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ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

多過ぎた投手に出番を与える方法は無かったのか

 「戦力外通告を受けたベイスターズ戦士たち」の続きを書くべき所ですが、正直言って筆が進みません。考えれば考えるほど、ああすれば良かった、こうすれば良かったと、まるで球団関係者にでもなった気分で考えこんでしまうのです。

 今回の高卒3年目選手の大量戦力外は方方で物議を醸しているようで、僕が数日前にアップした「前途ある若者の芽を摘む醜い大人たち」というエントリーにもかつてない規模のアクセス数と「支持する」を寄せていただいています。

 そこで、今更遅いのですけれども、投手の数が多過ぎて登板機会をなかなか与えてあげられなかった事について、「こうすれば良かったのではないか?」という提案を書かせていただきます。

■登板機会を増やすには

 今シーズンのベイスターズファームには1年で数試合程度しか登板機会のない投手がゴロゴロおりました。1軍では毎日のように登板機会のあるリリーフ投手も、ファームでは先発投手と同じかそれ以上に長い登板間隔が開いてしまうため、いざ1軍に上がってみると1試合目で好投できても不慣れな連投の2試合目で打ち込まれるパターンが目につきました。だから登板機会を増やす工夫が必要なのです。

 そこで僕なりに考えた方法としては、投手だけ3軍制にしてはどうでしょうか。

 投手だけ3軍制にして、試合はハマスタでナイターが行われる日のデーゲーム、つまり親子ゲームにするのです。あくまで非公式戦で、相手は当日の試合予定がないイースタンのチームやフューチャーズや大学社会人チームをお招きするのです。監督コーチは1軍の監督コーチにそのまま務めてもらい、投手は3軍の選手が登板し、野手は1軍で出番の少ない控え選手を起用するのです。親子ゲームにする理由は、そうやって野手の頭数を捻出する必要があるからです。

 親子ゲーム実施のノウハウは今季だけでも数試合実施しているので今更考える必要はありませんし、1軍の控え選手は実戦感覚を失わないためのいい機会にもなります。

 元々イースタンはチーム数が奇数なので試合にあぶれるチームが必ず出るわけですし、それ以外でもフューチャーズで出番を求めたい選手も大勢いると思いますので、対戦相手にも困りません。非公式戦なので監督コーチが誰とは決める必要もありませんし、試合のルールも特別ルールが可能です。先日のフェニックスリーグでも特別に10イニングやったと聞きますし、春の教育リーグでもDHと野手のチェンジとか一度下げた選手の再出場とか、結構融通を利かせてやっているものです。

 試合の出番が少なくて不満がたまっているとか申し訳ないとか口にするのであれば、まずは機会を増やす工夫をすべきではないでしょうか。

■少ないコーチをどう補うか

 今シーズンのベイスターズの投手は育成選手も含めると42名がおりました。そのうち12名が1軍にいるとすれば、2軍の投手は30名いることになります。

 しかし教える側はどうかと言いますと、木塚コーチと岡本コーチの2名しかおりませんでした。30名の選手に対して2名のコーチではいかにも少なすぎます。ましてや2軍の選手です。誰よりもコーチの指導が必要な人達です。

 投手の数がベイスターズと同じくらい所属している巨人は2軍の投手コーチだけで5名もいます。ベイスターズは長年投手力が課題とされてきたチームですから、それを改善するためには指導力が不可欠です。しかしこの程度の陣容しか持たないのだとすれば、そもそも育てる気が疑われます。

 そこで僕なりに、どうすれば補えるのかを考えたのですが、大学の客員教授のような形で客員コーチを招いてはどうでしょうか。

 きちんとNPBに登録されて背番号付きユニフォームを着用するコーチは原則として全ての試合に帯同してベンチやブルペンで戦況を見守り続けなければなりませんが、試合には帯同せず、練習への指導のみを行う客員コーチを設けてはどうでしょうか。

 例えば普段は野球解説者を務めている人に週に1回とか2回とか定期的に練習に顔を出してもらって、選手の指導を行うのです。阪神の掛布さんみたいな形ですが、あそこまで球団にピッタリ張り付いていなくても良いと思います。野球解説者が兼業で球団の仕事をするケースは、鈴木尚典さんがテレビ神奈川の解説をやりながらベイスターズの仕事にも就いていたり、もっと有名な人では野村克也さんが楽天の、長嶋茂雄さんが巨人の名誉監督という立場にありながら野球解説者をおやりになっていたのが思い出されます。

 具体的な顔触れとしては、元ベイスターズ監督の権藤さんや牛島さん、元ベイスターズコーチの野村弘樹さん、元ベイスターズ選手の佐々木主浩さんなどの顔が浮かびます。ここまでビッグネームとなると恐れ多いかもしれませんが、ここに挙げた以外でも、ベイスターズOBでなくても声をかけてお願いできないものでしょうか。

 理想を言えばきちんとユニフォームを着るコーチが良いのですが、今の仕事を投げ打ってまでベイスターズのコーチに就任するのはちょっと…という人を呼び止めることはできると思います。それで面をカバーしていけるのではないでしょうか。

                    ■

 ベイスターズという常識はずれに弱いチームを立て直すには、それなりに大きな工夫が必要になるのではないかと思います。その割に、親会社がDeNAになってからというもの、補強と営業努力は画期的な違いが見えるものの、育成面での変化は驚くほど小さな差異に留まっています。これではボトムアップができません。

 1軍選手を全員補強で賄うことは出来ないわけでして、むしろ大多数は生え抜きの選手を育てていかなければ、強いチームなど作れません。その為にも、育成システムの抜本的な改革を求めていきたいと思います。

以上