ベイスターズを二軍中心に見守るブログ 本店

毎年20~30試合ほどベイスターズ二軍の試合に足を運ぶ我慢強い男のブログ。野球関連の問題提起や将来へ向けた改革提案等も

2014年9月27日 千葉ロッテvs横浜DeNA (横須賀) の感想

 いよいよ今シーズンの最終戦となりました。先週の3連戦も大変な賑わいでしたが、今日も試合開始30分前の時点で既に立ち見のお客さんが目立つようになりました。試合後の発表で2300人以上のお客さんが来場されたそうです。通常は収容人員1500人の横須賀スタジアムに2300人も入ったのですから、それはそれは大変な混雑ぶりでした。

 僕は試合開始30分前くらいにたどり着いてバックネット裏に座席をキープしてからココイチの出張店舗で今年の食べ納めを買いに行きましたが、ココイチもかなりの行列でした。中にはココイチを入場券売場と間違えて並んでいる人もいて、今日初めてこの球場に来たんだなと、従業員でもないのにご来場ありがとうございますとお礼を言いたくなりました。

 それと、今日の横須賀スタジアムでは色んなユニフォームや帽子を着用した人を見かけました。主催のベイスターズ関係や対戦相手の千葉ロッテ関係は当たり前として、その他に中村ノリ選手の中日時代のレプリカユニフォームを着ている人もいましたし、近鉄バファローズの帽子を被っている人も見かけました。ノリ選手の勇姿を一目見ようとやって来られたのでしょう。それ以外でよくわからなかったのが、サッカー日本代表のユニフォームを着た人が2人もいたり、野球日本代表の鳥谷選手のTシャツを着た人や、ニューヨークヤンキースの服を着た人もいました。ここまで来ると一体何が何だか、全くカオスだと思いました。

 それにしても先週に引き続いての大賑わいで大変嬉しく思います。今日は電車で行きましたので試合開始前からビールにGOという、実にいい塩梅で試合に挑みました。

 さて、こちらが今日のスターティングメンバーです。ベイスターズは1番から4番まで重量級の1軍っぽいメンバーなのに対し、千葉ロッテも負けじと1軍級の選手ばかり並べ立ててきました。先日1軍でホームランを打ったばかりの大嶺翔太選手や、先日1軍に昇格したニュースを見たような気がする清田選手も名前を連ねました。おいおい触れますが、今日の千葉ロッテの野手陣は途中出場組も含めて、とてつもなく濃厚でした。これが2軍か?と疑ってしまいかねない、本当に重量級の顔触れでした。そりゃイースタンでぶっちぎり優勝するのも無理はありません。

 本題に入って先発ピッチャーですが、ベイスターズは三嶋選手、千葉ロッテは中後選手です。

 三嶋選手は名の知れたメンバーばかりのロッテ打線を相手によく頑張れた1日だと思います。5回を投げて無失点、それほどコントロールを乱すような事もありませんでした。ただ、大嶺翔太選手にあわやホームランというレフトフライを1本打たれました。今日の横須賀スタジアムはレフトからライト方向に強い風が吹いており、その風に押し戻されたおかげでレフトフライで済みました。

 一方のロッテ中後選手は終始コントロールに苦しみ続けました。初回先頭の荒波選手にストレートのフォアボールを出した所から始まって、確かランナー12塁だったと思いますが、中村ノリ選手にレフト線を鋭いライナーでクリーンヒットを運ばれて失点しました。ただしこの後は5回にもう1失点するまでなんだかんだ抑え続け、結局5回2失点で仕事を終えました。

 次にベイスターズ打線についてですが、今日は僕自身があちこち見て回っていたせいであんまり事細かには覚えていないのですが、先述した中村ノリ選手はDHで2打席立って1安打を打ち、3打席目を今日限りで引退するモスカテル選手に譲りました。その他では多村選手が初回に内野安打を放ち、1塁へも全力疾走をしました。故障箇所があると言われていましたが、今日は攻守とも故障の影響は見られませんでした。

 今日限りで引退するモスカテル選手は万雷の拍手に迎えられて2打席立ち、1打席目は内野ゴロ、2打席目は空振りの三振に倒れました。2打席目はピッチャーが何球か打ち頃の球を投げてくれたように見えたのですが、全くかすりもせずに三振してしまいました。

 試合の中盤でいくつかメンバー変更があり、ファーストにつる岡選手、キャッチャーに西森選手、そして外野に関根選手乙坂選手が入りました。関根選手は途中出場ながらセンター前に技ありのタイムリーヒットを打ちました。野手では中村ノリ選手とモスカテル選手以外にこれといって「今日で最後」感を出している選手は見られませんでした。

 ロッテ打線は随分とめまぐるしく変動しました。誰が誰に替わったと細かくは覚えられなかったので途中から出た選手の名前をあげますが、まずはGG佐藤選手、塀内選手、金沢選手、細谷選手、それに神戸選手も出場しました。いずれも1軍での出場経験が豊富で、GG佐藤選手のような日本代表経験のある選手まで出てきてしまいました。

 ロッテからすればもうイースタンの順位も決まった後のビジター遠征ですから、通常はベテランの帯同は行わないものです。それがこうやって帯同して途中から出場していったわけですから、チームとしての何かしらの意思みたいなものを感じずにはいられません。

 そしてリリーフの継投についてです。今日は最終戦ということもあって最後の登板リレーが行われるかも?と危機感を募らせながら見守りましたが、そういった意図の継投は行われませんでした。6回から小林寛選手が1イニング無失点、7回は大原選手が登板して連打を浴びるなどして2失点、8回9回はルーキーの平田選手が投げ抜いて試合終了となりました。

 ベイスターズのファームでは去年くらいから試合中のボールボーイを選手が務めているのですが、今日の後半は古村選手と菊池選手がその任に就いていました。古村選手はヒーローインタビューの司会をやったりボールボーイをやったり、いくら育成登録とはいえ妙に雑用に使われすぎているような気がして不安になります。菊池選手も今年はファームでもそんなに出番が多くありませんでしたのでやはり不安が募る1人です。

 とにかくそういった具合で無難に今シーズン最後の継投が締めくくられました。

 ロッテのリリーフは6回から荻野忠選手7回から南選手8回から阿部選手と、打線と比べると小粒な感じのする継投が行われました。荻野選手は1軍でもそれなりに投げていた1人だと思いますが、素人目に見ても手投げな感じがして、そのせいかよく打たれました。阿部選手は少し背中のあたりに涼しさを感じるような時期の選手でしょうか。

 元々勝ち負けが主眼ではないファームの最終戦ではありますが、3対2で勝って締めくくることが出来ました。

千葉ロッテ2-3横浜DeNA

勝:三嶋

S:平田

敗:中後

本塁打:なし

                      ■

 試合終了後は全コーチ選手整列の前で大村監督による挨拶が行われました。ざっくりとした感想にはなりますが、非常に落ち着いてゆっくりとした口調で、変に格好つけるような事もない誠実なお話をしていただきました。大村監督はロッテで現役生活を送った人でもあるからか、球場に残って挨拶に耳を傾けるロッテファンの皆さんへのお礼もありました。

 最後のほうでおっしゃった、「1軍の優勝に貢献する選手がここにいます」といった趣旨の言葉にはゾクッとくるものがありました。

 選手が整列する様子を見ていて気付いたのですが、宮崎選手が足に故障を抱えているような不自然な歩き方をしていました。あの歩き方を見る限りでは軽い故障ではない気がします。

 とにかく長いようで短かった2014年のイースタンリーグも終了してしまいました。これから来年の教育リーグが始まる3月初頭までがとにかく長く感じられるのです。それがすごく寂しいのですが、なるべく寂しさを感じないように社業を頑張ろうと思います。

 今年も一年、僕達に奥深い楽しみを与えてくださったベイスターズファームの皆さん、どうもありがとうございました。来年もまた横須賀スタジアムで、そして平塚球場でお会いできるのを楽しみにしたいと思います。

以上

※ ファームプラスのサイン色紙プレゼントで高橋尚成選手のサインを貰いました