読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2015年4月25日 埼玉西武vs横浜DeNA (平塚) の感想

【観戦記】 対ライオンズ

 実に久しぶりのベイスターズ主催試合を見に行ってきました。白いユニフォームが眩しく感じられました。平塚球場がある大きな公園の中で「緑化まつり」なる大掛かりな催し物が行われていた関係で駐車場が過去最高に混み合い、入場するのに手間取ってスタンドにたどり着いた頃には2回裏のベイスターズ攻撃中、西武に2点を先制されている場面から見始めることとなりました。

西武 1番石川 2番田代 3番林崎 4番大崎 5番永江 6番外崎 7番山川 8番藤澤 9番駒月 P玉村

横浜 1番乙坂 2番桑原 3番下園 4番井手 5番宮崎 6番山下幸 7番加藤 8番つる岡 9番百瀬 P加賀美

 まだホームページのスタメン表が出来ていないので記憶に頼った手作りスタメン表を書いておきます。打順に間違いがあるかもしれませんが、顔触れはこの通りで間違いないと思います。ベイスターズが崖っぷちに立たされ中の加賀美投手、西武はルーキーの玉村投手の両先発です。

 まずはベイスターズ先発の加賀美投手についてですが、どう言葉を選んでもポジティブなコメントが思いつきません。平塚球場のスピードガンは厳しいと見ているのですが、それにしても140キロを超えず、傍目にも「遅いな」と感じるようなストレートしか投げられず、変化球の制球にも苦しみました。長距離砲の山川穂高選手に右中間スタンドにホームランを打たれましたが、その他にも石川選手や田代選手といった中距離型の打者にも軽々と外野の頭を越されまくり、あたかもシート打撃を見せつけられているかのようでした。5回を投げて被安打が11くらいの7失点で終わりました。

 加賀美選手の場合はファームでいくらマウンドに上がっても根本的な解決には繋がらないのではないかと感じられてなりません。それこそひたすら走りこんで下半身を強化するとか、在りし日の梶谷選手のようにお寺で座禅に取り組むとか、普通の野球選手のカリキュラムとは異なる課題をクリアしなければならないような、そんな印象があります。現時点では1軍はおろか2軍でも厳しいと思います。

 一方の西武玉村投手は、高卒後に1年留年した後の入団とあってまだまだ荒削りな印象です。今日見た限りにおいては特別ストレートが速いとも感じませんでしたし、変化球の制球にばらつきが見られました。ランナーを1塁に置いた場面でボークも取られました。ただ、この年齢にしてはスタミナが結構ありそうで、山下幸選手から強烈なピッチャーライナーを食らって無念の降板をするまで疲れる素振りが全く見られませんでした。ライナーを食らって痛がる様子も見せず、捕球して1塁送球に向かう気持ちの強さみたいなものも見られました。ハートの強さはピッチャーには欠かせない要素ですから、これは評価してあげなければなりません。

 次に野手陣についてですが、こちらも目立って活躍できたと評価できるような選手は見られません。5番スタメンの宮崎選手は相変わらずシュアな打撃で右へ左へ打ち分けタイムリーを放ちました。彼が今もってファームに塩漬けされているのは本当に解せません。昨春の試合でのボーンヘッドは確かに問題ですが、いくら打ってアピールしてもリベンジの機会さえ与えられないのでは、宝の持ち腐れでもありますし、本人の為にもならないのではないでしょうか。かつて内川選手も守備力が理由でレギュラー定着まで時間を要しましたが、結局は首脳陣の覚悟一つのような気がします。

 もう一人取り上げるとすれば高卒ルーキーの百瀬選手でしょうか。彼は本当に高卒1年目なのかと疑ってしまうほどの華麗な守備力を持っています。球足が鈍るのが早い土のグラウンドで的確に前進してゴロを捕球し、送球に移るまでのスピーディーさも往年の石井琢朗選手を思わせる素早さです。そして送球がまた素晴らしいのです。今日の西武のセカンドを守った外崎選手は大卒ルーキーで彼も決して下手ではありませんでしたが、比べてみると、4歳差が嘘のように、百瀬選手の巧みさが際立つのです。こんなにうまい内野のルーキーは久方ぶりに見た気がします。バッティングではまだまだプロのスピードに追いつくので精一杯ですがセンスの良さは垣間見えます。バッティングの向上次第では百瀬選手こそがベイスターズのショートのレギュラーを奪っていくのではと、本当に夢を見させてくれる逸材です。

 我らが渡邊雄貴選手は途中から出場してレフトの守備につきました。渡邊雄貴選手のレフトの守備を見るのは2回目くらいですが、のびのびとやっているようです。彼はバッティングを買われてプロ入りした人ですから、守備は気楽なポジションでバッティングに集中する事が必要なのだと思います。その肝心要のバッティングで答えが出ていませんので、そろそろ答えがほしいところでもあります。

 西武の野手陣はおおむね好調で、昨年のフレッシュオールスターでホームランを打って優秀選手賞をゲットしたおかわり二世こと山川選手が右中間スタンドにホームランを打ちました。いかにも長距離砲らしい見事な一発でした。

 その山川選手から主役の座を奪う勢いで打ちまくったのが駒月選手です。ファームの試合ではお馴染みの選手なのですけど、昨年まではそんなに目立つ存在ではありませんでした。それが今日の試合では見違えるような打球の飛ばしっぷりです。今日僕が見た打席は全てホームラン性の打球で長打を連発し、最後の打席でも土屋投手からレフトに2ランホームランを放ちました。右にも左にも大きい当たりを打てる長距離砲で、一挙に才能を開花させた感がありました。今年は駒月選手の大ブレイクが見られるのではないでしょうか。

 それにしても、西武は次から次へと和製大砲を輩出するいまどき珍しいチームだと思います。

 次にベイスターズのリリーフ陣についてですが、6回から2年目の左腕山下峻投手が1イニングを投げて3失点。制球がいまいちで置きに行った所を狙い打たれたという感じでしょうか。去年は夏頃から閉幕まで先発として非常に良い具合で仕上がって今季はいよいよ1軍マウンドも近いだろうと期待していた1人ですから、リリーフで投げている事にもガッカリですし、今季これまでの低調ぶりも残念で仕方ありません。砂田選手もあんまり調子が良くないようで、この期待の両左腕の不調ぶりには頭を抱えてしまう思いです。

 7回からはオリックスより移籍の東野選手がマウンドに上がりました。何より驚いたのが登場曲です。長州力さんの登場曲としてお馴染みの「パワーホール」だったのです。これには否が応でも反応してしまいます。それは僕が高校時代に2年ほど新日レスラー御用達のガソリンスタンドでアルバイトをしていたからなのですけど、とにかく東野選手に対する印象が30%ほど良くなりました。パワーホールに背中を押された東野選手は今日登板したピッチャーでは唯一の無失点ピッチングで切り抜けました。ただ、無失点とは言うものの、変化球の制球がいまいちで納得の内容とは言い難かった気がします。

 8回からの2イニングは土屋選手が登板しました。最近のベイスターズ横浜高校OBは筒香選手や石川選手を筆頭に活躍する選手が目立ちますが、その中で存在感を失いつつある土屋選手です。1イニング目の8回はキレッキレのピッチングで田中健二朗選手のような頼りがいのある内容でしたが、9回はガソリンが切れてしまったかのようにフォアボールのランナーを2人出し、次の駒月選手にレフトへ3ランホームランを運ばれました。8回と9回では別人のような変わりぶりで、8回の内容なら1軍も遠くないのになと残念に感じられました。

 おしまいに西武のリリーフ陣についてですが、6回くらいに西武先発の玉村投手が打球を受けて途中降板し、急遽左腕の中崎選手が上がりました。ここで西武はDH解除というテクニックを使い、DHだった駒月選手がレフトの守備につき、中崎選手が4番に入りました。せっかくDH解除したのだからこれは二刀流だろうと期待したのですが、結局ピッチャーは打席に立たず、代打代打でした。

 リリーフ陣では8回から大御所の西口選手がマウンドに上がり球場が沸きました。大御所西口選手に相対するは渡邊雄貴選手亀井選手百瀬選手の若造3人衆で、手も足も出ずに軽くひねられて三者凡退に終わりました。3人は良い勉強になった事でしょう。

 9回は福倉投手がマウンドに上がり、桑原選手にデッドボールを当ててしまった以外は無難に抑えきって試合終了と相成りました。

埼玉西武13-3横浜DeNA

勝:玉村

敗:加賀美

本塁打:山川2号、駒月1号

観客数:845人

以上