問! 日々成長。 期待に、応えれるよう頑張ります。 pic.twitter.com/orXov9E2DA— 山下幸輝/Kouki Yamashita (@0131kokki) 2015, 5月 21
ルーキーの山下幸輝選手です。開幕前に「ムシキング」と呼ばれたりもした元気な好青年です。
山下幸輝選手のツイートにはファンへの感謝が日々綴られていて本人の人柄の良さが伝わってくるのは本当に微笑ましいのですが、問題は差し入れの中身です。スナック菓子の割合多過ぎるのです。
むろん、山下幸輝選手本人の問題ではありません。これは差し入れをするファンに対する苦言です。山下幸輝選手がこれから1軍になくてはならない存在となるために必要な事は、なによりアスリートとしての身体能力を手に入れることです。その為には食生活の充実が何より不可欠です。それなのに、身体の害になるようなスナック菓子ばかり差し入れるとは、本当に山下幸輝選手の事を考えているのでしょうか。
山下幸輝選手のツイートを見る限りにおいて、ファンの好意について心の底から感謝しているのだろうと伝わってきます。だからこそ、せっかくもらったスナック菓子を邪険にする事は出来ないのでは無いかと、心配でならないのです。しかしそうやってスナック菓子の摂取量が増えていけば、山下幸輝選手の飛躍への道が遠のく一方ではないでしょうか。
山下幸輝選手に差し入れをするファンの皆さん、もう少し選手の健康に気遣ってあげられないものでしょうか。
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今日の試合で復帰即猛打賞の大活躍をしてくれた梶谷選手が食生活の重要性をしきりに口にしています。
一日5食!DeNA・梶谷、シーズンで落ちた体重戻し飛躍だ!!
http://www.sanspo.com/baseball/news/20141228/den14122805020001-n1.html
梶谷選手は入団時からその素質を高く評価され、ファームでは成績が伴わなくても常に試合に起用され続けていた存在でした。しかし彼はプロ入りしてからかなりの期間にわたって身体の線の細さが消えず、故障も絶えませんでした。それが彼の出世を遅らせた最大の要因であったのは、近年の活躍ぶりを見れば明らかです。
しかしながら、梶谷選手の過去の失敗と同じことが今でも相変わらずファームの選手の間で繰り返されているとすれば、こんなに残念なものはありません。すぐ目の前に生きた教材があるのだから、これを活かさずにどうするのだと言いたいのです。
球団側としても、管理が甘いのではないでしょうか。ファームで実績も無い若手選手に自由気ままにさせておいて、それで結果が伴わないのだとすれば、やはりチームとして問題があるという事です。昨オフに栄養士を公募していましたが、公募ではなく、もっと実績のある人を連れて来られないものでしょうか。それこそ監督やコーチを選ぶのと同じくらいの高い意識を持つべきではないでしょうか。
今は1軍の調子が良いのでアッパーな気分になりがちですが、しかし日頃から問題の洗い出しと改革改善の手を緩めてはなりません。本当に強いチームになるためには何が必要なのか、選手の食生活にもっと思いを致すべきではないでしょうか。
気になることが多すぎますので、問題提起の意味で書いてみました。球団関係者にご一考いただければ幸いです。
以上