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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

試合時間短縮に何の意味があるというのか

 今日はこのニュースについて僕なりに思ったことを書きたいと思います。

試合時間短縮案を議論へ 警告など罰則も検討か

http://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20150223-OHT1T50176.html

 そもそも、何が目的で試合時間の短縮を目指しているのでしょうか。今更テレビの地上波放送復活を目指しているのだとすれば、それは無理筋ではないでしょうか。プロ野球ファンの贔屓チームが12球団に広く分散した結果、地上波が求めるようなまとまった数字を確保できなくなったからです。

 それ以外に何か理由があるとすれば、東京オリンピックでしょうか。オリンピックの公式競技から外された理由の一つが試合時間の長さだと言われているそうですが、そうであればオリンピックの試合だけ特別仕様で組めばよいのであって、わざわざ日本プロ野球の公式戦まで足並みをそろえる必要など無いではありませんか。

 だいたい、昔と比べて今の方が球場の観客動員数は格段に増えています。だいたい9時前にナイターが終わっていた昭和末期の頃よりも、9時を過ぎるのが当たり前の今の時代の方が球場の観客動員数が増えているのです。それすなわち、試合時間の長さが観客動員数に悪い影響を及ぼさない証拠と言えるのではないでしょうか。

 僕は野球のルールを捻じ曲げてまで試合時間の短縮を図るのは論外だと考えています。

 敬遠の意思を示したらボール4球投げるのをやめてすぐに出塁させる事まで検討しているようですが、そんな馬鹿な話があるでしょうか。敬遠の球を無理やり打ってヒットにする打者とか、敬遠の球を投げるのが苦手で大暴投してしまう投手とか、敬遠の球を4球投げる所にも微妙なドラマや駆け引きが秘められているのです。それをまるで音楽レコードの原音をMP3に圧縮して低音をバッサリとカットしてしまうかのような、無粋と言いましょうか、全くもって野球愛の感じられない暴挙ではないでしょうか。

 昔から天下りポストとなっているコミッショナーたちが功を焦るあまり、余計なお節介を通り越して、重大な邪魔をされているようで、大変遺憾に感じています。現在の熊崎コミッショナー検察庁の要職を歴任した後に天下ってきただけで、野球には何ら関わり合いの無かった人です。前回の加藤コミッショナーも功を焦るあまり統一球で一悶着を起こしていきましたが、またしても天下り役人の茶々でプロ野球が邪魔をされているではありませんか。

 もうこれに懲りて、この天下りコミッショナーに競技のレギュレーションに関わる事柄に口を挟ませないようにすべきではないでしょうか。それこそ福島第一原発事故で余計なお世話の猛ラッシュをかました菅直人元首相のような過ちは、国民全体の課題として二度と繰り返してはならないものだと考えるべきではないでしょうか。

 最近は政府の農協改革が大きな政治的課題として連日のように取り上げられています。日本の農業界を牛耳ってきた農協、JA全中が日本農業の成長を阻害した主要因であるというのがもはや既成の事実となっているからですが、それは日本プロ野球機構にも同じことが言えると思います。

 今年は野茂英雄さんがMLBで鮮烈なデビューを果たしてから20年の節目の年になります。日本人でもアメリカで通用するのだと示されてから20年が経ったわけですが、しかしながら、日本プロ野球の社会的、世界的な地位についてはこの20年間ほとんど進歩していません。競技レベルの向上は野茂選手やWBC日本代表の活躍で一定の成果を果たせているものの、日本全体の組織力であるとか、ビジネスとしての力量については、評価している人など皆無と言って差し支えないと思います。

 それもこれも、無能な日本プロ野球機構が日本球界を牛耳り続けてきたからに他なりません。

 安倍政権はいつだったかプロ野球のエクスパンションを一つの政策として検討課題にした事があったかと思いますが、ちょうどいいのでエクスパンションとひっかけて日本プロ野球機構の改革開放も手がけてはくれないでしょうか。4球団くらい増やして、それを地方津々浦々に広げれば、安倍政権の重要課題である地方創生にも繋がるでしょうし、今年の統一地方選を有利に運ぶためのカードと成りうると思います。沖縄の辺野古基地移設を承認したら沖縄にプロ野球を持って行くとエサでぶら下げてくれても良いと思います。

 まぁなんにせよ、今の日本プロ野球機構の問題意識や方向性は完全に間違えています。誰も得をしないことに時間と労力を費やすことは、かえって日本プロ野球の成長の足かせにしかなりません。

 天下りコミッショナーには現場に口を出させず、試合時間短縮などという愚策は取下げさせる事が、今の日本プロ野球に最も重要なのではないでしょうか。

以上