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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

ドラフト会議を終えて

 年に一度のスペシャルイベントであるプロ野球ドラフト会議が行われました。

 僕にはアマ球界の知識が殆どありませんので、今回のドラフトがベイスターズにとって良かったのか悪かったのかは判断できません。しいて言えば横浜高校の浅間選手と高濱選手を二人とも日ハムに取られてしまったのが不満といえば不満ですが、数時間経ってもプンスカし続けるほどの不満ではありません。ですから、今回の選手採用についてはコメントは致しません。

 僕が今回のドラフトを見て感じた事としては、NPBもようやくドラフト会議の市場価値みたいなものに気付いてくれたな、という感慨深さみたいなものでしょうか。

 我々プロ野球ファンにとってドラフト会議とは昔から、グラウンド上とはまた別の、しかし非常に注目度の高い戦いの場であります。ドラマであります。昔からKKコンビの明暗が分かれたドラフト会議や、8球団に競合指名された小池秀郎選手であるとか、何十年経っても忘れられないような名場面が繰り広げられてきました。

 しかし、それにも関わらず、NPBはドラフト会議をあくまで日本球界の内々の会議として、随分と慎ましく繰り広げてきた感があります。だからこそ昔は、多くのファンが仕事や学業で忙しい平日の昼間、それも午前中から会議を始めるような事をしていたのです。昔はその午前スタートのドラフト会議をテレビで中継する局もありましたが、さすがにそんな時間では主な野球ファンは見ることが出来ず、商業的な価値をいまいち実感できないまま、割とごく最近まであまりお茶の間で楽しまれることの無いままでした。

 それが5年前くらいからでしょうか、会議を夕方から始めるようになり、スポンサーをつけたり観客を入れたりして、ショー化するようになりました。この試みは大変好評なようで、スポンサーもすぐに決まりますし、観覧希望の抽選も大変な人気だと聞きます。僕の友達も何度か応募している(同伴者に僕の名前を入れて)ようですが、からっきし当たりません。テレビ中継も、ただ中継するだけでは飽きたらず、ゴールデンタイムにドラフト候補生の感動話を流したりする特別番組まで組まれるようになりました。

 よくよく考えてみれば、これまで会議を内々で地味にやっていたから気付けなかったというだけで、実はショーとしてとても市場価値の高いのがプロ野球ドラフト会議だったのです。野球の試合なら敵と味方の2チームのファンくらいしか見ないものでも、ドラフト会議ともなれば12球団のファンが一斉に注目するようになるのですから、そもそもの母数からして桁違いに多いのです。

 それを今まで、なんともったいない事をしてきたのでしょうか。

 NPBは近年、財源不足に悩んでいるという話を耳にします。オールスターのスポンサー収入が伸び悩んでいるとか、交流戦の冠スポンサーが見つからないとか、それゆえNPBの貴重な収益源でもある日本シリーズ開催球場に対して収容可能人員にも小うるさくなってきました。楽天が新規参入した際に、県営宮城の収容人員を3万近くにまで増やすことをコミットしていた筈なのに、それが守られていないとNPBが楽天に対して怒ったという去年のニュースも記憶に新しい所です。

 そういった金欠NPBにとって、またとない金の卵がドラフト会議だと思います。これだけ大勢の人が注目し、お金が集まることがわかった以上は、もっと盛大に、この際ガッツリと儲ける一大イベントに育て上げてはどうでしょうか。

 例えば、これまでホテルの大宴会場を貸しきって行っていたのを止めて、ドーム球場でドラフト会議を開催してはどうでしょうか。ドーム球場で開催するからには、観客をガンガン入れましょう。見やすい席にはそれなりの料金を、少し離れた席は格安にするか、それとも各球団のファンクラブ会員なら無料にする位のサービス精神があっても良さそうです。

 観客を入れるからには、一番お客を呼びやすい週末に開催する必要もあるでしょう。平日だとナイターにする必要がありますが、それはそれで指名選手への電話挨拶が遅くなってしまって何かと不都合ですから、そこはやはり週末に、それに2位以降の指名にもっとじっくりと時間をかけて行えるようにするのが良いと思います。

 球場でやるからには物販にも力を入れなければなりません。有力な指名候補のご当地グルメなどを用意して、今年の選手で言えば早大の有原選手は広島出身だから広島風お好み焼きの屋台を出して、有原選手の獲得を願うファンが有原詣でとばかりにこぞってその屋台に行列をなしたりするのはどうでしょうか。

 現役やOB選手を数名ゲストで連れてきてトークショーを開いたり、ファンと一緒にドラフトの行方を眺めながらあれこれと喋らせるのも面白いかもしれません。NPBならではのグッズ類や、昔の映像をかき集めたDVDを販売したりするのも良いかもしれません。

 とにかく金欠NPBを救えるような材料が色々と埋まっているであろう、宝の山であるのに間違いありません。

 プロ野球は日本有数のショービジネスだと僕は考えているのですが、その割に、まだまだショービジネスとして磨かれていない、垢抜けていないとも感じています。それはNPBにとってもファンにとっても不幸なことです。より楽しく、より稼げるようにする事は、その数だけ幸せを生むことですから、もっと貪欲にならなければなりません。

 今日はスカパーでドラフト会議のテレビ中継を最初から最後までじっくり見ることが出来ました。この楽しみを、もっと多くの人に味わってもらえたら良いのになと感じている所です。

以上