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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

ストーブリーグが開幕致しました

 プロ野球の公式戦日程が全て終了し、だんだんと話題に事欠く季節になりつつあります。2軍メインで書きたいと考えているこのブログにとって、2軍の選手がマスメディアに取り上げられるのは非常に稀ですので、ますますネタに苦しむといった所です。

 つきましては、これから来春まではあまり2軍限定に絞らずに、ゆるやかに書いていきたいと思います。

 それはともかく、今日はベイスターズの2015年度のコーチ人事とフリーエージェント(FA)について書きたいと思います。

 まずはコーチ人事について、ベイスターズの2軍は以下のように決まりました。

■監督・・・・・・・・・・・・・・山下大輔(再任)

■総合兼外野守備コーチ・ ・・・・二宮至(続投)

■打撃コーチ・・・・・・・・・・・高須洋介(新任)

■打撃コーチ兼育成担当・・・・・・嶋村一輝(続投)

■投手コーチ・・・・・・・・・・・島田直也(新任)

■投手コーチ兼育成担当・・・・・・有働克也(新任)

■内野守備走塁コーチ・・・・・・・万永貴司(続投)

■バッテリーコーチ・・・・・・・・山下和彦(続投)

■バッテリーコーチ補佐兼育成担当・藤田和男(新任)

 まずは新しい監督に山下大輔さんが復帰されました。これで山下コーチと監督でW山下、選手でも山下峻選手に加えて先日のドラフトでも5位で山下幸輝選手を指名しましたので、山下幸輝選手が入団してくれれば4人の山下さんが横須賀スタジアムに集結することになりそうです。

 特に監督コーチの山下さんは体型も似ていますので、後ろ姿を見ただけで見分けが付くか心配です。

 山下監督は2年ぶりの2軍監督復帰となりますが、前回の在任中は若手選手を積極的に起用したと記憶しています。まだ入団したばかりの乙坂選手や桑原選手、それに高城選手も非常によく試合に使われました。十数年前の1軍監督在任中も古木選手や多村選手を積極的に起用していましたので、タイプとしては2軍監督向きではないかと感じています。

 過去の2軍監督にも色々な人がいて、若手よりもベテランを多く起用して、若手が割を食うような事もありました。森笠選手や早川選手が引退するギリギリの所までベイスターズファームの公式戦でレギュラーとして試合に出続けていた位ですから、その頃と比べると山下監督の起用法には安心感があります。ですから山下二軍監督の再任は好意的に捉えています。

 コーチ陣の顔ぶれはどうでしょうか。

 NPBの他球団で名コーチとして鳴らしたような、いわゆる「敏腕コーチ」の起用はありませんでした。高須さんと島田直也さんはそれぞれ独立リーグのコーチや監督として現場に立っていらした方々なので、旧態依然とした古臭い精神論のような指導はやらないだろうという、理由のない安心感みたいなものはあります。

 高須さんは今年も選手兼任コーチでいらっしゃったそうで、ですから体力的な面での安心感もあります。1軍より2軍コーチのほうが練習時間も長いでしょうから、体力があるに越したことはありません。未完成の選手を育てる仕事に取り組んでこられたのは独立リーグもNPBの2軍も同じでしょうから、力量のほどは不定かではありますが、期待してみたいと思います。

 不満があるとすれば、やはり投手コーチの人数が2人しかいない事でしょうか。先日の若手投手大量粛清によって投手の人数が大幅に少なくなったとはいえ、それでも全選手中半分は投手なのです。それなのに監督コーチは9人中7人が野手コーチです。これでは1人1人に対する時間のかけ方に差が出るのは当然です。野手はそれなりに1軍の戦力になる人が出るのに、投手で2軍から1軍の戦力に巣立っていく選手が去年はほとんどいませんでしたが、その流れを変えようとするチームの意気込みが見えてきません。

 これではまた1軍の投手陣が補強頼みに陥ってしまうのではないでしょうか。

 2軍首脳陣の組閣に点数をつけるとすれば100点満点で50点といった所でしょうか。来季は21世紀初のイースタン・リーグ優勝と、1軍を飛躍させるような力強い選手の育成に全力をあげていただきたいと期待しております。

                       ■

 次にFAについて。

 まず何より衝撃的だったのが金城選手のFA移籍が現実味を帯びてきた事です。今年は久しぶりに2軍に落ちてきたので何度か見ましたが、試合前の練習でも若手に混じって率先して道具の後片付けに取り組んだり、一切手を抜かない全力疾走を見せてくれたり、これぞ若手選手のお手本といった様子が伺えました。

 全く個人的な話ですが、プライベートでお子さんを連れてホームセンターでお買い物をしている姿を見たことがあります。まだ小さなお子さんと手をつなぐために自らは腰を低くかがめて歩いていました。普段からものすごく実直な人柄なのだと改めて実感した覚えがあります。

 それだけに、とにかく残念でなりません。金城選手も衰えを隠しきれなくなっているのは否めませんが、金城選手の存在意義は、ただの選手という枠を超えたものがあると思います。ベテランとして口酸っぱくお説教するタイプのベテランばかりが重要なのではありません。自らのひたむきさを見せて、背中を見て学ばせることが出来る、稀有な存在です。

 ただ、金城選手はこれまで一度もクライマックスシリーズにも日本シリーズにも出場した経験がありません。同い年で仲が良いとされる現ヤクルトの相川選手がFA宣言して巨人入りが濃厚と言われるのも、何か関係があるように思えてなりません。選手として一度はそういう舞台に立ちたいと願うのは無理からぬ事です。

 もはや移籍は既定路線であるかのように報じられていますが、仮にそうであったとしても、皆さんには、金城選手に「裏切った人間」であるかのような憎悪の感情を持つのを止めていただきたいと思います。暖かく見守って、そして移籍先で野球人としてグレードアップして、そして再び何らかの形でベイスターズのユニフォームに袖を通す日が来るのを待ち望みたいと思います。

 かつて石井琢朗さんがベイスターズから引退勧告を受けて広島カープに移籍してしまいましたが、その後もベイスターズへの復帰は叶っていません。これは僕らファンにとっても、ベイスターズ球団にとっても、二重三重に不幸な事だと思います。金城選手にもそういうシコリを残さずに、いつでも帰ってこられるような環境づくりをしてあげて欲しいと思います。

 まだFA宣言の受付が始まったばかりで、ベイスターズは一体誰を狙い、誰がベイスターズ入りを望んでくれるのかもさっぱりわからない状況ですが、感情を抑えて淡々と行方を見守りたいと思います。

以上