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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

各球団の2軍経営の状況はどうか

 先日はベイスターズ2軍の試合日程や取り組みが酷いと不満を表明しましたが、では他球団は2軍をどのように持っていこうとしているのか、比べてみる必要があると考えるに至りました。

 2軍の試合についてはイースタンの関東近郊の球場にしか行ったことが無い為、日ハムの北海道興行や楽天のホームゲーム、それにウエスタン各球団の状況はニュースや想像を頼りに書くしかありませんが、あえて書くことで知識を有する方からコメントを貰えるかもしれないという淡い期待も持っていたりするのです。

 それでは最近になってネットのニュースに取り上げられた5球団について書き連ねていきたいと思います。

■巨人

2軍活性化へ「G2プロジェクト」発足

http://www.hochi.co.jp/giants/20141230-OHT1T50170.html

 僕としてはベイスターズのホームゲームに次いで足を運びやすいのが巨人の2軍です。川崎市の最北部と東京の稲城市の境界線に位置し、道路さえ混まなければ横浜市中心部から車で50分くらいの場所にあるからです。ただし電車派にとっては最寄り駅が京王線小田急線なので横浜市からでは遠回りせざるを得ない環境です。

 その巨人2軍は報知新聞の記事の通り、2015年シーズンから2軍のファンサービス向上や観客増に向けて球団を挙げた取り組みを打つようです。具体的には地元への呼びかけと球場のイベントだそうですが、元より遊園地の敷地内にありますから、どんなイベントを打つにしても自由度は高いと言えます。

 巨人は今でもそれなりの高い人気を誇るチームですが、2軍の観客動員はそれほど多いわけではありません。不思議なことに、横須賀スタジアムで行われる巨人戦とジャイアンツ球場で行われるベイスターズ戦なら横須賀スタジアムの方がお客さんが入っているのではないでしょうか。巨人は選手層が分厚いため著名選手が2軍の試合に出る場合も多々ありますから、まともに集客に力を注げばお客さんが増える余地は大いにあると思います。

 ジャイアンツ球場の立地が実態以上に不便そうなイメージが根強いようですので、もうちょっとアクセスの面の広報を注力したら良いのではとは思います。

 いずれにせよ、V9巨人の栄光が通用しなくなっている事に危機感を持つようになったと、前向きに評価すべきだと思いますね。

千葉ロッテ

ロッテ 来季2軍戦を船橋で開催 千葉県内の試合増加の方針

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/10/02/kiji/K20141002009033270.html

 千葉ロッテもささやかながら2軍の興行に力を注ぐ姿勢を見せ始めています。この記事にある船橋袖ヶ浦での開催もそうですし、確か今年は開幕戦で何かしらのイベントを行うという話も聞いています。

 千葉ロッテ2軍の本拠地であるロッテ浦和球場は入場料がいりません。そもそもお客さんを呼び寄せる事に力点を置いた球場ではありません。座席はごくわずかで売店もありません。ですから、ここを拠点に置きながら興行面で力を注ぐというのは非常に難しいでしょうから、船橋袖ヶ浦だけでなく、千葉県各地の球場で試合をするようにすべきではないでしょうか。

 僕は子供の頃、川崎球場を本拠地とするロッテオリオンズの子ども会に入会し、年間700円の会費で1軍の試合が見放題になるというサービスの恩恵に浴してきました。その経験から言えば、子供にタダ同然で野球を見せるのは将来のファン、つまり有力な顧客を育てる効果があると思います。それを2軍の試合で賄えるならば、2軍の価値も上がるだろうと思います。

 ただ、現状のロッテ浦和では平日も土日もデーゲームで組まざるを得ませんから、子供ファンの育成にも結びつけづらいのです。だからこそ千葉県内でナイター設備のある球場を本拠地とするのがベターではないかなと考えています。

日本ハム

ハムDJチャスが鎌ケ谷の顔になる!?

http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20150203-1429892.html

 NPB12球団の2軍の中で最も特異な進化を遂げているのが日ハムではないでしょうか。僕が知る限りにおいて2軍球場で唯一の電光掲示板(オーロラビジョン的な)で、球場にはプールや田んぼを作るなどの奇想天外な施策を繰り広げています。そういった様々な努力の甲斐もあり、多い時で6000人を超えるファンが球場に詰めかけると言います。

 イースタンの関東5球団ではワースト1~2の部類に入る交通の便の悪さを物ともしない営業努力と言えます。

 ただし、1軍本拠地の札幌とは大きく離れた場所にあるだけに、2軍の努力が1軍の観客動員に寄与する事は限りなく少ないだろうと思われます。たまに行われる1軍の東京ドーム開催にしても、鎌ヶ谷からではそれなりの距離がありますから、これは一つの独立したチームとして、ある意味独立リーグのチームのような風情と言えるのではないでしょうか。

 個人的に思う所としては、1軍本拠地を千葉に置くロッテの2軍と共同で千葉県内を牛耳るかのような勢いでやっていただけると良いのかなとも思います。日ハムが鎌ヶ谷で育てた顧客層をうまくロッテにも享受していただき、2軍を盛り上げていきましょう、という事です。かつての「フーズフーズ」の間柄でもありますし。

オリックス

オリックス、2年で観客動員30%増の秘密

http://toyokeizai.net/articles/-/57952?page=2

 ウエスタンリーグではオリックスが2軍の運営に力を入れ始めているようです。この東洋経済の記事にもあるように「2軍のゲームで、新たな「コア顧客層」を創造」という理念で数年前から推進しているようです。

 近畿各県で試合を行い、チケットを地元のスポーツ用品店に置いてもらうという発想も地道で好感が持てます。僕自身も野球少年だった頃は意味もなくスポーツ用品店を訪れてはプロ選手モデルのバットを眺めて、グリップの「L1」と書いてあるのが「おぉ秋山か!」、ザナックスのこけしバットはグリップを見るまでもなく「おぉ山崎賢一か!」とやっていたものですから、そういう野球少年達に普及啓蒙する効果は充分あるだろうと思います。

 最近は何かにつけてITを頼りがちですが、スポーツにおいて最初の一歩はどんな時代もアナログな始まり方をするものだと思います。野球に興味のない人が自らの意志で野球の情報を得ようと思い立つ筈はありませんでして、ですから古典的な、アナログちっくな手法でファンの開拓を考えるのは地に足がついていて良いと思うのです。

 東洋経済の記事を読んだだけでは2軍がどう盛り上げられているのかいまいちわかりませんが、願わくば時間を作って見に行ってみたいと思わせるような所がありますね。

                     ■

 今までのプロ野球界のファン拡大に向けた取り組みというのは、どちらかと言えば選手のマンパワーに頼っていたような感じを受けていました。新庄剛志さんのような強烈なキャラクターであるとか、金本知憲さんのようないわゆる「男が憧れる男の姿」のような場合もあると思いますけれども、そういうスターに頼りきっていた所があるように思います。

 それが近年は日ハムや楽天のような地方移転後に地域密着を目指したチームがマンパワーに頼りきらない地道な活動を繰り広げようとし始め、それが他球団へ広がり、そして今では2軍へとジワジワと広がりを見せているのではないでしょうか。

 サッカーのJリーグでは以前から当たり前のようにやっていた事で、プロ野球界はその点動きが遅かったと思いますけれども、ただし重い腰を上げたことに大きな意味があります。それが2軍に広がりを見せつつあることに素直に賛意を示したいと思います。

 2軍の試合も是非見に来て欲しいと去年のこのブログを始めてから折にふれて書いてきましたが、それは今年も変わらずに書き続けようと思います。何もベイスターズだけに限らず、イースタンでもウエスタンでもどこでも良いですから、無理なく行ける範囲の球場に一度でもいいから足を踏み入れて、そして2軍の世界を味わっていただきたいと思います。

 僕ごときがブログで四の五の言っても何の影響も無いでしょうけれども、今回取り上げた5球団の前向きな姿勢に心から賛同し、そして応援したいと考えています。

以上